棒ノ嶺〜酉谷山〜雲取山〜鴨沢


- GPS
- 32:00
- 距離
- 39.0km
- 登り
- 2,827m
- 下り
- 2,600m
コースタイム
名栗湖(白谷沢)8:35-9:44棒ノ嶺9:50―10:06槙ノ尾山―11:24鉄塔―11:26有馬ダム分岐―11:48日向沢の峰分岐(朝食)12:01―12:04有馬山分岐―12:35蕎麦粒山―13:17一杯水-13:20一杯水避難小屋13:21―13:35天目山分岐―13:46ハナド岩13:48―14:14七跳尾根分岐(昼食)14:20―14:55酉谷山避難小屋(泊)
5/1(月)
酉谷山避難小屋6:32―6:46水松山―7:16滝谷ノ峰ヘリポート―7:43天祖山分岐―8:14長沢山―9:17白岩山・三峰分岐―9:20芋木ノドッケ―9:42大ダワ―10:09雲取ヒュッテ跡―10:16雲取山荘10:20―10:43雲取山10:44―10:49雲取山避難小屋11:35―11:43富田新道分岐―11:56奥多摩小屋―11:58雲取山ヘリポート―12:20唐松谷林道出会―12:31七ツ石小屋分岐―12:56水場―13:29―13:33小袖乗越(駐車場)-13:38鴨沢13:48=(バス)=14:40奥多摩駅
天候 | 4/30(祝) 曇り 5/1(月) 気温8度(5時13分) 小雨のち一時曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
入山口の名栗湖側には、登山ポストなし。 |
写真
感想
本当は、連休を利用して棒ノ嶺〜雲取山〜笠取山〜大菩薩〜三頭山の大トレラン構想でしたが(笑)
次の状況から1泊2日の避難小屋利用の雲取山(2017m)を楽しんできました。
◇残雪対策:6本歯アイゼン用意したが雲取山までなら残雪少ない。(直前情報で結果不所持)
◇連休対策1:トレランで走りたいが超混雑の山小屋に泊まりたくない。
すれ違った登山者情報では、雲取山荘は猛烈な混みよう(4/29宿泊200人・テント200張、4/30宿泊100人・テント100張)とか? やはり泊まらなくて良かった。
◇連休対策2:小屋の連泊は懐に優しくない。
◇山小屋対策1:テントも良いが重くなり完全に登山スタイルとなる。
◇山小屋対策2:調べてみると綺麗な酉谷避難小屋に泊まりたくなった。
◇STY対策:同標高での歩荷訓練を兼ねる。
てな訳で・・・今回は、名栗湖(白谷沢)を出発し、棒ノ嶺に取り付き、都県境の尾根を雲取山まで縦走することにした。
避難小屋宿泊となると荷物が増える。
最低限のシュラフ、マット、食糧や嗜好品を持たなければならない。
途中水場あるけど冬場で未確認なので、ハイドレに2リットル、泊予備として1リットルの水も持つと9.8kgとなった。
登山としては軽いが、トレランとしてはずっしり重い。
走れたものじゃない。
トレイルならCT比0.6で走る自信あるけど、今回は0.8くらいか?
急こう配な登りと緩い下りの小走りで時間節約が限度で、今回は中途半端なトレラン気分の登山とした。
■4/30(祝)
先ず最初の棒ノ嶺(白谷沢)の登りで70分。いつもより10分多くかかった。
棒ノ嶺山頂には朝早い割にはおよそ20人の登山者がいた。
山頂を後に日向沢ノ峰に向う縦走路に入ると登山者は殆どいない静かな山道となる。
道筋は以前トレイル大会もあったコースなのでしっかりしている。
日向沢ノ峰の手前はやはりキツイ登りだ。(雲取り山までで一番キツカッタ。)
日向沢ノ峰の分岐は市販のマップでは、日向沢ノ峰のピークを通るように見えるが、実際はピークの手前を通るのだ。
道筋が解らずうろうろ何度も登り降りを繰り返している登山者がいた。
聞いてくれれば教えたのに、すれ違い時に挨拶しても返事もしないヤツだったので自分からは声をかけなかった。
この先からは初めて行くルートだが、昨年からは一杯水避難小屋へかけてのトレイル大会も開催されているので、ルート上は何の心配もいらない。
日向沢ノ峰(ひゅうがさわのうら)もそうだが、蕎麦粒山(そばつぶやま)、水松山(あららぎやま)など難しい読み方も多い。
また、芋に関する山名も多い。
蕎麦粒山の山頂に着くと小岩があった。名の由来の岩だそうだ。蕎麦の実に見えたそうで・・・。
一杯水は良くある沢水であった。
たくさん流れているのに何で一杯か(笑)
今後名の由来を今度調べてみよう。
5分も進むと一杯水避難小屋が有った。
比較的綺麗な小屋。15人位は泊まれそう。
三ツドッケ(天目山)は、視界不良なので山頂へは行かず通過した。
長沢背陵に入ると風が強くなってきたが、アームカバーで調整できる程度で寒くはない。
午後3時前 少し早いが目的の酉谷山避難小屋(とりたにやまひなんごや)に到着。
写真で見た通り綺麗な小屋だ。
玄関から15歩も歩くと水場があるなんて素晴らしい。
小屋に入ると、一番主でお酒大好き単独行者と群馬から来た4名組(うち女性3名)5名の先客がいたので、これから出発するか聞くと泊るとのこと。
まだ3時前なのに随分早いじゃなか・・・?
自分が一番と思っていたのに!
私も泊まるので宜しくと挨拶。
これで小屋は満員御礼の6名となる。
因みに昨日は満員札止めとのこと。(定員6名の他に、通路に3名、落ちたら死にそうな天井に1名、玄関の外に1名)
連休は恐ろしい。日程を少しずらして良かった。
久々の山夕食は、食べ残したお握りとインスタントラーメンとさんまの蒲焼、おまけは寝酒用の焼酎他でした。
後から来た2名はテント持っていたので良かったものです。
この同郷同世代の2名様には、山ではなかなか呑めない日本酒とビールなどご馳走になり感謝感激ありがとうございました。
もの覚えが悪いので名前は聞かずでした。この場を借りてお礼申し上げます。
長々としゃべり8時半頃就寝。寒くなくぐっすり眠れた。
■5/1(月)
皆に合わせて少々遅い5時頃起床、外気温8度(小屋内気温12度)。
朝食は、アルファ米にレトルトカレーとインスタントラーメンとしっかり食べた。
久々に食べたアルファ米は随分美味しくなっていた。
一泊すると荷物は軽くなり、更にこの先の水場はしっかりしているので、食事用の水はゼロとした。
2.5kgは軽くなって総重量7.3kgってところだろう。
でも走るにはキツイ。
6時半小屋を最初に自分が出た。
朝から残念ながら霧模様。視界不良。
稜線に上がると直ぐに小雨となる。
暫くはウインドヤッケで我慢してたが、上下ゴア雨具に着替える。
直前に届いたバーサライド・ジャケットなかなか良い。
とにかく軽いので動きにも抵抗がない。
日原界隈は、がけ崩れなどで通行止めのルートがけっこうあり、エスケープルートも限られている。
この為か? 雲取山の東側、水松山と芋木ノドッケ間は入山者が少なくルートも不鮮明なところもある。
倒木が多く景色としては残念だが、倒木間に若木も多く、あと20年もすれば立派な自然林が再生しているだろう。
今回すれ違った雲取山下山者は僅か3名であった。
雲取山荘手前大ダワ通過したころには雨も上がり、一時視界が開け秩父三峰方面の峰々が見えた。
雲取山荘到着
昼食用の水を補給し山頂へ。
残雪が極めて僅かだけどあった。雪解け後の泥が着かぬよう慎重に歩く。
雲取山山頂到着。
視界不良も不良。
避難小屋に入る。
予定ルートの最短鴨沢への下山であれば、軽くラーメンでも良かったが、時間余裕あれば、
この先コースタイムで5時間(余分に3時間にかかる)の直接奥多摩駅へ降りることも考えていたので、お湯沸し15分待ってアルファ米の五目飯をしっかり食べる。
しかし、昼食後、小雨から雨となり再び雨具を着ることとなったので、鴨沢へ下山することとした。
荷物多少重くても下りなら多少走れたが、鴨沢バス時刻が解らず少しは走った方が良いのか? ゆっくり行った方が良いのか不安であった。
トテモ幸いのことに平日13:48バスの10分前に到着した。
これに乗り遅れたら2時間10分待ちであった。
余りにも酷いバス時刻。
連休中なんだから休日運行にして欲しいものです。
途中からの登山客も加わり超〃満員のバスは奥多摩駅に到着。
地元貢献も図るため、蕎麦屋で休憩後帰路に着きました。
天候不良で山々の風景は見れませんでしたが、久々の縦走は良かったです〜。
また行きた〜い。
※今回はヤマレコ(残雪情報)が大変参考になりました。
ありがとうございました。
自分の詳細記録載せましたので参考になれば幸いです。
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