記録ID: 1557321
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
甲斐駒・北岳
夜叉神峠〜鳳凰山〜御座石鉱泉 (ホウオウシャジン見に行ったけど土砂降り)
2018年08月15日(水) 〜
2018年08月16日(木)
山梨県
coche-guevara
その他2人
体力度
5
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 09:31
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,883m
- 下り
- 2,140m
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標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 6:07
距離 10.2km
登り 1,584m
下り 260m
| 天候 | 初日:曇り時々雨/2日目:雨時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
御座石鉱泉駐車場もガラガラでした。途中の林道は舗装のない箇所もあります。大雨の後などは走りにくいかな。 どちらの駐車場にもトイレはありますよ。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
夜叉神峠登山口〜砂払岳まではやたら長いですが、湿っている時の根っこが滑るのは当然として、さほど危険は感じないと思います。土質は粘土質なので、雨天ではドロドロになっている箇所もあります。途中、花崗岩の浮石があったりもします。 砂払岳〜観音岳の間は風が強い時は遮るものがない分、煽られます。道は花崗岩の風化した真砂なのでドロドロってことはありません。山小屋によると荒天時は中道などエスケープから下山を指導されるようです。 観音岳〜地蔵岳は鎖場こそありませんが、岩場はチョコマカとあり、転落やスリップに注意です。 地蔵岳〜御座石鉱泉は下山道としては使いやすいルートですが、標高差と疲労を考えると慎重なペース配分が求められると思います。 |
| その他周辺情報 | 御座石鉱泉があります。 |
写真
夜叉神峠の登り始めです。お盆明けということか案外空いています。熊の目撃情報は最近聞いていませんね。
キレハマネキグサと呼ばれるタイプだと思います。自分はここともう一箇所でしか生育を確認していません。
基本ガスってる中、夜叉神峠小屋からほんの一瞬、南アルプス方向の眺望が撮れました。
タマゴタケ出てきてます。今年は少ないような気がします。こちらは食べられるってことになってます。個人的にはペペロンチーノにして食べるのが好きです。
1
8/15 8:53
タマゴタケ出てきてます。今年は少ないような気がします。こちらは食べられるってことになってます。個人的にはペペロンチーノにして食べるのが好きです。
オヤマリンドウかエゾリンドウかまだ開花していない様子でよくわかりません。
ベニテングタケが出始めています。こちらは食べられないキノコってことになってます。
南御室小屋のヤナギランです。囲ってないと見られなくなった植物です。
南御室小屋のトリカブト属です。花を分解しないと同定できないなぁ。
薬師ケ岳から砂払岳見てみました。先ほどの雨は上がりましたが再びガスってきました。
今日は初めての薬師小屋泊です。夕食はおでんですよ。家で食べるおでんより美味しいです。
朝御飯はこんな感じです。ご飯が美味しい。外はその後雨続きです。
ムラキシメジっぽぃ。高山帯なのでなんかもっと違う種類かもしれません。
薬師岳を振り返ってみると気流の強さがわかりますね。ちょっとの間、横殴りの雨が止んでくれています。時折、虹も見えましたが一瞬でした。
8/16 6:45
薬師岳を振り返ってみると気流の強さがわかりますね。ちょっとの間、横殴りの雨が止んでくれています。時折、虹も見えましたが一瞬でした。
薬師〜観音間のホウオウシャジン咲きまくりです。ちょうど盛りです。岩から直接ではなく砂地との際から生える個体がこの辺りは多いです。
1
8/16 6:48
薬師〜観音間のホウオウシャジン咲きまくりです。ちょうど盛りです。岩から直接ではなく砂地との際から生える個体がこの辺りは多いです。
ホウオウシャジンの立派な個体です。このくらいの株は一昔前に比べても個体数が減ってきている印象です。
薬師岳方向を振り返るとこんな感じです。荒れ気味の高山帯の眺めも結構好きなんですが、基本的にあまりオススメしません。小屋でも低体温によほど注意しろと念を押されてきました。
8/16 7:03
薬師岳方向を振り返るとこんな感じです。荒れ気味の高山帯の眺めも結構好きなんですが、基本的にあまりオススメしません。小屋でも低体温によほど注意しろと念を押されてきました。
先日に続き、タカネビランジとホウオウシャジンのツーショットです。
時折、皆さんの茶目っ気でしょうか、盆栽みたいにオブジェってありました。
観音〜地蔵間のホウオウシャジンです。この辺りの個体は岩の割れ目から生えている個体が多いようです。
鳳凰小屋に着きました。このあと雨が強くなりそうなので、休憩はパスして下山します。
カラマツハナイグチ。食べられることにはなってますが、あまり美味しくはないです。
燕頭山方向を見ると青空が見えてちょっと嬉しくなってしまいました。が、この後本降りです。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
ポール
|
|---|
感想
今回は何としてもホウオウシャジンの花の盛期に生育地の確認をしたいと思って、植物に詳しい数名とパーティーを組んで登って来ました。小屋泊でのんびり楽しむ初期の計画でしたが、気象状況に合わせて少々あわただしくなりました。
お目当てのホウオウシャジンは狙い通り花の盛りでバッチリでした。鳳凰山で見られる他の高山植物の花期よりは遅めなので、どちらに合わせるかで悩ましいところですが、今年はホウオウシャジンをチョイスしました。加えて、砂払岳から地蔵ヶ岳の間の稜線でも生育している高山植物が少しづつ違うので、そんな様子を丁寧に見て歩くのも楽しかったです。
天気はどちらかというと最悪に近い方で、カメラをぶら下げて歩くことはできませんでした。当然、眺望もほぼ無しです。ガスも濃いのでルートを失うリスクも感じたりで。そんな中、オコジョが人の様子を見にきてくれてちょっとだけ元気をもらいました。今年はライチョウに会えませんでしたが、下りながら出会ったニホンカモシカなど動物たちにも楽しませてもらえました。
小屋泊だったのでいろいろと情報をもらえたのもありがたかったです。何と言っても薬師小屋の布団が暖かくて(外気温は一桁)、家にいるより爆睡できました。おでんもうまかった。
荒天とタイミングだったのか、やたら人気の山にしては人が少なくて、それぞれのピークを雨の中独占状態ってのも、そういうもんなんだなって改めて感じてしまいました。虹をうまく撮れたらって、スマホの扱いもトレーニング必要かな。
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