記録ID: 1835398
全員に公開
山滑走
妙高・戸隠・雨飾
火打山・笹ヶ峰より
2019年05月05日(日) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- --:--
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 1,348m
- 下り
- 1,348m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレは使用可能ですが水道は出ません。 登山口前の駐車場(約30台?)はまだ除雪されていません。 笹ヶ峰へ向かう林道は雪解け水が流れています。氷点下に冷え込む場合は路面凍結に注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
トレースはほぼ明瞭ですが、下部は木々の密度が濃いので要注意です。 |
その他周辺情報 | 直帰しました。 |
写真
3:48 笹ヶ峰・火打山妙高山登山口(1,310m)出発
この時の気温はおそらく2、3℃くらいで冷え込みは弱い。
程好く締まった雪によって快適なシール歩行でした。
序盤の緩やかな登りの森では、メインのトレースを追って登りました。
4:48 黒沢橋(1,570m)※当写真
ちょうど1時間で黒沢橋に到着。黒沢は轟々とした水音で、沢は完全に雪解け状態です。
スキーを外して黒沢橋を渡り、ここからシートラで十二曲りへ。
5:00 黒沢橋出発
この時の気温はおそらく2、3℃くらいで冷え込みは弱い。
程好く締まった雪によって快適なシール歩行でした。
序盤の緩やかな登りの森では、メインのトレースを追って登りました。
4:48 黒沢橋(1,570m)※当写真
ちょうど1時間で黒沢橋に到着。黒沢は轟々とした水音で、沢は完全に雪解け状態です。
スキーを外して黒沢橋を渡り、ここからシートラで十二曲りへ。
5:00 黒沢橋出発
5:35 十二曲り上端(1,780m)
やっとこさ十二曲りを登りきると、尾根に乗って一旦は傾斜が緩みます。
尾根は広いので休憩適地ですが、尾根の東側は黒沢が深く切れ落ちて高度感あり。
5:45 十二曲り上端出発
やっとこさ十二曲りを登りきると、尾根に乗って一旦は傾斜が緩みます。
尾根は広いので休憩適地ですが、尾根の東側は黒沢が深く切れ落ちて高度感あり。
5:45 十二曲り上端出発
この先は夏道でもけっこうしんどかった記憶のある急登が控えています。
トレースは尾根西側をやや巻きながらジグザグに登っていきます。
ここは十二曲りに続いて、クトーで登るには厳しい急登と思われます。
急登を越える頃には完全に日が昇り、早くも雪が緩み始めてきました。
トレースは尾根西側をやや巻きながらジグザグに登っていきます。
ここは十二曲りに続いて、クトーで登るには厳しい急登と思われます。
急登を越える頃には完全に日が昇り、早くも雪が緩み始めてきました。
6:19 かなり暑くなってきてレイヤリングの調整
富士見平まであと少しのところで、レイヤリングの調整と再びスキーへの換装を行いました。
今日はハードシェルはもう暑いだろうということで着てこなくて正解でした。
それにしても、夏道の時とは全く違う光景で心躍ります!
富士見平まであと少しのところで、レイヤリングの調整と再びスキーへの換装を行いました。
今日はハードシェルはもう暑いだろうということで着てこなくて正解でした。
それにしても、夏道の時とは全く違う光景で心躍ります!
6:42 富士見平付近(2,080m)
木々が疎らになって、広大な雪原となっている富士見平に差し掛かりました。
本当に無雪期とは全く違う場所です!
ここで火打をはじめとして周囲の眺望を初めて得られるので、いきなりテンションが上がりました。
木々が疎らになって、広大な雪原となっている富士見平に差し掛かりました。
本当に無雪期とは全く違う場所です!
ここで火打をはじめとして周囲の眺望を初めて得られるので、いきなりテンションが上がりました。
しっかり踏まれたトレースによって快適に高谷池ヒュッテに導いてくれます!
無雪期よりも断然歩きやすい状態です。シール歩行でも変わらず快適です。
ちょうどここで数人のグループの方々とすれ違い、皆さんが山側に避けてくださいました。ありがとうございました。
無雪期よりも断然歩きやすい状態です。シール歩行でも変わらず快適です。
ちょうどここで数人のグループの方々とすれ違い、皆さんが山側に避けてくださいました。ありがとうございました。
7:19 高谷池ヒュッテ(2,100m)到着
1年半ぶりの高谷池ヒュッテ。豊富な残雪で建物が低くなったように見えます。
この時点でテントは3張りほどでしたが、ここまでで10人弱の方とすれ違ったので昨夜はもう少し多かったのかも。
昨日、今日ほどの気温と天候であれば、自分の3シーズン用のテント泊装備でも泊まれるかも。
微風で日が当たると暑いので、木陰で小休止。
7:25 高谷池ヒュッテ出発
1年半ぶりの高谷池ヒュッテ。豊富な残雪で建物が低くなったように見えます。
この時点でテントは3張りほどでしたが、ここまでで10人弱の方とすれ違ったので昨夜はもう少し多かったのかも。
昨日、今日ほどの気温と天候であれば、自分の3シーズン用のテント泊装備でも泊まれるかも。
微風で日が当たると暑いので、木陰で小休止。
7:25 高谷池ヒュッテ出発
高谷池を過ぎて少しだけ台地を登り返すと天狗ノ庭が見えてきます。
無雪期だった前回は池塘の水面に火打が映る感動的な光景でしたが、今はだだっ広い雪原の窪みに。
ここまで来ると火打がだいぶ近くに見えてきます!
無雪期だった前回は池塘の水面に火打が映る感動的な光景でしたが、今はだだっ広い雪原の窪みに。
ここまで来ると火打がだいぶ近くに見えてきます!
天狗ノ庭の池塘群の上と思われるところを火打へ向かっていると、
次第に尾根の南側斜面をトラバースするトレースが見えてきました。
見た目にはスキーのまま行けそうな気もしましたが、今回は用心してシートラで登ることにします。
次第に尾根の南側斜面をトラバースするトレースが見えてきました。
見た目にはスキーのまま行けそうな気もしましたが、今回は用心してシートラで登ることにします。
9:00 火打山山頂(2461.7m)到着!
笹ヶ峰登山口より5時間超。無雪期でもしんどかったですが、やっぱり今回も登り応えありました!
山頂は予想外にかなり冷たい風が吹いており、ここだけまだまだ防寒着が必要でした。
笹ヶ峰登山口より5時間超。無雪期でもしんどかったですが、やっぱり今回も登り応えありました!
山頂は予想外にかなり冷たい風が吹いており、ここだけまだまだ防寒着が必要でした。
10:35 火打山山頂出発!
今回は基本的にピストンで滑降します。トレースと適度に距離を置いてスタート。
滑ってみて分かりましたが、東斜面はウェーブのような変化があります。
基礎スキーを辞めてから不整地を滑る機会などありませんでしたが、それでも上体を安定させて脚の屈伸で凹凸を吸収しました。
久しぶりでも意外に身体が動くもんだなと嬉しかったです。
コブを滑るような楽しい斜面で滑降が始まりました。
今回は基本的にピストンで滑降します。トレースと適度に距離を置いてスタート。
滑ってみて分かりましたが、東斜面はウェーブのような変化があります。
基礎スキーを辞めてから不整地を滑る機会などありませんでしたが、それでも上体を安定させて脚の屈伸で凹凸を吸収しました。
久しぶりでも意外に身体が動くもんだなと嬉しかったです。
コブを滑るような楽しい斜面で滑降が始まりました。
14:06 黒沢橋(1,570m)
懐かしい黒沢橋!ここまで下りてくると後は樹林帯の緩斜面を残すのみ。
黒沢橋を渡って左岸側で小休止を入れてから出発。
僅かに登り返しがありますが、シールを付けなくてもスキーモードで何とか登れました。
懐かしい黒沢橋!ここまで下りてくると後は樹林帯の緩斜面を残すのみ。
黒沢橋を渡って左岸側で小休止を入れてから出発。
僅かに登り返しがありますが、シールを付けなくてもスキーモードで何とか登れました。
木々の密度が濃い樹林帯を慎重に滑降。していたのですが、輪っか状に雪面に出ていた枝に引っ掛かって1回転倒。
充分徐行していたのでケガはありませんでしたが、ちょうど通り掛かった方に起き上がる手助けをしていただき恐縮でした。
ありがとうございました。
スキー場とは違って、どこにどんなトラップがあるか分からないので、登山口でスキーを外すまで緊張感を緩めてはいけません。
充分徐行していたのでケガはありませんでしたが、ちょうど通り掛かった方に起き上がる手助けをしていただき恐縮でした。
ありがとうございました。
スキー場とは違って、どこにどんなトラップがあるか分からないので、登山口でスキーを外すまで緊張感を緩めてはいけません。
装備
個人装備 |
山スキー
ポール
スキーアイゼン
ブーツ
長袖シャツ
タイツ
ズボン
スキー用靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着(レインウェア)
ネックウォーマー
薄手のビーニー
ザック
12本爪アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
アマチュア無線機
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
スマホ
サングラス
タオル
カメラ
三脚
ねんどろいど(あおい・ひなた)
|
---|
感想
山スキーで佐渡山、黒姫山へ登った際、いつも北に見える真っ白な妙高・火打が気になっていました。
最近、山スキールート212というガイドブックを購入し、改めて山スキーヤーの視点から見た火打山のルート概要をしっかり調べて臨みました。
今年のGWは前半から帰省に充てたため、最も積雪状況の良い時期は外したと判断。
今回は火打の南側の沢筋には下りずに、概ねピストンとする行程としました。
黒沢は既に轟々と水が流れ、スキーで沢を詰めることは不可能。
十二曲りと少し上の急登はスキーでは手こずるとみて初めからシートラ。
天狗ノ庭から上方はクトーで登れそうにも思いましたが、今回は様子見で再びシートラ。
初めて火打に登った一昨年秋は雲海で殆ど下界が見えなかったので、
今回は感動的な絶景を満喫出来ました。
下りはトレースに沿ってしまうと、天狗ノ庭まで延々と片斜面のトラバースで面白くないので尾根筋に滑りましたが、途中できれいな斜面に出会えたので正解でした。
あとは豪快に滑れるところは殆どありませんでしたが、地形を読みながら進む方向を決めるのが楽しく感じました。
山スキーは自分にとってスノーシューの延長なので、気持ち良く滑れればラッキーとします。
今年に入ってから山スキーを始めたばかりなのに、もう自分にとって冬になくてはならないジャンルになりました。
5月中にあと1、2回山スキーを楽しめればいいなと思います。
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こんにちわ。
帰られてすぐに 登られたのですね。
スキーをザックに着けて登り 途中スキーを着けて登られ、
再び 担いでと 雪斜面に合わせて工夫が要りますね。
スキーをザックにつけられた 後ろ姿が カッコいいーです。(^^)
今時は 何と言えばよいのでしょうか
「いけてるー」も古い?「カッケ―」も古いのかしら?(^^)
信州はまだまだ 雪があることに 改めて気ずかされます。
こちらは 初夏のよう。ニガナがもう咲いていました。
朝はまだ肌寒いですが。
すっかり 山スキーにはまられ 板につかれましたね。
登られた山が一望、日本海もみえると展望抜群ですね。
先日 の 赤坂山で 福井の海が 日本海がチラリ見えて 感動しました。
日本海の海を見たのは 大山以来でしたから。
滑るシーンは写されるのが大変でしょう。
シェアーをありがとうございます。
初夏の神戸では夢のような景色です。
ありがとうございました。
こんばんは、mayasanpoさん。
帰省から戻ってきて、さっそく翌日に火打へ行ってきました。
めちゃくちゃ準備が忙しかったです。
火打は比較的緩やかな地形が多いですが、十二曲り辺りは本当に急坂で
クトーで登るとてこずりそうで余計に疲れると思いました。
スキーはAの字に背負う、斜めに背負うのと二通りの背負い方がありますが、
自分が斜めに背負ってるのは教えていただいた先輩のススメです。
お褒めいただいてありがとうございます。(^^)
信州でも残雪豊富な山はだいぶ少なくなってきています。
火打は新潟県になりますが、豪雪地帯ですから本当に特別に雪が多いですね。
おっしゃるとおり日本海が見えるとなんだか嬉しくなります。
大山から見る日本海も絶景ですよね!
滑走シーンの自撮りは大変ですが、良い記念になるので脚力がもつ限りは
続けたいなと思います。
自分のレポで楽しんでいただければ本当に有難いことです。
こちらこそありがとうございました!
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