飯豊連峰 石転び沢→梶川尾根


- GPS
- --:--
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 2,614m
- 下り
- 2,612m
コースタイム
13:00梅花皮小屋発-14:15梶川尾根分岐-16:45飯豊山荘着
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○梶川出合〜石転び沢〜梅花皮小屋 雪渓の状態は先週とほぼ同じ。 但し、梶川出合手前から石転び出合までは崩壊が進んでいる模様。 先週に比べると、あちこちで沢の露出が見られたので、 安全の為、石転び出合までは一部夏道を利用しました。 夏道利用せずにずっと雪渓歩きでも大丈夫、かとは思いますが・・・ そこは自己判断、自己責任で。 ○梶川尾根 所々で雪が残っており、5か所程、夏道が雪で覆われている箇所があります。 傾斜は緩いので、アイゼンは付けずに下りました。 尚、梶川峰手前〜尾根上部でヒメサユリが多数見られました。 |
写真
感想
先週に引き続き、今週もまた飯豊へ。
今回は、日曜は天候が荒れそうなので、山小屋には泊まらず、土曜のみの日帰り登山。
登りに石転び沢、下りに梶川尾根を利用した。
今回は、先週のような寝坊はせず、3時起床の4時出発。
天気がよさそうなので、オートバイで登山口の飯豊山荘まで行ってみた。
7時過ぎには飯豊山荘に到着し、7時30分に登山開始。
日帰りなので荷が軽く、足が軽い。
快調に歩が進み、途中、調子にのってトレラン気味に駆け足で登る。
(5分も走らないうちにバテて、以後はずっと歩きだったけど・・・)
先週と同じく、梶川出合からは雪渓になった。
雪渓の状態については、やや崩壊が進んでいる状況。
先週訪れた時は、沢が出ている箇所は1か所だけだったが、今回は所々で沢が露出している。
登山道入り口には「クレバス注意。できるだけ夏道を利用するように。」
との注意書き看板が立てかけられていたので、今回は全域雪渓は利用せず。
一部夏道を利用して、石転び出合まで進んだ。
だが、大半の登山者は雪渓を辿るようで、夏道上には人が踏み入った形跡は殆どなし。
傾斜もあって荒れている箇所も多い。
雪渓歩きに比べると安全ではあるが、体力的な負担が大きく通過に時間がかかる。
雪渓を行けば良かった・・・と何度も後悔しながら夏道を行く。
途中から道が不明瞭になってきたので夏道を降り、そこからはずっと雪渓を歩いた。
石転び出合から、梅花皮小屋までの雪渓については、先週とほぼ同じ。
全域安定しており、崩壊が進んでいるような箇所は特に見られなかった。
中ノ島は先週よりも更に露出面積が増えた事で、夏道を利用できる箇所が増えている。
先週はほんのわずかしか露出していなかったので、中ノ島の上は歩かず、中ノ島に沿って雪上を進んだが、
これだけ夏道が出ていれば、中ノ島の夏道を利用した方が楽。
アイゼンを外し、中ノ島の夏道を進み、夏道終点で再びアイゼンを付けて、最後のトラバースに取りかかった。
尚、前回レコのルートを見て気になっていたのだが、石転び沢でのGPSログが乱れている。
自分ではまっすぐ登ったつもりだが、GPSログを見てみると左右に大きく軌道がぶれている。
今回はどうか、と思い気にしながら進んでみたのだが・・・
やはり、軌道がおかしい。先週よりも乱れている状態だ。
GPSは谷部では受信精度が落ちる、と言われているので、
石転び沢のような深い谷部では正確に測位出来ないようだ。
(使用機種:Garmin社製「eTrex VISTA HCx 英語版」)
ガスで視界が悪い時は、非常に頼りになるGPSであるが、頼りすぎるのは危険でもある。
谷だけではなく、深い樹林帯等でも軌道が乱れる事が多く、50m位の誤差が出るのはざらにある。
GPSがあるからと言って油断せず、地図と磁気コンパスも合わせて持参すべきだろう。
さて、梅花皮小屋には昼前には到着。
小屋前には10人程の登山者の姿。
やはり、明日は天気が悪い為か、殆どの方が日帰りで、小屋泊まりの方は少ない。
昼時点で泊まる予定の方は、3人のみだった。
殆どの方は新潟から来た方で、意外な事に地元の山形は少ない。
(聞いた限りでは、新潟以外の登山者は一人も居なかった)
この日の稜線上は暖かく、風も弱く過ごしやすい。
1時間ほど小屋前で休憩した後、梶川尾根へと向かった。
梶川尾根上には所々で登山道上に雪が残っていたが、
傾斜は緩いので、アイゼンは付けずに降りた。
梶川尾根は、先週下山に利用した丸森尾根に比べると景観が良く、
道中にはヒメサユリが多数咲いている。
ツボミの状態が多いので、まだ完全な見頃では無さそうであるが、
途中の山道には群落もあるので、なかなか見応えがある。
但し、咲いているのは梶川峰手前辺りから。
麓側には全く咲いていないので、ヒメサユリをみたい方は頑張って上まで登らないといけないかな。
梶川尾根の上部は傾斜が緩く、快適に歩けたが、下部に入ると急傾斜。
この辺から、徐々に疲れが見えてくる。
今日の行程は、日帰りで行くには少々長い距離。
(普通は、梅花皮小屋で一泊して、翌日に尾根を下る。)
下っても下っても、麓の飯豊山荘は見えてこず、長い尾根道にうんざりしながら下り続ける。
17時前には飯豊山荘に到着したが・・・
これからオートバイで宮城まで帰るのか、と思うと気が重い。。。
飯豊山荘に泊まって行きたくなったが、翌日雨になる事を考えると、
今日中に帰宅すべきか。
とりあえず、山荘で風呂に入って、その後帰宅したが・・・
途中、飯豊連峰の好展望地で知られる樽口峠に寄り道した為、帰宅したのは23時^^;
帰るとすぐに寝て、翌日の昼過ぎまで寝てしまったよ。
コメント
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しかも石転びですか、やっぱり雪が好きなんですね
余裕のある山行記録、いつも楽しく読んでいます。
お花はキヌガサソウでしょうか。月山や神室山にも咲きますが割と少ない花です。
Luskeさん、こんばんは〜
今回は時間配分にもさらに余裕を感じますね〜
しかもバイクツーリングでですか!
相変わらずタフですね
暑くなってきてだんだん雪山が恋しくなってきましたよ、僕も
雪が大好きで、この時期は花で溢れる山も良いのですが、どうしても雪の豊富な石転び沢に足が向いてしまいます
お花の名前、教えてくれてありがとうございます。
キヌガサソウ、というのですね。
飯豊ではあまり見かけた事のない花だったので気になっておりました。
またまた飯豊でございます
登山の時間配分は上手くいったかと思いますが、
帰りの時間については、少し無理があったかな・・・
帰路、眠くなってきたけど、バイクでは仮眠できないし
コーヒー飲んで目を覚まし、なんとか宮城まで帰りました。
夏の山も良いですが、雪が無くなるのも少し寂しいですね。
雪のある飯豊に登れるのも、そろそろ終わりかな・・・
7月を過ぎると、雪渓の状態がイマイチですので^^;
1日でオーバー20キロ。お疲れ様でした。
自分もそこまで歩けたらいいなと思いました。
雪がどんどん少なくなっていき歩けるところも減ってきていますね。
ほぼ夏道になる日も遠くないですね。
レコを書くときのGPSログは便利そうですね。
自分はまだ手書きなので・・・。
今回もきれいな景色の写真ありがとうございました。
20キロ超えは流石にきつかったです・・・
梶川尾根下りの後半は苦行でした><
GPS、文中では少し否定的な内容を書いてしまいましたが、登山ツールとしては非常に便利だと思います。
特に雪山でガスに巻かれた時は、効果絶大であります。
GPSのお陰で生還できた・・・なんて思える事も何度かあったりしますし^^;
私が購入した時は、非常に高価な道具でしたが、最近はかなり価格も下がってきている模様。
今が買い時!
・・・かも?
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