溶岩台地の雲ノ平 真夏日から一転、秋雨前線通過の縦走路
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- GPS
- 44:30
- 距離
- 31.1km
- 登り
- 2,794m
- 下り
- 2,871m
コースタイム
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 6:10
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 7:40
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 7:10
天候 | 1日目 快晴のち曇り、一時雨 2日目 晴れのち曇り、雨、霧 3日目 霧のち風雨、強風のち、晴れ間 4日目 曇り小雨、風雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
復路 高瀬ダム登山口からトンネルを潜った出口で、予約タクシーに乗り込む |
コース状況/ 危険箇所等 |
■薬師沢小屋の水場が補給しやすく、冷たく美味しかった。 ■下山時のブナ立尾根は、木の根が滑りやすく急坂で長い。 私たちのグループの後方、テント装備のソロの男性が、終盤の階段梯子で転落しました。 幸い大きな怪我はなさそうでしたが、無事に帰宅されたでしょうか? |
写真
感想
一度行ってみたいと思ってた雲ノ平の縦走は、山の天気の厳しさを再認識したものになりました。
折立の真夏日正午のスタートは、熱中症になりそうな暑さでしたが、諸事情で行程が遅れ、山小屋到着前に夕立に会う。
そして4日間、毎日雨具を着、乾かし、又着るを繰り返しました。
当然の事ながら、雲ノ平、祖父岳での眺望は霧の中で残念。足元の岩を眺めていたら溶岩で、ここは火山活動による地形だと気付いたのです。
雲ノ平山荘は、数年前に改築された凝った造りの居心地の良い山荘でした。
ジャズが流れ、ワインも飲める。就寝前に私の好きなビル・エヴァンスのレコードがかかりました。Waltz for Debby、レコードの音を聞いたのは久しぶりです。
3日目は寒冷前線の通過に伴う強風と断続的な雨を受け、稜線は雨具の下にフリースを着込み歩く。濡れた手袋が冷たく、替えの手袋にはめ替える。
暴風の為、立寄り登頂したかった水晶岳はパスし、縦走路の岩山を越え、野口五郎小屋に早めに辿り着く。カメラは仕舞いこんでいましたが、殺伐とした崩落地や、風にあおられ気味だった花崗岩の岩場、揺れていた無数のコマクサの淡い色、見下ろした草地の中の小さな池、一面に白っぽい岩がころころ広がる野口五郎岳周辺などと印象的でした。
山小屋では、濡れた雨具や衣類を吊るし、ストーブの火を入れてくれましたが、冷えた体には隙間風が寒くて、乾いていた衣類と昨日買った雲ノ平Tシャツもすべて着込む。真夏でも低体温症になりかねない。数時間後に雲が切れ、燕岳から大天井岳の稜線がくっきりと現れる。
4日目も断続的な風雨の中、烏帽子小屋経由でブナ立尾根の樹林帯を九十九折れに長々と下って行き、縦走終了。終わるとなると帰るのが惜しい。眺望には恵まれなかったけど、変化のあるコースで楽しかった。山小屋の存在の有難さも感じた山行でした。
コメント
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