大雪山縦走 旭岳からトムラウシ山
- GPS
- 46:48
- 距離
- 41.7km
- 登り
- 2,048m
- 下り
- 2,995m
コースタイム
2日目 4:37白雲岳避難小屋--07:32忠別岳--9:19五色岳--11:26天沼--12:46北沼分岐--13:27南沼幕営地
3日目4:47南沼幕営地--5:33トムラ公園--6:03前トム平--6:40コマドリ沢出会い--8:13カムイ天井--8:50温泉コース分岐--10:15東大雪荘
天候 | 8日 晴れのち曇り 9日 晴れのち曇り 10日 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
JR旭川駅よりいで湯号(旭川電気軌道)にて旭岳ロープウェイ駅 旭岳ロープウェイ〜姿見駅 トムラウシ温泉からバス(拓殖バス)でJR新得駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ロックガーデン等はガスの時に注意 北沼分岐から南沼キャンプ指定地はペンキなどの目印があまり無く注意 コマドリ沢出会いからカムイ天井付近まではドロドロの道 |
写真
感想
急に休暇が取れたので旭岳からトムラウシ山までの縦走を計画、ついでに乗用車を使わずに公共交通機関で移動する。
友人にお誘いの連絡をするが、平日のため参加者が居ない、去年の知床に続きひとり旅になるが、良い時期の大雪山なので誰かいるだろうと軽く考え出発。
1日目
朝自宅をでる時から素晴らしい天気でとってもウキウキ(^^)しながらJR、バス、ロープウエイを乗り継ぎ、11:30姿見駅を出発。
天気のいいし、景色も最高の中を重たい荷物にも負けず、ニヤニヤしながら登っていく。
金庫岩を過ぎてもうすぐ頂上と言う時に地獄谷方向からガスが上がってくる、頂上に着くとそこはガスの世界に、その後は展望なし(涙)
裏旭キャンプ指定地には2張りのテント、展望なしにちょっと嫌気がさし、ここでテン泊しようかと思ったけどまだ13時でちょっと早すぎなので白雲に向かう。
間宮岳、松田岳、北海岳、ガスの中なのであまり楽しくないけど雰囲気を楽しみながら、黙々と歩く。
早ければ白雲岳に登りたかったけど白雲岳分岐に着いたらもうすでに16:30を過ぎている、途中の雪渓で水を汲んでさくっと白雲避難小屋へ。
白雲避難小屋についてビックリ、テント場に25張りぐらいのテント。
小屋に入ってみると中はそうでもなく、テン泊をあきらめ、小屋に泊る事にする。
ガガーーっとご飯を食べ、グビグビっとアルコールを飲んで8時就寝。
2日目
3:30起床 外に出てびっくり、満天の星空(^^)
誰も起きないので静かに移動し外のベンチ、満天の星空の下で朝食
支度をして遥か彼方のトムラウシ山を目指し4:30に白雲小屋を出発…したが、忘れ物をした事に気付き30分のロス
高根ヶ原分岐を過ぎるとカメラを構えている人が。 声をかけてみるとクマを撮影、覗かせてもらった。肉眼でも探したが、この頃近眼が進んでいてよく見えない。 一応自分のデジカメでも移したがどこに写っているのやら、よくわからない。
初日の午前中に続き、素晴らしい天気。 最高の大雪のお散歩にウキウキしながら縦走路ひとり旅、でも前後に同じ方向に進む人が居て心強い。
忠別岳、五色岳、化雲岳(登らなかった)を経てヒサゴ沼分岐11時到着。
ヒサゴ沼でゆっくりしようかと迷ったけど、次の日天気が悪くなるとの情報が有ったので南沼まで行く事にする。
ヒサゴのコル辺りでトムラや縦走路付近をヘリが飛んでいて何やら探している用だった、何かあったのかは解らず、でも結構な時間飛んでいた。
コルから登り北沼に到着頃にはまたまたガスが… 次の日が雨予報だったのでこのままトムラ山頂を経て下山しようか迷ったけど折角だから南沼キャンプ指定地に泊る事にし、北沼から山頂を迂回し、南沼へ。
13:30南沼に到着 二張りのテント 早速空いているところを見つけて設営、ピークを目指そうと思ったがガスが取れずあきらめる。
水を汲んだり、ダラダラして過ごす、天気予報では台風崩れの熱帯低気圧の影響が有り明日は1日中雨、午後からは激しい雨が降るらしく、早めに下山する事に決定。
夜半から激しい雨が降る、うるさくて眠れないーーっと思いながら気がついたら朝になっていた(笑)
3日目
4時起床、朝から雨が降っている、ザザっとご飯を食べて小雨を狙ってテントをたたみパッキング、出発する 雨&ガスだけど風が強くない、そのうちに雨がやんできたので大急ぎで下山する、途中で登山者とすれ違う、やはり百名山天気が悪くても登山者が居ない事は無いのかも。20名位のガイド登山ともすれ違う、ガイドさんのザックの大きさにびっくり、完全に縦走装備!! それに引き換えお客さんはサブザックなみの大きさ、お金をいただくということの大変さを感じる。
コマドリ新道のドロドロはひどいとは聞いていたけどあれ程とは、田んぼ状態で時々足首まで埋まる。降りるだけで大変なのにここを登ってくるとは…
カムイ天井を過ぎだんだんと道もよくなりペースが上がってくる、8:30短縮登山口分岐に着く、これからが長いと聞いていたけどやはり長かった。
やっとの思いで10:15東大雪荘に到着、ひとりで洗い場を占領し片づける。
日帰り入浴は12時からだけど清掃中を了解し、入れてもらう。
バス時間は16時なのでゆっくりと入浴しビールを飲んでを繰り返す。
そのうちに外を見ると大雨、早出してきて良かった! 土砂降りの中の露天風呂、中々おつなもの しかし横を流れる川が見る見る間に濁流になっていく。ちょっと恐怖感を覚えるぐらい。
その後は16時のバスに乗り新得駅へ移動
目まぐるしく変わる天気の中の3日間でした、花は少し過ぎていたのですが、クマも見たし、トムラへの登りでナキウサギも見れたし初めての大雪山の縦走では出来すぎでした。旭川では30度オーバーの気温でしたが、稜線ではジッとしていると寒いぐらいで雨が降ったり風が強くなったりすると事故が起きるのがわかる気がします。 8月初めの青天でもしっかりした装備が必要です。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する