立山 内蔵助谷から黒部ダム
- GPS
- 14:16
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 2,001m
- 下り
- 3,965m
コースタイム
天候 | 4/28 晴れ、4/29 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
JR 大糸線 松本 12:20 => 13:15 信濃大町 路線バス 信濃大町 13:20 => 14:00 扇沢 アルペンルート 扇沢 14:00 => 15:15 室堂 4/29(月): アルペンルート 黒部ダム 12:30 => 12:45 扇沢 路線バス 扇沢 13:30 => 14:05 信濃大町 あずさ26号 信濃大町 15:07 => 18:00 八王子 |
その他周辺情報 | 信濃大町駅 <=> 扇沢駅 往復 2,500 円 扇沢 <=> 黒部ダム 往復 2,570 円 黒部湖 => 室堂 片道 4,320 円 4/27 4/28 室堂山荘 2泊 夕食のみ朝食なし 17,280 円 信濃大町 => 八王子 あずさ26号 6,500円 スキーカバー 300 円 |
写真
感想
4月27日(土)
昨夜から長女が熱っぽく夜中も愚図っていて、朝になってもまだ熱があり
妻は、インフルエンザではないかと、念のため病院に連れてくという。
気にせず山へ行ってきてもいいよと、優しい妻は快く送り出してくれた。
感謝感謝感謝。とはいえ後ろめたい気持ちで出発。
道中、インフルエンザではなかったことを知り後ろめたさも半減。
今日は冬型の気圧配置で天気が悪いので、移動日と決め込み、
時差通勤で、室堂まで快適に来ることができた。
新しくなった関電トンネルバスは、乗り心地がとても良くなった。
4月28日(日)
3:30 起床。少し緊張していたのか、ぐっすり眠れた感じがしない。
立山ではぐっすい寝れないことが多い気がする。
ゆっくり準備し4時30分に室堂山荘を出発。
昨日の夕飯がまだお腹に残っているので何も食べずに歩き出す。
まずは一ノ越まで登り、大走りまで一滑りの朝活をする。
一ノ越手間の数メートルはカチカチだったので、スキーを外してツボで到着。
ささっと写真を取り、スキーを外したところまで降りてスキーをつける。
雪面は風の影響をかなり受けていてボコボコ。
板もさほど走らず、期待に反して気持ち良い滑りではなかった。
大走りはまだ誰も登っていなかった。
下部は踝ラッセル。徐々に風が強くなり斜面もカチカチに。
途中で、富山県警のヘリが雷鳥沢の尾根へ飛んできてホバリングしていた。
救助だろうか。天気も良いし、こんな朝早くに何故だろうと思っていたが、
その理由はニュースで分かった。
2650m付近から風が強くて、たまらずゴーグルを装着。
稜線までスキーで登り上げそのまま真砂岳へ。
真砂岳からシールを外し、稜線上の氷化斜面を慎重に乗り越え内蔵助カールへ。
富士ノ折立の北東稜を乗り越そうと途中からトラバースしていると、
氷化斜面がまだらに現れだした。
氷化斜面はそのうちなくなるだろうと思ったが、
尾根まで15mほどで、氷化斜面に囲まれた。
斜度はきつくないが、このまま進むと滑落の危険を感じたので、
少しバックして吹き溜まりでアイゼンに履き替えた。
尾根を乗り越し、目の前には大斜面が広がるが、
相変わらずカチカチが続いていた。
時間が早すぎて雪がまだ緩んでいない。
内蔵助谷の様子も分からないので、雪が緩むのを悠長に待ってられない。
また、下部でストップスノーとなるのも嫌だ。
もったいないけど、一本ポツンと木が生えているところまで、
100mほどクライムダウンすることにした。
木の下からはようやく氷化斜面も無くなっていた。
食料補給の後、スキーをつけて滑り出す。大斜面を独り占め。
内蔵助平まであっという間。
内蔵助平から内蔵助谷出合までは非常に長く感じた。
昨日の降雪がデブリをそこそこ綺麗にし、藪はまだそれほどうるさくない。
谷はもちろん割れてはいるが、雪は滑るに十分あり、
右岸を出合の少し手前のまで滑ってくることができた。
途中で登山者4名とすれ違って、
これで黒部ダムへの入り口も迷うことはなくなったと安心した。
出合手前の雪が切れたちょっとした崖にはす3mほどのフィックスロープがあった。
黒部川に合流するとすぐのスノーブリッジで一旦右岸に渡り、
その後しばらく行くと、スノーブリッジで左岸に渡った。
黒部渓谷を全身で感じながら、ゆっくりと進む。
やがて巨大な人工物と木の橋が見えてロングルートは終了する。
橋を渡る前に、下から黒部ダムを下から見上げながら大休止。
入り口は登山道の踏み跡がなければ発見にかなり手こずったかも。
4月29日(日)
今日も朝食抜きで宿の大勢が出発する前の5:20に室堂山荘を発つ。
久しぶりに浄土山を登り、龍王岳を目指した。
龍王岳の頂上直下の斜面を除くと、ピカピカとテカっていたので、
龍王岳は諦め、鞍部まで戻ってスキーをつけて御山谷へ。
御山谷も全然ザラメじゃない。今日も時間が早かった。
タンボ平への斜面の状況が気になる。
東一ノ越へは急な斜面を、200mほどゆっくりと直登。
振り返ると、龍王、鬼、獅子と並び、結構な高度感でちょっと怖い。
東一ノ越は風が抜ける場所で、風がきつい。
東一ノ越の斜面にすでに2名ほどのシュプールがあった。
今日か昨日のものか良くわからず。
東一ノ越からは、結局雪の状態もよく、タンボ平はようやく気持ちのいいザラメ。
ロープウェイと競争したりして、黒部ダムまで気持ちよく滑ってこれた。
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