初冬の燕岳(快晴)


- GPS
- 30:05
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 1,368m
- 下り
- 1,368m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 5:37
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
燕岳往復なら最低チェーンスパイク持参で(もちろん気象条件によると思います)。登山口にトイレあり。第一駐車場にもあり。 |
その他周辺情報 | 登山口に日帰り温泉あり(県道327号沿いにいくつかあり)。食料品は安曇野SAで購入していますがインターを下りてからいくつかコンビニがありました。 |
予約できる山小屋 |
中房温泉登山口
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|
感想
三股から蝶が岳に登って雪の
穂高をみようかとも考えたけ
れども駐車場手前で土砂崩れ
があって手前に止めないとい
けない。駐車スペースが少な
いようなので行ったけど止め
ることができない可能性もあ
り燕岳に決めた。テントは今
の体力だと無理そうなのでや
めた。予報では天気は良さそ
うだけど風がとても強い。
17時過ぎに福山市内を出発し
て山陽道福山西インターから
高速へ。いつも通り安曇野SA
で食料品を調達した。広島か
らだと福山からでも600km
以上あって運転が疲れる。安
曇野インターで下りて県道31
0号〜県道25号〜にて県道327
号へ入った。週末なら登山口
へ向かう車が数台いるけど一
台もいない。その代わり、大
きな熊が道路わきにいて逃げ
ていった。あとで聞いたとこ
ろでは乗り合いバスが親子熊
にあったらしい。同じ熊だっ
たのかな。
去年は県道へ入ったところで
ガードマンに止められて予定
を急遽変更したけど今回は平
日なので登山者用駐車場の第
一駐車場へ。2時前に着いた
。去年は満車で県道入口でガ
ードマンに止められたけど10
台ほどとまっているだけでガ
ラガラ。冬用シュラフで仮眠
した。
翌朝6時に起床すると車が増
えているけどまだまだ空きが
ある。朝食をとってトイレへ
よって6時50分に出発した。7
時に登山口へ。登山届を出す
。ここにもトイレがある。燕
岳登山口標高1467mとありこ
こから登っていく。トイレの
右手から登っていく。
いきなりの急登から始まる。
カラマツが多く黄色く紅葉し
ている。朝日が当たり黄金色
に光ってとてもきれい。右手
奥に東餓鬼岳が見えている。
尾根の少し右手を登ってゆき
なだらかな道を経て7時30分
に尾根に上がった。ふたたび
斜度が落ちて7時50分に第一
ベンチにでてきた。「水場→
」とある。どの辺にあるのだ
ろう。何度か登っているけど
行ったことがない。「中房温
泉口1.0km 燕山荘4.5km
とある。
ここから再び急登となる。カ
ラマツが減ってきた。左に危
険の看板がありロープが張っ
てある。良く整備された道だ
けど道を外れたら崖など危な
いところが多いのだろう。右
奥に有明山2268mが見えてき
た。山頂部が平になっている
。
8時28分に荷揚げ用のケーブ
ルが出てきた。8時半に第二
ベンチに着いた。「燕山荘3.
8km 中房温泉1.7km」と
ある。1842m地点にあるよう
だ。ここから斜度が落ちる。
左手に真っ白なピークが見え
ている(カシミールで確認す
ると大天井岳のようだ)。右
手に二本のロープがはってあ
る。霜柱で登山道脇が白くな
っている。暑くて暑くて仕方
がないのでTシャツ姿で登る
。
標高1950mまで登ってきたと
ころで大天井岳の稜線が樹間
から良く見えるようになって
きた。ここまで登山口から2
時間だ。この辺りから雪がで
てきた。東餓鬼岳のあたりに
雲がかかっている。9時10分
に第三ベンチに着いた。ここ
が燕山荘との中間地点で「中
房温泉2.7km 燕山荘2.8k
m」とある。急な登りが続く
。背後には黄色く紅葉した山
並みが見えている。日影にう
っすらと雪が残っている。登
山道に花崗岩が露出したとこ
ろが多くなってきた。
9時半(標高2080m付近)に
なると階段に凍った残雪があ
って少々気を遣う。10時前に
なると登山道にうっすらと雪
が積もっていて凍っていると
ころも。ただチェーンスパイ
クを使うほどではないが。10
時25分に2300m地点へ。ここ
から合戦小屋へあとひと登り
。でも花崗岩の岩を登るとこ
ろがあってそこに凍った雪が
乗っかっていて気をつけない
とスリップする。夜景の写真
撮影でのちにお世話になった
夫婦連れが登っておられる。
低い雲が湧いてきていて大天
井岳にもかかり始めている。
前方になだらかなピークが見
えている。あの向こうが合戦
の頭なのだろう。
ここから5分ほどで合戦小屋
に着いた。小屋は営業中で軽
食をとれるようだ。さきほど
の夫婦連れも休んでおられる
。笹の下地にダケカンバ(か
な)が点在している。見晴ら
しがよくなり大天井岳が良く
見える。静岡から来られた男
性と話をする。燕山荘に泊っ
て明日大天井岳経由で一ノ沢
へ降りるとのこと。自転車を
一ノ沢にデポして帰るそうだ
。11時13分に合戦の頭に着い
た。
燕山荘〜燕岳の稜線が良く見
える。雲が湧いてきているの
で裏銀座は見えないかな。女
性が登っていて聞くと大阪か
ら単独でテント泊にて大天井
岳〜常念へ向かうとのこと。
大きなリュックを背負ってお
られる。きつそう。振り返る
と登ってきた尾根が見えるけ
れどその後ろは雲で真っ白。
合戦小屋前のような凍った岩
場はなくて注意してあるけば
チェーンスパイクはいらなさ
そう。
12時にロープ場にでてきた。
ゆっくり慎重に登っていく。
チェーンが張ってあるところ
もある。小屋がだいぶん大き
くなってきた。12時10分にベ
ンチのところまで登ってきた
。男性が休んでおられる。雲
の向こうに野口五郎岳あたり
が見えている。稜線の東側は
雲海になっている。上は真っ
青な青空。12時20分に大きな
黄色いテントが見えてきた。
山岳部の学生のテントかな。
日影だからか斜面は白くなっ
ている。
12時25分小屋に着いた。雲が
湧いてきていたのであきらめ
ていた槍ヶ岳〜裏銀座がばっ
ちり見ている。槍ヶ岳は雪化
粧をしている。裏銀座も稜線
あたりは白くなっている。穂
高方面は燕山荘〜大天井岳の
稜線の東側に沸いた雲で見え
てない。静岡からの男性も登
ってきて三人で談笑する。立
山や頭が少し見える鹿島槍ヶ
岳は真っ白だ。燕岳は雪をま
とっていない。男性は9月に
裏銀座を縦走したとのことで
感慨深いだろう。烏帽子岳の
左側に雪化粧をした五色ケ
原が見えている。写真を撮っ
ていると足元に小鳥がやって
きた。怖がる様子がない。あ
とで調べたらカヤクグリのよ
うだ。小屋で泊りの受付をす
ませる。下の段で静岡の男性
と同じ部屋になった。平日だ
から泊り客が少なく6人で使
うユニットを2人で使うこと
になるようだ。
小屋でカレーうどん・生ビー
ルを注文。14時になるとテン
ト場近くまで雲が上がってき
てブロッケンができている。
その後、金沢から来られた男
性とも一緒になり談笑する。
テント泊の女性の方によると
テント泊でも食事を注文でき
るとのこと。17時半から夕食
を食べた。メインはハンバー
グ。ガスが湧いてきて小屋の
まわりはまっしろけ。でも日
の入りのころにはとれるだろ
うと話しをしていたけど結局
取れず。残念。
部屋で談笑していたらどうも
ガスがとれたようで外へ出て
みる。夜景と星空が素晴らし
い。三脚を持ってきて写真を
撮ってみる。ただとても寒く
て小屋の温度計はマイナス5.
7度。静岡からの男性も夜景
を撮ろうとされるが設定があ
わないのかなかなか取れず。
登りで会った夫婦連れの方が
詳しく丁寧にレクチャーして
もらってばっちり撮れるよう
になっておられ夜景に星空に
と撮っておられた。小屋へ戻
って21時前に就寝した。
翌朝は快晴で6時10分にきれ
いなご来光を拝むことができ
た。槍ヶ岳が朝日に輝きとて
も美しい。富士山がとても大
きく美しい。
このまま戻ろうかなと話され
ていた女性は予定通り常念へ
と向かうとのこと。テントを
たたんでおられる。静岡から
の男性はチェーンスパイクは
あれどアイゼンがないそうで
大天井岳への途中にある岩場
にけっこう雪がついていそう
なので縦走はまた次回にして
中房温泉へ降りるとのこと。
ならばと燕岳山頂へと登るこ
とにした。
7時20分に小屋前をでて景色
を楽しみながら稜線を登って
いく。7時47分に頂上へ。頂
上に来ると北の方の山並みも
見える。剣岳・針ノ木岳が見
えている。蓮華岳〜爺ケ岳の
向こうに白い鹿島槍ヶ岳とさ
らに遠くに真っ白な白馬岳だ
ろうか山並みが見えている。
あちらは結構積もっていそう
。今日は奥穂高〜前穂が良く
見える。7時35分に小屋へ戻
ってきた。雲海を眺めがなが
らコーヒーを頂く。
9時半すぎに出発して下りてい
く。金沢からの男性も一緒に3
人で下りていく。白山の観光新
道・鳳凰三山は夜叉神峠から登
って薬師で泊まって広河原へ
降りるコースなど教えてもら
う。下山もTシャツ。夏の格
好。でもこれでちょうどくら
いかな。チェーンスパイクは
使わずに下りる。小屋下の岩
場もチェーンで確保しながら
下りれば問題なかった。
10時18分に合戦の頭に着いた
。大天井岳が良く見える。10
時半に合戦小屋に着いた。こ
こでちょっと休憩。10時47分
に例の岩場にでてきた。慎重
に下りる。10時57分に富士見
ベンチに着いた。登りでは見
えなかった富士山が良く見え
る。
11時15分に第三ベンチへ。11
時38分に第二ベンチ、11時56
分に第一ベンチに着いた。こ
こから登山口まであと1km
。第一ベンチから20分すると
左下に温泉の赤い屋根が見え
てきた。このあたりは急なの
で焦ってこけないようにしな
いといけない。12時半に登山
口へと下りてきた。
今日はこの時間になっても真っ
青な青空だ。三人で記念写真を
撮って12時55分に第一駐車場へ。
まだ余裕はあるがだいぶん埋
まっている。静岡からの男性
を車をとめたしゃくなげ荘バ
ス停駐車場へ送り県道308号
を経て安曇野スイス村近くの
セルフスタンドへ寄って安曇
野インターから高速で東広島
へと帰った。到着は21時半。
広島からだいぶん遠いけれど
も素晴らしい景色を満喫でき
て一緒になったみんなとワイ
ワイととても充実した山行だ
った。
http://sengamine.sakura.ne.jp/homepagenew/yamakiroku/2018/santubakuro181101/santubakuro181101.html
お疲れ様です。
初日の登り途中からご一緒になり
お昼のビールや寝床もご一緒
携帯の充電や写真撮影
そして最後に送っていただき
本当に感謝しかありません。
ありがとうこざいました(^^)
あれから広島まで運転大変だったと思います。
自分も静岡までは睡魔との戦いでした(*_*)
またどこかの山でお会いできる事を楽しみにしております。
長野に移住 実現できたらいいですね^_^
これからもお気をつけて良い山行を♪
こちらこそお世話になりありがとうございました。kk0516さんとご一緒したことでみなさんとワイワイと楽しい山歩きを楽しめました。平日ハイクは小屋はもちろん登山道もゆったりしていていいですね。紹介いただいた鳳凰三山のコースを来年登りたいなあ思っています。私もまたどこかの山でお会いできることを楽しみにしています。安全第一で自然を楽しみましょう♪
無事、見つけることが出来ました!
すごく丁寧な記録ですね。
参考にさせていただきます。
無事、常念小屋に14時過ぎに到着して、
翌日6時から常念岳ピストンして12時半に下山できました。
ソロでしたが楽しい山行になりました。
またどこかでお会いできるのを楽しみにしています。
こんにちは。初日、二日目と天気が最高によかったですね。風がなかったし雪の槍穂高を眺めながらの雲上の稜線歩きはすばらしかったでしょうね。最後に常念岳へ登られるのもすごいです。17年前に一ノ沢から上がってテント泊したときはそこで体力を使い果たしてテン場から常念岳山頂まで2時間もかかってしまいました(きつかった〜)。こちらこそまたどこかでお会いできることを楽しみにしています♪
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