20050820-22寸又峡林道→光岳→上河内岳→聖平→椹島
- GPS
- 56:00
- 距離
- 62.1km
- 登り
- 4,321m
- 下り
- 3,733m
コースタイム
- 山行
- 16:28
- 休憩
- 5:37
- 合計
- 22:05
- 山行
- 2:45
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 3:03
寸又峡温泉1453→1501分岐→1504夢の吊橋1508→1514車道→1515尾崎坂展望台・ゲート1516→1623千頭ダム1631→1650逆河内林道1653→1715寸又川左岸林道・お立台1732→1802大樽沢・大無間山登山口→1812小屋01814→1816小屋11828→1851樺沢→1909小屋への分岐→1915小根沢→1918小屋2→2007雨宿りのプレハブ2040→2042大根沢→2112小屋32128→2138栃沢→2150水汲みtry2153→2156三昇ノ瀧2208→2240右岸に渡る橋→2310光岳登山口2327→2333「1200m」→011「1500m」→041「1700m」046→101仮眠151→228「2000m」233→323「2300m」333→347百俣沢ノ頭353→430森林限界・ハイマツの丘→447主稜線分岐451→501光岳523→532主稜線分岐→535光小屋608→615分岐→621イザルガ岳623→628分岐→631静高平632→709三吉平→711「携帯電話通話可」728→748易老岳759→855再び易老岳→1000希望峰1015→1023木道1→1029木道2→1030仁田池1033→1051茶臼岳1102→1112茶臼小屋分岐1114→1125最低鞍部→11??「お花畑」→1159竹内門→1220上河内岳の肩1227→1246南岳→1331聖平→1334聖平小屋(泊)
050822(月)所要時間3h03m(2h45m)
聖平小屋527→552岩頭展望台555→6??水場→6??滝見台・乗越→713聖沢吊橋715→739聖岳東尾根取付744→747水場→748出会所小屋跡750→802聖沢登山口808→830椹島
過去天気図(気象庁) | 2005年08月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新大阪823−こだま530−1037掛川1048−1102金谷1128=\1810=1249千頭1250=バス\860=1330寸又峡温泉 20050822(月) 椹島1100=送迎バス\3000=1200畑薙第一ダム1220=バス\2550=1541静岡1614−ひかり417−1759新大阪 |
感想
20050820-22寸又峡温泉→光岳→聖平
8月後半の週末は南アルプス南部に行ってきました!YAMAYAMAにとって予てから懸案の寸又峡からの光岳登頂です!当初じゃ土日で24時間で寸又峡から百間洞まで行き、月曜に赤石岳を越えて椹島に下山という計画でしたが、YAMAYAMAには力不足で、寸又川左岸林道が2年前歩いた時よりかなり荒れていて時間が掛かったこともあり、土日は聖平までとなり、月曜も悪天で聖岳にも登らず、とっとと椹島に下山とあいなりました(;_;)
今回も外観は半袖Tシャツ、ランニングタイツ、トレールランニング用シューズ、ダブルストック、ランナーズのLSDザックとランニング登山スタイルも、やっぱり林道以外はせいぜい速歩きという状況でした。
8月20日(土)
8/20の土曜日の朝8時台のこだまで新大阪を出発、掛川で在来線に乗り換え、金谷で大井川鉄道に乗り換えた。SLの走る大井川鉄道は夏休みで家族連れで結構な賑わい!その日のSLの指定席は売り切れとのことだった!
千頭からバスに乗って寸又峡温泉に13時過ぎに到着。美女づくりの湯で一風呂浴びて、昼食を食べてる内に雨が降り出してきた!この3日間は結構雨に降られることになったがその前兆だったか!
にわか雨の中、ストックは午後3時前に出発!24時間で百間洞を目指す計画!すぐに紅葉の葉をあしらったゲート。夢の吊橋までは観光客も多い!車道に戻ってすぐ先の尾崎坂展望台には水場と自動販売機あり。そこにゲートがあり、この先は一般者通行止めとのこと。ここから寸又川右岸林道を辿るがほとんど舗装され走りやすい。所々に距離表示もあった!途中のトンネルは真っ暗のところもあって、ヘッドランプを取り出した。
千頭ダムまで約10kmを1時間半かかって到着。対岸に渡って休憩。岸に沿って道が延びており、それを辿るのかと思いきや、慰霊碑の前の山道を急登していく!グイグイ登って20分程で逆河内林道に飛び出る。少し右に行くと登り口あり、千頭ダムから寸又川左岸林道までの登山道は余り整備されていない感じだった。
千頭ダムから45分程で寸又川左岸林道に飛び出る。「お立ち台」と書いた石碑がある。トイレもあるが水は無し。この時には空が晴れ、日が差し、南ア深南部の展望が楽しめたが、今回の山行で展望が開けたのはこの時だけだった(>_<)
ここから登山口まで道標によると23.5kmとのこと(-_-)再びストックをザックに付け、ジョギングモードで林道を進むと大樽沢の大無間山登山口。大樽沢と樺沢の間にかなり古いのと新し目の二つの小屋。新しい方の小屋は2年前の9月に下山してきた時、ヒッチハイクしてもらった所。すぐ近くにパイプの水場がある。小屋の中には男性単独行者が夕食中だった。
樺沢を過ぎ、右上にある小屋(飯場?)への林道分岐を過ぎると小根沢を橋で渡るが、そこに自転車でやってきた大学生の一群が幕営していた!何でこんな所で幕営?とこの時は思ったが・・・丁度この頃から再び雨が降り出し、その後結構強くなり、雨具を身に着けることとなった。
寸又川左岸林道は2年前とは違い、小根沢より上流では随所にがけ崩れ、落石、倒木があり、林道とはいえ素直に走れるような状況ではなく、しかも真っ暗で、雨&霧の状況、思ったよりかなり時間が掛かることとなった(>_<)
「寝水の水」はいつの間にか通り過ぎたよう・・・林道の左側にかなりショボイが一応雨を防げる小屋があり、しばし雨宿り休憩(^_^)30分もすると雨はほぼ止み、雨具なしで再出発!
ひたすらひたすら荒れた林道を歩いていく。路面の状況が良い所は走るが、長くは続かない。信濃俣への登山口と栃沢の橋の間に小屋がありしばし休憩。途中水汲みしようとしたがうまくすくえず。水の補給は三昇ノ瀧で行った!この滝は滝壺が無く、林道に直接落ちている!
その先で右岸に渡り、尚も荒れた林道を緩く登っていくとようやく光岳への登山口到着\(^o^)/ここまで寸又峡を出てから8時間20分弱、お立ち台から5時間40分弱!!!寸又峡から6時間位、お立ち台から4時間位で着けるだろうと思っていたのだが、早くもここでかなりの遅れ・・・既にこの時点で百間洞まで行くのはキツイ状況だった・・・
8月21(日)
1100m余の登山口から2591mの光岳まで標高差1500m弱の樹林帯の登り。ダブルストックで登りだすが、眠気と空腹感が強くなってきて、ペースが全く上がらなかった(^_^;)所々ある標高を示す道標が励みになったが、無性に眠くなり、約1800m付近でザックカバーを下に敷き雨具を着てしばし仮眠、といってもせいぜい30分程だったと思われる。
「2000m」、「2300m」の表示の所でも休憩。そこから一登りでようやく百俣沢ノ頭到着、登山口から4時間以上もかかっていた。ここから大無間山への縦走路が分岐する。2年前、一度試みようとしたが、台風の接近で断念したコース。何とか機会を見つけてまたトライしてみたいコース!!!
傾斜が緩くなった樹林帯の道をひたすら登っていくと、突如樹林が途切れ、森林限界のハイマツの丘!ただし、周囲はガスで何も見えず・・・再び樹林帯に入ってしばらくで南アルプスの主稜線に到着(^_^)10分程で樹林の中の光岳山頂到着\(^o^)/登山口から5時間半以上かかっていた(>_<)休んでいると男性二人組がやってきた!
大休止後、樹林帯を下っていくと2年前に泊まった光小屋。さすがに日本百名山だけあって登山者が多い!!!小屋の中に入らせてもらい、しばし休憩。朝6時前で、多くの登山者が出発する時だった!その多くは易老岳から易老渡に下山したものと思われた。
すっかり明るくなって6時過ぎに光小屋を出発。センジガ原からイザルガ岳を往復してみたが、見えるのはガスのみ・・・ちなみに静高平の水場は枯れていた。
易老岳との最低鞍部の三吉平から少し行くと「携帯電話通話可」の表示、ガケの近くまで行くと確かに携帯電話を掛けることができた!しかし、メールはかなり微妙だった・・・他の多くの登山者も電話を掛けにやってきた!
一登りするとやはり樹林の中の易老岳山頂。しばし休憩して、先に進む!が・・・20分位歩いただろうか、また無性に眠くなり、道ばたに腰掛けてしばしウトウト(-_-)zzzで、ガバッと起き出して歩いて行き、山頂に着いたと思ったら、なんとまた易老岳!!!歩き出した時、もと来た方に歩き出してしまったようである(^_^ゞこういう超初歩的なミスをするのも疲労のせいとしか言いようがない・・・気を引き締め直して、東の方へ歩き出すが、1時間近いロスタイム・・・
樹林帯のアップダウン、所々トリカブトやミヤマダケブキなどの咲くお花畑、心が和まされる!グイグイと登っていくと、やはり樹林の中の希望峰に到着。ここからカメラだけ持って仁田岳を往復しようと思っていたら、突如大粒の雨・・・ということで気分は萎え、仁田岳往復はあっさり中止。
希望峰から少し行くとハイマツの尾根となり、やっと高山の雰囲気となる!が、渦巻くガスに風と雨・・・ひたすら歩く。木道の敷かれた草原と二つ通ると茶臼岳手前の鞍部、仁田池に着く。天気が良ければのんびり休憩したい所だが、先を急ぎ、茶臼岳への登りに入る。
岩塊の重なる道を登ること20分弱、茶臼岳頂上に到着!この時点では今日の目的地は聖平と決めており、あと上河内岳を越えればとりあえずのゴールと気分を奮い立たせる!出発しようとすると男性単独行者が聖平方面からやってきた。
10分程下ると茶臼小屋への分岐、巻き道を下っていき、上河内岳への登りとなるが、20時間以上歩いた後にこの登りはかなり堪えた(>_<)「お花畑」を通り抜け、「竹内門」の岩の間を通り、ひたすら登るのみ!!!
茶臼岳から1時間20分弱で、上河内岳の肩に到着!相変わらず風雨が強い!!!上河内岳は今まで2回登っているので、今回はあっさりパス(^_^ゞそのすぐ先で雷鳥一家発見!
マツムシソウなどの咲くお花畑から南岳を越えて、ひたすら下り樹林帯に入る。まだ茶臼目指して登ってくる登山者がいる!上河内岳の肩から1時間チョイで草原の広い鞍部の聖平到着!木道をしばし進むと今宵の宿、聖小屋に到着!!!寸又峡温泉から22時間40分程かかっていた・・・百間洞まで行こうと思うとやはり午前中に聖平を出発したいところ、まだまだ力不足だった・・・
聖平小屋は綺麗なログハウス調、1泊2食付き寝具(シュラフです)付きで7500円、さすがに北アルプスと比べて安い!それと、小屋の主人も夕食の時に言ってましたが、「お前ら泊めてやらぁ」って感じじゃなくて、小屋に到着時に熱いお茶のサービスなどサービス精神も旺盛と、南アルプスの小屋のイメージとは随分変わってきてるな、って感じでした。農鳥小屋や赤石岳避難小屋の主人にも見習って欲しいっす!!!
小屋には多くの登山者がいて、夕食・朝食とも何回かに分けてでしたが、眠るスペースはYAMAYAMAは2階で7人用のスペースに5人と余裕でした。向かい側のスペースには誰もいなかった!
さすがにこの日は眠くて、2時過ぎから夕食の4時20分頃まで眠りこけ、夕食後も7時には寝入ってしまってました(-_-)zzz
8月22日(月)
朝食は4時半からで4時頃起き出すが、やはり雨・・・天気が良ければ頑張って聖岳を往復しようとも思っていたが、過去2階登ってるし、あっさり断念(^_^ゝ
朝食後ものんびりパッキングなんぞして5時半頃に雨の中、椹島に向けて下山開始。最初は沢沿いの下り、一度左岸に渡りまた右岸に渡ると山腹の道となり、結構アップダウンがある。
岩頭展望台からは聖沢がよく望めた!先行パーティをどんどんパスして、途中から聖沢に向けてのつづら折れの下りを駆け下る。滝見台の少し先で一番先行していた男性単独行者をパスし、尚も下ると、聖沢を渡る吊橋。
そこからは登り基調の道で、聖岳東尾根の取り付きに到着。笹の中にか細い踏み跡が登っていっている。このルート、積雪期か残雪期に一度辿ってみたいです!!!
そのすぐ先で水場の沢、更にすぐ先が出会所小屋跡の広場。東尾根を登る時はここが初日の幕営地になるんだろう!!!
そこからは一気の下り聖沢登山口到着、ここまで聖平小屋から2時間半余だった。ここから椹島までは2.5kmの林道、登りが多いが、疲れた体に鞭打ってゆっくりジョギングモードでゴールを目指す。
牛首峠からは下り道、結局、聖平小屋から3時間チョイで今回のゴール、椹島に到着!!!結局雨は降ったり止んだり、汗と雨で結構全身ビショビショ状態だった・・・畑薙第一ダムからのバスに接続する送迎バスは11時出発なので、バスの受付をして(\3000)、シャワーを浴び(\500)、昼飯を食って時間つぶし。以後、送迎バス、静岡までのバス、新幹線を乗り継いで帰阪した。
今回は寸又峡温泉から長い長い林道をたどり、聖、赤石といった3000m峰を目指す、というコンセプトでカモシカ山行を計画したのですが、やはり力不足、それに寸又川左岸林道が2年前と比べてかなり荒れていたことと、悪天ということもあって、残念ながら聖岳にも届かず聖平から下山という顛末と相成りました・・・残念(>_<)しかし、寸又川左岸林道はこのまま整備されずに荒れていくんでしょうか・・・このルートを辿る登山者はほとんどいないと思いますが、何とかして欲しいものです。でもってできれば、いつの日か再チャレンジみたいです!!!
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