室堂散策と立山登山で紅葉の絶景を満喫
- GPS
- 80:00
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,250m
- 下り
- 1,128m
天候 | 晴れ→曇り→霧雨→晴れ→曇り→暴風雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
高原バスは室堂直行と途中下車で乗るバスが異なるので並ぶ列を間違えないように。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特筆すべき危険箇所はないが、気象状況や個人のレベルによってはどこでも危険になり得る。 浮石や滑りやすい場所は縦走路に存在するので強風時などでは注意。 |
その他周辺情報 | 室堂から近くアップダウンも少ないが浴室は小さめのみくりが池温泉、そこから少しアップダウンと火山ガス地帯を通過しなければならないが浴室が広い雷鳥荘、雷鳥沢キャンプ場のすぐ上にあるロッジ立山連峰と雷鳥沢ヒュッテはテン泊者にお薦めの温泉です。 山荘周辺の気温は、晴れの日の朝晩は2℃くらい。曇りで6℃くらいですが、稜線上へ向かうなら風対策の防寒着が必要です。 |
予約できる山小屋 |
天狗平山荘
|
写真
感想
最近は高くても3千m前後の山行が多かったのですが、スタート地点で高度を稼げる立山なら膝と股関節に不安のある私でも行けると便利になった北陸新幹線で東京から富山に向かいました。
天気予報ではずっと曇り時々雨みたいな予報で、富山に着いた時もどんよりしていて、滝でも見てから室堂に上がろうと立山駅までの切符だけ購入しました。スマホで室堂のライブビューを見ていたらなんと弥陀ヶ原より上は晴れていることがわかり、立山駅でぎゅうぎゅう詰めになりながらもすぐ発車するケーブルカーに滑り込みました。
早く行けたので折角だから途中下車して天狗平で降りてそこから散策しながら室堂へ向かいました。辺りは紅葉の見頃でアルピニストの憧れ(私はなんちゃって山好き)である剣岳が見えたときはちょっと感動してしまいました。
室堂ではテン泊装備にメットもつけた恐らく剣岳に向かうであろう人もいて、素直に「凄いなぁ、自分には無理だわ」と、私より年上であろう方を前に体力の落ちと足の衰えを感じる今日この頃です。もっとも数カ月に1回程度の山行なので、普段運動していなければ歳と共に体力などが落ちてくるのは当然なのですが。
心配していた天気は夕方から雲が出てくるも夜は少し星も見えたりして撮影も一応しましたが、夜遅くならないと月が沈まず明るいのと雲で駄目でした。
今回はのんびり3泊するので山小屋にしましたが、北アルプスの山小屋のレベルの高さには驚きました。
いつの時代の話ししてんだよと言われそうですが、喫茶があったり食事も旅館並みだしトイレにはウォシュレット完備で清潔そのもの。かけ流しの温泉もついて相部屋なら1万以下とコスパは良いです。相部屋といっても2段ベットは仕切りやカーテンがあってライトとコンセントも完備で、大部屋に布団が敷いてあってそこに複数詰め込まれてミイラ状態になったり隣の人の足が体にヒットするということももちろんありません。
快適過ぎて天気が良くないことをいいことにぎりぎりまでとどまり、レインウェアに着替えて散策場所を考えますが、歩いているうちに天候が回復してきて全く見えなかった立山連峰が見えてきました。
雷鳥にも出会え紅葉もピークで文句なしの素晴らしさに思わず一人で歩きながらにやけてしまいます。休日ながらほとんど人にはすれ違わなかったので静かに歩けて大満足でした。
この日は夕焼けと星空も見えて撮影する手が止まりません。さすがに翌朝のことを考えて夜中は出ませんでしたが爆睡してしまい朝焼けは一瞬しか撮影できず残念でした。
この日は天気が崩れてくるとの予報だったので、宿の朝食のあとすぐに出発して雄山に向かいました。
一ノ越までは晴れて素晴らしい展望が開けていましたが、穂高・槍方面は雲に隠れ山頂に向かう途中には暴風を伴ったガスに覆われてしまい朝食を弁当に変えて早く出発しなかったことを悔やみました。
雄山でもかなりの暴風が吹き荒れていて視界もほとんどなく引き返そうとも思ったのですが、一瞬ガスが薄くなったのを見たら自然と足が大汝山へと向かっていました。
風に煽られながらも何とか大汝山に辿り着き富士の折立はパスして大走りを下ることにしました。
相変わらず暴風とガスは取れませんが、たまに一瞬だけ下界が見えたりすると錦絵のような景色に思わず息をのみます。
昼頃に雷鳥沢テント場に到着してそこでお昼にしますがこの周辺の紅葉は見事です。天気が良ければここでテン泊は最高だなと次に来ることを想像してしまいました。
久しぶりの重登山靴で足が疲れましたが、温泉が山小屋にあるのは本当に助かります。頭や体が洗えてさっぱり出来るだけでなく疲労も取ってくれるので私の登山には必須な要素です。なのでいく所が偏っているのはご愛敬です。
最終日は夜中から暴風雨で朝も相変わらずだったので下山を早めて新幹線も早めに変更しました。
24年前、2回目の登山だった私がいきなり穂高連峰へ向かい台風が通過中の暴風雨の中、涸沢からなぜか北穂経由で登ってしまって地獄を見た以来の3千m級でしたが、流石に外国人観光客もたくさん来るここは展望良し、設備良し、紅葉良しと上げればきりがないほど魅力的な場所でした。
東京からは結構時間がかかりますが、次は長野県側からも行ってみたいしテン泊も良さそうで絶対にリピートしようと心に決めて帰宅しました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する