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Yamareco

記録ID: 209223
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

三ノ沢岳ついでに木曽駒ヶ岳

2012年07月21日(土) 〜 2012年07月22日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
10.5km
登り
1,123m
下り
1,128m

コースタイム

21日:6:10千畳敷-6:50極楽平-9:00三ノ沢岳9:20-11:00極楽平-千畳敷(雨宿り)13:00-八丁坂-14:00中岳-14:15駒ヶ岳頂上山荘テント場
22日:5:30駒ヶ岳頂上山荘テント場-5:50駒ヶ岳頂上-馬の背-6:40駒ヶ岳頂上山荘テント場(テント撤収)-7:50千畳敷
天候 21日:霧雨と雨の繰り返し
22日:霧
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
22:30竹橋-4:30菅の台パスセンター(毎日アルペン号)
5:00菅の台バスセンター-5:35しらび平5:40-5:50駒ヶ岳ロープェイ駅
コース状況/
危険箇所等
【千畳敷→極楽平→三ノ沢分岐】
・極楽平までは岩場の登り。傾斜は八丁坂ほどきつくない。
・極楽平の直前に雪渓あり。
・極楽平から三ノ沢分岐までは高山植物の多い稜線歩き。

【三ノ沢岳往復】
・分岐からしばらくは下り、アップダウンを繰り返しながら登って行く。
・ハイマツが多い。ハイマツを漕ぎながら行く箇所も多い。
・両手を使って登るような岩場もあり。
・頂上直前にお花畑あり。
・案内標識はほとんどない。場所によってはペンキや赤テープをたよりにして歩く。ガスの中だと道を失いやすい箇所もある。

【千畳敷⇔木曽駒ヶ岳(帰路は馬の背分岐から頂上山荘へのトラバース道)】
・道はよく整備されている。基本的に岩場が続く。
・千畳敷カールで雪渓をトラバース。傾斜は緩くアイゼンは不要。
・八丁坂は岩場のつづら折れ。時間によっては渋滞する。
・頂上から馬の背方面に向かい、分岐から頂上山荘へ向かうルートは高山植物が豊富。
極楽平の直前に雪渓が少し残ります。雪渓の横はアオノツガザクラ斜面。
極楽平の直前に雪渓が少し残ります。雪渓の横はアオノツガザクラ斜面。
極楽平はコマウスユキソウが多いです。
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極楽平はコマウスユキソウが多いです。
三ノ沢分岐から三ノ沢へ下ります。宝剣岳の岩、迫力あります。
三ノ沢分岐から三ノ沢へ下ります。宝剣岳の岩、迫力あります。
この先の先、霞んでいるところが目的地の三ノ沢岳です。
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この先の先、霞んでいるところが目的地の三ノ沢岳です。
雨の中でもハクサンイチゲは果敢に咲いてます。
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雨の中でもハクサンイチゲは果敢に咲いてます。
どこを歩くんだろうというハイマツ。
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どこを歩くんだろうというハイマツ。
主稜線、島田娘の方です。
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主稜線、島田娘の方です。
三ノ沢カール。雲がわき上がってきます。
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三ノ沢カール。雲がわき上がってきます。
こんな感じでハイマツを泳ぐように歩きます。
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こんな感じでハイマツを泳ぐように歩きます。
三ノ沢岳頂上近くの数少ない快適な道。
三ノ沢岳頂上近くの数少ない快適な道。
三ノ沢頂上直下のお花畑。
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三ノ沢頂上直下のお花畑。
シナノキンバイとハクサンイチゲの派手なお花畑。
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シナノキンバイとハクサンイチゲの派手なお花畑。
他にもチングルマ、ハクサンチドリなどいろんなお花があります。
他にもチングルマ、ハクサンチドリなどいろんなお花があります。
ミツバオウレン?水が重そうなんです。
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ミツバオウレン?水が重そうなんです。
チングルマの咲く岩に囲まれた三ノ沢岳山頂。
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チングルマの咲く岩に囲まれた三ノ沢岳山頂。
中岳直下でようやく青空が見えました。
中岳直下でようやく青空が見えました。
ここが本日の宿泊地。頂上山荘テント場です。雨のためかテントが少ない。
ここが本日の宿泊地。頂上山荘テント場です。雨のためかテントが少ない。
暴風のための岩が積んであります。
暴風のための岩が積んであります。
写真はいまいち。本日の夕ご飯ゴーヤチャンプル−焼ビーフン。
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写真はいまいち。本日の夕ご飯ゴーヤチャンプル−焼ビーフン。
ワインの持参を忘れたので、本日のお供を買いました。1000円也。
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ワインの持参を忘れたので、本日のお供を買いました。1000円也。
木曽駒ヶ岳山頂への道の横に大事に保護されているコマクサ。
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木曽駒ヶ岳山頂への道の横に大事に保護されているコマクサ。
よーやくでた陽の光、葉っぱも光ってます。
よーやくでた陽の光、葉っぱも光ってます。
木曽福島へ通じる稜線。
木曽福島へ通じる稜線。
岩場にも小さな花がいっぱいです。
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岩場にも小さな花がいっぱいです。
名前の通り狭い岩場にイワウメ。
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名前の通り狭い岩場にイワウメ。
葉っぱが特徴的なイワヒゲ。
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葉っぱが特徴的なイワヒゲ。
オヤマノエンドウもまだ残ってます。後ろは木曽駒ヶ岳の山頂。
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オヤマノエンドウもまだ残ってます。後ろは木曽駒ヶ岳の山頂。
コマウスユキソウも道ばたまで出てきてます。
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コマウスユキソウも道ばたまで出てきてます。
白いのはコマウスユキソウ。ムーミンのニョロニョロみたい。
白いのはコマウスユキソウ。ムーミンのニョロニョロみたい。
宝剣山荘近くで唯一みたイワベンケイ。
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宝剣山荘近くで唯一みたイワベンケイ。
天空の城ホテル千畳敷。
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天空の城ホテル千畳敷。
続々と人が登って行きます。
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続々と人が登って行きます。
剣ヶ池から宝剣岳を望みます。
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剣ヶ池から宝剣岳を望みます。
下山後のお楽しみ。明治屋のソースカツ丼。
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下山後のお楽しみ。明治屋のソースカツ丼。

感想

花がきれいな山として気になっていた中央アルプス三ノ沢岳。
今年の夏山(岳人特別号)でもロープウェイでいけるお花畑として特集されてます。
しかし、コースが緩すぎる気が・・。空木への縦走は時間的にツライし、どうしよう??
宝剣岳の危ない岩場で岩場の訓練として、木曽駒とセットにしましょうとして計画された山行。

しかし、当日は霧と雨。降ったり止んだりを繰り返してます。
雨のせいかバス、ロープウェイともにスムーズ。一便の乗れました。
とりあえず、三ノ沢岳へ向かいます。
極楽平に着くとコマウスユキソウに対面。小さくて白くてかわいらしい。

三ノ沢岳分岐からが本番です。
今まで登って来た分をいとも簡単に下ります。
基本的に踏み跡はしっかりしているものの、一部わかりにくい場所があります。今回みたいな悪天候時は要注意。
コースの8割ハイマツ、1割岩、1割砂地という感じでハイマツと一体感が味わえます。大きいアップダウンは5回。その他地図上には現れない細かい上下を繰り返します。先が見えないとさら精神的に疲れます。

三ノ沢岳頂上直下でよーやくお花畑発見!です。
ここだけ別世界です。こんな天気なので眺望は0です。

来た道を折り返します。行きは誰にも会わず、帰りでようやく10人ぐらいの人と会いました。雨も本降りになり、岩場は危ないため、宝剣岳は止めて、千畳敷まで折り返しました。このコース、悪天というのもあって、実は北岳日帰りよりも疲れました。お花を見るお手軽お散歩コースだと思っていてごめんなさい。

しばらく千畳敷で雨宿り。ゴアテックスは吸湿性抜群ヌレテックスになってます。
すずらん牛乳のおいしいソフトクリームを食べ、コーヒーを飲んで雨が弱くなるのを待ちました。

雨がちょっと弱くなったところで、テン場へ向かうことに。
八丁坂は見た目ほどきつくない登りです。とても整備されています。
中岳を越えると本日の目的地へ到着です。

テントも少なく好きな所に張れます。
雨が予想されるため、フライはしっかり張ります。
小屋番さんもいい感じで、トイレもきれいで快適なテン場です。
晩ご飯はゴーヤチャンプル焼きビーフン。見た目よりはおいしいです。
雪渓に埋めてたビールも飲んでしまったので、ワインを購入。
雨のテントはすることがありません。

翌朝、雨は止んで霧です。
天気なら馬の背を進んだ濃ヶ池まで行く予定でしたが、いまいちなので、馬の背お散歩コースです。朝の木曽駒山頂は貸切りでした。しかし眺望はなし。

馬の背とトラバース道、高山植物豊富で写真撮影大会です。
コマウスユキソウ、遠くから見るとニョロニョロみたい。

お散歩終了後テントを撤収し、千畳敷へ。
宝剣岳は天気いまいちのため残念ながら見送り。

八丁坂は登ってくる人で大渋滞でした。
団体登山もけっこういた印象。
混んでいたので遊歩道経由でロープウエイ駅へ。
ロープウェイ、バスともにほぼ貸切りで菅の台へ降りました。

菅の台バスセンターの周りは徒歩圏内に農産物直売所、こまくさの湯、ソースカツ丼の明治屋と登山者を楽しませてくれる施設多数。
こまくさの湯は10時からなので、開くまで農産物直売所とすずらん牛乳の直売店で買い物を楽しみました。こまくさの湯はアルカリ泉。明治屋はテラス席で有名なソースカツ丼。お肉が柔らかくておいしいのですが、食べきれないほどの量です。

早い時間に下山したので、ゆっくり楽しんでから、駒ヶ根インターから高速バスで帰宅しました。

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コメント

はじめまして。
こんにちは。

明日から一泊二日で木曽駒ヶ岳、三ノ沢岳に行く予定でいます。
三ノ沢岳の登山道の様子がよく分かりました。
ありがとうございます

8割がハイマツですね お花畑は山頂周辺だけですか・・・

同じようにそこそこの天気なら濃ヶ池も考えています
2012/7/23 17:49
コメントありがとうございます。
navecatさんへ

明日は天気良さそうでいいですね♪
お花畑っていう状態になっているのは、山頂直前のところだけです。ハイマツの下や道の脇にチングルマやイワカガミやアオノツガザクラなど小さいお花が点在はしてます。
眺望を見ながら歩けばハイマツも、さほど気にならないかもしれないです。

晴れている三ノ沢岳と行けなかった濃ヶ池をみたいので、記録を楽しみにしてます
よい山行になりますように
2012/7/23 19:20
プロフィール画像
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