一面のお花畑が最高♪さわら島〜荒川岳〜赤石岳〜畑薙ダム


- GPS
- 00:25
- 距離
- 43.7km
- 登り
- 3,453m
- 下り
- 3,618m
コースタイム
16.5キロ
29日:荒川小屋3:55〜6:18赤石岳6:55〜8:10富士見平8:15〜10:02さわら島 コースタイム:8時間45分
さわら島10:15〜13:38ゲート13:45〜14:00畑薙ダム コースタイム:4時間55分
登山道15キロ、林道18.5キロ
天候 | 28日:晴れ、2時位からガス 29日:晴れ、午後から上はガス、下は晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
静岡駅発のバスも例年はずっと県道60号ですが、今年はこれと同じルートだそうです。このルートは対向車が来るとすれ違いが大変な狭い所が延々と続きますから、対向車がほとんど無い、深夜の利用がお勧めです。新静岡ICから深夜で2時間はかかりました。合計は横浜から3時間50分(自宅を2時10分発)でした。 帰りは日中でしたので、ナビ君推薦の県道60号〜県道388号〜県道77号〜国道362号で静岡SAのETC入口で新東名に入りました。 我が家のナビには新東名の情報が無いのですが、行も帰りも何とかなりました。行きは県道27号の一か所を途中経由地に指定すれば、新東名の出口近くに27号があるのでOKです。帰りは近くなると案内に注意していれば、静岡SAのETC入口のサインが有るので、それに従うと直ぐに着きます。 帰りに僕の様に林道を歩くかMTBを利用する場合、車をゲートの近くの駐車場に停めるのが一番です。畑薙第一ダムの駐車場には、トイレと登山計画のポスト、自販機が有ります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
持参した食糧:オニギリ x 4、レーズンバターロール7個入り x 2、コッペパン系 x 5、水 2リットル <畑薙ダムからの椹島方面のバス> 以下の様に利用条件が限定されますので注意して下さい。いずれも3000円を乗車時に払い、山小屋でその分の支払いを差し引く方式の様です。 夏は畑薙ダムの駐車場では無く、夏季の臨時駐車場発です。東海フォレストの始発は8時ですが、多いと臨時が出ます。7月28日は7時発の臨時が出ました。 椹島(さわらじま)ロッヂ、椹島登山小屋、二軒小屋登山小屋、千枚小屋、赤石小屋、荒川岳山小屋、百間洞山の家、熊の平小屋、赤石岳避難小屋、中岳避難小屋、高山裏避難小屋、小河内岳避難小屋の山小屋利用の場合は、以下の東海フォレストの送迎バスが無料で使えます。 http://www.t-forest.com/alps/bus_sawara.html 横窪小屋・茶臼小屋・聖小屋利用の場合は、以下が無料で使えますが座席数が少ないので事前に予約しておいた方が無難です。椹島まで行きません。手前の聖岳登山口までです。 http://www.shizutetsu-taxi.co.jp/sangaku.html#course <椹島〜千枚小屋〜荒川岳〜荒川小屋〜赤石岳〜椹島> 林道から登山道に入った直後は川沿いの道ですが、直ぐに川から離れて景色の無い樹林帯がずっと続きます。踏み跡は落ち葉が有るせいで少し薄く、日中なら問題は有りませんが、夜間登山の場合は迷いやすいかもしれません。 千枚小屋の周辺は高山植物が咲き誇るお花畑で綺麗です。またここ以降は見晴らしも良くなってきますが、千枚岳までの最後の登りがまっています。 千枚岳以降はやっと見晴らしの良い稜線になりますが、来し方を振り返ると、樹林帯がかなり上まで続いている事が良く判ります。これが南ア南部の特徴ですね。 荒川岳は東岳、中岳とアップダウンを繰り返します。今回の日程だと最後のきつい部分です。中岳避難小屋からは、前岳とのコルの部分から左にトラバースぎみに下って行きます。ここのお花畑は千枚小屋周辺以上に広く、一見の価値があります。荒川小屋まではかなり下ります。 荒川小屋から赤石岳の出だしは草地ですが、暫くすると草地が終わって小石の道のトラバースで大聖寺平に着きます。そこからはちょっと傾斜が急になり小赤石岳に着きます。ここから赤石岳まではアップダウンは有りますが、それ程の傾斜と距離も無く赤石岳に着きます。 椹島への下山の分岐は、少し戻った所です。下山を始めてちょっと行くと、これも素晴らしいお花畑が現れます。富士見平までは展望の有る道を、楽しみながら下れます。それ以降はまた樹林帯に入って展望が無くなりますが、踏み跡はこちらの方が明瞭で、もし夜間登山をするならこちらから登った方が良いでしょう。 全般にわたって水は豊富なので、2リットルも持参すれば十分でした。 <椹島〜畑薙第一ダム> コースタイム:4時間55分 距離は18.5キロほどですが、今の時期に今回の様な晴れの日の正午近辺に歩く時には、日射病や熱中症に注意が必要です(林道は日陰の無い部分も多いです)。道路はほぼダートのみです。MTBで走っている人もいて、もし登山のアプローチに使うならこれがベストでしょう。林道沿いに脇から流れ込む支流が所々有り、水には困りません。 釣りのアプローチに使っている人を見かけましたが、実際に川沿いの道で景色はとっても良かったです。ただ細かなアップダウンが有り、帰り道でもそれなりに登りました。 |
写真
感想
初めての南ア南部なのでちょっとどきどきでした。しかもかみさんが今回は一泊しても良いというので、18年ぶりの一人での泊りの山行でした♪
場所は北アと迷いましたが、ここは交通の便が悪くて夜行日帰りが難しいのでこちらにしました。テント山行したかったのですが、山小屋に泊まらないとバスに乗れないので小屋泊まりです。その分は聖まで足を延ばす予定でしたが、また撃沈しました。。。
椹島からの帰りの最終バスが14時なので、最初から歩いて帰る予定で車は畑薙ダムに止めました。ナビ君の地図には新東名のデータが無いので少し不安でしたが、難なく4時間弱で畑薙ダムに着いて幸先の良いスタートです。但し道路は狭くて、長くて運転は疲れますね。
椹島から千枚岳までは晴れていて、千枚小屋前のお花畑も綺麗だったのですが、荒川岳に着く頃からガスって景色が無くって残念でした。その後もガスは晴れず、夕日も結局見られませんでした。途中、同じバスに乗った人で荒川小屋泊予定の単独者、赤石避難小屋泊の単独者と、再度に二人組に抜かれました。皆さん、速いですね。
晩御飯だけは小屋で取る予定でしたが、17時30分着だったので小屋の方に注意されました。食糧は晩御飯無でも十分有ったので、無でも良かったのですがやっぱり食べれて良かったです。
ここは宿泊代に寝具が別途500円かかり、シュラフを持参の人はその分が安くなるそうなので、寝具なしにしてもらったのですが、これが大失敗でした。寝具無だと泊まる小屋が乾燥室、倉庫と書かれた別錬になるのです。
しかも行ってみると皆さん、既に寝袋で寝ていました。この時点で既に室内は暗かったのですが、とても明かりを点けれる雰囲気では有りませんでした。夕食後に小屋の方に事情を説明し、地図を見るのにここに暫くいさせて欲しいと言ったのですが、2階には誰もいないはずなので2階で明かりを点けて下さいとの事。仕方がないので戻ってそうしたら、思った通り眠れないと怒られてしまいました。この時点でまだ眠くはなかったのですが、しかたが無いので寝袋に入りました。消灯は20時なんですが、ここだけ17時30分でせっかくの小屋泊まりも楽しめませんでした。
目覚ましもこれだと怒られそうなので、マナーモードにして寝たのですが起きられず、時間的に聖はあきらめて赤石岳から椹島に下りました。おかげで10時頃に椹島に着いて、林道を歩いてもお風呂に十分間に合いましたが。。。
ちなみに椹島に戻った所でトレランの人に会ったのですが、その人は赤石岳から1時間半で降りてきたそうです。自分は赤石小屋から1時間半かかったので、その速さには驚きです。
いつもは夜行日帰りなので、今後また来るとしたらこの林道をMTBで往復する事になります。その時の事を想定しながら歩きましたが、MTBでもちょっときつそうですね。この日は下界はずっと晴れで気温も高く、時間帯も10時から14時で結構バテたせいもありますが、二軒小屋までだとさらに11キロが追加され往復で60キロのダートです。例えば0時にゲート発で塩見岳往復とか、いろいろなコースを想定してもどれもタフですね。この区域での夜行日帰りレコが無いのはそのせいでしょうか。。。お花畑は綺麗なのでまた来たいのですが。
コメント
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やはりじゃないけど、畑薙まで歩かれたんですね。
荒川岳斜面での眺望はもう一つだったようですが、一面のお花畑を堪能できたようで何よりです。
赤石ダム湖、秋は紅葉の名所ですよ。
前回の戸台〜鋸〜甲斐駒〜の帰りにちゃんと戸台まで歩かず、北沢峠からバスに乗ってしまいましたからね。
今回はきっちりと歩かせて貰いました
でも夏のこの時期はやっぱり暑すぎますね
Futaroさん、こんにちは。
こちらからの入山、バスなどやはり色々とシステムが
面倒でテント泊もしずらく、どうしても躊躇してしま
います。
しかし、こちらからの入山が出来ないと南ア南部は
とても計画の幅が狭くなり、う〜ん。。。どうしよう
と悩んでいるうちに早何年。。。という感じです。
小屋での顛末を拝見すると、やはりテントが気楽で
よいなあと思いますね。
お花は、今年当たり年のようですね。
昨年、悪沢岳に登ったときも、山頂周辺の花畑が
素晴らしかったので、また行きたいなあと思うのですが。。。
休日の芦安からの入山も躊躇してしまいますので、
行きたい気持ちは強いけど、なかなか具体的に計画
できない夏の南アです
youtaroさんも、日帰りがメインなので自分と同じですね。やっぱり大変そうでしょう
ここに行くなら、奮発してMTBを購入してはどうでしょう。自分のは5万円位のですが。。。両方のタイヤを外せば車に乗せられます。
まあそれでも長い林道なので、往復ではそれなりの時間がかかりますが
この前仰られていた泊まり山行ですね!
しかも南ア南部とは羨ましい・・・
荒川小屋周辺のお花畑素晴らしいですね。
私も夏に南ア南部行きたいなーと思っていましたが、ますますその思いを強くしました。
でも最近仕事で忙しくて。。。ああ・・・
お花が一番多かったのは荒川小屋の少し荒川岳よりのガスっていた所ですが、赤石岳から椹島への下りもとっても多くて捨てがたいですね。この二か所は是非入れたい所です。
南アの南部はやっぱりテント山行が一番ですね。riCさんにぴったしですね。riCさんならぐるっと大周回すればバスも林道歩きも不要でしょう
18年ぶりのお泊りだなんて、聞くだけで泣けます。
私もお泊りなかなかできないので、その喜びは想像を絶します。
南アルプスの南部はアクセス考えるとなかなか大変ですね!
やはり林道は歩くんですね。さすがです!
私もお泊りしたいなぁ
Futaroさん
荒川岳、赤石岳お疲れ様でした。
珍しく泊りでしたね。
ここのお花畑は圧巻ですよね。
前回行った時はガス&強風でしたので
今年またチャレンジしてきます。
林道は歩きませんが
miyucchi、泣けるでしょう。
家族が来ればOKなのですが。13日から下の娘と友達家族と一緒に夏山登山ですが、これは泊です。去年もこの家族と夏山登山をしています。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-128775.html
月一山行なのに最近は山に行く回数が多いのも、今回18年ぶりに泊まりで行けたのも、その山行にかみさんと上の娘がいない事にかかわりが有ります。昨日もこの弱みを利用して、夜行日帰りで穂高に行ってました
kankotoさん、林道を歩かないとなると泊ですか?
kankotoさんの泊もあまり無いですよね。自分の場合は18年ぶりでしたが。。。
お花は急がないとピークを過ぎるかもしれません。今年は当たり年だそうなので、是非行って見て下さい。
2週前に歩きました。
花の当たり年と私も小屋で言われましたが、その頃にはまだイマイチでした。(しかも悪天候)
ちょうどいい時期に歩けてうらやましいです〜
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5860.html
yukiさん、おはようございます。
2週間違いでしたが、全く同じコースですね。登山道は全く同じでは無いですか。短コースと言っても林道歩きが無かっただけですね。
天気が悪くて残念でしたね。やっぱり雨女なんですよ
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