秋晴れ!燕岳〜餓鬼岳(合戦尾根↑東沢乗越↓)
- GPS
- 29:18
- 距離
- 27.4km
- 登り
- 2,928m
- 下り
- 2,935m
コースタイム
- 山行
- 9:02
- 休憩
- 3:29
- 合計
- 12:31
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 7:19
全体的に樹林帯は涼しく、心地良いそよ風が吹く、最高の登山日和でした。
水は5.1Lを担ぎました。
結果的にほぼピッタリの消費になりました
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
土曜深夜1時過ぎ時点で中房温泉の駐車場は満車 5:15の始発バスで中房温泉へ(片道1200円) 帰りは日曜12時半の増発便で |
コース状況/ 危険箇所等 |
【中房温泉〜燕岳】 いつもの歩きやすい登り。 道が狭くて追い抜き、すれ違いが大変。 スタートが遅れると大渋滞に巻き込まれる可能性大。 【燕岳〜東沢乗越】 燕岳から先はほとんど人がいない。 静かな山行に様変わり。 北燕岳からの眺望は素晴らしい。 燕岳からほど近いので是非足を運ぶべき。 餓鬼岳まで続く稜線を眺望でき、その待ち受けるアップダウンに若干ビビる。 東沢乗越まで一気に500メートル程下降する。急斜面なので転倒注意。少々草木が茂っていて鬱陶しい。 【東沢乗越〜剣ズリ】 東沢乗越から再び250メートル程の登り返し。 結構急登。粘土質で滑る箇所もあり。 稜線に上がっても再び下降して樹林帯歩き。 また登り返しては岩場歩き。 先に聳える巨岩にビビるが、巻くのでご安心を。 その巻道も、かなり下った後に再び急登。 上り詰めるとハシゴ。剣ズリを通過する。 この区間、左側が切れ落ちてる箇所が点在しているので滑落注意。 【剣ズリ〜餓鬼岳小屋】 岩場、ハシゴの連続。 小屋まであと少しに思えるが、これがなかなか遠い。 滑落ポイントのオンパレードなので注意。 餓鬼岳小屋まで着けば、餓鬼岳山頂まではすぐ。 【東沢乗越〜西大ホラ沢出合】 下り始めはかなりの急坂で、クマザサが茂っていて藪漕ぎ状態。非常に滑るので注意。 暫く下るとササエリアが終了し、今度はザレた急斜面。こちらも滑る。 とにかく急坂続きなので、慎重に。 沢の音が近づいてくると程なくして西大ホラ沢出合。 冷たくて綺麗な沢。 水浴びして体温を下げる。 【西大ホラ沢出合〜ブナ平】 渡渉を何度か繰り返す。 ペンキやリボンを見落とさないように注意。 少しわかりにくいところもあるので、何かおかしいと思ったら戻るという登山の基本行動を。 途中、中房温泉まで3.1kmの看板があるが、そこから大きく登り返す。疲れた体に堪える急登。 どうだん坂という急坂を下ってしばらく行くと再びササの藪漕ぎエリア。少し登り返すとブナ平に到着。 【ブナ平〜中房温泉】 これまでの道程を思えば全般的に楽な道が大半。 途中、やはり滑落ポイントはあるので最後まで気は抜かない。 老朽化した吊橋は撤去され、金属の橋に変わっている。この橋を渡ればあと少しだが、最後に若干わかりにくいところがある。 多くの人が間違った平坦な直進ルートに進んでしまうだろう。その先で道が途絶える。 ここも、何かおかしいと思ったら戻るという基本行動を。正解は、少し登り返すルート。リボンがある。 ここまで来ればゴールは近い。 中房温泉の敷地内を通って、登山口に戻る。 |
写真
感想
ずっと登りたかった餓鬼岳。
ハイシーズンの今こそマイナーピークが相応しい。と言いながら、大人気の合戦尾根を登るという…
東沢乗越まで直接登ってしまうと味気ない感じがしたのと、やはり燕岳の稜線は素晴らしいので、こんな最高の天気の日に逃す手はないという判断でした。
結論から言うと、燕岳経由にして良かったです。
期待通りの眺望と気持ちのいい稜線歩きが楽しめました。
北燕岳から餓鬼岳小屋まで、人は数えるほどしかおらず、静かな山行でした。
合戦尾根から登って餓鬼岳小屋まで行くと、標準コースタイムは約11時間。結構きついです。東沢乗越へ500m程を一気に下り、そこから250m程の登り返し。
ここでかなりのパワーを奪われヘロヘロに。
そこから先は休憩時間が長くなり、だいぶスローペースで進みました。
時折吹く風が涼しく、秋の訪れを感じます。
東沢岳から小屋まで、とても長く感じましたが、どうにかこうにか到着し、テントを張って山頂へ。
夕暮れまでずっと山頂で過ごしました。
日が沈む頃には流石に冷えてきましたが、とても過ごしやすい陽気でした。
山頂からは立山・剱岳・針ノ木岳・鹿島槍ヶ岳などが近く、遠くは富士山、南アルプスなどもクッキリ見えました。
夜中は月明かりがなかったため満天の星空。
風も弱く、1時間ほど星を眺めていてもそれほど寒さは感じませんでした。
翌日も最高の天気で、素晴らしい朝日を迎えることができました。
テントを撤収し、元来た道を戻り、東沢乗越から下って中房温泉へ。
藪漕ぎはあるものの、先月のトムラウシ山〜オプタテシケ山の藪漕ぎ祭に比べれば何でもない。
涼しい沢沿いを下る、スリリングで歩きごたえのある楽しいコースでした。
中級者以上の方におすすめです。
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