急登ブナ立尾根はすべからく登るべき 烏帽子岳

2019年08月18日(日) 〜 2019年08月19日(月)

• GPS: 27:22
• 距離: 14.7km
• 登り: 1,757m
• 下り: 1,750m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:54
• 休憩: 2:08
• 合計: 8:02

7:07 高瀬ダム濁沢登山口
7:18 7:19 高瀬ダム 天場
7:37 7:44 ブナ立尾根取付
8:25 8:29 権太落し
10:20 10:31 三角点
12:04 13:15 烏帽子小屋
13:30 13:34 前烏帽子岳
13:44 13:44 烏帽子岳山頂分岐
14:00 14:26 烏帽子岳
14:38 14:42 烏帽子岳山頂分岐
14:53 14:53 前烏帽子岳
15:09 烏帽子小屋

2日目

• 山行: 2:42
• 休憩: 0:33
• 合計: 3:15

7:10 烏帽子小屋
7:59 8:02 三角点
9:05 9:05 権太落し
9:30 10:00 ブナ立尾根取付
10:10 10:10 高瀬ダム 天場
10:20 10:20 高瀬ダム濁沢登山口
10:25 ゴール地点

天候

1日目　晴れのち曇り
2日目　晴れのち雨

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

七倉山荘に駐車（無料）、七倉山荘→高瀬ダム（タクシー2000円）

コース状況／危険箇所等

登山届は七倉山荘近くの公衆トイレのそばにあり。
濁沢キャンプ場に簡易トイレがあるが、七倉山荘近くの公衆トイレを使った方がよいとのこと。

ダムで下車後、トンネルを抜け、つり橋を渡り、濁沢キャンプ場を過ぎ、丸太の橋を渡ると、ブナ立尾根登山口に至る。ブナ立尾根登山口から烏帽子小屋まで12〜0の数字でコースが標高100mごとに区切られているようだが、感覚的に100m未満の所もあれば、それ以上の所もある。ブナ立尾根は北アルプス三大急登の一つで、急登具合は合戦尾根以上の印象。
コース上の1を過ぎて稜線に出て、少し下ると烏帽子小屋。そこから三ヶ岳方面に3〜5分歩いたところに天幕場がある。烏帽子岳方面へは樹林帯を抜けると、燕岳を彷彿させる稜線歩き。前烏帽子岳、分枝を経て烏帽子岳に至る。途中鎖があり、それを過ぎると頂上に至る。

※天候によりコースの状況は変わります。装備やルートの選択は適宜自己判断してください。それぞれ経験、技術が違うので他人を頼りにしてはいけません。

その他周辺情報

七倉山荘（温泉）650円

写真

8/18 7:04

高瀬ダム。ここはすでに圏外。

8/18 7:04

良い天気に恵まれた。ここからでも頂上が見える。遠いなぁ…

8/18 7:13

結構長い釣り橋なので、よく揺れます。

8/18 7:18

何て名前の滝かはわからないが、涼しそう。

8/18 7:30

この丸太の橋を渡るとすぐにブナ立尾根の登山口。揺れはしないけど、それなりの緊張感があります。

8/18 7:33

ブナ立尾根登山口。ここは裏銀座縦走ルートの始まりでもあれば、終わりでもある。左下の茶色の看板に数字とポイントがある。

8/18 11:49

「1」までだと思っていて、登山口の写真を見直し、絶望したポイント…

8/18 13:03

烏帽子小屋。ログから見ると、テントを張って烏帽子岳に向かう途中。

8/18 13:05

こじんまりした小屋です。水は1リットル200円。

8/18 13:05

8/18 13:06

コマクサが寂しそうに咲く。

8/18 13:06

花のシーズンはもう終焉か？

8/18 13:34

200名山の烏帽子岳…カッコいい…尖り具合は槍以上のような気がする。

8/18 13:57

頂上。結構風が冷たかった。

8/18 14:07

奥にうっすら見える劔岳。劔岳の手前は大汝山か？最も手前は南沢岳。

8/18 14:08

左が南沢岳、中央奥がおそらく針の木岳、右側が不動岳。

8/18 14:11

頂上の岩の上。左側はビビッて行けませんでした。＞＜

8/18 14:12

三ツ岳方面

8/18 14:13

烏帽子岳と南沢岳の間にある池塘がキレイ。その水は生きているのか？

8/18 14:22

前烏帽子岳への登り返し。

8/18 14:28

何度みてもカッコいい。

8/18 14:31

8/18 15:07

テント場

8/18 15:08

別荘です。

8/18 15:11

スタンプがカッコいい。

8/19 4:43

夜明け前。残念ながら日の出は拝めず。

8/19 4:52

8/19 6:59

8/19 7:00

8/19 7:02

読売新道。赤牛岳でしょうきっと。

8/19 7:07

雲を纏った不動岳がカッコいい

8/19 7:07

8/19 9:44

登りの時に気になった滝。近くまで行ってマイナスイオンを浴びる。

撮影機器：

α6000 ILCE-6000 SONY

OLYMPUS STYLUS TG-830 Tough オリンパス

感想

tetsuraw

今回の登山にあたりプランをいくつか立て、メンバーと相談し静かな登山ができるだろうと高瀬ダム〜烏帽子岳〜南沢岳〜不動岳〜船窪岳〜七倉山荘というコースにした。北アルプス三大急登のブナ立尾根は登ってこそと思っていたので、問答無用の時計回り。まぁ、翌日のことも考えていたのでこうなりました。

実際登ってみると、なかなかの急登で酸素の消費量がハンパない上、暑さが追い打ちをかけてきた。100mごと？にある数字を目安に休憩をとり、歩みをすすめる。ブナ立尾根登山口は12で、1までだと思っていた私は1に着いたときに0があることを知り絶望した。絶望したからといって下るわけにはいかないので、登り続け烏帽子小屋に到着し、キャンプの受付をして昼食をサクッと済ませて烏帽子岳へ向かった。稜線は気持ちよく、燕岳を彷彿させる山容に池塘を加えた景色がまた格別だった。こんなに素晴らしい景色が見えるのに、あまり人気がない理由がわからなかった。頂上からはうっすらではあったものの劔岳を眺めることができた。テント場から烏帽子岳の往復のなか、メンバーの一人のペースが上がらず、もしかしてと思っていたら頭痛を生じていたようだった。テントで休息をとり、多少リカバリーはできたようだが明朝の様子で周回するか否かを決めようと思った。明朝？3時に近くのテントからは「ダンシングヒーロー」が目覚ましでかかっていたが、誰も起きなかった？起きれなかった？後者だとしたら、周回は無理だなと思ったが、時間的にも厳しい状況なのでブナ立尾根を下る決断をした。せめて日の出だけでもと思い、稜線に出たがそれは叶わなかった。テント場に戻るときに新穂高から来たという方と出会い、ブナ立尾根の下りは途中から一緒になり、滝を見て、タクシーに乗り、温泉に入った。下りの3＋1人はなかなか楽しく面白い話も聞くことができた。こんな出会いもたまには良いものだ。

予定通りのコースではなかったが、一緒にお酒を飲むことがなかなかできない仲間と飲むことができ、たくさん話ができ、素晴らしい景色を共有することができ、さらに偶然の出会いもあったりと良い山行になりました。