歩いて秋の天城越え 修善寺・七滝Over the Rainbow★水生地下ー天城山隧道ー河津七滝ー湯ケ野ー下佐ケ野

2019年09月29日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 13.3km
• 登り: 260m
• 下り: 794m

コースタイム

目論見通り雨模様の天城 (　・∀・) <チーッス

修善寺駅から水生地下バス停まで東海バス
9:00水生地下（旧R414）ー9:40天城山隧道9:50（旧R414）−11:00宗太郎園地ー11:15東屋で昼休憩11:30−11:45七滝コース＋大滝12:20ー13:10湯ケ野ー13:20下佐ケ野バス停
下佐ヶ野バス停から河津駅まで東海バス

天候

雨のち晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き：修善寺駅から水生地下バス停まで東海バス
帰り：下佐ヶ野バス停から河津駅まで東海バス

コース状況／危険箇所等

河津七滝・猿田淵：橋梁崩壊につき通行止

写真

車内からおはようございます（東海道線熱海行き）

ほんと勝丼はいいですね v(\'∀\')v

一週間前からの雨予報。天城を目指します（根府川付近）

（駿豆線Over the Rainbow号ヘッドマーク）しR束に比べ我がジオンの国力は30分の1以下である。

にもかかわらず、今日まで戦い抜いてこられたのはなぜか？

中伊豆に住む我々が自由を要求して何度連邦に踏みにじられたかを思いおこすがいい。

ジオン公国の掲げる人類一人一人の自由の為の戦いを神が見捨てる訳はない。諸君らが愛してくれた修善寺ー下田延伸計画は死んだ！なぜだ！？

我々は今、この怒りを結集し、しR束に叩きつけて始めて真の勝利を得ることができる。

悲しみを怒りに変えて、立てよ国民!!　ジオンは諸君らの力を欲しているのだ!!　ジーク・ジオン！！

雨予報なのに富士が。。何故だ!! (;'∀')

途中駅で前回乗った”happy party train”と交換!!

善子かっけー!!

天城方面はいい具合に雲がかかっていますよ（車窓から）

修善寺駅のしR束 v(\'∀\')v

8:00 修善寺駅到着です

バスの時間があるので少散策。狩野川にかかる修善寺橋は印象的なアーチ橋

8:15発河津行。こいつで水生地下まで案内して貰います。夜明けの雨で道路はびしゃびしゃ

雨模様の天城にわくわくw

湯ヶ島♨を通過

乗客、一人もいませんが。。

けしからん、公共の場ですよ (;゜∀゜)=3

9:00 天城の旧道入口。バス降りていきなりww （水生地下バス停）

待望の雨が降ってきました。ちょー(・∀・)イイ!!感じ

小さな橋を渡る。銘板だけが新しい（爆）

道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思うころ、（伊豆の踊子より）

雨足が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追って来た。（伊豆の踊子より）

またも銘板だけが新しい橋w

天城本谷川（狩野川の源流）

天城特有の苔。

雨と霧とひん曲ったガードレール

9:40 いつもの天城山隧道も雨の趣き。元国道だけにクルマも気にならない

川端も越えた端正な石造り隧道。明治38年謹製

隧道内のオーブ(;'∀')

ノミで整えた跡が。。

暗いトンネルに入ると、冷たい雫がぽたぽた落ちていた。南伊豆への出口が前方に小さく明るんでいた。（伊豆の踊子より）

これが南伊豆への出口!!

「お足が早いですね。− いい塩梅に晴れました。」（伊豆の踊子より）

トンネルの出口から白塗りのさくに片側を縫われた峠道が稲妻のように流れていた。（伊豆の踊子より）

しかしここから南伊豆まではかなり遠いいのだ。苔むした切通し

明治〜昭和謹製の車止め。”柱状摂理”の溶岩を利用したようだが転落防止には期待できない(;'∀')

路上に沢カニ君がお散歩

こちらはコンクリ製の車止め。昭和のものか

寒天橋遠景。歩きだからこそ気が付いた風景

寒天橋直下に美しい滝。もはや分水嶺を越え河津川を追っています

直ぐに現道（R414）に出ず旧道で引っ張ります。クルマのみ通行止

旧道は現道に合流し、私はハイキング道（踊り子歩道）に入ります

危うそうな歩行者用のトラス橋が架かっています。こわごわ渡ります(;'∀')

山葵田。一面若い株だが先日の台風で山葵全滅後に復活させた模様。。

普通に山歩き。久々だ（＾＾

宗太郎園地というポイント近くの杉並木

11:15 河津七滝（ななたる）手前で昼休憩

河津七滝（ななたる）の入口。大雨通行禁止?? 最近大雨降っていないので入ります

長い階段を降りてー

おっとー!! 遊歩道が濁流（3週前の千葉の台風）で破壊された模様。少し上流を渡渉します。

猿田淵。溶岩の沢を澄んだ水がごうごう。これは美しい

釜滝（かまだる）

滝の脇には柱状節理。さすが溶岩台地（＾＾

苔も絡んで天城うつくし

展望通路の吊り橋崩壊

吊り橋も交わせなかった・・ この位置まで台風の濁流が来たってことです。

蛇滝（へびたる）は小さな滝ですが、、

溶岩（柱状節理）が滑らかに削れて、今はうろこ状です

初景滝（しょけいだる）に少女像が!! もとい踊子像が!!

やめい!! 公共の場ですよ!?（初景滝）

学生さんの胸には(;'∀')

大滝（おおたる）。旅館の敷地内にあるため河原に露天風呂やプールがありますぅ

河津七滝高架橋（かわづななたるこうかきょう）。いわゆるループ橋は避けて踊り子歩道を歩きます

下田街道。。まるで街道歩きだわ。まるで

橋梁架け替えのための迂回路を行きます

ほの暗い湯殿の奥から、突然裸の女が走り出して来たかと思うと、脱衣場のとっぱなに川岸へ飛びおりそうな格好で立ち、両手を一ぱいに伸ばして何か叫んでいる。手拭もない真裸だ。それが踊子だった。若桐のように足のよく伸びた白い裸身を眺めて、私は心に清水を感じ、ほうっと深い息を吐いてから、ことこと笑った。子供なんだ。私たちを見つけ喜びで真裸のまま日の光の中に飛び出し、爪先きで背いっぱいに伸び上がるほどに子供なんだ。私は朗らかな喜びでことこと笑い続けた。頭がぬぐわれたように澄んで来た。微笑がいつまでもとまらなかった。（湯ケ野）

13:20 下田と河津の分かれ道。ここからバスに乗ります（下佐ケ野バス停）

バスで河津着。軽トラ市?? 中古車売りではなくキッチンカーの出店らしい

散策。河口に近い河津川・この水が七滝から来ているとは感動を覚える

河津の館橋から伊豆クレイルさん

余裕のコーヒーどうですか(;'∀')　（河津川河口）

14:00 河津駅に到達です

この子には乗りません(;'∀')

リゾート21黒船電車へ（左）

黒船最高です!!

リゾート21ならデフォ（稲取駅）

おっと大島。雨上がりの晴れ間が

伊豆高原から展望席に移動しますね

以下、前日に伊豆急を撮った写真です　12:15 8004M スーパービュー踊り子4号 上り東京行（赤入洞橋梁）

12:25 5641M 伊豆急の普通8000系 下り伊豆急下田行（赤入洞橋梁）　車体の青と海の青が良い感じ（＾＾

12:50 3028M 踊り子106号 下り伊豆急下田行（赤入洞橋梁）

13:20 8591M 伊豆クレイル1号 下り伊豆急下田行（赤入洞橋梁）　雲が多くなってきて海が灰色にぃ〜〜

13:24 5648M リゾート21キンメトレイン 上り熱海行（赤入洞橋梁）　海が灰色ですぅ(;'∀')

ここが前日撮影した赤入洞橋梁。逆トラス構造なので注意していないと橋と気が付きません。渡りまーすw（富戸ー川奈）。

装備

個人装備

透明ビニール傘

感想

Honoca

■一週間前から雨予報
ロードチャリの敵は雨（個人差があります）。何しろ雨水だけではなく泥や砂利を巻き上げるとことが痛い。密集する集団レース時苦痛は言うに及ばず。
こんな日は図書館や装備購入・装備整備などやることも多いが、、
そうだ、”歩き山行”という選択があったじゃなイカ!!　←今更思い出すとか普通に頭わるい(;\'∀\')

雨が似合う歩きコース、、城ケ島、北鎌倉、大磯、武蔵小山商店街、下田港、、
そして修善寺・天城山隧道、、そのまま河津七滝から河津駅方面へ行こう。

そして当日は朝から雨(・∀・)イイ!!　7時ごろ止んでしまったものの天城山隧道手前で再び雨という神山行ww
しかも峠を越えた河津七滝で晴れ間がのぞくという、まさに神回で御座いましたw

■tanmen1974氏 ドタキャン!!
東海道の電車内で待ち合わせ。そして恐れていた事態が。。
※分割装備やら指定券、宿泊予約などはなかったため、特に予定の変更なく一人で突入します。

■雨の天城山隧道
バスから降り歩きだからこそ味わえるこの感覚。
そして天気予報の通りの雨の天城峠。これは(・∀・)イイ!!
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道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思うころ、雨足が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追って来た。

私は二十歳、高等学校の制帽をかぶり、紺飛白の着物に袴をはき、学生カバンを肩にかけていた。一人伊豆の旅に出てから四日目のことだった。修善寺温泉に一夜泊まり、湯ヶ島温泉に二夜泊まり、そして朴歯の高下駄で天城を登って来たのだった。重なり合った山々や原生林や深い渓谷の秋に見とれながらも、私は一つの期待に胸をときめかして道を急いでいるのだった。そのうちに大粒の雨が私を打ち始めた。折れ曲がった急な坂道を駆け登った。ようやく峠の北口の茶屋にたどり着いてほっとすると同時に、私はその入口で立ちすくんでしまった。あまりに期待がみごとに的中したからである。そこに旅芸人の一行が休んでいたのだ。
　伊豆の踊子より（川端康成）
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なお書きつけながらDVD再生しているのは松本清張作（田中美佐子主演）の「天城越え」。川端の伊豆の踊子と様々に連想させる作品で、家出少年と修善寺の娼婦（茨木出身）が絡む天城殺人事件である。

歩いて潜る天城山隧道には、ノミの跡あり漆喰の目地あり、、今更・気が付くとはマジで情けない話だが、チャリを使わずに歩いてこそ発見できるゆっくりした時間があった。

■河津七滝（かわづななたる）
・橋の流失
千葉に停電をもたらした台風被害は伊豆にも及び帰りの車窓からも幾つかの土砂崩れが確認できたが、今日のコース・河津七滝の進入経路の猿田淵手前の遊歩道橋が崩壊!! 自己責任ですぐ上流を渡渉して突破した。
・滝と書いて”たる”
天城山中では出会い一人だが、滝周辺では沢山の観光客、、そして晴れ間が（＾＾

コースガイドには天城からは湯ケ野温泉までが「踊子の道」とあるが、実際の踊子の道は湯ケ野から下田へ抜ける（※河津ではない）。ウォーキング最後は下田河津への分かれ道・下佐ケ野交差点で終了。バスに乗ります。

■伊豆急リゾート21乗車と前日の撮り鉄
歩いて雨の天城から河津へ。たったそれだけのこと。その”たった”がとても楽しい。
帰りは河津のMaxbaiuでビールを買い込み伊豆急の顔ともいえる普通電車、リゾート21でぐい飲み。
最高のシメは、前日（川奈ー富戸間）で伊豆急を撮影した赤入洞橋梁の通過!!
一瞬だが楽しめない筈がない。雨から晴れの小旅行で御座いました。

　短編を風がめくつて伊豆は秋　　ほの香
　なめ岩をすべりゆく音秋天城　　ほの香
　いつの間にベンチを離れ秋の人　　ほの香
　滝散つて辺り一面秋の色　　ほの香
　三叉路に迷うも楽し曼珠沙華　　ほの香
　滝とあり「たる」とルビありつくつくし　　ほの香
　秋雨の降りる天城や滝（たる）七つ　　ほの香
　人知れぬ潮路に桜紅葉かな　　ほの香
　下車駅は海の近くと秋の晴　　ほの香
　マグカップ河津の風に秋の海　　ほの香


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