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Yamareco

記録ID: 163032
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

甲武信ヶ岳

2003年10月04日(土) 〜 2003年10月05日(日)
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samoa synusium その他4人
GPS
32:00
距離
17.1km
登り
1,767m
下り
858m

コースタイム

1日目 信濃川上[18:54]ー梓山[19:43]〜毛木平[21:12]
2日目 毛木平[05:00]〜信濃川水源地[8:00]〜甲武信ヶ岳[9:20]〜水師[10:32]〜    両門の頭[12:00昼食]〜東梓[14:30]〜国師ヶ岳[16:30]〜大弛峠[17:20]
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2003年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
JR信濃川上駅からバスで梓山
大弛峠からタクシーでJR塩山駅
紅葉の山頂付近
紅葉を通して陽光が
紅葉を通して陽光が

感想

我々の母校であるS学院は「ゆとり教育」を良しとせず、週休2日制でなく土曜日でも半日営業している学校であり、
活動は少しばかり制限をかけられます。しかし、今回は一味違いました。なんと土曜日の学校の帰りから山に行っ
てしまおうという計画を立て、実行してしまいました。
 
向かった山は奥秩父の甲武信岳。甲斐・武蔵・信州の三国にまたがり、山頂が拳に似ていることをかけてこの名が
ついたといわれています。三角点が無いものの日本百名山で、金峰山と奥秩父登山の人気を二分する山です。
 
さて、終礼を終え校門前に集合。制服姿に大型ザックというまことに奇妙な格好で、まわりの視線が気になります。
そんななかメンバーが登山靴を忘れたり、生徒指導部に見つかりお叱りをうけたりと問題が発生し、しばし遅れて出発。

最寄り駅のセンター北まで猛烈な走りで向かいました。地下鉄で新横浜まで移動し、横浜線に乗り換えて八王子へ。
そこからは中央本線に乗り、誰もいない車内で着替えたりしながら小淵沢に到着。しかし、ここでもトラブルが発生。
電車から降りてもたもたしていたら、電車に行かれてしまい、一時間ほど待つはめになってしまいました。
大幅な遅れを懸念しつつ小海線に乗り換えて信濃川上に着いたころにはもう真っ暗でした。
 
そこからはバスで移動し梓平へ。バス停に降りるともはや真っ暗。ここから、毛木平まで車道歩きです。
しかし本当に真っ暗なので自分の歩いている場所がどこだかわかりません。地図で場所を確認すると「戦場が原」・・・。

そこからはみんな恐怖しまくり。ビクビクしながら歩いてましたが、今思うと、楽しい思い出です。
やがて、10 時近くになって、ようやく毛木平へ到着。駐車場の脇へテントをはり、就寝。

2 日目
朝は結構冷えました。今日が山行のメインですが、前日の無理な行動がたたり、眠げな人も見受けられました。朝食を喰って出発。

ここから甲武信ヶ岳山頂に至る道の半分くらいは「信濃川源流遊歩道」を使います。しかし遊歩道とは名ばかりの、
ただの登山道。でも沢沿いは紅葉がきれいで、常緑の木々の間に混じるナナカマドはとてもきれいでした。途中虹も見れました。

沢沿いを平坦に進みつづけ、信濃川の源流部に到着。辺りは鬱蒼とした原生林で、苔蒸した岩の中を流れる小川はとても綺麗でした。

ここを出発するとやっと本格的な登りに入りました。今回、クマのザックは先輩からの借り物ののため、体に合わず、
そのためにペースが上がりません。やたら疲れたものの、なんとか奥秩父主稜に到着しました。

そこから甲武信ヶ岳まではひと登り。周りは針葉樹がビッチリ繁っていて奥秩父が初めてな私にはそのような森は結構新鮮でした。

最後にガレ場を登りつめると急に視界が開けて標高2475M、甲武信ヶ岳の山頂に到着し。八ヶ岳がくっきり見え、
奥秩父の稜線の紅葉の様子も手に取るように見える展望に加え、雲にうずもれるようになってはいるものの、富士山も見えました。

バナナを食って、山頂写真をとり、出発。

甲武信ヶ岳の山頂は人が多かったのに、国師ヶ岳方面の登山道に入ると、全く!人がいなくなりました。山頂を後にしてから、
あった他の登山者はたった一人だけ。
鬱蒼とした針葉樹の中をひたすら歩いて行く。今はナナカマドの紅葉がとてもきれいでした。中木層はシャクナゲも多く、
花の時期は凄そう。

やがて両門の頭着。昼食。両門の頭は原生林の中の小島といった感じで岩場が出ている場所で、眺めが素晴らしく、
一面の森が見わたせる。まさに物の怪の世界だ。
 
出発してからちょっと私の体が異常を訴えたため、異例の休止をとった。そこで、
私は貴重な体験をした。

というのは「本当の沈黙」を聞いたのだ。全く音がしない世界、というのは初めてだった。―なんというか、
耳が圧迫されてる感じがして、「モーン」というような音みたいなものを感じた。本当に貴重な体験だった。

その後国師ヶ岳の登りに入る。もの凄い登りで、相当僕はバテた。まあそれでもやっとこさ国師ヶ岳の山頂についたのは16時15分。
山頂は霧だけしか見えないので、すぐに下山。

そして夢の庭園をとおり17時20分大弛峠着。タクシーで塩山へ行き、解散。

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