キスゲで飾られた天空の花園「和賀岳」（日本二百名山）［甘露水口から］

2019年07月20日(土) [日帰り]

• GPS: 05:41
• 距離: 15.5km
• 登り: 1,316m
• 下り: 1,307m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:02
• 休憩: 0:35
• 合計: 5:37

8:51 薬師岳登山口公衆トイレ
9:00 9:00 甘露水口
9:04 9:04 曲沢分岐
9:14 9:15 ブナ台
9:33 9:33 滝倉
9:37 9:37 滝倉避難小屋跡
9:59 9:59 倉方
10:23 10:23 薬師分岐
10:29 10:31 薬師岳
10:42 10:42 薬師平
11:00 11:00 小杉山
11:20 11:20 小鷲倉
11:44 12:11 和賀岳
12:31 12:31 小鷲倉
12:46 12:46 小杉山
13:03 13:05 薬師平
13:17 13:18 薬師岳
13:22 13:22 薬師分岐
13:36 13:36 倉方
13:51 13:52 滝倉避難小屋跡
13:57 13:57 滝倉
14:08 14:09 ブナ台
14:17 14:17 曲沢分岐
14:20 14:20 甘露水口
14:28 薬師岳登山口公衆トイレ

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

●薬師岳登山口公衆トイレ前の駐車場を利用
・駐車スペースは20台程度
・駐車場まで約8kmの砂利道走行必要（普通車で支障なし）

コース状況／危険箇所等

★登山道整備度：2（良5・4・3・2・1悪）階段や木道、鎖等の整備度
★体力難易度　：3.5（難5・4・3・2・1易）歩行距離、累積標高差、急登等
★技術難易度　：2（難5・4・3・2・1易）鎖場、ヘツリ等の頻度や時間等
★登山道の眺望：4（良5・4・3・2・1悪）
★山頂の眺望　：4.5（良5・4・3・2・1悪）


【すれ違った登山者の数：約20人】


◆登山道の状況（甘露水口⇒薬師岳）
・標高420mの甘露水口から標高990mの倉方までは、ブナ林を九十九折しながら登っていき、倉方から標高1218mの薬師岳までは稜線に沿って進む。
・大半は樹林帯歩きで眺望は無いルートだが、標高1040mを越えると、急に大きな樹木が無くなり、薬師岳直下は見晴らしの良い稜線を歩くことができる。
・薬師分岐の南西側直下はやや急登な区間があるものの、全区間で鎖場やロープを使うような危険性を感じる箇所は無い。

◆登山道の状況（薬師岳⇒小杉山⇒和賀岳）
・山頂までの標高差は200m弱となり、約3.8kmの道のりを緩いアップダウンを繰り返しながら見晴らしの良い稜線を進む。
・ニッコウキスゲをはじめ至る所で花畑を楽しむことができ、雄大な稜線を歩く、この区間が和賀岳の醍醐味を最も満喫できる。
・最近、ルート上の刈払いがされていないようで、膝丈ほどの草が生い茂っている区間が多い。基本的に踏み跡は明瞭なので道迷いするほどではないが、草が朝露で濡れている場合は、ゲイターや雨具の下は必須だろう。
・一部でガレたトラバースも若干あるが、全区間危険性を感じる箇所は無い。
・和賀岳の山頂は完全に360度の眺望を見渡すことができる。山頂の周囲はニッコウキスゲの大群落に囲まれ、別世界のような素敵なピークになっている。

写真

7/20 8:51

薬師岳登山口公衆トイレ前の駐車場から出発。

7/20 9:00

登山口の甘露水口まで林道を700mほど歩く。

7/20 9:07

では、登っていこう！
ホウノキの大木を眺めながら鬱蒼とした森を歩く。

7/20 9:13

ブナの葉が強い太陽光に照らされていた。

7/20 9:14

標高590mのブナ台を通過。

7/20 9:31

更に登り続け、標高750mの滝倉手前で小沢を渡渉する。

7/20 9:37

サワグルミは他樹種に比べ、抜きに出て樹高が大きいね〜

7/20 9:47

気持ちの良いブナ林を進む。

7/20 9:59

標高990mの倉方まで九十九折りで登ったが、尾根歩きになってきた。

7/20 10:05

標高1040mを越えると大きな樹木が急に無くなり視界が良くなった。

7/20 10:11

眺望の良い稜線を歩く。
ようやく左奥に標高1218mの薬師岳が見えてきた。

7/20 10:25

薬師分岐を通過し主稜線に乗る。
まずは正面の薬師岳に立ち寄ってみよう。

7/20 10:29

薬師岳に到着。

7/20 10:30

最終目的地の和賀岳を薬師岳から望む。
いや〜、遠いね〜

7/20 10:35

でも、薬師岳から小杉山までの緩やかな稜線は花も多く楽しい♫

7/20 10:36

ニッコウキスゲやハクサンフウロ、イブキトラノオ等の花畑を進む。

7/20 10:39

緑にキスゲの黄色が映えるね〜

7/20 10:50

森林限界を越えた稜線を進み、正面に標高1229mの小杉山が見えてきた。

7/20 10:51

更に小杉山から小鷲倉まで延びる緑の稜線へ。

7/20 11:05

正面に見える標高1354mの小鷲倉まで登っていく。

7/20 11:22

小鷲倉を通過すると、ようやく目的地の和賀岳をロックオン。

7/20 11:28

緩やかなアップダウンを繰り返しながら山頂に近づいていく。

7/20 11:37

では、最後のひと登り。

7/20 11:43

山頂の直下は、ニッコウキスゲの大群落が出迎えてくれた。

7/20 12:10

和賀岳の山頂に到着。

7/20 12:02

お〜、一等三角点なんだね〜

7/20 11:49

山頂から北東方向の眺望。
背後には、朝日岳（左奥）からモッコ岳（右奥）までの稜線が見えた。

7/20 12:00

山頂から北西方向の眺望。

7/20 12:07

山頂に咲くキスゲたちを眺めながらランチタイム。

7/20 12:01

では、下山しよう！
再び歩いてきた稜線を戻る。

7/20 12:18

この時間帯になると、トンボさんがいっぱいだね〜

7/20 12:44

小杉山から薬師岳までの稜線。

7/20 12:46

標高は1200mほどだが、なかなか楽しい稜線だ。

7/20 13:04

復路は、薬師平の湿原に寄り道。

7/20 13:08

下山でも多少のアップダウンはある。
薬師岳まで登り返す。

7/20 13:16

薬師岳から西側を眺める。
視程はイマイチだが、大仙市の平野部が眼下に広がる。

7/20 13:19

名残惜しく薬師岳から和賀岳を眺める。
また来るね〜

7/20 13:23

薬師岳から倉方までの稜線を下る。
日差しが強く、気温も高いので熱中症になりそうだ。

7/20 14:02

標識を食べるブナ。

7/20 14:20

甘露水口に到着。

7/20 14:27

駐車場に到着。
お疲れさまでした！

7/20 9:40

ニッコウキスゲ以外の花たち。
エゾアジサイ。

7/20 10:18

ウツボグサ。

7/20 10:08

クガイソウ。

7/20 11:11

ハクサンシャジン

7/20 11:48

ハクサンフウロ。

7/20 12:02

ミヤマオグルマ。

7/20 13:16

ヨツバヒヨドリ。

撮影機器：

PowerShot G3 X CANON

感想

Joker

青空の下を歩きたい。と、最近、梅雨空が続き、軽めの散策が多かったので、今回は、天気の良さそうな秋田県まで足を延ばしてみました。

日本二百名山の和賀岳は、山頂までのアプローチがやや長いですが、それはそれで、森林限界を越えた雄大な稜線と花畑の取り合わせが最高！！
山頂を囲むニッコウキスゲの大群落も、見頃終盤とは言え素晴らしく感動しました。

ただし、出発が遅かったこともあり、炎天下の稜線歩きは暑くて体に応えました。
夏本番を迎え、帽子ぐらい被らないとマズいですね〜（反省）。