2泊3日で聖・赤石・荒川


- GPS
- 51:07
- 距離
- 45.2km
- 登り
- 4,549m
- 下り
- 4,539m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 6:13
- 山行
- 10:54
- 休憩
- 2:55
- 合計
- 13:49
- 山行
- 8:43
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 9:53
天候 | 初日:晴れ 2日目:晴れ→雨 3日目:雨→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
始発には乗れず、次便に乗車。 |
その他周辺情報 | 白樺の湯 畑薙ダムもこの温泉もauの電波は入らない |
写真
感想
南アルプスの巨峰を巡る欲張り山行。
ハードな行程なのは覚悟の上だったものの、予想通りな山行となった。
特に2日目は同行者の皆さまへ荷物を持ってもらい、予定よりも遅れてヘロヘロで荒川小屋へ到着。
このヘバりようから、翌日は予定通り下りられないだろうな、、という全員の予想を裏切り、意外な回復を遂げて無事下山となった。
赤石沢を遡行した同じ会のサモア君たちとも行き帰り同じバスに乗ることができて、互いの健闘を称えあった。彼らの山行記録はこちら。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1201345.html
山科駅集合、南大高駅で長野から来たBEERBEARを拾い、新名神を快走。
畑薙ダムまでは暗い中細くてくねくねな山道を走る。初めて走るけどこれだけで消耗しそうだ。
畑薙ダム臨時駐車場で仮眠。
翌朝、周りの人たちに合わせて5:30頃から並び始める。
しかし初便には乗れず、次の便に乗ることに。列の場所は日差しが直接当たって暑い。
8:15にバスへ乗り込み、1時間ほどかけて椹島へ。
未舗装でガタガタ揺れるものの気づいたら寝落ち。起きたら到着。
椹島から聖の登山口までは30分ほど道を戻る。
一応運転手さんへそこで下してもらえないか聞いてみたけれど、あえなく断られる。。
翌日登る赤石岳の山頂を見上げて、いざ登山口へ。
この日は聖平小屋までなので、行程には無理はない。
いくつか吊り橋を越えていき、1000mほど標高を上げてサクッと到着。(正直あまり記憶に残らなかった)
聖平小屋名物のフルーツポンチを堪能して、広いテン場にテントを広げてくつろぐ。
軽量化のため夕飯は宿でいただく。川魚がおいしい。
各地のキリンビール"〜づくり"を持ち寄って明日の長丁場へ向けて気合を入れて就寝。。
山行2日目。
聖・赤石を越えて荒川小屋までの行程。
小屋を出て聖岳へ向かう。程なくして聖岳が見えてくる。
…意外と遠くない??
早速少し気が滅入るものの、朝で元気なので見た目ほど時間はかからず登頂。
目指す赤石が良く見える。
少し下に奥聖岳があり、その先が聖岳東尾根。次に聖岳に来るのは冬季にここから、になるだろうか。
ひとしきり写真を撮りあって次のピーク、兎岳へ向かう。
ここの下りが心を折りにくる。。涙
まだ下りるの!?ってくらい下りて、また登って兎岳。名前のわりになかなか悪どい。
山頂からレンズ雲が見えた。天気が崩れる予感。(実際崩れていった)
またも下って登ってを繰り返して中盛丸山、少し足をのばして大沢岳を通って百間洞山の家へ。
ここのとんかつが食べたかったので、カツカレーをいただく。
休憩のあと小屋を出て百間平への登りにかかると、雨が降ってきた。
雨具をつけるか悩むレベル。
着たものの、すぐに雨は上がった。これもあるある。
赤石岳本体への登りでだんだんへばり始める。
自分でも驚くほど急に元気がなくなり、遅れ始める。
雨は時折吹付けるものの、運よく強まることはない。
遅れながらなんとか赤石岳の避難小屋へ到着。
ここで行程を打ち切ることも考えたけれど、すでに小屋は定員オーバー。
足の踏み場もないほどの人がいた。
予定を諦めて赤石小屋へ行くか、荒川小屋へ行くかの2択を迫られたが、どちらも下りであること、翌朝大丈夫そうなら予定通りいきたい(厳しそうなら赤石岳経由で大倉尾根で下山)、という判断で荒川小屋へ行くことに。
覚悟を決めて荒川小屋へ。
ここまで同じルートを歩いていた人たちは皆避難小屋泊だったようで、時間が時間ということもあり、ここからは我々のパーティのみ。
ガスの中歩き、小さな登りでもハーハー言いながらどうにか荒川小屋へ到着。
東海フォレスト縛りにより、ここでは小屋泊。
夕飯を用意してくれる時刻は過ぎていたので、カレーライスを用意してもらった。
素泊まり用の建物で就寝。
明日はちゃんと下山できるだろうか。不安に包まれながらではあるものの、ストンと眠りに落ちた。
山行3日目。
あいかわらずガスの中。そして小雨。
ヘッデンをつけて荒川岳へ向かう。
序盤のゴーロ帯で少し道を見失うものの、意外に順調に中岳へ到着。
雨を避けるために避難小屋で休憩できないかと思って小屋を覗いてみたら、思いの外厳しい感じであしらわれてしまった。皆の東海フォレストへの不信感が募る。
降り続く雨の中を先へ進む。
写真を撮る余裕もなく、2年経った今ではあまり思い出せないままルートを辿り、荒川岳の最高峰である東岳へ到着。
21座ある3000m峰で最後の一つ。
でも実は、この時は行っていない荒川岳・前岳も21座にカウントされていると思っていて、21座完登だと気づいていなかった。
というわけでここからは下りだ!という思いだけが頭に浮かんだだけだった。。
下りにかかればあとは一気にペースが上がる。
雨も上がって天気は回復。千枚小屋で雨具をしまい、さらにサクサク下っていく。
地図で見た通りのなだらかな下りを延々を下る。
遠くに荒川小屋を眺めて林道を横切ったり。
晴れ間も出てきて最後に「ここ通る必要ある?」ってくらい謎なところにある岩尾根を越えて、谷底の林道へ下り立った。
懸念していたバスの時間にも余裕で間に合い、売店をのぞいてソフトクリームを食べる余裕すらあった。
赤石沢遡行を完遂したサモアチームとも再会し、晴れやかな気分で帰路についた。
トレーニング不足、(たぶん)高山病と至らない部分もあったけれど、いつかやりたいと思っていたルートを歩けて、3000m峰21座も完登できて記念すべき山行となった。
次にこれら峰々へ行くのは積雪期になるだろうか。
小渋川から赤石岳のルートもいいな。。
コメント
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すごい懐かしいね。
次は上河内方面で光岳目指したい!
もう2年前、懐かしいね。
高山病なのかシャリバテなのか、単に体調不良なのか、、結局ペースダウンの原因はよくわからないけれど、自分は強くないんだな、って痛感した山行だったなー。
それでも3日でこのルートを行けてよかった!
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