笠ヶ岳〜笠新道 急遽日帰りの巻〜



- GPS
- 15:22
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 2,223m
- 下り
- 2,255m
コースタイム
- 山行
- 13:10
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 15:21
天候 | 晴れのち曇り 夕方雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
AM2:00頃到着しましたが3〜4割ほどの混雑具合 新穂高付近は停電のため真っ暗。登山指導センターのトイレは使用できます。しかし手洗い用の水は出ません。センサーで反応するタイプの為。 当然自動販売機はダメ。 コンビニでの買い物は高山市内で済ましておきましょう。最終コンビニの看板のある山崎デイリーストアは停電中の為休業中。(9/7現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
1800mより下の部分で大きな倒木が3ヶ所。これは登山道をわからなくするほどのものです。 最初の大きな倒木は木が倒れることによって起こされた根の下をくぐらないといけないのですが滑り落ちないように手掛かりを探すとその根しかないのです。なので砂だらけになります。僕は頭から砂をかぶってしまい、服の仲間で砂だらけでした。腕と時計の間にも砂が入り込んでしばらく痛かった。 2つ目は完全に道をふさいでますので右側を高巻きするような感じで通過します。勘が頼りです。 3つ目はこれも登山道をふさいでの倒木なのですがこの木によじ登り綱渡り的に通過していきます。 3つとも通常なら通行止めレベルだと思います。無理して通らないほうが無難です。 現在、新穂高周辺が停電のため笠ヶ岳山荘では携帯電話が使えません。アンテナ基地局が新穂高にあるそうです。そのため、連絡の遅れ、行き違い内容が伝わらない等々が出ており登山道の復旧も遅れているようです。 この他にもいくつかの倒木がありますので気を付けて歩いてください。 森林限界を超えると危険な個所もなく楽しく歩けます。 |
その他周辺情報 | 下山が遅かったため、周辺の温泉は当然入れず。 なので高山市内の天然温泉 臥龍の湯を利用。入浴料は600円。24:00まで入れます。宿泊施設もあり。 |
写真
感想
何度か挑戦している笠ヶ岳ですがまだ登頂したことはなく、今回はぜひリベンジしたい思いで行ってきました。
笠新道で登り笠ヶ岳山荘で一泊。帰りは小池新道でゆっくり帰る予定の山行です。
台風21号の影響か登山者は少なめ。しかも双六方面に向かわれる方ばかり。
噂通りの急登を登っていきますが、実は案外歩きやすく整備に尽力されている方々に感謝しながらドンドン標高を上げていきます。
途中、通過に困難な倒木もなんとか杓子平に到着。それまで樹林帯で景色が楽しめなかったのですが、ここでドーンと笠ヶ岳の雄姿が現れます。来てよかったなぁと思う瞬間。
ココからは一旦下って稜線へ上り返します。素敵な景色を眺めながらなので、あまり苦にならない。
稜線へ飛び出してからは遠くに見えていた笠ヶ岳もぐんぐん近づいたあっという間に山荘到着。笠ヶ岳アタック前に受付を済ませます。ご褒美のビールはその後🍺もうこの時はそれで頭がいっぱいです。
ん⁉どうした?
受付に行ってくれた友人の様子がおかしい。
何と小屋の方から下山勧告!
どうやら、明日の天気が良くないので連泊を覚悟しておいてほしいとの事。雷の注意報も出るだろうと。ただ、新穂高停電の影響で携帯電話もつながらず最新の情報ではない。しかしいずれにせよ天候が下り坂なのは間違いないのでそのつもりでいてくださいとの事らしい。
下山時の雨は山行開始前から予定しており、そういった面も含め復路に関しては小池新道を選択しており(本音は弓折岳までの稜線と鏡平の眺望を期待していた)天候悪化は想定内。しかし、本格的な風雨や雷は午後からと予想していました。
小屋で友人と飲みかわすお酒は山行の一つの楽しみ。しかもそのつもりでペースも考えゆっくり休憩を取りながら登ってきているので、気持ちはここで本日の予定終了してしまっています。今来た道を取って返す元気は残ってません。
しかしまぁ、他の登山者も小屋からのアドバイスでどんどん下山されていきます。
駄々をこねているのは僕たち二人だけ。時間だけが無駄に過ぎていきます。
でもやっぱり無事下山が一番ですから、ここは小屋番さんの指示に従い下山します。
一度落っこちたモチベーションはなかなか上がらない。おまけに雨まで降る始末。
焦るといいことないので一定したペースを心がけ慎重に降りるのですが、何とか日のあるうちにあの倒木群は抜けておきたいと気持ちがはやります。
しかし日没には間に合わずヘッデンの明かりだけを頼りに何とか倒木もクリア。無事登山口へ下山。もうヘロヘロで新穂高までがこんなに長く感じたのは初めて。
たぶん,ハナから日帰り予定ならこんなに疲れもしなかっただろうし暗い中の下山もなかっただろうけど、泊り予定の山行だったので心が一番やられました。
やっぱり僕にとって笠ヶ岳は難敵だ。
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