富士山(御殿場ルート)

2018年08月18日(土) [日帰り]

• GPS: 10:16
• 距離: 19.7km
• 登り: 2,467m
• 下り: 2,450m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:49
• 休憩: 1:22
• 合計: 10:11

4:51 御殿場口新五合目
4:59 4:59 大石茶屋
5:45 5:45 次郎坊
7:06 7:11 御殿場口新六合目
7:39 7:51 御殿場口六合目
8:16 8:17 御殿場口七合目
8:31 8:32 御殿場口七合四勺・わらじ館
8:36 8:54 御殿場口七合五勺・砂走館
9:21 9:24 御殿場口七合九勺・赤岩八合館
9:39 9:39 御殿場口八合目
10:34 10:43 御殿場口頂上
10:45 10:50 富士宮口頂上
10:52 10:53 御殿場口頂上
10:57 10:57 三島岳
11:19 11:38 富士山
11:42 11:42 西安河原
11:55 11:55 雷岩
12:01 12:01 金明水
12:08 12:08 久須志岳
12:25 12:25 成就岳
12:29 12:29 伊豆岳
12:34 12:34 朝日岳
12:39 12:39 富士宮口頂上
13:06 13:07 御殿場口八合目
13:14 13:18 御殿場口七合九勺・赤岩八合館
13:32 13:33 御殿場口七合五勺・砂走館
13:34 13:35 御殿場口七合四勺・わらじ館
13:39 13:39 御殿場口七合目
13:57 13:57 御殿場口下り六合（走り六合）
14:30 14:31 次郎坊
14:56 14:56 大石茶屋
15:02 15:02 御殿場口新五合目
15:02 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

4:00前にかろうじて第二駐車場に駐車。第三駐車場はいっぱい開いている様子でした。

コース状況／危険箇所等

累積標高2,400m。総距離20kmにおよぶ行程はハードでした。登りの前半は砂道、後半は溶岩がころがる道に。
下りでは、大砂走の入口から大石茶屋までザクザクの砂場かと思っていたのですがそんなことはなく、前半は浅いザクザク、宝永山を横に見る頃から深いザクザク、最後はカチカチでした。

写真

8/19 10:27

富士山に行ってきたよ。御殿場ルートは長くて大変。4ルート制覇だ。4回目で一番お天気がよかったよ。

8/18 4:47

3時くらいに駐車場に到着し、朝ごはんを食べたりトイレを済ませたりして出発しました。手元の温度計で9℃。寒い。

8/18 4:50

頂上は遠いなぁ。今富士山にいるんだけど、隣の山を見ているんじゃないか？ってくらい遠くにあります。

8/18 4:56

大石茶屋にすぐに到着。扉は開いていますが、まだ営業を開始していない様子。金剛杖のハーフサイズがあったら買って焼印をやりたかったのですが、断念。

8/18 5:04

先に進むんでいると、お日様が。ご来光だー。

8/18 5:06

オレンジ色に染まった富士山。空は雲ひとつありません。

8/18 5:23

あっという間にオレンジ色の世界が終わってしまいました。右側の真っ直ぐな道は下山道。登りは下山道の脇をジグザグに進んで行きます。結構長い。

8/18 5:33

この辺り、フジアザミがいたる所で咲いていました。ものすごく大きくて、重さで花が下向いちゃってる…。

8/18 5:43

途中、下山道とクロスして反対側に進んで行きます。

8/18 5:57

標高2,000m地点に到着しました。あと1,700m…。はるか上を目指します。

8/18 5:57

振り返って景色を見てみると、双子山とその奥に愛鷹山が。

8/18 6:22

砂の道は登りにくく、時折足場が崩れて、ずりずりと…。慣れている人は足場を崩すことなく登って行くんだろうなぁ。

8/18 6:30

広大な砂地の斜面。このあと、ブルドーザーが真っ直ぐ登って行く道の右側をジグザグに登って行きます。こっちのジグザグはちょー長い！全く山頂が近づきません。

8/18 6:44

そんなときは景色を見ながら。山中湖方面を見ると、丹沢山系全体が見えました。大岳山、雲取山、大菩薩嶺なども見えているかな。今年登った御正体山がすぐそこに。

8/18 7:05

やっとこさ新六合目に到着。さらにジグザグを頑張って登ります。

8/18 7:39

六合目に到着。手元の温度計で22℃。丁度よい感じです。

8/18 7:40

宝永山を見下ろすくらいまで登ってきました。宝永山の先に愛鷹山、その奥に伊豆半島の天城山。駿河湾も見えています。

8/18 7:41

箱根の山々。その奥に相模湾、江の島はもちろん、三浦半島、房総半島まで見えました。

8/18 8:09

標高3,000m地点まで登ってきました。ここまで1,500mほど登って来たことになります。ずいぶん登って来たなぁ。

8/18 8:14

七合目に到着。

8/18 8:23

大石茶屋からだいぶ登って来たところでやっと、2つ目の山小屋「わらじ館」に到着しました。焼印やりたかったなぁ。

8/18 8:33

そしてほどなく、砂走館に到着です。ここでトイレを済ませ。パンを食べて休憩。

8/18 8:39

伊豆半島から駿河湾を西に見渡すと、富士川がよく見えます。その奥には三保、久能山までよく見えます。その先は満観峰のよう。

8/18 8:56

宝永山の火口。以前立ち寄ったときは雨が降っていてよく見えなかった火口です。雲がだいぶ出てきた様子。

8/18 9:01

山頂方向は雲はあるものの晴れ渡っています。溶岩が目立ってきました。

8/18 9:20

赤岩八合館に到着しました。

8/18 9:26

ここから上部は奥宮境内です。

8/18 9:31

赤い登山道をジグザグに登って行きます。

8/18 9:36

八合目3,400m地点に到着しました。あと300mあまり。

8/18 9:39

山頂が近づいてきました。とはいってもつづら折りは延々と続いていて、見えてはいても果てしなく遠く感じます。

8/18 10:19

黙々と足を前に出します。八合目から足が前に出ません…。呼吸は辛くないし、心拍も上がっていないのに足が出にくい。足を止めると太ももがつりそうになるし…。なんで？筋疲労でしょうか。

8/18 10:28

あー、鳥居が見えてきた。鳥居が見えるとなぜか足に力が。

8/18 10:31

ついたー！ついたよー！

8/18 10:31

鳥居をくぐりました！御殿場ルート制覇。手元の温度計で20℃。

8/18 10:32

火口に向かって真っすぐ進むと、銀明水が祠を置いて祭ってあります。

8/18 10:33

祠の裏側から火口を覗き込んで見ると、ものすごくクリア。

8/18 10:42

浅間大社奥宮に移動してきました。富士登山4回目、無事登って来れましたとご挨拶します。

8/18 10:54

すかさず剣ヶ峰に向かいます。

8/18 10:56

眼下を見下ろすと、伊豆半島や駿河湾は見えているものの、その手間一帯が雲に覆われてしまいました。

8/18 10:57

馬の背を登っている人がたくさん。

8/18 10:58

さあ最後の難関「馬の背」に向かっていきます。
左の手柵がある所は人が多いので、ど真ん中を突っ切って登ります。

8/18 11:02

剣ヶ峰の写真の列はこんなにも伸びていました。この後もどんどん後ろに伸びる列。

8/18 11:25

20分くらい待って写真を撮りました。ものすごく満足げなしろたんストラップ。どや！登ったぞ！

8/18 11:28

三角点にても、どやっ！

8/18 11:33

剣ヶ峰の標識から北に少し進んだ所から八ヶ岳が見えました。
お鉢巡りで見る景色が楽しみです。

8/18 11:30

絵になるねー、きみは。なんかオファー来ないかね。

8/18 11:35

剣ヶ峰からの火口。ガスが全くなくクリアです。こんなにクリアなの初めて。たった4回目の剣ヶ峰だけど。

8/18 11:38

お鉢巡りをしながら見る空はこんな感じ。

8/18 11:45

南アルプス全体が見えてきました。

8/18 11:46

大沢崩れは雲の中へ向かって伸びています。こわー！

8/18 11:49

瑞牆山や金峰山。奥には浅間山。

8/18 11:51

南アルプス、八ヶ岳。八ヶ岳の手前には今年登った茅ヶ岳が見えています。あそこから見た富士山綺麗だったよなぁ。甲府の街も一望。

8/18 11:52

お鉢めぐりを進めて行きます。手元の温度計で15℃。北側は風が当たって冷たいです。

8/18 11:59

金明水。今回は霧に包まれていません。

8/18 12:02

河口湖方面。大菩薩嶺や雲取山は雲でみえない…。

8/18 12:04

山中湖方面。だいぶ雲が出てきました。

8/18 12:06

久須志神社に到着しました。再びご挨拶。

8/18 12:24

吉田口の下山道。ずーっと下まで伸びているのが見えます。

8/18 12:29

火口の日陰部分にはつららが。

8/18 12:30

剣ヶ峰と火口を一枚。

8/18 12:34

お鉢めぐち完了です。

8/18 12:36

すかさず下山します。

8/18 12:40

下界は雲の中。宝永山だけは雲に覆われていません。

8/18 13:30

以前ここを通った時は、ガスに包まれていて、突然現れた白い柱にビックリしたものです。

8/18 13:37

大砂走の入口にやってまいりました。

8/18 13:42

最初はそんなに柔らかくないのね。

8/18 13:54

宝永山との分岐に到着。以前は雨の中宝永山に向かいました。

8/18 13:57

延々と続く砂の道。

8/18 14:00

振り返って山頂を一枚。あっという間にあんなに遠くになってしまった山頂。

8/18 14:00

走ると頭が痛くなるんで歩きでザクザク降ります。立ち止まって写真を撮ろうとしてもズルズルして完全に静止できません。

8/18 14:51

大石茶屋に到着しました。大砂走りの後半は地面も硬くなっています。砂の上の歩き方を続けると、腰に響いて大変。歩き方を修正して下りました。

8/18 14:59

そして登山口に到着！手元の温度計で14℃。あれ？山頂より涼しいよ？

8/19 13:03

神社でステッカーと扇子を買いました。扇子に浅間大社頂上奥宮社殿の扉に刻まれている「國鎭無上嶽」の文字を複写したものだそうです。

撮影機器：

FinePix F100fd 富士フイルム

Xperia Z3 SO-01G SONY

感想

しろたんきゅ

　4年連続4回目の富士山。毎年登るルートを変えていて、今回は最もハードな御殿場ルートにて登りました。
　登山開始直後に、山頂が果てしなく遠いことを見せつけられ、しかも砂地の登山道は登りにくく、何度も足を取られました。ただ、景色が良かったので幾度も振り返っては景色を楽しみながら登ることができました。
　6:30きっかりに自衛隊演習場の砲撃訓練が始まり、炎が見えては音が響いて来るの連続でその様子を時々見ながら登ることも。いろいろ楽しみがありました。
　砂道がなくなり溶岩の転がる岩の道を進み始めると歩きやすくはなったものの、空気が薄いからか足が前に出ず、八合目からはだいぶペースが落ちました。でも山頂がどんどん近づいて来るので力も湧いてきて、極端にペースを落とすことなく登ることができたかと思います。
　それにしてもこの御殿場ルート、見かける登山者は猛者ぞろい。これまで登って来たルートは、いずれもぐったりしている人を見かけることが多かったのですが、御殿場ルートでは見かけず、マイペースでぐいぐい登って行く方ばかりでした。トレランスタイルの方が多くどんどん先にいってしまう姿を見ては、すごいなぁと思い、自分もマイペースで頑張るのでした。
　山頂からの景色は素晴らしく、過去4回で一番雲がなく、遠くまで見渡せて良かったです。これまで登って来た山から見えた富士山を思い出しては、あの山が見える見えるとテンションが上がり、お鉢巡りがなかなか進みませんでした。
　これまでの富士登山は高山病に関して登るたびに学ぶことがありました。初めての富士登山(吉田ルート)では登りで呼吸をかなり意識して頭痛も起きなかったのですが、山頂でトイレに行き、立ち上がった瞬間に頭痛と気持ち悪いが襲ってきて大変な目に。2度目の富士宮ルートでは山頂でトイレに行くことをやめ、ささっとお鉢巡りをすませて下山したものの、宝永山へ向かう下りで走った瞬間に頭痛と気持ち悪いが襲ってきて大変な目に。3度目の須走ルートでは砂走で走った瞬間に頭痛と気持ち悪いが襲ってきて大変な目に。4度目の今回は下山開始から呼吸を意識し、大砂走も走らずに降りてきました。おかげで4度目にしてやっと高山病にならずにすみました。
　富士山は高所で何をすると自分の体に何が起こるかを毎回教えてくれる所でした。次の富士登山はどうしようか。やりきってしまった感じが出ています。富士浅間神社ゼロ合目からの日帰り登山の挑戦も考えてはみましたが、そんな脚力も体力もない。それよりも、そんな挑戦はやめときな、と富士山に言われている気がします。
　そんなん感じで、富士浅間神社ゼロ合目から六合目まで登り、吉田ルートを登った線と線をつなごうかなと思っています。