アラ還、体力測定(高尾山〜生籐山)
- GPS
- 10:11
- 距離
- 35.3km
- 登り
- 2,293m
- 下り
- 2,167m
コースタイム
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 10:17
当初の予定では、鎌沢入口バス停から更に藤野駅まで1時間10分歩く予定でしたが25分待ちのバスで駅まで13分乗車(合計38分)の誘惑に負けてしまいました。
平成最後の恵まれた天候の中、年間登山者数世界一を誇る高尾山に皆押し寄せると思って、また、私にとっては長丁場ですので余裕をもって下山可能なように、深夜到着・深夜スタートのために自家用車で高尾山麓駐車場を起点にするというプランになりました。
実は、満車の場合のバックアッププラン1(倉岳山・高畑山)、バックアッププラン2(朝日山(赤鞍ヶ岳))を考えていました。
しかしながら、深夜02:40に駐車場に到着すると80台キャパに対して先着2台と、自分自身が「どれだけもの好き/変わり者」なのか自覚しました。
天候 | 曇時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
首都高・木場IC〜中央道〜圏央道・高尾IC〜高尾山麓駐車場(高尾山口駅隣):約1時間 復路 鎌沢入口BS〜藤野駅BS、藤野(JR)〜高尾(京王)〜高尾山口:約40分 高尾山麓駐車場〜圏央道・高尾山IC〜中央道〜首都高・木場IC:約1時間 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回のコース中には、鎖、梯子、ロープは無く、危険個所はありませんでした。 |
その他周辺情報 | 生籐山下山後の「登里」にあった「県立鎌沢休憩所(トイレ付き)」の気遣いは素晴らしいと思いました。 【高尾山麓駐車場】 最初の12時間まで1000円、以降30分150円を加算※季節により相違あり |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
常備薬
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
地図(地形図)
コンパス
筆記用具
ファーストエイドキット
ツェルト
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感想
高尾山麓駐車場を起点とすべく、深夜2:40に到着、先着は2台で子供連れでリュックを担いで駐車場内のトイレに寄って丁度出かけるところ、今からゆっくり登って山頂で日の出でも鑑賞するのだろうか?
子連れの方々より遅れること約15分。3時丁度に本日の山行スタート。ちなみのその間、追加の駐車は無し。
スタート直後に振り返って駐車場や通りすがりに京王・高尾山口駅を撮影するも光量不足もありピンボケ。最初の写真がケーブルカー「清滝駅」。すぐ横の「稲荷山コース」に迷わず入りますが、ヘッドランプの明かりだけで十分歩ける何度も登ったルートです。予想外の駐車場の状況もあり、山中では誰も出会わないだろうと思って進みます。本日は、「まき道」は使わないと決めているので、「稲荷山」の東屋の前から関東の夜景を眺めていくことにします。なっなんと東屋にシュラフにくるまってお休みになっている方が。。。もちろん、声はかけずに出来るだけ静かにその場を後にします。夜景の写真はコンデジでまともに映らず、視覚に入った記録だけが残ります。
途中で、山中に光るものを発見。。。一度目は木に反射テープのようなものが貼られていました。二度目は、トレラン二人連れが「こんばんわ〜」の挨拶と共に駆け下りていきます。深夜や早朝に登山をしたことはありますが、「こんばんわ」の挨拶は初めてで新鮮でした。
高尾山の山頂に到着すると、高校生位の男子が一人、朝陽の昇る方向に向かって座っています。30分程で日の出の時間なので、予定通り朝食にしますが外気温8℃ですので、ダウンを着込みました。だんだんと空と大地の境が赤くなってきますが雲が多く太陽は拝めないようです。そうこうしている内に1カップル、外国人1団体が到着し山頂も賑やかになってきました。空を覆う雲に漏れる赤い光が綺麗でしたのでカメラに収めてから山頂を後にします。平成最後の高尾山頂、五十も過ぎた8年前にウォーキングの延長線上で登り始めた山の一つで、その後トレーニングコースとして一番利用する高尾山系。最近は人が多い高尾山頂は避け、北高尾、東高尾、陣馬から秋川渓谷など浮気しっぱなしでしたが、平成最後に感謝の意を込めて山頂までやってきました。
朝陽ではっきりと存在感を増した山頂標識に別れを告げて、陣馬の向こう生籐山へ向かいます。(いざ!)
高尾山から陣馬山まで5時間と案内板がありましたが、本日はその先に向かいます。
静かな山中を進んで行くと前からすれ違う登山者やトレランの方がそれなりに居て驚きです。もみじ台、城山、景信山、明王峠と茶屋は全て閉まっています。後半戦の飲料水量の確認は陣馬山としていますので、静かな山中を黙々と進みます。
高尾山頂の展望台からは見えなかった富士山が、途中、一丁平で雲の上に頭を出していました。流石です。
陣馬山に到着すると茶屋のテーブル以外は9割がた埋まっていました。その後、和田峠には結構の台数の車が停まっていましたから、そこから登られたのでしょうか?
水のボトルを交換して後半戦のスタートです。
後半は醍醐丸と生籐山位しか楽しみが無いと思っていたら、もっと高い山(連行峰、茅丸など体力を奪うアップダウンが楽しませてくれました。
生籐山を過ぎ、三国山も過ぎると後は下りです。登りはテンション高いのですが、下りは苦手の私としては、疲れの溜まった身体にこの下りは堪えます。幸い膝も痛くならなかったので無事、里に出ました。里に出て「バス停までトイレなんか無いんだろうな〜、バス停にもあるとは限らないし」と思っていたら、バス停に向かう途中の里の中に「県立の休憩所」があり、東屋とトイレがありました。ありがたや。
休憩所からバス停までの下り舗装路歩き30分は疲れましたが、更に駅まで歩く気力は失われ、バスに乗車して藤野駅に向かいました。そこから電車で高尾山口に戻って駐車場で靴を変えたり準備をしてゲートで清算をしたら「料金は1000円です」と!気が付いたらバスでずるしたことも幸いして12時間以内の出庫に間に合っていたのでした。予定よりも数百円の駐車料金を節約できたことに気を良くして帰宅の途に着きました。
高尾山よ、令和になってもよろしくお願いします。。。
レコ楽しく読ませていただきました。さすがです! いくら体力測定とは言っても、朝3時の歩き始めとはなかなかなものです。自分ならまず、6時と言ったところと思いました。そしてその分夕方まで歩くって感じでしょうか。また丑三つ時に見た各種各様の人間の生態も興味深く読ませて頂きました。いろんな人がいるものですね。びっくりです。いずれ私もそのあたり出没しようと企画しているところです。また教えてください。
junjapaさん、コメントありがとうございます。
駐車場の閑散とした状況から深夜の山中で誰かと出会うとは思っていなかったのですが、お陰様で良い経験が出来ました。
しかし、丑三つ時と言われると、全て幻だったのではないかと、背筋が寒くなります(笑)
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