上河内岳〜聖岳〜赤石岳 縦走


- GPS
- 56:00
- 距離
- 35.0km
- 登り
- 4,346m
- 下り
- 4,116m
コースタイム
- 山行
- 10:25
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:25
- 山行
- 9:50
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 10:29
- 山行
- 3:31
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 4:40
天候 | くもり、雨、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
夏の塩見岳に続き南アルプスの縦走を計画した。雨予報もあったが、出発することにした。今回は赤石岳避難小屋への宿泊も目的のひとつであった。
9/22 畑薙ダム駐車場で仮眠を取った後、大吊橋に向かって歩き出す。途中ダムを渡らずまっすぐ行ってしまい15分ロス。大吊橋はかなり揺れるし高度があり恐怖。こういうのに弱い人は渡れないかもしれない。ウソッコ沢、横窪沢とも小屋は閉まっていた。茶臼小屋は営業していたが大規模工事中でテント場は使えない。
稜線に出るとガスで何も見えないため茶臼岳はパスして上河内岳へ向かう。時々ガスが晴れるが、なかなか大迫力の景色とはいかない。山斜面のわずかに色づく紅葉を楽しみながら歩く。上河内岳山頂も同様だった。聖平へ向かう途中、ガスが薄くなり、ちょっとだけ聖岳が顔を出した。ガスに見え隠れする景色もオツなものである。
聖平小屋は閉まっており、冬季避難小屋だけが開放されている。雨予報だし寒そうなのでテントではなく避難小屋へ入った。たいへん清潔だ。当日の宿泊は光岳へ向かう2名と赤石岳へ向かう2名の合計4名だった。内1名は甲斐駒〜光の途中で、翌日の光で完歩とのことだった。
9/23 夜から雨が降っていたため出発を遅くした。天気は回復傾向であったが、聖岳山頂はまだ雨の中。その後、兎岳へのアプローチでようやく晴れてきた。兎岳ではこれから行く中盛丸山、大沢岳は見えたが、赤石や聖はガスに隠れて顔を出してくれない。それでも気持ちのよい山頂を満喫した。この後、中盛丸山、大沢岳へ寄ったがガスで景色なく、百間洞へいったん下る。大沢岳山頂近くは登りも下りも急なザレで注意が必要だ。また、百間洞への下りは大岩が多く、段差が大きい部分あり。
百間洞からの長い道をようやく登りきって赤石岳避難小屋に到着すると、そこには噂通りの「おもてなし」が待っていた。HPには無いが、軽食(カレー、親子丼ともうひとつ)があり、カレーは星3つ。ビールは2本目から半額のサービス。宴会が始まると酒やつまみが追加される。写真愛好者が2人いたせいで写真談義。管理人もかなりの写真好きで、美しい写真をたくさんみせてもらった。「いいカメラが欲しくなるだろ〜」と管理人がニヤニヤする。
9/24 夜明け前はまだガスっていた。とりあえず日の出時刻に合わせて山頂に行く。きれいな朝焼けとはいかないが、まずまずの日の出を拝むことができた。その後も小屋にとどまって、雲間から降りそそぐ太陽光線の「天使のはしご」や緑がかる空、雲海、周囲の山並み(遠く槍穂も見てとれた)などを楽しみ、カメラに収めた。だんだん天気が良くなっていくのでいつまでも心引かれるが、管理人に見送ってもらいながら出発する。「本当にお世話になりました。また来ます!」
下山途中の富士見平では最高の景色を見ることができた。赤石、荒川、聖に囲まれた位置にあり、その名の通り富士山の眺めもすばらしい。ここから見上げる赤石岳は別格であった。同宿の下山組と合流し、「帰りたくない感」を共有した。赤石小屋では時間の余裕があったので大休止。避難小屋の管理人が推薦していたケーキセットを注文した。疲れた体に甘味がしみてゆく。
椹島ロッジでバスの整理券をもらい、ラーメンをいただく。ピリ辛スープに極太麺が特徴で山小屋のレベルをはるかに超えた一品であり、直後に売り切れていた。バスで悪路を1時間揺られ、駐車場に到着。駐車場からすぐの白樺荘で汗を流し、帰宅した。標高差約2000mを行く、いかにも南アルプスらしい山行であった。
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