鳳凰三山（夜叉神峠〜広河原）

2019年09月15日(日) [日帰り]

• GPS: 11:49
• 距離: 17.4km
• 登り: 2,020m
• 下り: 1,846m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:29
• 休憩: 1:15
• 合計: 11:44

4:30 夜叉神峠登山口
5:16 5:18 夜叉神峠
5:20 5:26 夜叉神峠小屋
6:40 6:41 杖立峠
7:15 7:17 火事場跡
7:53 7:55 苺平
8:19 8:32 南御室小屋
9:32 9:33 砂払岳
9:58 10:02 薬師岳小屋
11:02 11:08 鳳凰山
11:26 11:31 鳳凰小屋分岐
12:25 12:45 アカヌケ沢の頭
13:26 13:34 高嶺
14:13 14:16 白鳳峠
16:02 16:03 白鳳峠入口
16:11 16:12 広河原・吊り橋分岐
16:14 ゴール地点

計画はCTの0.8掛けで計算して16:00頃ゴールの予定だったのですが、高嶺からの激下りで若干のペースダウン。ちょっとシャリバテ気味のところもあり、時間がタイトなルートは昼飯もササッと食べれるものにしとかないとヤバいですね。

天候

下界は曇ってたようですが、2000メートル以上はピーカン！
もうちょっと気温が低いかと思っていたが、カンカン照りで暑かった。

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

夜叉神峠駐車場に駐車。4:30頃で5~6台空いていたぐらい。空きがあるかどうかは芦安の駐車場の誘導をしている方に教えてもらった。
帰りは広河原からバスで夜叉神へ戻る。運賃840円＋協力金200円。16:20が最終？になっているが、連休中のため増発していた模様。立ち乗りで夜叉神までの30分は結構キツかったが、ガイドの方から南アルプスのいろいろなトリビアを聞けて楽しかった。

コース状況／危険箇所等

登山ポストは夜叉神峠登山口にあり。地蔵岳までは全般にとても歩きやすくトレランの人が沢山いるのがよく分かる。ルートも印 多数で間違えることはないだろう。
下りルートに選んだ高嶺〜広河原の激下りはガレ場が連続し体力が奪われる。

その他周辺情報

夜叉神着が18時頃になってしまったため、夜叉神ヒュッテの食事とお風呂には間に合わなかった。芦安まで下ったがやってる様子なし？旅館街を抜けたあたりの「金山沢温泉」を利用（850円）。お湯はチョットぬる目だが、露天風呂もあり汗も疲れも流し落とすことができた。

写真

9/15 4:32

ヘッデンを装着して、いざ出発。

9/15 5:01

5時ごろ空が焼けてきた。

9/15 5:26

夜叉神峠へ到着。ここまでの道は広かったな。

9/15 5:27

夜叉神峠小屋。朝ごはんの準備中かな。

9/15 5:32

息を整えて更に進む。

9/15 5:39

マルバダケブキのお出迎え。

9/15 5:57

南アルプス市か。朝日で輝いている。

9/15 5:58

陽がさして来て、森もいい感じだ。

9/15 6:26

コケの花も歓迎してくれているよう。

9/15 6:40

杖立峠。朝早いがさすが南アルプス、沢山人が休んでます。
てか、これがあの有名な鉄パイプのケルン（？）か。

9/15 6:41

この先苺平まで2時間30分とあるが、そんなに〜？
（道標をよくみると1時間30分と小さく書いてる）

9/15 7:16

ここは山火事跡？60年代にあった山火事の跡らしい。

9/15 7:18

樹林の合間から南アルプス主峰が見えてくる。あれは間ノ岳かな。

9/15 7:25

9/15 7:25

おお、いい感じの雲海やん！

9/15 7:44

エグれた道を進む。

9/15 7:54

苺平ですね。杖立峠からは1時間10分でした。
南御室小屋までは30分？

9/15 8:15

木々がカバになってきた？

9/15 8:17

9/15 8:27

南御室小屋。

9/15 8:25

小屋の周辺はお花がいっぱい！

9/15 8:26

小屋周辺はシカが入ってこないので花が残ってるんでしょうか。

9/15 8:27

9/15 8:29

いい小屋ですね。テント組も気持ちよさそう。

9/15 8:57

さらに進む。

9/15 9:23

ついに富士山を捕捉。

9/15 9:23

この辺から地面が砂地になってくる。森林限界を越えたかな。

9/15 9:24

視界を遮る樹林がなくなると、大パノラマが生で目に入ってくる！右から北岳、間ノ岳、農鳥山。

9/15 9:24

むこうにちょっとだけ見えてるのは中央アルプス？

9/15 9:26

富士山も・・・

9/15 9:26

ドン！

9/15 9:28

ここから本日第一のピーク、砂払岳にあがっていきます。

9/15 9:28

砂地が地味に滑る。

9/15 9:35

9/15 9:48

薬師岳小屋でキンツバ！

9/15 9:59

新しくてきれいな小屋。小屋の看板はホウオウジャシンかな？

9/15 10:03

ナナカマドの赤い実の間を抜けていく。
それにしても、もう秋のはずなのに、むちゃくちゃ暑いんですけど・・・

9/15 10:23

程なく第一の三山、薬師岳登頂！

9/15 10:23

白峰三山はずっと間近に見えてます。

9/15 10:23

9/15 10:24

仙丈ヶ岳

9/15 10:24

なんだか、夏のビーチのような様相

9/15 10:33

八ヶ岳も雲の上にぽっかり浮かんでるよ。

9/15 10:33

では、白浜を進んで観音岳へ。

9/15 10:43

途中の何かの碑。道から外れたあちこちにこういうのを見かけました。

9/15 10:46

タカネビランジかな。砂礫に可憐に咲いてる。あちこちで見かけました。

9/15 10:56

これは？

9/15 11:00

さて、観音岳！
ここの岩の上からの眺めは天下一品。

9/15 11:00

岩陰で休むお地蔵さん。

9/15 11:02

オベリスクがめっちゃ尖ってる！

9/15 11:02

甲斐駒ヶ岳もスゴイ（語彙力・・・）

9/15 11:03

9/15 11:05

三角点

9/15 11:05

9/15 11:06

9/15 11:07

写真撮ってても、どこ撮ればいいのん？と右往左往するような眺め。

9/15 11:07

北！

9/15 11:07

仙丈！

9/15 11:07

甲斐駒！

9/15 11:09

とりあえず山頂標はおさえます。

9/15 11:19

9/15 11:24

この辺で時間的にちょっとヤバいんじゃない？と思い始める。
昼飯もそこそこに先へ。

9/15 11:26

赤抜沢ノ頭の白凰峠との分岐で時間を確認して、ヤバそうだったら地蔵岳はとばすことに。

9/15 11:30

とか思いながらも写真は撮り続ける。ホウオウジャシン

9/15 11:40

タカネビランジ

9/15 11:41

ヒメコゴメグサ

9/15 12:03

やっぱりこの辺、空気が薄いなぁ…

9/15 12:32

あれ？地蔵岳に着いちゃったよ！？完全に分岐見落とし。
それにしても、ここは極楽浄土か。

9/15 12:35

オベリスクをバックに写真撮っていただきました。m(__)m

9/15 12:46

ササっと白凰峠への分岐まで戻ってきました。うん、まだ時間は大丈夫だ。
どうも道標が見えない岩の裏手から行ってしまった模様。

9/15 13:02

後は怒涛の下りだろうと思っていたら、なんだか登ってる…

9/15 13:26

ああ、君がいたんだ高嶺くん。ここは巻道が欲しかった〜

9/15 13:27

とりあえずの三角点ゲット。

9/15 13:27

ここから後は本当に激下りの始まり。
ここまでの行程で足の疲労が溜まってきていて、激しい下りで踏ん張りが効かない・・・

9/15 14:16

ようやく白鳳峠。タイム的にちょっとビハインド。

9/15 14:19

この先も半端ないゴーロ帯、ガレ場が続く。

9/15 14:55

樹林帯に入るが、傾斜はキビシク足場も悪い道が続く。

9/15 15:08

ハシゴ・ハシゴ・ハシゴの何連チャン？

9/15 15:13

まだ写真を撮ってる余裕・・

9/15 15:14

サラシナショウマ
もうちょっと下るともっと大きいやつが咲いてた

9/15 15:15

地味だけど、カニコウモリ

9/15 15:20

こんな足場、初めて見たよ。
この辺はもう足の力がなくなっていて、鎖にぶら下がるように降っていく。

9/15 16:04

ああ、ようやく林道にでた！！！
あとは10分の林道歩きで広河原だ。バスにも間に合いそう。

9/15 16:13

ゴールが見えてきた。

9/15 16:28

結局最終バスは16:40で2台来ていて、そのうちの1台に立ち席で乗ることができました。その後も1台増便されて芦安方面から登ってきてました。

9/15 17:30

30分の行程で夜叉神峠へ到着。途中バスガイドの方の南アルプス話が聞けてよかった。

9/15 17:30

夜叉神峠登山口へ到着。いやぁ、お疲れさまでした〜

撮影機器：

OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II オリンパス

ZenFone 3 SIMフリー ASUS

装備

個人装備

ザック 登山靴 シェル 長袖シャツ ズボン フリース ダウン Tシャツ タオル ソックス グローブ 帽子 コッヘル バーナー 水筒 お尻マット コンパス ファーストエイドキット 雨具 ツェルト ヘッドランプ トイレットペーパー ナイフ 簡易トイレ ライター ストック 熊ベル モバイルバッテリー リップ 目薬 日焼け止め 手帳 筆記用具 時計 地図（地形図） サングラス 老眼鏡 鏡 スペアコンタクト 財布 昼ご飯 飲料 行動食 予備食 携帯

感想

ミハラシ

南アルプスは高1の山岳部夏山合宿での茶臼岳〜聖岳〜赤石岳の縦走以来40年ぶり。どうしても再訪したい山でした。色々計画を立ててるうちに鳳凰三山だったら車とバスを組み合わせて何とか日帰りできるじゃん！ということで行ってきました。
南アルプスの山小屋のブログを見てると9月に入って結構気温が下がってるとのことだったのですが、いざ登ってみるとドピーカン！下界は雲海の下で南アルプス市あたりゴロゴロ雷音もしてましたが、2000m以上は本当に極楽浄土状態でしたね。
特に観音岳のピークから見渡す三千世界は息を呑むようなスケールで眼前に迫ってきて完全に言葉を失ってしまいました。
朝の駐車場争奪戦や帰りの激混みバスなど人気の山域だけあってアプローチは大変なんですが、その苦労も余りある経験をすることができました。また白峰三山や甲斐駒、仙丈岳など今回、目の前で楽しませてくれた山々にアタックしていきたいと思います。