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Yamareco

記録ID: 193582
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

上高地〜北穂高:美しすぎる峰

2012年05月19日(土) 〜 2012年05月20日(日)
 - 拍手
GPS
32:15
距離
33.1km
登り
1,792m
下り
1,779m

コースタイム

5/19 6:30上高地バスターミナル-9:50横尾-13:00涸沢(テント泊)
5/20 5:00涸沢-7:20北穂高岳7:50-8:50涸沢10:30-12:00横尾12:15-14:45上高地バスターミナル
天候 5/19 快晴☀
5/20 晴れ☀のち曇り☁
過去天気図(気象庁) 2012年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
沢渡大橋の駐車場に車を止め、上高地行のシャトルバスに乗り換えました。
バスの始発は5:40頃。往復2000円。駐車料金500円/日
コース状況/
危険箇所等
上高地バスターミナルに登山ポストがあります。用紙、鉛筆備え付けられています。トイレは横尾までは要所要所にあります。
下山後のお風呂は沢渡大橋にある「梓湖畔の湯」に入りました。
大きくはありませんが良いお風呂です。700円ですがJAF会員証で500円になります。

登山道は横尾までは夏道です。屏風岩の正面ぐらいから雪が現れ始め、本谷橋から先は完全な雪道になります。涸沢キャンプ場はざっくり50張程のテントがありました。幕営料500円。水は無料です。

涸沢から北穂は、涸沢小屋の右手の谷をほぼ直登になります。かなりの急斜面です。アイゼン、ピッケルは必携です。
定番の構図。でも美しい。
2012年05月19日 06:23撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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5/19 6:23
定番の構図。でも美しい。
まばゆい白い峰。前日、新たな雪で化粧直しをしてくれたようです。
2012年05月19日 06:24撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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5/19 6:24
まばゆい白い峰。前日、新たな雪で化粧直しをしてくれたようです。
化粧柳の新緑もきれい。最高の天気です。
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化粧柳の新緑もきれい。最高の天気です。
明神。朝靄とともに光を纏っています。
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明神。朝靄とともに光を纏っています。
サルの綱渡り。落ちるなよ。水は冷たいぞ。
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サルの綱渡り。落ちるなよ。水は冷たいぞ。
落葉松も新緑
美しすぎます。
森の中も良い感じです。
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森の中も良い感じです。
ほらね、すがすがしいでしょ?
ほらね、すがすがしいでしょ?
山紫水明。
ハシリドコロ。毒があるよ。
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ハシリドコロ。毒があるよ。
ニリンソウ
春の妖精は朝寝坊です。
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春の妖精は朝寝坊です。
苔だって美しい
屏風岩が見えてきました。荘厳だなぁ。
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屏風岩が見えてきました。荘厳だなぁ。
横尾橋です。
雄大だ。
本谷橋付近。(橋はまだかかってませんでした。)
なんて色でしょう!
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本谷橋付近。(橋はまだかかってませんでした。)
なんて色でしょう!
もうすぐ涸沢。ふぅ〜。
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もうすぐ涸沢。ふぅ〜。
光る奥穂
涸沢岳。Cooool。
白出のコルへの斜面。何とも艶めかしい。
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白出のコルへの斜面。何とも艶めかしい。
登山者が見えます。圧倒する山容。
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登山者が見えます。圧倒する山容。
2日目の朝です。焼けませんでした。
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2日目の朝です。焼けませんでした。
北穂への急斜面
東稜に向かう人多し。なんて斜面登るの?
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東稜に向かう人多し。なんて斜面登るの?
前穂北尾根。
ゴジラの背を渡るクライマー。常念も見守っています。
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ゴジラの背を渡るクライマー。常念も見守っています。
北穂山頂はもうすぐ。
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北穂山頂はもうすぐ。
これが見たかった!
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これが見たかった!
縦位置でも。天空の回廊の様な稜線。
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縦位置でも。天空の回廊の様な稜線。
またね!
今度はニリンソウすっかりお目覚めです。
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今度はニリンソウすっかりお目覚めです。
オオバキスミレ
2012年05月20日 13:27撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
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5/20 13:27
オオバキスミレ

感想

1日目:沢渡大橋から始発のシャトルバスで上高地に入りました。上高地に近づくにつれて朝日に照らされた真っ白な穂高が姿を現します。焼岳の斜面の木立も白くお化粧をしていて、どうやら前日に雪が降ったようです。真っ青な空、美しい新緑。おまけに山は新雪で化粧直しをして出迎えてくれました。記憶の限り、今までで一番美しい上高地です。

はやる気持ちを抑えて登山届を書き込み、新緑と新雪と青空と清流を堪能しながら河畔沿いに横尾への長い道のりを歩きます。道沿いには二輪草の群生もちょうど見ごろ。あちらこちらで足止めを食いますが、今日は涸沢までと割り切って、ゆったりと歩くことにしました。

横尾から屏風岩を巻いたあたりから道に雪が現れ始め、積雪期は外してある本谷橋から先は、途切れなくずっと雪道となります。のんびりしたペースの割には体が重く、普段の運動不足を反省しながら昨秋よりも1時間以上遅い涸沢への到着となりました。涸沢は雪に埋め尽くされています。雪の斜面が日に照らされてまぶしいぐらいに光っています。テントを設営し、暇つぶしも兼ねて、テントの横に風よけの雪の壁を積み上げました。でも、夜から翌朝にかけてほとんど無風。完全に無駄な作業となりました。

夜は星空を楽しみにしていましたが、星は出ていたものの、わずかにうす雲が出ていたのか、天の川が見られなかったのが残念です。



2日目:前回の常念で朝寝坊をした反省から、今回は目覚ましをセットして4時前に起床。5時ごろ北穂に向けて出発しました。残念ながら山は焼けず。モルゲンロートは次回の楽しみにとっておきます。

北穂への冬道は涸沢小屋の右手を頂上に向けてほぼ直登するコースです。途中、東稜(ゴジラの背)に向かう踏み跡と分かれますが、何としたことか、メインルートよりも東稜へ向かう人の方が多かったです。さすがにこの時期の穂高はツワモノがたくさんいます。徐々に斜度をキツくする道を這うように登ること2時間。北穂山頂からは、楽しみにしていた素晴らしい槍の眺望を見ることができました。

山頂で写真撮影をしたあと、半分滑り落ちながら涸沢へと下り。テントを撤収して上高地へと降りました。行きは朝だったためにうなだれていたニリンソウが、元気に花を開きメルヘンのようなお花畑を広げていました。

久しぶりの長距離歩行で足の裏は豆だらけ。でも素敵な山行でした。

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コメント

はじめまして
Happiと申します。

上高地から見上げる穂高の景色が見事ですね
この季節に真っ白になるとは 新緑と雪のコント
ラストに魅せられました

写真の腕もすごいです

また、レコを楽しみにしています。
2012/5/25 8:30
Re:Happiさん、はじめまして。
Happiさん、はじめまして。コメントありがとうございます。

恵まれすぎたような天気で、ほんとに美しい上高地でした。
涸沢も素晴らしく充実した山行でした

これからもよろしくお願いします
2012/5/26 0:10
はじめまして
私もつい先週、同じルートで登りました。

写真、あまりにも綺麗で見惚れてしまいました。

私もニコンの一眼レフを持ってますが、まだまだですね・・・

どのようにすればこんな綺麗な写真を撮れるのかよかったら教えていただけますでしょうか。
2012/5/30 10:31
はじめまして!!
たぶん同じ時間に北穂に登ってますね^^;
自分は東稜からだったのですが…
usatakoさんの写真に写ってるパーティです^^;

自分らのパーティは12人のツアー大人数でした…笑。
稜線手前で3人のパーティに抜かされ…その前にも2人パーティ…写真見ると左側から登ってきたんですネ〜

朝焼けは残念でしたけど〜他の写真…めっちゃ素敵です♪
2012/5/30 23:03
Re:maedatomoさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

写真ほめていただいてありがとうございます。とっても嬉しいです。私もデジ一使い始めて一年半ほどなので、まだまだ勉強中です。天気に恵まれてラッキーでした。

maedatomoさんのレポート見させていただきました。
まったくおんなじコースですね
素敵な写真もいっぱいありましたよ。

ただ、少し空が写り過ぎててもったいないと感じた写真もありました。
山の写真は空を切り詰めて、山頂はできるだけ上に持っていくのが基本だそうです。
・・・受け売りです

これからもよろしくお願いしますね
2012/5/31 23:34
Re:tachapinさん、はじめまして。
はじめまして。コメントありがとうございます。

昨日レポート読まさせていただいて、おなじときに登っていた人に間違いないだろうな、と感じてました。

この日は天気が良くて最高でしたね。東稜は「バリエーションルート?」と疑問に思うほど混んでましたね。
でも、ゴジラの背なかを渡っていくクライマー、かっこよかったですよ

これからもよろしくお願いしますね。
2012/5/31 23:47
なるほど
山の写真は空を切り詰めて、山頂はできるだけ上に持っていくのが基本・・・

はじめて知りました。

指摘通り、次回からそのように撮ってみます!

私も頑張るぞー!
2012/6/1 21:29
プロフィール画像
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