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Yamareco

記録ID: 210356
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

海抜0(富士川河口)→<村山古道>→富士山→宝永山→御殿場口 [山梨100]

2012年07月23日(月) 〜 2012年07月27日(金)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
32:34
距離
64.6km
登り
3,959m
下り
2,513m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

7月23日(月)
自宅4:00⇒<マイカー>⇒野田・さいたま・川越・狭山・入間⇒入間IC<圏央道・中央道>河口湖IC⇒道の駅なるさわ⇒道の駅朝霧高原⇒山宮浅間神社見学10:15⇒10:30村山浅間神社周辺の下調べ11:00⇒道の駅富士⇒13:35富士川河口下調べ15:00⇒「湯らぎの里」で入浴と食事18:00⇒18:10道の駅富士  (車中泊)

7月24日(火)
出発4:00…富士川河口・海岸4:35…道の駅富士5:10…富士駅前5:45…中央公園6:30…富士市役所6:40…富知六所浅間神社6:50…7:45広見公園(富士市立博物館見学)11:00…道しるべ1 11:20…辻畑橋(第2東名)11:35…道しるべ2 11:55…千貫松(最後のコンビニ)12:10…道しるべ3 12:35…道しるべ4 12:55…道しるべ5 13:05…道しるべ6 13:55…道しるべ7 14:00…富士根本宮村山浅間神社14:40…14:45村山ジャンボ        (素泊)

7月25日(水)
出発4:55…馬頭観音1 5:30…林道富士裾野線出会6:20…北井久保林道出会6:50…札打場跡の大ケヤキ7:15…天照教林道(広域基幹林道富士山麓線)出会8:20…富士山麓山の村(緑陰広場)9:10…馬頭観音2 9:25…大淵林道出会9:50…中宮八幡堂跡10:15…スカイライン横道7.8Km地点10:40…スカイライン縦道10.8Km12:00…御殿庭コース交差地点12:25…笹垢離跡13:05…15:35新六合目雲海荘 (宿泊)

7月26日(木)
出発6:20…七合目7:50…九合目万年雪荘9:30…九合五勺9:50…頂上浅間大社奥宮10:45…剣ヶ峰3775m[山梨100]11:15…久須志神社11:55…12:25頂上浅間大社奥宮13:10…14:00赤岩八合館 (宿泊)

7月27日(金)
出発5:20…走り六合6:10…宝永山2693m6:35…新五合五勺7:10…大石茶屋7:35…7:40御殿場新五合目BS

9:45⇒<路線バス\1080->10:17⇒御殿場駅⇒10:30<JR\740->11:35⇒富士駅⇒<タクシー\1040- >⇒道の駅富士12:10⇒<マイカー>⇒「湯らぎの里」で入浴と食事13:30⇒道の駅朝霧高原⇒道の駅なるさわ⇒
河口湖IC<中央道・圏央道>入間IC⇒19:00自宅

=============================================
出発時刻/高度: 13:36 / 10m
到着時刻/高度: 07:37 / 1445m
合計時間: 90時間0分
行動時間=1時間25分+10時間45分+10時間40分+7時間40分+2時間20分=32時間50分
合計距離: 64.72km (= + + + + )
最高点の標高: 3736m
最低点の標高: 1m
累積標高(上り): 3988m
累積標高(下り): 2554m
=============================================
天候 7月23日(月)晴れ
7月24日(火)晴れ
7月25日(水)晴れ 夕方小雨
7月26日(木)晴れ 午後2時頃から 雨
7月27日(金)晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
道の駅 富士
http://www.cbr.mlit.go.jp/michinoeki/syousai/shizuoka/s_01.html
コース状況/
危険箇所等
  
その他周辺情報 スーパー銭湯 富士湯らぎの里
http://www.a-1group.co.jp/yuragi/eigyo/eigyo.html

村山ジャンボ 
http://murayama-jumbo.com/

雲海荘
http://www.unkaiso.com/

赤岩八合館 
http://www.dumbo33.net/shop/asobu/akaiwa1.html      
予約できる山小屋
八合目池田館
御殿場口七合四勺・わらじ館
富士宮市にある「山宮浅間神社」です。
ここは 神社としては 最も古い形態だとのこと。
平安、鎌倉の頃 富士山の噴火が頻発していたので 時の朝廷が 噴火を収めるよう ここに僧侶を派遣したようです。
富士宮市にある「山宮浅間神社」です。
ここは 神社としては 最も古い形態だとのこと。
平安、鎌倉の頃 富士山の噴火が頻発していたので 時の朝廷が 噴火を収めるよう ここに僧侶を派遣したようです。
ここが村山古道の起点となる「富士根本宮 村山浅間神社」。
現在はその主登山口としては吉田口(北口)となっています。
この主たる原因は 吉田口では江戸時代になって教義を優しく簡潔にした富士講でツアー組織にしたことにあるそうだ。
それに比べ この表登山口としての格式を厳格に守ったため 「村山古道」の衰退となったようです。
ここが村山古道の起点となる「富士根本宮 村山浅間神社」。
現在はその主登山口としては吉田口(北口)となっています。
この主たる原因は 吉田口では江戸時代になって教義を優しく簡潔にした富士講でツアー組織にしたことにあるそうだ。
それに比べ この表登山口としての格式を厳格に守ったため 「村山古道」の衰退となったようです。
下調べは無駄ではありませんでした。
この「山本商店」はこの神社の直ぐ近くにありました。
ここには缶ビールやジュース類など 販売されていました。
ここの主人に「弁当」は販売しているのかと 訪ねると 売れないので置いていないとのことでした。
翌日 再度来るので 「弁当」を置いてくれないかと頼みました。
あまり期待はしていませんでしたが、翌日 訪れると 驚くことに「弁当」が置いてありました。
もちろん 弁当、冷たい缶ビール、トマトなどを 購入しました。
下調べは無駄ではありませんでした。
この「山本商店」はこの神社の直ぐ近くにありました。
ここには缶ビールやジュース類など 販売されていました。
ここの主人に「弁当」は販売しているのかと 訪ねると 売れないので置いていないとのことでした。
翌日 再度来るので 「弁当」を置いてくれないかと頼みました。
あまり期待はしていませんでしたが、翌日 訪れると 驚くことに「弁当」が置いてありました。
もちろん 弁当、冷たい缶ビール、トマトなどを 購入しました。
富士川河口を下調べをして 当日 最適な海岸への道を探りました。
富士川河口を下調べをして 当日 最適な海岸への道を探りました。
富士川の河口は富士川緑地公園となっています。
富士川の河口は富士川緑地公園となっています。
村山古道を辿る海抜0メートルからの富士山山行の初日です。
駿河湾の海岸から富士山がよく見えました。
あの山頂が目的地です。
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村山古道を辿る海抜0メートルからの富士山山行の初日です。
駿河湾の海岸から富士山がよく見えました。
あの山頂が目的地です。
駿河湾の海岸線。
ここは富士川河口の海抜0メートル。
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駿河湾の海岸線。
ここは富士川河口の海抜0メートル。
中央公園にある花時計。
中央公園にある花時計。
村山道にある富知六所浅間神社。
村山道にある富知六所浅間神社。
ここは「広見公園」。
富士山がよく見えました。
本日は時間の余裕がありましたので、ここで「富士市博物館」などを見学しました。
この博物館には「村山古道」に関する展示があると聞いていました。
約3時間 随分とゆっくりしました。
ここは「広見公園」。
富士山がよく見えました。
本日は時間の余裕がありましたので、ここで「富士市博物館」などを見学しました。
この博物館には「村山古道」に関する展示があると聞いていました。
約3時間 随分とゆっくりしました。
村山道の「道しるべ1」。
村山道の「道しるべ1」。
第2東名の辻畑橋。
村山道の「道しるべ2」。
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村山道の「道しるべ2」。
村山道の「道しるべ3」。
村山道の「道しるべ3」。
村山道の「道しるべ4」。
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村山道の「道しるべ4」。
村山道の「道しるべ5」。
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村山道の「道しるべ5」。
甘い香りの「クチナシ」。
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甘い香りの「クチナシ」。
この辺に来ると「ヤマユリ」が今真っ盛りでした。
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この辺に来ると「ヤマユリ」が今真っ盛りでした。
村山ジャンボ(今回の宿泊)の主人によると「今年は約2週間ほど花が遅い」とのことでした。
村山ジャンボ(今回の宿泊)の主人によると「今年は約2週間ほど花が遅い」とのことでした。
村山道の「道しるべ6」。
村山道の「道しるべ6」。
村山ジャンボには登山者用のキャビン。
4畳半ほどですが、テレビやエアコンが有り快適でした。
ただここは 合宿所なので素泊まりでした。
宿泊者は 別部屋の夫婦と私だけなのでお風呂はシャワーだけでした。
ただ 浴槽には水が張ってありましたので、水風呂を入りましたが 特に問題ありませんでした。
ここでも 缶ビールやジュース類を購入できました。
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村山ジャンボには登山者用のキャビン。
4畳半ほどですが、テレビやエアコンが有り快適でした。
ただここは 合宿所なので素泊まりでした。
宿泊者は 別部屋の夫婦と私だけなのでお風呂はシャワーだけでした。
ただ 浴槽には水が張ってありましたので、水風呂を入りましたが 特に問題ありませんでした。
ここでも 缶ビールやジュース類を購入できました。
ここが富士山表登山口となる「村山古道」の起点「富士根本宮 村山浅間神社」。
まず 参拝してから 出発としました。
この境内には 千年杉がありました。
ここが富士山表登山口となる「村山古道」の起点「富士根本宮 村山浅間神社」。
まず 参拝してから 出発としました。
この境内には 千年杉がありました。
村山浅間神社駐車場入口にある道しるべ「富士山」は 西見付跡の下、山辻の地から移設したとか。
この辺を「六道坂」。
六道とは広辞苑によると仏教用語で「衆生が善悪の業によっておもむき住む六つの迷界。すなわち 地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天」。
その昔 ここには 大木戸があって 役人が常駐していたとのこと。
そして 登山者(道者)から山役銭を徴収し、登山手形を交付したということです。
2012年07月25日 05:05撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
7/25 5:05
村山浅間神社駐車場入口にある道しるべ「富士山」は 西見付跡の下、山辻の地から移設したとか。
この辺を「六道坂」。
六道とは広辞苑によると仏教用語で「衆生が善悪の業によっておもむき住む六つの迷界。すなわち 地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天」。
その昔 ここには 大木戸があって 役人が常駐していたとのこと。
そして 登山者(道者)から山役銭を徴収し、登山手形を交付したということです。
六道坂を一寸行くと開けたところに出ました。
ここから 朝靄にかすむ富士山がよく見えました。
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六道坂を一寸行くと開けたところに出ました。
ここから 朝靄にかすむ富士山がよく見えました。
緑陰広場。
中宮八幡堂跡。
その昔 ここから先は 馬で行くことはできなかったそうです。
中宮八幡堂跡。
その昔 ここから先は 馬で行くことはできなかったそうです。
「高鉢駐車場〜御殿庭コース」との交差地点。
「高鉢駐車場〜御殿庭コース」との交差地点。
笹垢離跡。
倒木帯。
この倒木は1996年(平成八)9月22日台風17号によって 倒されたものとのこと。
倒木帯。
この倒木は1996年(平成八)9月22日台風17号によって 倒されたものとのこと。
今晩の宿「雲海荘」に到着。
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今晩の宿「雲海荘」に到着。
「雲海荘」での夕焼け。
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「雲海荘」での夕焼け。
「雲海荘」での朝焼け。
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「雲海荘」での朝焼け。
剣ヶ峰山頂。
剣ヶ峰を振り返る。
この辺は富士吉田口からくる山頂付近。
やはり このルートは 大勢の登山客が列をなして登ってきていました。
この辺は富士吉田口からくる山頂付近。
やはり このルートは 大勢の登山客が列をなして登ってきていました。
今晩の宿「赤岩八合館」。
幸いなことに 到着して直ぐに雨が降ってきました。
本日は 丁度「富士登山競走」と重なったことにより、その応援者がここにも宿泊し、この山小屋は満員御礼状態となりました。
山小屋の管理人によると 4年前に ここに皇太子が来たとのことです。
そのときの感激を 止めどなく話してくれました。
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今晩の宿「赤岩八合館」。
幸いなことに 到着して直ぐに雨が降ってきました。
本日は 丁度「富士登山競走」と重なったことにより、その応援者がここにも宿泊し、この山小屋は満員御礼状態となりました。
山小屋の管理人によると 4年前に ここに皇太子が来たとのことです。
そのときの感激を 止めどなく話してくれました。
日ノ出です。
宝永山頂からの富士山。
この宝永山は宝永4年(1707年)に大噴火して山腹の一部がえぐり飛ばされてできた爆発火口であります。
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宝永山頂からの富士山。
この宝永山は宝永4年(1707年)に大噴火して山腹の一部がえぐり飛ばされてできた爆発火口であります。
愛鷹山の山々。
振り返る。
大砂走りの下り。
まるで 走り下るといった感じでした。
大砂走りの下り。
まるで 走り下るといった感じでした。
御殿場口新五合目に到着。
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御殿場口新五合目に到着。
撮影機器:

感想

富士山は 私にとって 特別でした。
そのため 富士山をどのように登るか この数年考えていました。
現在主流となっている 五合目辺りから 富士山をピストンするには あまりにも 平凡すぎるからです。
昨年 畠堀操八著「富士山村山古道を歩く」を偶然本屋で見つけました。
これを 読み 富士山を登るには この道が最適だと思いました。

早速 同ルートを地図に示した「本山修験宗聖護院富士山入峯修行復活、富士山表口登山道全図 富士山 村山古道を歩く」を入手しました。
これによって 具体的な 時期や ルートを検討しました。
特に ルートについては 村山古道を歩くので 何も「田子の浦」を起点にしなくてもよいのではないかと思いました。
そんな中で 同本 p126〜127に記載されている「駿州吉原宿絵図」や「駿河国富士山絵図」では富士山の真下には 駿河湾に流れる「富士川の河口」があり その意味深さに気がつきました。
 
それから それを基軸に いろいろ調べると この近くに 「道の駅富士」、「JR富士駅」、「日帰り湯」などが あり、その便利さを知りました。そして これを起点として 今回の村山古道を辿って 富士山を登ることにしました。
時期は 7月の半ば頃の天気が 続く頃としていました。
このような経緯から 実行した今回の「村山古道からの富士山」山行は 大成功となりました。 

***追記***
 後で知ったのですが、ウォルター・ウェストン著(岡村清一訳)「日本アルプス」平凡社(p219~238) によると、 著者も 1893年(明治26年)5月に村山古道から富士登山をし 御殿場へ下山したようです。
同書から 当時の村山古道の様子が伺えました。
 さらに、ウェストンの「日本アルプス再訪」(水野勉訳)平凡社(p88)によると、ヨーロッパ人による富士山登頂として最初に記録されているのは、サー・ラザフォード・オルコックが1860年9月に村山登山口から登ったものである。

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