鹿島槍ヶ岳と五竜岳・キレット小屋泊で柏原新道から白馬五竜スキー場へ
- GPS
- 33:39
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 2,830m
- 下り
- 2,632m
コースタイム
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 9:53
天候 | 1日目・晴れ 2日目・薄日 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰りは神城駅まで歩き信濃大町へ出て、バスで扇沢へと戻りました。ただ大糸線は本数が少なく、16:03の一本前は12:30(この間に特急が停車する日もあるようです)。しかも16:03の電車だと信濃大町からの16:25発のバスに乗れず、結局車に戻れたのは18:00近く。待ち合わせが悪いです。夏場や土日祝日だと白馬五竜(停留所は五竜エスカルプラザ)から直に扇沢に行くバスや白馬五竜から神城駅のシャトルバスも運行しているようなので、その方がだいぶ楽そうです。 https://www.alpico.co.jp/access/hakuba/#place02 |
コース状況/ 危険箇所等 |
八峰キレットは鎖やハシゴがあるところよりも何もない岩場の方が歩きにくいし緊張しました。 |
その他周辺情報 | キレット小屋は1泊2食で¥10300。予約してなかったので次回から予約するように言われました。この日は多分40人くらい。かなり広々使えました。 大町温泉郷の薬師の湯利用。¥700。レトロな感じの温泉です。車を回収してからで遅くなったせいか、だいぶ空いてる印象でした。 http://o-yakushinoyu.com/index.html |
写真
感想
5年ほど前に友人と唐松岳から五竜岳まで歩いた時、五竜山荘でお話した60代半ばくらいのご夫婦が天狗山荘から不帰キレットを越えて来たと言っていて、「キレット=危険=上級者」のイメージがあった自分は「凄いですね」と言うと「そんな事ない。自分達でも行けたんだからあなた達でもきっと行けるよ」と言ってくれていたのがずっと心に残っていました。今回通ったのは不帰キレットではありませんが、天狗山荘が改修工事中の今は八峰キレットの方が行きやすいか、白馬三山も鹿島槍も登頂済みだから「行きたい度」も同じレベルだしと、再度柏原新道から鹿島槍を目指す事にしました。
帰ってから振り返ると前回鹿島槍に行ったのは2008年。11年ぶりになりますが案外覚えてるもので、柏原新道の石畳や種池山荘、爺ヶ岳から見る冷池山荘と鹿島槍の姿は「そうそう、こんな感じ!懐かしいなぁ」という思いでした。当時も初日は良く晴れてぐるり周りが見渡せたのですが、まだまだ山の名前や方角が分からず、剱岳のギザギザが印象的だったのを覚えています。あれから色んな山に登って見渡せる山の名前も分かるものが増えたのを嬉しく感じながら登っていました。前回北峰までは行ってるのでそこから先が未知の領域。分岐からキレット小屋へと足を進めます。初めはそれまでの道とは明らかに違う道幅に「なるほどなるほど♪」といった感じでしたが、程なく鎖も何もない岩場&ガレ場の急激な下りがスタート。このレベルで鎖なしなのか・・・と目印を頼りに慎重に進みます。小一時間程下りと格闘するといよいよ核心部。でも最初の梯子的な橋についてる鎖は「ここにつけるくらいなら最初の方につけてくれても・・・」という思いでした。ただその先は確かに鎖無しでは無理と思える足場の乏しい岩場がいくつもあり「なるほど・・・(泣)」といった感じで慎重に慎重に進みました。キレット小屋から先も鎖があったりなかったりの岩場の上り下りの繰り返しで八峰キレットの自分の印象は「とにかく歩きにくい!」というモノです。五竜岳に着いた時は達成感よりもやっと終わったという安堵感の方が強かった気がします。キレット小屋で話を聞くと唐松頂上山荘から来た人が多いように感じましたが、今回歩いてみて自分的には鹿島槍→五竜の方が、核心部も含めて歩きやすいように思いました。
その後はかつて歩いた事のある道を白馬五竜のゴンドラまで。五竜山荘に着くとキレット小屋に比べてきれいで「そりゃこれだけ恵まれたロケーションならね」と思いました。と言うか、キレット小屋って資材はヘリで運ぶにしても、それを組み上げた人たちって鹿島槍、五竜のどちらかから歩いてあの位置まで来たのでしょうか?本当に頭が下がる思いです。自身初のキレット歩きは天気にも恵まれ、見えた景色も含めて感慨深いものでした。あの時のご夫婦の言葉に応え、不帰キレットもいつか歩いてみたいですね。
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