宝珠山 〜大山山麓で錬成登山大会〜



- GPS
- 04:44
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 571m
- 下り
- 550m
コースタイム
- 山行
- 1:51
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 1:52
- 山行
- 2:40
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 2:52
天候 | 晴/曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
程よく雪があって雪山を楽しめました。雨が降る予報だったので予定を少し早く切り上げました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ジャンパー
ズボン
タイツ
靴下
防寒グローブ
帽子
登山靴
スパッツ
サブザック(15L)
メインザック(45L)
夕食(スパゲッティ+レトルトソース)
朝食(菓子パン・調理パン+牛乳+野菜ジュース)
行動食(飴)
予備食(カロリーメイト他)
飲料(お茶500mL+水1L)
アルコールストーブ
燃料(アルコール)
アルミ食器
箸
iPhone(GPS
カメラ)
iPad mini
バッテリー
携帯電話
時計
手拭い
ペーパータオル
宿泊装備(シュラフ+インフレータブルマット)
|
---|---|
備考 | ピッケルは個人的にはまだ持っていないので、今回は借りました。1本ぐらいは持っていてもいいかなと思います。 |
感想
鳥取県高等学校山岳部の雪山訓練「錬成登山大会」が今年も行われた。高校生の雪山訓練は全国的に難しい状況だが、鳥取県では山岳部の安全登山の必要性を踏まえて当局と交渉し、万全の計画と然るべき手続きをとってなんとか年に1回の雪山訓練を行うことができている。
今年も南光河原駐車場奥のブナ林の中にある米子工業高校の山小屋周辺にテントを張って一泊二日の大会を行った。今年は雪の量はそれほど多くないが、さすが大山、大山寺まで上がると一面が雪で覆われている。雪質はやや柔らかめだが溶けている感じでもなくまあまあ、といったところか。
一日目はテントを張って幕営地の近くで基本的な歩き方、転び方、ピッケルの使い方などの講習を行った。夏場であれば到底歩けないであろう急な斜面も雪があれば足を蹴り込んでよじ登ったり、腰をつきながら滑り下りたりできるのが楽しい。ただ、雪が柔らかいのでピッケルがあまり効かない。
二日目は暗いうちに動き始めた。当初の予定では、コンディションが良ければ大山山頂まで上がることも計画していたが、天気予報によると10時ごろから雨が降りそうだとのことで、無理せず、安全第一で宝珠山1183mを目指すことにした。隊行動で生徒と教員が1列になって歩くので、先頭は大変だとは思うが、後について歩く隊員は踏み跡をトレースすればよく歩きやすい。余分な情報がない分夏山で歩くよりも歩きやすいのかも。
下宝珠越えから宝珠山山頂の尾根は風が吹いていて歩みを止めると寒かった。けれども降雪は無く、凍えるほどではなかった。宝珠山山頂は周りがブナ林に覆われていてあまり展望は良くないが木の枝の茂みの向こうに大山や日本海側の麓の風景を覗き見ることができた。
昨年買った和かんじきをリュックに入れて持って行ったが、傾斜のきついところが割と多かったので、結局それを装着することは無くそのまま持って降りてしまった。また、昨年はトレッキングポールをストックにしてそれを手に歩いたのだが、私のトレッキングポールは引っ張ると抜けてしまうタイプなので今年は使わずに高体連登山部所有のピッケルを借りてそれを持って歩いた。やっぱり雪山にはピッケルだなと思った。去年はアイゼンもあると良いように思ったが、今年の雪は凍っていなかったので足を踏み込めば滑らずに歩くことができたので、これは雪のコンディション次第だなと感じた。ただ、登山道ですれ違う登山者はほぼアイゼンかスノーシューを装着していた。雪山の装備としてはそういったものもほぼ必須アイテムなんだろうなと感じた。
生徒の安全第一で、万全を期して短い時間の雪中訓練となったが雪山初心者の生徒には、雪山ならではの楽しさを知ることができる講習になったことと思う。私にとっては昨年に続いて2度目の雪山だったが、昨年より雪質が良く、歩きやすかった。昨年と靴を変えたせいか、靴の中に水が浸みてくることも無く、ずいぶん楽しく歩けた。積雪があることで歩けるルートもあり、雪山を歩くことで山の新しい魅力に触れることができるような気がしてきた。ただし、それを実現するのはそれ相応の装備を揃え、一緒に歩く仲間ができてからにしよう。
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