ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1721780
全員に公開
講習/トレーニング
大山・蒜山

宝珠山 〜大山山麓で錬成登山大会〜

2019年02月02日(土) 〜 2019年02月03日(日)
 - 拍手
Katsuhara その他30人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:44
距離
5.7km
登り
571m
下り
550m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
1:51
休憩
0:01
合計
1:52
距離 1.5km 登り 155m 下り 153m
14:17
14:18
36
夏山登山道 930m地点
2日目
山行
2:40
休憩
0:12
合計
2:52
距離 4.1km 登り 418m 下り 416m
5:47
28
南光河原駐車場奥 幕営地
6:15
6:22
4
6:57
11
7:08
7:11
17
7:28
7:29
38
8:07
8:08
31
8:39
南光河原駐車場奥 幕営地
1日目は幕営地(南光河原駐車場奥)近くの斜面を上ったり下りたりして、しばらく基本的な訓練を行いました。
天候 晴/曇
過去天気図(気象庁) 2019年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
自家用車で大山寺まで行き、南光河原駐車場奥のキャンプ場の米子工業高校山小屋に泊まりました。生徒はテントを張って幕営しました。
コース状況/
危険箇所等
程よく雪があって雪山を楽しめました。雨が降る予報だったので予定を少し早く切り上げました。
【1日目】まず南光河原駐車場奥の幕営地脇の谷から斜面を少し上って雪の中の歩き方や基本的なピッケルの使い方を練習しました。
2019年02月02日 13:20撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
2/2 13:20
【1日目】まず南光河原駐車場奥の幕営地脇の谷から斜面を少し上って雪の中の歩き方や基本的なピッケルの使い方を練習しました。
斜面を滑ってピッケルで止まる練習です。雪が柔らかいので、あまりピッケルが引っ掛かりません。
2019年02月02日 13:27撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
2/2 13:27
斜面を滑ってピッケルで止まる練習です。雪が柔らかいので、あまりピッケルが引っ掛かりません。
続いて夏山登山道を少し歩きました。山から下りてくる人と何人かすれ違いました。
2019年02月02日 14:04撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/2 14:04
続いて夏山登山道を少し歩きました。山から下りてくる人と何人かすれ違いました。
2合目の少し手前で新雪の斜面を下って行きました。
2019年02月02日 14:17撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
2/2 14:17
2合目の少し手前で新雪の斜面を下って行きました。
雪の無い時期には歩けない斜面でしょうね。
2019年02月02日 14:22撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/2 14:22
雪の無い時期には歩けない斜面でしょうね。
谷底は足が沈み込むところがあるので注意しましょう。
2019年02月02日 14:36撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/2 14:36
谷底は足が沈み込むところがあるので注意しましょう。
1日目訓練終了、大山寺の佐陀川にかかる橋から上流方向に、夕日に照らされた大山が綺麗に見えました。
2019年02月02日 16:02撮影 by  iPad mini 4, Apple
2
2/2 16:02
1日目訓練終了、大山寺の佐陀川にかかる橋から上流方向に、夕日に照らされた大山が綺麗に見えました。
ズームアップします。空は晴れていて冠雪の大山は綺麗です。
2019年02月02日 16:06撮影 by  iPad mini 4, Apple
2
2/2 16:06
ズームアップします。空は晴れていて冠雪の大山は綺麗です。
夕食は水に浸けておいたスパゲッティとナポリタンソースをアルコールストーブで煮て食べました。鍋が小さくて混ぜるのが大変でした。
2019年02月02日 18:27撮影 by  iPad mini 4, Apple
2/2 18:27
夕食は水に浸けておいたスパゲッティとナポリタンソースをアルコールストーブで煮て食べました。鍋が小さくて混ぜるのが大変でした。
【2日目】朝4時半起床5時半出発の日程となっていましたが、若干遅れての出発となりました。
2019年02月03日 05:56撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
2/3 5:56
【2日目】朝4時半起床5時半出発の日程となっていましたが、若干遅れての出発となりました。
まだ真っ暗です。ヘッドライトを点けて大神山神社方向から登ります。
2019年02月03日 06:14撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/3 6:14
まだ真っ暗です。ヘッドライトを点けて大神山神社方向から登ります。
空が白んできました。写真ではかなり明るくなっていますが、実際はまだまだ薄暗いです。
2019年02月03日 06:43撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/3 6:43
空が白んできました。写真ではかなり明るくなっていますが、実際はまだまだ薄暗いです。
宝珠尾根が見えてきました。
2019年02月03日 06:44撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/3 6:44
宝珠尾根が見えてきました。
もうすぐ山頂です。
2019年02月03日 07:04撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/3 7:04
もうすぐ山頂です。
山頂に着きました。南西方向に見えるこのピークは野田ヶ山かな?
2019年02月03日 07:08撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
2/3 7:08
山頂に着きました。南西方向に見えるこのピークは野田ヶ山かな?
「宝珠山」の標識の向こうには大山の稜線があるのですが、ブナが茂っていてわかり難いです。
2019年02月03日 07:11撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
2/3 7:11
「宝珠山」の標識の向こうには大山の稜線があるのですが、ブナが茂っていてわかり難いです。
下山します。尾根を大胆に駆け下りて行きます。
2019年02月03日 07:18撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/3 7:18
下山します。尾根を大胆に駆け下りて行きます。
踏み跡がついているので難なく歩けます。
2019年02月03日 07:23撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
2/3 7:23
踏み跡がついているので難なく歩けます。
スキー場のリフトが見えます。音楽が流れています。
2019年02月03日 07:28撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2/3 7:28
スキー場のリフトが見えます。音楽が流れています。
大神山神社方向のルートをとります。
2019年02月03日 07:37撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
2/3 7:37
大神山神社方向のルートをとります。
いくつかアップダウンを繰り返して、もうすぐゴールです。
2019年02月03日 08:12撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
2/3 8:12
いくつかアップダウンを繰り返して、もうすぐゴールです。
今回貸してもらった Black Diamond のピッケルです。ピッケルの1本ぐらい持っておいた方がいいかな。ヤフオクで物色してみます。
2019年02月03日 08:26撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
2/3 8:26
今回貸してもらった Black Diamond のピッケルです。ピッケルの1本ぐらい持っておいた方がいいかな。ヤフオクで物色してみます。
幕営地に着きました。雨が降る天気予報だったので、訓練はこれで終了にしました。安全第一です。
2019年02月03日 08:59撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
2/3 8:59
幕営地に着きました。雨が降る天気予報だったので、訓練はこれで終了にしました。安全第一です。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ジャンパー ズボン タイツ 靴下 防寒グローブ 帽子 登山靴 スパッツ サブザック(15L) メインザック(45L) 夕食(スパゲッティ+レトルトソース) 朝食(菓子パン・調理パン+牛乳+野菜ジュース) 行動食(飴) 予備食(カロリーメイト他) 飲料(お茶500mL+水1L) アルコールストーブ 燃料(アルコール) アルミ食器 iPhone(GPS カメラ) iPad mini バッテリー 携帯電話 時計 手拭い ペーパータオル 宿泊装備(シュラフ+インフレータブルマット)
備考 ピッケルは個人的にはまだ持っていないので、今回は借りました。1本ぐらいは持っていてもいいかなと思います。

感想

 鳥取県高等学校山岳部の雪山訓練「錬成登山大会」が今年も行われた。高校生の雪山訓練は全国的に難しい状況だが、鳥取県では山岳部の安全登山の必要性を踏まえて当局と交渉し、万全の計画と然るべき手続きをとってなんとか年に1回の雪山訓練を行うことができている。
 今年も南光河原駐車場奥のブナ林の中にある米子工業高校の山小屋周辺にテントを張って一泊二日の大会を行った。今年は雪の量はそれほど多くないが、さすが大山、大山寺まで上がると一面が雪で覆われている。雪質はやや柔らかめだが溶けている感じでもなくまあまあ、といったところか。

 一日目はテントを張って幕営地の近くで基本的な歩き方、転び方、ピッケルの使い方などの講習を行った。夏場であれば到底歩けないであろう急な斜面も雪があれば足を蹴り込んでよじ登ったり、腰をつきながら滑り下りたりできるのが楽しい。ただ、雪が柔らかいのでピッケルがあまり効かない。
 二日目は暗いうちに動き始めた。当初の予定では、コンディションが良ければ大山山頂まで上がることも計画していたが、天気予報によると10時ごろから雨が降りそうだとのことで、無理せず、安全第一で宝珠山1183mを目指すことにした。隊行動で生徒と教員が1列になって歩くので、先頭は大変だとは思うが、後について歩く隊員は踏み跡をトレースすればよく歩きやすい。余分な情報がない分夏山で歩くよりも歩きやすいのかも。
 下宝珠越えから宝珠山山頂の尾根は風が吹いていて歩みを止めると寒かった。けれども降雪は無く、凍えるほどではなかった。宝珠山山頂は周りがブナ林に覆われていてあまり展望は良くないが木の枝の茂みの向こうに大山や日本海側の麓の風景を覗き見ることができた。

 昨年買った和かんじきをリュックに入れて持って行ったが、傾斜のきついところが割と多かったので、結局それを装着することは無くそのまま持って降りてしまった。また、昨年はトレッキングポールをストックにしてそれを手に歩いたのだが、私のトレッキングポールは引っ張ると抜けてしまうタイプなので今年は使わずに高体連登山部所有のピッケルを借りてそれを持って歩いた。やっぱり雪山にはピッケルだなと思った。去年はアイゼンもあると良いように思ったが、今年の雪は凍っていなかったので足を踏み込めば滑らずに歩くことができたので、これは雪のコンディション次第だなと感じた。ただ、登山道ですれ違う登山者はほぼアイゼンかスノーシューを装着していた。雪山の装備としてはそういったものもほぼ必須アイテムなんだろうなと感じた。

 生徒の安全第一で、万全を期して短い時間の雪中訓練となったが雪山初心者の生徒には、雪山ならではの楽しさを知ることができる講習になったことと思う。私にとっては昨年に続いて2度目の雪山だったが、昨年より雪質が良く、歩きやすかった。昨年と靴を変えたせいか、靴の中に水が浸みてくることも無く、ずいぶん楽しく歩けた。積雪があることで歩けるルートもあり、雪山を歩くことで山の新しい魅力に触れることができるような気がしてきた。ただし、それを実現するのはそれ相応の装備を揃え、一緒に歩く仲間ができてからにしよう。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:318人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 大山・蒜山 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5
積雪期ピークハント/縦走 大山・蒜山 [日帰り]
ユートピアコース
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
1/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら