皇海山(皇海橋前の駐車場までが核心。山行はオマケ!?)


- GPS
- 05:13
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 954m
- 下り
- 576m
コースタイム
天候 | 快晴! (5月では異例の暑さ) |
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過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
皇海橋を挟んだ両側に合わせて30台ほど駐車可能なスペースがあります。 群馬県側にトイレと登山ポストがあります。 登山口は、皇海橋を栃木県側に渡った先にあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※ヤマレコMAPのGPS受信が一部できていなかったので、標高グラフがおかしい箇所があります。 <皇海橋〜皇海山山頂> 序盤は、こんなんでどうやって標高を稼ぐんだろうというくらい傾斜の緩やかな登山道が続きますが、後半徐々に本気を出してきます(笑)。 最後はかなりの急登です。 道は終始明瞭で、距離付きの道標も随所に設置されています。 危険箇所を挙げるとすれば、以下の4点になるかと思います。 1.数回の渡渉 序盤は登山道のほとんどの区間が沢と並行するように続いているため、何度か沢を渡渉します。雨の翌日など、水量が多いときは注意が必要です。 2.沢登り区間 傾斜が急な沢を登る箇所があります。 岩の表面は基本的にザラザラしているので、濡れていてもそれほど滑りやすくはありませんが、ここについても雨の翌日など、水量が多いときは注意が必要になると思います。 3.岩場 後半は岩場が多くなります。ほぼ全てが浮石です。 自分の上に登山者がいる場合は、上からの落石に、自分の下に登山者がいる場合は、落石を誘発させないように注意が必要です。 4.ザレ場の急登 終盤に、ザレ場の急登があります。 ロープが設置されています。 <不動沢のコル〜鋸山> 不動沢のコルから皇海山に登るよりは、確実に難易度が高いです。 「鋸」を冠した山名や、鋭く尖った見た目のとおり、かなりの急登や岩場があります。 |
その他周辺情報 | <白沢高原温泉 望郷の湯> 道の駅 白沢に併設された温泉施設です。 内湯、露天風呂、サウナが一つずつあります。 露天風呂からは、赤城山、子持山を眺めることができます。 フロントで、皇海山のバッジ(500円)を購入可能です。 入力料金は滞在時間毎に異なり、以下のとおりです。 2時間:560円(この場合のみJAF割が適用でき、100円引きになります。) 4時間:880円 6時間:1,080円 1日 :1,290円 ※時間を超過した場合は、1時間毎に210円かかります。 URL http://www.boukyou.com/ |
写真
この日のために導入したわけではありませんが、空気圧チェッカーの数値も4輪すべて問題なし。
なんとか無事に走りきりました。
「皇海山は展望がない!」なんて言っているあなた、ここに来ないで下山するのは勿体無いですよ〜。
皇海山山頂からちょっと斜面を下った場所からの展望_1
錫ヶ岳と日光白根山。
自分にとって、百名山36座目です。
周りはこの通り、木々に囲まれていて、先ほどの北側にちょっと下った斜面以外に展望はありません。
そういえば、この標高って昨日登った苗場山とほぼ同じなんですよね。
皇海山の山頂から20分。
標準CTの半分で下れました。
あっという間です。
次は鋸山へ向かいます。
こちら側から皇海山に登ったのなら、鋸山を登らずに帰るのは勿体無いです。
※かなりの急登で岩場もあるため、不安なら皇海山だけにして下山するのがいいと思います。
皇海山からは見えなかった日光連山方面。
中央左から山王帽子岳、太郎山、小真名子山、帝釈山、大真名子山、女峰山、男体山。
手前に黒檜岳、太平山。
眼下には松木渓谷が広がります。
中央奥の山が庚申山です。
あちらのルートは、銀山平キャンプ場から登るので、栗原川林道を走らなくてもいいのですが、鋸十一峰と呼ばれる、鎖場と梯子が続く難所を越える必要があり、山行はかなりハードみたいです。
う〜ん、行ってみたい!
山頂でBeyondさんをはじめ、皆さんとお話しして楽しい時間を過ごしていると時間が過ぎるのが早いです。
そろそろ下山しましょうかねー。
まずは岩場をガッツリ下ります。
ちょうどいいことに、沢は登山道のすぐ近くを流れているので、冷やし直しが容易にできます。
・・・おかしいなぁ、これが発動するのはいつも夏になってからなのに。
右隣りの赤い車が、皇海山と鋸山の両山頂でお話しさせていただいたBeyondさんの車です。
出発準備をしている間に戻られたら挨拶するつもりでしたが、お逢いできなかったので、今日のお礼と自分のヤマレコユーザIDを書いたメモをフロントガラスに挟んでおきました。
そうしたら、帰りの関越でPAに寄って休憩中、ヤマレコをチェックすると、友達申請が来ていてビックリ!
装備
MYアイテム |
![]() 重量:5.77kg
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個人装備 |
長袖Tシャツ
長袖インナー
半袖Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
帽子
サングラス
靴
ゲイター
ザック
トレッキングポール
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
常備薬
保険証
携帯
時計
カメラ
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感想
今回で巻機山、越駒、苗場山に続き、4連続の日本百名山。
図らずも、5月は日本百名山強化月間となりました。
遠征しまくったおかげで、5月の走行距離はなんと2,800kmオーバー、かかった高速代は\\39,290!
計算してはいませんが、多分ガソリン代も同じくらいか、それ以上にかかっていることでしょう。
山に登るのはタダ(男体山や伊吹山など、入山料が必要な山を除く)ですが、登山口まで移動するのに、やたらお金がかかるんですよねー。
長野や山梨にお住まいの方が羨ましい・・・。
ガソリンが高いのは仕方ないにしても、日本も外国のように高速道路が無料になればいいのにな〜。(まあ、無理でしょうけど)
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閑話休題
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前日苗場山を登っているときは、翌日に登る山を近くの鳥甲山、白砂山、佐武流山のどれかにしようと考えていました。
ですが、苗場山の山頂からのあまりにも素晴らしい眺望を目にした後では、近くの山に登ったところでその景色を越えられないと思いましたし、それならばもう少し離れた山域の山に登ろうと思ったわけです。
道の駅に停めた車の中で、どこに登ろうか調べた結果、以下のような過程で皇海山に決まりました。
よし、ここまで来たら、次も日本百名山にしよう!
↓
尾瀬はどうかな?燧ヶ岳や至仏山なんていいんじゃない?
↓
いや、混んでそうだし、駐車料金がめちゃ高いからヤメ!
↓
皇海山は?皇海橋までの林道が長いけど、山行自体は標準CTで5時間程度だから、早く登り始めれば午前中に下山できそう。
↓
皇海山に決まり!
翌日、車を走らせ、栗原川林道の群馬県側の入り口である追貝に到着したのは夜中の3時。
林道の入り口には警告看板がズラリ。
これからの厳しい道のりを否が応でも予感させます。
この時間に対向車がくることはほぼないでしょうが、一応覚悟を決めて林道に進入しました。
最初は舗装路だった林道も、未舗装路になったり舗装路になったりを何回か繰り返します。
ですが、それも序盤のこと。
やがて未舗装路のみとなり、進むについて、道は少しずつ悪くなっていきました。
事前調査のとおり、スピードは時速10〜20kmほどしか出せません。
常に前方に目を凝らし、尖った石や大きな凹凸がないかを注意する必要があるので、神経が擦り減ります。
そんな状態で走行すること約1時間半、なんとか無事に皇海橋前の駐車スペースに到着することができました。
駐車スペースには先着の車が6台。
皆さん、車中でお休み中でした。
5時前になると、皆さん続々と起き出して準備を始めていました。
自分の隣りの車の男性は、どうやら渓流釣り目的で来ている様子でした。
5時前に駐車場を出発し、皇海橋を渡って登山口へ。
同じタイミングで出発した男性2人(2人とは山頂でも一緒になりました。1人は鋸山の山頂でもお逢いすることになる、ヤマレコユーザのBeyondさんでした。)とおしゃべりしながらしばらく登りました。
その後は自分が先行し、お二人とはひとまず別れました。
序盤の登山道は、こんなんでどうやって標高を稼ぐんだろうというような、緩やかな沢沿いの道が続きました。
4、5回の渡渉を経て、距離的にはちょうど半分の山頂まで1.8kmの地点まで来ました。
ここまで約45分。
残りの1.8kmで標高差500mを登らないといけません。
多分、最後に本気を出してくるパターンだと思いましたが、その通りでした(笑)。
山頂の手前の急登で、後ろから追いついてきた男性に抜かれました。
男性とはそのすぐ後に山頂で一緒になり、2、30分くらい山談義で大いに盛り上がりました。
男性は、神奈川の厚木から来たということでした。
やがて序盤で一緒だったお2人も山頂に到着し、4人で山談義。
山座同定で盛り上がったりして、とても楽しかったです。
その後、山頂で最初に一緒だった男性は先に下山(庚申山まで行くそうです。)し、自分は、もう少しBeyondさんともう1人の男性とおしゃべり。
お二人も山頂を去り、自分もやっと下山を開始しました。
Beyondさんにはすぐに、もう1人の男性にはさらに先で追いつき、先に行かせていただきました。
(お二人とも、鋸山へは登らずに下山するとおっしゃっていました。)
あっという間に不動沢のコルまで下りてきて、鋸山方面に向かいました。
鋭く尖った鋸山のピークへは、その見た目どおり、かなりの急登と岩場を登りました。
不動沢のコルから35分ほどで山頂に到着しました。
鋸山の山頂は、皇海山のそれとは正反対に、360度の展望が楽しめました。
山頂からは皇海山の山容はもちろんのこと、日光方面の眺めも素晴らしかったです。
ほどなく、庚申山方面から男性がやってきたので、おしゃべりしました。
男性はこのあと皇海山に登ろうと思っていたということですが、かなりお疲れの様子で、「どうせ登っても展望がないし、どうしようかな〜?」と迷っておられました。
(男性は、過去3回ほど皇海山に登ったことがあるそうです。)
しばらくすると、皇海山からそのまま下山するとおっしゃっていたBeyondさんがやってきました。
嬉しくて、ここでも30分近く山談義しながら、楽しい時間を過ごすことができました。
その後、自分はBeyondさんたちと別れ、下山しました。
皇海橋の駐車スペースには11時に到着。
鋸山の山頂から、1時間20分で下りてくることができました。
帰る準備をしている間にBeyondさんが到着すれば、挨拶をしようと思ったのですがお逢いできなかったので、今日のお礼と自分のヤマレコユーザIDを書いたメモを、Beyondさんの車のフロントガラスにワイパーで挟んでおきました。
帰りもあの長大な栗原川林道を走らなくてはいけないと思うと憂鬱ですが、林道を抜けなければ帰れません。
対向車が来ないことを祈りつつ、車を走らせました。
ですが、自分がそう思うとかなりの確率で対向車に遭遇するので、今回も嫌な予感がしていました。
結果は、車、バイクともに5、6台の対向車に遭遇。
幸運にも、待避スペースのすぐ近くだったので、事無きを得ました。
(バイクはどこで遭遇しても、特に問題はありません。)
何とか林道を無事走りきり、ほっと一息。
道の駅 白沢に併設された望郷の湯へ寄ってさっぱりし、バッジも購入できました。
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皇海山を不動沢側から登る場合は、栗原川林道で皇海橋に向かうまでが核心で、距離が短く山頂からの展望もない山行はオマケなんて言われたりしますが、山頂からの展望も(斜面をちょっと下れば)ちゃんとあったし、鋸山の山頂からの景色は素晴らしくかったです。
帰りの関越は事故渋滞でゲンナリ・・・。
途中、乗用車に後ろから追突したらしい観光バス(乗客は災難ですね)や、何故か横倒しになった軽トラ(どうしてそうなった・・・)を見かけました。
温泉を14時半に出発したのに、自宅に着いたのは19時過ぎ。
途中、PAで30分ほど仮眠をとりましたが、それにしてもかかりすぎです。
なんだか今日は、いつもに増して車の運転に疲れた一日となったのでした。
おしまい。
ご無沙汰しています。
花粉と仕事が落ち着いたので、そろそろ活動を開始しようかなーと思っています。
ここは私の地元なんですが、どうしても自分の車で行くのが嫌で来週送迎してもらっていく事にしました。
山自体よりも登山口までがサバイバルですよね。
chiho_wさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
>花粉と仕事が落ち着いたので、そろそろ活動を開始しようかなー
それは良かった!
でも再開1発目が皇海山ですか?
・・・やりますね(ニヤリ)。
自分はなぜか、今年は花粉の症状があまり出ませんでした。
もちろん、薬は服用していたのですけど。
なんででしょ?
>山自体よりも登山口までがサバイバル
まさにそのとおり!
栃木県側の銀山平から、庚申山→鋸山→皇海山というルートもありますが、あちらは山行自体がサバイバルでロングです。
さて、どっちがいいのかな〜?
何にしても、お気を付けて行ってきてくださいね。
お疲れ様です。
動画拝見しました。
これが。。。栗原川林道ですね。
凄く、参考になりました。
さすがに、今の車ではいけないので、後ほど(笑)
やっぱり、ハスラー・・・いい車ですね。
うぅーん・・・はやまったか(;'∀')
hnr32gts44さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
悪路を走った長さとしては今までで一番でしたが、実はもっと状態の酷い林道を走ったことがあります。
それは、長野県川上村から大弛峠へと至る、川上牧丘林道です。
道の大部分が急勾配、路面はまるで河原のような状態の、それはそれは酷い道でした。
今考えても、よくあんなところを走行できたと思います。
車載動画は、以下のレコ内に載せています。
↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1288000.html
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