記録ID: 1826359
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
四国剣山
剣山〜三嶺 * 雲海のち濃霧のち青空の稜線歩き *
2019年05月01日(水) 〜
2019年05月02日(木)
ピアソラ
その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 13:19
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 1,704m
- 下り
- 2,294m
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1日目
- 山行
- 1:26
- 休憩
- 4:47
- 合計
- 6:13
2日目
- 山行
- 9:09
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 10:32
【1日目】
○ CT（標準） ： 01時間45分
○ CT（実績） ： 01時間20分 （休憩含まず）
【2日目】
○ CT（標準） ： 09時間30分
○ CT（実績） ： 08時間45分 （休憩含まず）
○ CT（標準） ： 01時間45分
○ CT（実績） ： 01時間20分 （休憩含まず）
【2日目】
○ CT（標準） ： 09時間30分
○ CT（実績） ： 08時間45分 （休憩含まず）
| 天候 | 【1日目】 ○ 天気 ： 雨 のち 曇り。 ○ 風速 ： 普通（稜線上で10m/s程度）。 ○ 気温 ： 普通（10℃程度）。 ○ 視程 ： やや長い。 【2日目】 ○ 天気 ： 濃霧 のち 晴れ。 ○ 風速 ： 強い（稜線上でときおり20m/s程度）。 ○ 気温 ： 普通（13℃程度）。 ○ 視程 ： やや短い。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス タクシー
・JRバス関東／18:29 {最寄BS} - 18:45 つくばセンターBS ・つくばエクスプレス／19:11 つくば - 19:56 秋葉原 ・JR京浜東北線／20:10 秋葉原 - 20:20 浜松町 ・京浜急行バス エディ号／21:05 浜松町BT - 06:05 徳島駅前BS ※要予約 ・JR徳島線／06:47 徳島 - 07:46 貞光 ※特急剣山1号 ・剣山登山臨時バス／07:50 貞光駅BS - 09:23 見ノ越BS ※参考HP ： http://www.town.tokushima-tsurugi.lg.jp/docs/3390.html ○ 復路 ※後日発（下山後に後泊） ・宿泊先送迎バス／11:50 {宿泊先} - 12:00 久保BS ・四国交通バス／12:24 久保BS - 13:38 大歩危峡BS ※参考HP ： https://yonkoh.co.jp/wp/rosen/timetable/05oboke_iya.pdf ・タクシー／15:40 大歩危峡BS - 15:45 大歩危駅 ・JR土讃線／16:02 大歩危 - 17:43 岡山 ・JR山陽新幹線／19:08 岡山 - 22:30 東京 ・JR山手線／22:43 東京 - 22:48 秋葉原 ・つくばエクスプレス／23:00 秋葉原 - 23:46 つくば ・タクシー／23:50 つくば駅 - 00:00 {自宅} |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【全般】 ○ なだらかなササ原がどこまでも続く日本有数（と思う）の縦走路です。 ○ 夜行バスと季節運行のバスを使えば都心から容易にアクセスできるのも魅力です。 【見ノ越〜剣山】 ○ 標高：1410m→1955m（CT：1時間35分） ○ 序盤にリフトを利用して標高300mとCT50分を稼ぐこともできます。 ○ とても良く整備された登山道で危険個所はありません。 【剣山〜三嶺】 ○ 標高：1955m→1894m（CT：7時間05分） ○ 距離は長いですが、展望の良いなだらかなササ原が続く稜線です。 ○ 途中いくつかピークがあります（以下、主要なもの）。 �� 次郎笈（じろうぎゅう：1930m） �� 丸石（まるいし：1684m） �� 高ノ瀬（こうのせ：1741m） �� 平和丸（へいわまる：1701m） �� カヤハゲ（かやはげ：1720m） ○ 三嶺の直下は急登で、一部岩場や鎖場があります（難しくないすが）。 ○ それを除けば、基本は良く整備された登山道で危険個所はありません。 【三嶺〜菅生】 ○ 標高：1894m→785m（CT：2時間25分） ○ 名頃へ下るルートと比べるとマイナーなようですが、トレースは明朗です。 （最近新設されたものと思われる道標やピンクテープもあります） ○ 一部、ザレた急降やトラバースがあります。 ○ 1箇所、大木が道を塞ぎ、迂回を強いられる場所があります。 ○ それらを除けば、特に危険個所はありません。 |
| その他周辺情報 | (1) トイレ �� 見ノ越 �� 西島駅（リフト山頂駅） �� 剣山頂上ヒュッテ �� 三嶺小屋 ※以前環境問題で話題となりました（ゴミは持ち帰りましょう）。 (2) 登山ポスト ※確認できず（電子申請をお薦めします）。 (3) 登山バッチ �� 剣山頂上ヒュッテ (4) 山小屋情報（剣山頂上ヒュッテ） 個室に泊まれてお風呂にも入れる予約制の山小屋です。 ご飯も美味しく（こんにゃくとあまゆがお薦め）、小屋番の方々の 神対応が素晴らしいです。トップクオリティの山小屋だと思います。 ※参考HP ： https://tsurugisan-hutte.com/ |
写真
【1日目】エディ号（夜行バス）に乗っている間に「平成」から「令和」へと変わり、時代とともに夜も明けて徳島駅に降り立ちました。
その名も、特急剣山1号（JR徳島線）に乗って貞光駅に向かいます。東京発徳島行きの夜行バスはそこそこありますが、この特急に間に合わせるには前述のエディ号に乗る必要があります。
7
5/1 6:38
その名も、特急剣山1号（JR徳島線）に乗って貞光駅に向かいます。東京発徳島行きの夜行バスはそこそこありますが、この特急に間に合わせるには前述のエディ号に乗る必要があります。
貞光駅から季節運行のバスに乗ること1時間半、剣山（つるぎさん：1955m）の登山口、見ノ越に到着しました。都心からここまでのアクセスの美しさは、明日歩く稜線美にも匹敵するのではないか（笑）。
5
5/1 9:23
貞光駅から季節運行のバスに乗ること1時間半、剣山（つるぎさん：1955m）の登山口、見ノ越に到着しました。都心からここまでのアクセスの美しさは、明日歩く稜線美にも匹敵するのではないか（笑）。
油断すると土産屋に吸い込まれそうになりますが、ここは我慢して登山口へ向かいます。
なんと個室です（初体験）。個室料金を払った訳ではなく、基本個室の山小屋なのです。
昼寝してひとっ風呂（一番風呂でした※）浴びると、予報通り雨が上がったので、山頂へ向かいます。※通常16時からのようですが、僕らのために早めに風呂を準備してくれたようです。
7
5/1 15:32
昼寝してひとっ風呂（一番風呂でした※）浴びると、予報通り雨が上がったので、山頂へ向かいます。※通常16時からのようですが、僕らのために早めに風呂を準備してくれたようです。
ここは山の上だろうか？と疑いたくなるほど平坦で広闊な空間です。
そして、さっきまで雲の中で見えなかった次郎笈（じろうぎゅう：1930m）が、両肩に滝雲を携えて姿を現しました。感動の瞬間でした。
18
5/1 15:51
そして、さっきまで雲の中で見えなかった次郎笈（じろうぎゅう：1930m）が、両肩に滝雲を携えて姿を現しました。感動の瞬間でした。
小屋での夕食。ご飯が美味しいだけでなく、小屋番の方々の心づくしのおもてなしに感心しました。間違いなくトップクオリティの山小屋です。お薦めです！
18
5/1 17:18
小屋での夕食。ご飯が美味しいだけでなく、小屋番の方々の心づくしのおもてなしに感心しました。間違いなくトップクオリティの山小屋です。お薦めです！
【2日目】今日は長い工程なので早出します。予報では晴れのはずですが、、、
ただ、これはこれで絶景で、朝日を受けた霧が、神々しくも山肌を金色に染め上げました。
正面に高ノ瀬（こうのせ：1741m）が迫ってきたころ、ようやく霧が晴れました。
絶景です。（さっきまで霧で良く分かりませんでしたが）なだらかなササ原がどこまでも続いてます。
平和丸（へいわまる：1701m）に着く頃、ずっと雲の中だった三嶺（みうね：1894m）が姿を現しました。まだ先は長そうです。
白髪避難小屋に到着。当初の計画では、初日の天気が良かったら、ここにテン泊する予定でした。
カヤハゲ（1720m）への登り返し。禿げというだけあり、なんかここだけ植生が違う。
これまでの小ピークとは明らかに違い、徐々に傾斜がきつくなっていきます。
固有種のミヤマクマザサが覆われた三嶺の南側斜面。二百名山だけあり、なかなかの存在感です。
この大観！「山と高原地図」に「展望最高」とあるのが頷けます。
遠く東側に目をやると、今日のスタート地点の剣山が見えました。長躯の果ての登頂は達成感があります。
ミヤマクマザサに隠れてピンクの花が咲いてました。なんという名前でしょう。
三嶺からは名頃へ下るのがポピュラーなようですが、僕らは今日の宿がある菅生方面へ下ります。
そのうち木が繁ってきました。このあと長いヒノキの植林帯に突入。
このコースの見どころは、何度か観光モノレールとすれ違うことでしょうか。登山者に驚く観光客（笑）。
無事下山しました。下山口に今日泊まる宿があるという安心感。朝霧と青空の稜線歩きを楽しんだ充実の山旅でした。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
携帯トイレ
シェラフカバー
軽アイゼン
|
|---|
感想
ミヤマクマザサの原っぱがどこまでも続く、剣山（つるぎさん：1955m）
から三嶺（みうね：1894m）にかけてのたおやかな稜線の存在を知ったのは、
確か、僕らがまだ山登りを始めて間もない頃に放送されていた、
田中陽希さんのグレートトラバース1だったような気がします（笑）。
当時は、正直四国にこんなに素晴らしい場所があるとは想像もしていなくて、
とにかく衝撃を受けた記憶があります。また、当然の帰結として、
いつか歩いてみたいなぁ、と憧憬の念を覚えた訳でした。
剣山に始まり、稜線の景色を楽しみながら15kmかけて一つまた一つと
ピークを踏んでいき、最後の三嶺の堂々たる姿を目の前にしたときの高揚感。
長躯の果てにその頂に立ち、自分たちが辿った稜線を振り返ったときの充足感。
稜線歩きの醍醐味をいくつも味わえた素晴らしい縦走コースだったと思います。
また、今回たまたま雨から晴れへと徐々に天気が好転していく二日間と
タイミングが重なったこともあり、雲海、濃霧、青空など、天候によって
様々に表情を変える稜線歩きが楽しめたのではないかと思います。
意外と都心からのアクセスも容易だということが分かったので、また季節を
変えて訪れてみるのも良いと思いました。特に、三嶺の西側、天狗塚
（てんぐづか：1812m）へと至る稜線歩きには魅力を感じています。
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利用交通機関：
車・バイク
技術レベル
4/5
体力レベル
5/5
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四国剣山とは想定外です。これもご縁なのでしょうか。私もこのあとアップいたしますが、三つ峠にご同行頂いた方も剣山には行かれ、そんなお話もしていたところです。私自身は四国山脈は存じないのですが、お写真を拝見するとなおらかな山道が心地良いですね、良いところです。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1652950.html
gijinさん、こんばんは。
剣山に登られた方とご一緒されたとは奇遇ですね。
10連休ということで思い切って遠出してみましたが、とても良い山でした。
都心から四国というと行くだけで大変なイメージでしたが、夜行バスを使えば
そこまで無理なくアクセスできたのが意外でした。おすすめです。
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