立山 御前谷〜タンボ平
- GPS
- 07:09
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 819m
- 下り
- 1,313m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
立山2日目。
本日は、御前谷からタンボ平へ行く予定ですが雪面が固い。また、気温もそれほど上らない予報なので日が射さない限り緩むことはなさそう。不安を感じながら一の越へ向かう。
一の越到着。雷鳥がかわいい。人なれしているのかすぐ近くまで寄ってくる。和みます。ここで御山谷からタンボ平へ行く組と御前谷からタンボ平へ行く組で分かれる。悩んだが固かったら一の越に戻るつもりで御前谷経由にする。
アイゼン装着、雄山へ向かう。観光客+αの登山客が多く一度は目の前で人の頭部位の石を落とされるも挨拶なし。おいおい。。ここではヘルメット着用が必須です。
雄山着、せっかくの今年初3000m峰なのに時間節約のため、お参りさせてもらえず。実質2995m位まで?御前谷、社務所直下は大規模なデブリあり、南南西の猿股のコルへ一旦落としてから御前谷へ滑り込むことに。コルへは雪はつながってます。
コル手前のコブから一人ずつ落とすが雪崩になりそうな規模のスラフが出る。氷板の上に30cmほどの新雪が乗った状態で危険。実際滑り出してから気づいたがこの斜面も中規模のデブリがあり、起点はスキーのシュプールになっていました。
雪崩れた後の雪が落ちた破断面上の方が安全にみえ、そこを主体に高度を下げる。高度差200mほど下ると傾斜も落ち着き快適なクルージングが出来るようになります。快適な広い谷で斜度も適当。滑走写真を撮りながら楽しんで滑れます。雪質は湿雪。パウダーとは言えないが腐ってもいない。重いが快適で楽しめました。
標高2200mほどで右手に見える尾根の傾斜がやや緩くなるポイントがあり、タンボ平へもどるべくトラバース開始。ここでも足元から出るスラフがsize1をやや越える雪崩になって落ちていく。また、頭上の雪庇からのブロック崩壊も注意が必要です。距離を50m以上あけてミスのないよう速やかに滑走していく。
二つ目の枝尾根のところでスキーを脱いで主脈にツボ足で登り返す。登り返し地点の標高は約2,100m。登ると鉄塔の向こうにタンボ平とロープウェイが見える。改めてスキー装着。一安心だがタンボ平に降りる斜面もすぐ雪崩れる。ひとりずつ下り樹林帯に逃げ込んで停止。ルート観察して滑るを2回ほど繰り返しタンボ平へ降立つ。
後はロープウェイの客に見られてもいいよう、転ばないよう注意しながら黒部平駅方面へ滑走。
お疲れ様でした。なかなかシビレる山行でした。私にとってはこれくらいが限界かな。いや雪の状況を考えるとやり過ぎだったかも。少し安全マージンが小さかった気がします。いずれにしても足並みの揃ったメンバーで行けてよかったです。黒部平駅でビールで乾杯。
今シーズン最後のスキーになるかもしれません。ありがとうございました。
神戸山スキークラブでは一緒に楽しめる仲間を募集しています。雪が無い期間には登山や沢登り、サイクリングなどオールラウンドな活動を行っています。「まず安全、仲間と楽しく」興味のある方は →
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