三頭山、静寂の鶴峠ルート。わかんで新雪のブナ尾根を山頂へ


- GPS
- 07:21
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 813m
- 下り
- 620m
コースタイム
途中、1200m付近で食。
子焼山 (1322m峰) トラバース道が北面に回り込む。10時24分
トラバース道から尾根ルートへ上がる地点(分岐)11時08分
神楽入ノ峰 1447m峰 11時58分
三頭山西峰ピーク 1524m 13時24分
同 発 13時49分
鶴峠 着 16時18分 着
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口はやっと車1台駐車。 いつ行っても、誰にも合わないルートです。 トレースは期待できません。 雪が積もると、ルートも不鮮明。 前半は尾根に並行して中腹を行きます。 積雪や、やぶなど自分で見極めて、尾根をすすむか、適当に選択します。 途中に吹き溜まりあり。崖状地形も1箇所。 尾根はアップダウン多し。 |
写真
感想
2008年2月に大雪のあと登ろうとして、40〜50センチの積雪で
途中で断念したルートです。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-24913.html
今回も丹沢などに40センチ前後の雪が降り、1週間余りおいて入りま
した。
雪の状況からいって、たぶん、鶴峠からのルートは、少なくとも先週の
大雪いらい、誰も入っていない様子でした。
雪面にあるのは、シカやキツネ?や、ウサギや、野ネズミなどの足跡だ
け。
誰にも会わず、往復7時間ほどの行程を楽しんできました。
このルートは人気(ひとけ)がないことと、奥多摩では最大規模のブナ
の大木の森が、かろうじて残されていることが、魅力です。
行程の6割ほどは、ブナ林のなかを進みます。
ここのブナ林については、私の次の日記を参照ください。
http://www.yamareco.com/modules/diary/990-detail-16873
http://www.yamareco.com/modules/diary/990-detail-17426
人が入らないだけに冬は自力ラッセルの試練と楽しみがあります。
積雪は、鶴峠で15センチ、前回吹き溜まりで太ももまでのラッセルだ
った子焼山付近で30センチ、そのうえの山腹トラバース道で多いところ
で40センチ。
今回は、わかんを1200m付近から使用しました。
1週間前の雪が中層で締まっているうえに、新しい積雪が15センチほ
ど乗っている状態で、わかんがその中層で支えてくれた、足は15センチ
ほどしか沈みませんでした。
帰路は、山頂でアイゼンに履き替えて、登りの締まった足場を使いかが
ら、軽快に下降してきました。
トレースをつけたルートは、やっぱり格段に楽ですね。
前回並みの50センチ前後の積雪であれば、わかんを使っても、今回
も途中で時間切れになったかもしれません。
(上越の山へ行く予定でしたが、風雪予報のため、天候が安定している
奥多摩エリアのこのルートで、リベンジに挑みました。)
コメント
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こんばんはぁ〜。
奥多摩でも輪かんを使って歩くくらい雪が積もっている所があるんですね。
アルミ製の輪かんって履き心地はどんな感じなんでしょうか?
私の持っている輪かんは木製で雪の無い道でも普通に歩けるし雪道の下山でもある程度滑り止めにもなるので降りも輪かんのまま降りてきます。
*木製の輪かんは1500〜2000円程度と安くて便利ですが新雪40〜60cmくらいまでしか使えないです。
ライチさんへ
ジュラルミンのワカンは、強度があり、山靴にしっかり
固定できます。
私は、木のわかんの時期からワカンは使ってきましたが、
利点のもう一つは、ツメが刃になっていて、雪面にしっかり
食い込むことです。木製の時期には、表面がクラストした
ところでは、不安定さがありました。
深雪の斜面でも、ツメは足の安定に役だってくれるようで
す。
ライチさん、お返事もれです。
>私の持っている輪かんは木製で雪の無い道でも普通に歩ける
し雪道の下山でもある程度滑り止めにもなるので降りも輪かん
のまま降りてきます。
今回のルートは、尾根のアップダウンの部分で、岩や石が
あったり、枯れ木が横たわっていたりして、雪の下のところ
が足場が不安定なところがありました。
わかんの、刃(ステンレス)も5センチほど出ているため、
石や木に知らずにのると、傾斜地では危ないということもあり
ます。
坂は急な所もあり、登るときはジグザグを小刻みに切って
上がったところがけっこうありました。
そのため、トレースの上をもどるだけなので、足場が不安定
でも安全なアイゼンで下降しました。
こういう判断は、条件次第です。
あと20センチくらい積雪が多ければ、雪の下の石なども
気にならなくなるので、帰路もわかんの方が楽と思います。
雪の、傾斜のある登下降では、足場が定まらないと、スリップ
して足を傷めることもあり、とくに下降はできるだけアイゼンを
付けて、いいテンポで下降することにしています。
>新雪40〜60cmくらいまでしか使えないです。
スノーシューは角度がある深雪は苦手ですが、わかんは、
山靴と一体性があり、浮力が足りず潜っても、それなりに
意図した足払い、動作ができます。
足に応えるのは同じですから、長い距離はしんどいですが、
人数がそろえば腰までのラッセルも、やりこなせますね。
わかんは、昔から、役目をこなしてきた装備です。
でも1人だと、60センチの雪の坂は、1時間に1キロも進
めませんね。
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