大天井岳・燕岳〜2018年アルプス納め


- GPS
- 34:41
- 距離
- 28.3km
- 登り
- 2,310m
- 下り
- 2,391m
コースタイム
- 山行
- 6:42
- 休憩
- 3:37
- 合計
- 10:19
- 山行
- 7:44
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 9:31
天候 | 17日:晴れ〜曇り 18日:快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
帰路:常念岳一ノ沢駐車場から穂高駅まで親切な方に送って頂きました。穂高駅から中房温泉第一駐車場までタクシー7,800円。(一ノ沢駐車場から中房温泉までタクシーの場合は1万円以上掛かります) |
コース状況/ 危険箇所等 |
2018年11月17〜18日の状態です、冬山は一度の降雪で状況が大きく変わりますのでお出かけの際は必ず最新の情報をご確認下さい。 この時期としては考えられないほど積雪が少なくほぼ無雪です。 大天井岳から常念岳への稜線を含め積雪は全く無く完全に夏道です。 燕岳までは超メジャーなルートで危険なところは有りません、積雪も無く全て夏道です。 燕岳から大天井岳に向かうルートはこの時期登山者が極めて少なく2日間で会ったのは3人だけでした。 表銀座縦走路は冬山用のルートに変わっており、夏道には通行止めの標識とロープが有ります。 但し、現状積雪は全く有りませんので冬期ルート(主に稜線を直登する道)は危険です。夏道を進んで下さい。 夏道を知らない方(このルートが初めての方)はこの時期は止めておいた方が良いと思います。 試しに大天井岳の冬期ルート(直登)を登りましたが、ザレ場で浮き石が多く非常に大変でした。 常念乗越から一ノ沢ルートは途中沢の水が凍っている場所を通りますので、チェーンスパイク等の軽アイゼンの着用がお勧めです。 ルート上の山小屋は燕山荘は11月25日まで営業しておりますが、大天荘・大天井ヒュッテ・常念小屋はすでに冬季閉鎖です。 |
予約できる山小屋 |
中房温泉登山口
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
チェーンスパイク
|
---|
感想
前回の常念岳で今年のアルプス納めのはずだったのですが、ガスと雨で展望なしのちょっと寂しい山行になってしまった為、リベンジに行ってきました。
コースはまた同じ常念岳ではおもしろくないので大天井岳にしましたが、常念小屋と大天荘が冬季閉鎖になってしまった為、ルート取りが難しくなり唯一営業している燕山荘に泊まって縦走し一ノ沢からタクシーで中房温泉に移動して車を回収するルートとしました。
タクシー代が相当掛かってしまいますので躊躇したのですが、まあ今年最後のアルプスですので多少の出費は目をつぶることにしました。
今回も週半ばまでの天気予報ではどうも芳しくない状況で来週に延期かな?と思っていたのですが、直前になって予報が好転し半信半疑ながら行くことにしました。
結果は初日は多少雲が広がったものの晴れ間が多くまずまずの天気、二日目は終日快晴で会心のアルプス納めが出来ました。
但し、異常に雪が少なくコース上に積雪は全くなし2週間前より更に積雪は少なくなっていました。
使わない冬山装備と冬靴の重さに忍耐の2日間となりました。
初日、混むので有名な中房温泉駐車場に停める為会社を終わったらすぐに出発し、駐車場に午前0時過ぎに着くと予想に反してガラガラ、数台しか停まっていませんでした。もうシーズンオフなのかちょっと拍子抜けしてしまいました。
意外に寒くなくて快適に車中泊、ぐっすり眠って明るくなり始めた6時前に出発しました。
積雪が全くなく予想以上に早く進んでしまい燕山荘のある稜線には10時前に着いてしまいました。
あまりに早すぎる為、偵察をかねて大下りの頭まで行ってみる事にしました。
ルート表示はすでに冬道となり夏道には通行止めの表示が有りましたが、積雪が無いと冬期ルートは危険な為夏道で進みました。
大下りの頭にもすぐに着いてしまった為、このまま大天井岳まで行ってしまおうかとも思ったのですが、大天荘がすでに冬季閉鎖のため先に進むと戻って来なければならず、縦走が出来なくなってしまう為諦めて槍ヶ岳の大展望を眺めながらゆっくりして燕山荘に戻りました。
午後は小屋でまったりした後燕岳へ、時間が有るので北燕岳まで行きあちこちで写真を撮ったり寄り道したりしながら燕岳を満喫しました。
小屋は土曜日なのでこの時期でも数十人宿泊していましたが、混雑している事は無く快適でした。
午後から雲が広がり槍ヶ岳の展望は無くなったのですが、夕方奇跡的に雲が晴れ夕日に輝く槍ヶ岳が眺められました。
翌朝は快晴、ご来光に間に合う様小屋の朝食は5時45分からと気の利いた配慮で朝食を食べてからゆっくり日の出を眺めることが出来ました。
快晴の空の下予定通り大天井岳に向け縦走開始、燕山荘には沢山の人が泊まっていましたが大天井方面に向かったのは私の他1名しか居ませんでした。
積雪の無い道を快適に進み喜作新道との分岐に到着、夏道はここから大天荘に向かってトラバースするのですが、冬季限定で大天井岳に直登出来る為今回は直登してみました。
さすがに雪が無いと直登ルートはザレ場と浮き石だらけの厳しい道、途中冬道を選んだことを後悔しつつ山頂に立ちました。
大天井岳の山頂からは槍穂高を始め剣立山、鹿島槍や遠く白馬岳まで北アルプスの山々は全て見え、南アルプスや中央アルプス、富士山八ヶ岳など中部山岳の山は全て見える様な大展望に恵まれました。
今年も色々楽しかったアルプス登山の思いに浸り今年の「アルプス納め」を行いました。
途中一人の方とすれ違っただけで他には誰とも会わなかったのですが、山頂で今朝一の沢から登ってきたと言う健脚の方と会い色々楽しいお話をさせて頂きました。この方は日帰りで来ているとのことで非常に驚きました。
色々お話をしている中で一の沢まで車で来ているので駅まで送って頂けるとの事、申し訳ないとは思ったのですが、タクシー代が高くて大変だった為有り難くご厚意に甘えさせて頂きました。
もう少し先に進んでみるとの事でこの方とは一旦別れ先に進みました。
大天井岳から先は右手に槍穂の大展望を眺めながら緩やかに進む快適な道、写真を撮ったり日だまりで展望を楽しんだりしながら稜線漫歩を楽しみました。
常念乗越手前で先ほどの方が追いつき後は一緒に歩きました。
常念乗越では日帰りで常念岳に登りに来た安曇野在住の方と一緒になり、一の沢へは3人で色々お話ししながら楽しく下りました。
天気も良く大展望を満喫、燕山荘は快適、夕日や日の出も楽しみ、後半は一緒になっ方と楽しく談笑と、正に大満足の2018年アルプス納めとなりました。
yamayaさん、こんばんは。
今日はなかなかレコが上がってこなかったので、どうしたんだろうと勝手に心配しておりました
レコを見れば写真多数だったので遅くなってしまったようですね、燕に行かれるとは書かれていましたがさすがyamayaさん!燕往復だけになる私とは違い大天井岳−常念乗越−一の沢の稜線を歩いてくるとは流石です
時期的にも歩く人は少ないので槍・穗高の絶景も独り占め、初冬の素晴らしい景色を伝えていただきありがとうございます<(_ _)>
前回より天気も良く今シーズン最後のアルプス納めも充実した山歩きになりましたね、これで八ヶ岳に雪が降れば雪山初めになりますね
でも今年は本当に雪が降るんだろうかと、ちょっと心配な今日この頃です
今シーズン最後の長丁場になりましたyamayaさんのアルプス納め、大変お疲れさまでした
opiroさん、おはようございます。
予想以上に良い天気になり充実のアルプス納めに行って来られました。
前回の常念岳が残念だったので、常念乗越からの景色を何としても見たくてちょっと変則的なコースになりましたが、大天井岳に登ってしまえばあとは下り基調のコースなので割と楽でした。
雪少ないですね〜。もうすぐ12月になるのにこれではまた少雪の冬になってしまうのか心配です。次回は雪山レコが書きたいものです。
いつも素早いコメントありがとうございます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する