槍ヶ岳 新穂高 飛騨沢ルート

2012年05月22日(火) 〜 2012年05月23日(水)

• GPS: 32:00
• 距離: 27.4km
• 登り: 2,289m
• 下り: 2,273m

コースタイム

1日目　登山口　4：15　-　穂高平小屋　5：00　-　 白出沢出会　6：00　-
　　　 滝谷避難小屋　7：20　-　槍平小屋　9:15　-　　槍ヶ岳山荘　16：15

2日目　槍ヶ岳山荘　　4：20　-　槍ヶ岳山頂　5：05　-　槍ヶ岳山荘　5：50　-
　　　 槍平小屋　　 10:10 - 滝谷避難小屋　11：15　-　穂高平小屋　13：40　　　 - 登山口　14：15　　新穂高無料駐車場 14:25
　

天候

22日　晴れ→小雨→雪
23日　晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高無料駐車場

コース状況／危険箇所等

朝はマイナス7〜9度。

早朝の行動は中途半端な雪解けがアイス状態でピカピカに磨かれた斜面に・・・
飛騨も滑れば止まりません、アイゼンは絶対持って行ってください。

どの場所もお天気が良くなると落石多いです、目の前を何度か転がって行きました。

頂上直下も早朝は雪解けがアイス状態です。
場所によってはキックステップ程度でうすい氷が割れて
バラバラ落ちますのでパーティー行動の際は事故防止の為にも
ヘルメット装着がいいと思います。　

写真

5/22 0:43

東北からのアクセス　仮眠2時間は常に。　　　　

5/22 4:03

だからと言って登山道を間違えたりしませんよ〜。

5/22 4:47

旧登山道でウォーミングアップ！

5/22 5:04

林道をショートカットで穂高平小屋へ

5/22 5:30

5月下旬と言うのに雪たっぷりです。

5/22 5:53

ココから奥穂高へは夏期タイムで7時間でしょうか。

5/22 6:02

ちょうど中間くらいにある槍平小屋は閉鎖中です。

5/22 6:03

立派なプレートが巨石に打ち込められてました。

5/22 6:43

雪渓ではなくデブリです、歩き難い。

5/22 6:47

おっ！大事な標識が。

5/22 6:47

さすがに、ココにキジ打ちされたら逃げ込めませんね。

5/22 6:50

すごいデブリです・・・

5/22 6:51

沢下まで続きます・・・

5/22 6:52

おおっ！まさかの雪予報が出てたのですが快晴に♪

5/22 7:07

幻想的な中にも迫力が！！

5/22 7:07

コンデジではフレームに入りきりません。

5/22 7:11

赤布を頼りに進みます。

5/22 7:19

滝谷避難小屋に到着、ココまでは夏タイムより30分早く着きました。　

5/22 7:40

滝谷避難小屋の沢から見えるあのトンガリは
北穂高と涸沢岳の間にあるドーム？でしょうか。

5/22 8:17

徐々に勾配が上がって来ます。

5/22 8:43

先月登った唐松岳が初めての北アルプスだっただけに山名がまだ一致しません。

5/22 8:43

吸い込まれそうな沢のトラバースです。

5/22 9:01

迫り来る迫力。

5/22 9:01

どうやら真ん中は涸沢岳でしょうか？

5/22 9:12

槍平小屋に到着、冬季は営業してません。

5/22 9:14

冬季利用の方は裏の小さな避難小屋に。

5/22 9:20

この場所も素晴らしい天望です。

5/22 9:20

朝食がてら大休止をとりました。

5/22 9:41

空が気持ちいい〜！！

5/22 10:46

さてココからが本番でしょうか？
と、言いながらも1000mは上がったのに・・・

5/22 10:46

気持ちのリセット完了！コレからが出発です。

5/22 11:33

地獄とは聞いていた飛騨乗越。。。　

5/22 11:33

徐々にジャブが効いてきます。

5/22 12:03

足は進んでるのに景色が縮まらない（汗）

5/22 12:31

荷物入れて体重115kgの自分は一番後ろに。。。

5/22 12:57

キックステップが辛そう・・・助かります
cherryさん！

5/22 12:58

高度が全然稼げません（涙）

5/22 13:07

と、思ったら雨がパラパラ・・・　ふと見上げると山頂方面が一気に雪に変化。

5/22 13:58

天候変化、早っ！（滝汗）　急いでハードシェルを羽織る。。。実は槍平小屋で化繊のTシャツからウールの長袖に替えてたので吹雪いても準備はバッチリ♪

5/22 14:10

しかしこん登り思い出すのは北岳の草すべり・・・　
軽くあそこに2倍はある感じ。。

5/22 14:23

時計の高度も上がりません・・・

5/22 14:24

結構降る？かと覚悟してたんですが
雨よりは全然マシだし、暑くなく・寒くなく
かえって良かった感じ。

5/22 15:13

でも結構登った感じもする。

5/22 15:14

だいぶ登ったと思って振り返ったが　
さっきと景色が変わらないので
もう振り返るのは止めました。（笑）

5/22 15:15

午前中の天気で入った真新しい亀裂が。
きっと雪解けで離れただけですので
雪崩れる事は無いと思います。

5/22 15:55

振り返らないと言いながらも
振り返ったその訳は？

5/22 15:56

やりました！飛騨乗越！見事乗り越えました（ホッ）

5/22 16:16

うれしい標識！　残り100m！

5/22 16:16

遂に写真でしか見た事のなかった槍ヶ岳山荘へ！！

5/22 16:47

部屋を案内してもらいました。

5/22 16:47

本日は我々3名だけなので・・・　通常料金で個室に♪　
とは言っても5月の利用者は土日でも10名前後とか。
全ての人が個室を割り当ててもらえます。

5/22 16:52

トイレも綺麗です！　さすが営業小屋。

5/22 17:03

居酒屋で生ビール500円なら350缶が500円でも
3000mの喉越しと来たら安く感じちゃいます＾＾　

5/22 17:10

6:00夕飯です！　ストーブの脇でヌクヌク♪
テン泊が遠ざかりそうです（笑）

5/22 17:38

おでんも追加注文、美味しい〜！！
槍ヶ岳ワインも飲む予定でしたが仮眠2時間の睡魔が
今！まさに。。。　

起床っ！　AM3:30　　PM7:00から爆睡でした。
平均年齢44歳　体力回復には布団が最高です。

Windy JVさん　撮影。

5/23 4:09

窓が開かないと思ったらウェアの温度計が
-7度・・・　外はガリガリです。

5/23 4:09

殺生ヒュッテが真下に。

5/23 4:09

槍への登山道にはまだ雪が残る所も。

5/23 4:13

アイゼン装着ですね。

5/23 4:24

昨日の雪は着雪しなかったので
ピッケルは出番が無さそうですが・・・

5/23 4:28

濡れて凍結してるのは登山道だけのようで
ホールドはしっかり取れました。

5/23 4:28

どんどん登って行きます。

5/23 4:31

写真をとる余裕も♪

5/23 4:33

でも立ち止まると寒いです。

5/23 4:33

中間下に見えるのが焼岳？でしょうか。
そーなると一番奥は乗鞍岳かな。。。　
ホント勉強不足です。

5/23 4:33

順調に進みます。

5/23 4:35

おっ！最初のハシゴ場が見えました♪

5/23 4:41

ここは高感度がありますね。

5/23 4:45

先ずはハシゴを登って1枚

5/23 4:47

覗き込んで2枚目

5/23 4:47

さらに腕を伸ばして3枚目

5/23 4:53

次のハシゴ場を目指します。

5/23 4:57

凍結でガリガリ、ダガーポジションを取ろうとピッケルを出しましたが刺さりが悪く　
強く打ち込むと　逆に氷が薄くて割れて落下。。。

僕も思わず「ラッーーーーク！！」　

皆さん下から
「オッケー♪」　「オッケー♪」　
気にしないでと。

すいません（汗）
パーティだとヘルメット重要ですね。　

素直に側壁にホールドをとりながら三点支持であっさり。

いい経験でした。

5/23 5:10

残雪期初の3000m越え！　三角点タッチです。

5/23 5:13

みなさん記念撮影の準備を逆写（笑）

3人で登山を始めてちょうど1年3ヶ月。
まさか北アルプスの槍ヶ岳に立てるとは。

最高の仲間に巡り会えました（涙）

5/23 5:17

北鎌尾根

5/23 5:17

え〜と。。。なんでしょう？（汗）

5/23 5:18

西鎌尾根

5/23 5:18

東鎌尾根

5/23 5:23

穂高連峰

5/23 5:23

百名山の笠ヶ岳。

5/23 5:24

憧れだったこの雪景色。

5/23 5:25

もう一度　穂高連峰、、、あっ！
富士山や八ヶ岳・中央・南アも見えたのに
写真撮り忘れました（涙）　

5/24 5:45

スポンサー用　写真1

5/24 5:45

5/24 5:46

5/24 22:54

5/25 5:20

5/25 5:21

5/24 23:01

5/25 5:34

スポンサー用　写真2

5/25 5:38

私です！

5/25 5:45

5/23 5:56

無事山頂下山。

5/23 6:20

AM6:15　朝食です〜！

5/23 6:20

もちろんご飯は「槍盛り」〜！！

5/23 6:37

お昼のお弁当も受け取りました＾＾
おおっ、ウーロン茶付き♪

5/24 5:50

5/23 7:23

ひぇ〜　飛騨側　斜面がツルピカ状態（汗）

5/23 7:24

昨日来た自分らのトレースもガチガチでアイゼン引っ掛けたら危ないのでルートを外して歩く事に・・・　これがまた気持ちいい〜♪

5/23 7:24

岩場が無いので滑落しても命は大丈夫でしょうが
コンクリートみたいに硬い雪面。。。
スキー場のアイスバーンとは訳が違いますね（汗）

雪国育ちの僕らでも思うに
これはぜったいケガすると思います。

5/25 6:27

5/23 8:17

危ないから　ポーズはイイですよ（汗）
安易にカメラ向けられないな・・・

5/23 8:18

高度が下がるにつれ雪が緩んで来ました（ホッ）
この辺で落石が通過していきました（汗）

5/23 11:17

槍平小屋を越え滝谷避難小屋で昼食です。

5/23 11:18

この景色を眺めながらのお弁当。。。贅沢でした♪

5/23 13:38

穂高平小屋へ到着。

5/23 14:22

道沿いにある新穂高情報基地。

5/23 14:23

下山届けを提出。

5/23 14:25

雪崩れの巣を歩いてきたんだな〜。。。
厳冬期にココを登ってる方々は
ホント「スゴっ！」過ぎます。

5/23 14:41

お疲れ様でした。

撮影機器：

COOLPIX S630 NIKON

DSLR-A900 SONY

感想

yukai

夕方7:00　山形から新穂高無料駐車場へ　仮眠2時間にて　いざ初めての槍へ。

ガイドブックや雑誌などの夏期コース紹介によると　新穂高ルートの槍は
2泊3日の健脚者コースらしい。

んん〜。。。　標高差2000m、それも残雪期1泊となると　
登山を始めて1年3ヶ月の我々には超ド級の行程。。。　　


率直な感想は。　
この辛さに　この景色あり！感動！！最高でした！！！


槍ヶ岳山荘のSTAFFの皆さんも　明るく暖かい方たちばかりで
最高の思い出作りが出来ました。


またこの夏も地道にトレーニングを積み重ね
来シーズンの積雪期は目標である厳冬期の3000m級に
一歩でも近づければと思います。

コメント

京のスター

はじめまして。
超羨ましいぃぃぃっ！！！
素晴らしい山行でしたね。来年も頑張ってくださいね。

yukai

こちらこそ初めまして！
＞HIDENORI-Tさま

はじめまして、ありがとうございます！
この雄大な景色を見る為に
地道に努力した甲斐がありました。

息子にこの写真を見せてたら
いつか自分も登りたいと…　

息子が大きくなった時には自分はもう登れるか？
ほんと頑張りたいと思います。

コメントありがとうございました！

hagure1945

はじめまして
天気が崩れなくてよかったですね。
私が下山した翌日ですから、崩れるという情報でした。
やはりお若いから馬力がありますね。
山頂直下の雪斜面、上手につかされて、おめでとうございます。
山を初めて１年半とか、すごい意欲ですね。拍手
風もなく、穂高も見えて、ご褒美ですね。
いいお仲間で、これからもどしどしお登りください

yukai

こちらこそ初めまして！
＞hagure1945さん

はじめまして、ありがとうございます！
私の父親と同年代なんですね、すごい。

アルプスは今しか登れないと思っていましたが
とんでもないのですね、自分も頑張りたいと思います。

槍ヶ岳の山頂直下は緊張しました。
登りは良いのですが、さすがに下山は前を向けず
後ろ向きで一歩づつ前歯を打ち込んで。。。
風があったら登れませんでした。

素晴らしい景色に圧倒されっぱなし、またココに来たいと思います！

コメントありがとうございます！