内蔵助と大走で初滑り・立山
- GPS
- 06:08
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 889m
- 下り
- 892m
コースタイム
- 山行
- 5:16
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 6:04
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
完全雪山装備で臨みましょう。 雪面は氷結しており、一瞬のミスで滑落死します。 |
写真
感想
10月22日に立山に新雪が積もり、さて内蔵助に滑りに行かないと〜と思いつつ仕事や天気が噛み合わず前回から4週間経ってしまいました。もう始発のケーブルカーは7:00で最終のバスも16:20と行動時間が短くなっています。(5日から始発ケーブルカーは8:40、最終バスは15:30と更に短く・・・)
もう立山は真冬並みの気温、ウェアーも含めて真冬の雪山装備で臨みます。まだビーコンが必要なほど雪はなさそうですが念のため。
室堂でいつものように登山届を提出します。「また内蔵助で滑ってきます」「はははー、気をつけてね!」と顔なじみに。外に出てスキーをザックにくくりつけてスタートします。
雷鳥沢を経て大走の途中までは雪もなく普通でした。大走の半分くらいからは雪が支配的になってきて、またその雪は硬いので踏み固めて歩くことは無理で、氷に突き刺せるようなしっかりしたアイゼンが必要です。
いつものように内蔵助山荘から回ろうと思っていたら、稜線に出ると内蔵助雪渓は稜線が雪がつながっていましたのでそのまま滑って入ることにしました。
まだ積雪は10〜20cmほど、雪は硬くなっているので雪の上を滑っている限りは大丈夫ですが、石があちこちに出ているので緩慢としたターンはできず、ピンポイントで超急ジャンプターンすることになります。それでも氷河のあたりまで来ると石も少なく快適な滑走ができました。
お楽しみが終わったらあとはまたスキーを担いで、兼用靴にアイゼンをセットして登り返しです。雪が硬いのでアイゼンの刺さりも良く、ほぼ直登で登ります。さすがに時間も少ないし雪質も滑るには難しいので一本だけにしました。
この調子なら大走の雪も滑れそうなので、兼用靴にアイゼンつけたまま大走に向かいます。大走を石の少なくなるところまで歩いて下って、アイゼンを外しスキーを装着して滑りだします。雪は内蔵助のよりも硬く、スキーのエッジも流れるくらいで、非常に難しいエッジ制御を強いられました。ここで転倒すればそのまま滑り落ち、出ている石で全身あちこち当たりながら斜度が緩むか大きな岩に激突して停止するまで続くでしょう。そして出ている石を避けながらピンポイントでのジャンプターン。石を踏めば急ブレーキがかかって前のめりになり危険なので、さすがに終盤で石がかなり増えたのでここまでにしました。
もう登山者も少ないので「どこで滑るんですか?!」のツッコミはほとんどありません。室堂の近くで海外の観光客から、「スキーできるんですか?」って聞かれたので、「ほらあそこの雪が見えるでしょ」って大走の雪を見てもらいました。「変態だから」とは答えませんでした(笑)
最初は内蔵助でお茶を濁すかのような初滑りだと思っていましたが、蓋を開けてみれば大走までしっかり滑ったのでこれで文句なしの初滑りだと実感しています。
昨年の同じ日は、剱沢の上部でパウダーできていたのですが今年はまだまだな感じです。実際まだ気温も平年より高めですが、今月下旬からようやく気温も下がってきそうです。さて仕事の予定もまだまだ色々入っていて今月もう一度ここで山スキーできるでしょうか。ぜひシール貼って歩きたいものですが、あまり急に降り積もると雪崩が恐ろしいのも立山。何と言っても早く護摩堂山あたりでしっかり雪が積もって欲しいなぁというのが本音です。
おめでとうございます。今シーズンもどうぞ安全に。
護摩堂でまた会いましょう。真冬でも出るというヒラタケも見付けましょう(笑)
ありがとうございます!
ちなみに護摩堂山の北側のルートにはヤマブシタケが生えて、山スキーしながらキノコ狩りできます。(もちろん冬に )
次回はぜひ雪山とキノコのコラボで行きましょう
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