丹沢主稜（檜洞〜蛭）〜塔ノ岳〜表尾根

2012年08月10日(金) 〜 2012年08月11日(土)

• GPS: 32:00
• 距離: 21.5km
• 登り: 2,454m
• 下り: 2,234m

コースタイム

1日目：8:45西丹沢自然教室-9:30ゴーラ沢出合-11:50檜洞丸12:15-13:50臼ヶ岳14:00-15:20蛭ヶ岳（泊）
2日目：7:20蛭ヶ岳-7:40鬼ヶ岩ノ頭-8:40丹沢山8:50-10:00塔ノ岳10:25-10:50新大日-11:30行者ヶ岳-11:50烏尾山-12:15三ノ塔-13:30ヤビツ峠

天候

1日目：晴れのち曇り、蛭ヶ岳直下からガス
2日目：曇り（ガス濃い）のち雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き：新松田駅〜西丹沢自然教室BS　バス
帰り：ヤビツ峠BS〜秦野駅　バス

コース状況／危険箇所等

・檜洞丸〜蛭ヶ岳間倒木多し、崩壊箇所も有りやや荒れ気味
・野茨、アザミが多くチクチクするので注意
・登山届は西丹沢自然教室に用紙・筆記用具完備

写真

緑が綺麗

石棚山稜を見上げる。あそこも行ってみたいな〜

ゴーラ沢出合

冷たくて気持ちいい！

水遊びしたくなりましたw

展望園地からの富士山は見えず

良い雰囲気の登山道

ブナが多くて綺麗でした〜

鎖もある急登。暑い暑い！

犬越路へ続く稜線

その向こうに立派な大室山

もうちょいー

「ツツジ新道」だけあってツヅジが多い。初夏には綺麗なんだろうなー

ツワブキかな？

丹沢名物（？）の木道

檜洞丸山頂。やっと着いたー

山頂は意外に広々

臼ヶ岳までは倒木だらけでした

この倒木……ちょっと卑猥じゃない？ww

でっかい蛭ヶ岳。これからあそこに登るぞ！

鞍部から振り返る檜洞丸。ずいぶん下ったな…

丹沢主脈線を望む

臼ヶ岳

山頂は展望も無く地味

かわいいホタルブクロ

だんだんガスがすごくなってきた

この500mが意外に長いのです…

山頂直下の急登はまさに「いばらの道」。いててて

神奈川最高峰到着！！しかしまあガスってること…

山荘に荷物を置いて山頂で粘る。するとガスに切れ目が…

おお…！

綺麗な雲海！雲が結構早く流れ、迫力もなかなか。

ぼんやりと富士山も

雲の中から檜洞丸登場！

丹沢山もチラリ

すごく綺麗な夕日！思わず見とれました

なんか煙吹いてるように見えるw

神奈川で一番高いところから見る夕日です

あー沈んじゃったー

翌朝撮影。山小屋泊まりは3人だけでしたw

広々、のんびりできました(´∀｀)

山荘外観

2日目は完全にガスの中です

良い雰囲気の稜線

こんな岩場も

有名な「鬼ヶ岩」。蛭ヶ岳が見えれば良かったけど、残念！

ちょっと日が差すと幻想的

棚沢ノ頭からユーシンへの道。ほとんど獣道じゃんw

フジアザミ

不動ノ峰

ミヤマオダマキ

丹沢山。百名山の看板は無くなってました

山頂から展望は無し。風も通らず蒸し暑い…

ホタルブクロがいっぱい

この花なんだろう…いっぱい咲いてました

おなじみの塔ノ岳

塔ノ岳名物のシカさん

この写真、左下に地味にシカが写ってて面白いww

新大日

行者ヶ岳手前の鎖場

行者ヶ岳

烏尾山荘。この辺から雨がポツポツと…

三ノ塔。すでにザーザー降り…

展望などあろうはずも無いw

二ノ塔

無事下山！もうびしょ濡れですw

感想

fumio0805

今回は初の山小屋泊登山！
ってことで、1泊2日で丹沢主稜縦走に行ってきました。

朝はなでしこジャパンの試合があるので超早起きして観戦。
惜しくもアメリカに敗れましたが、なでしこ銀メダルおめでとう！
そしてそのまま山に向かいます。ねみぃ…

登山口の西丹沢自然教室までは、新松田からバス利用です。
バスは山あいのせまーい道をギリギリの幅で通り抜けて行きます。すごいなこれ…
1時間程で到着。運賃は1150円。遠いんだね〜
自然教室で登山届をしっかり記入して出発。まずは檜洞丸を目指します。

ゴーラ沢出合までは平坦で楽ーな道。ずーっとこれならいいのになーなんて思いながら歩いてましたw
ゴーラ沢の冷たい水で顔を洗ってすっきりしたら、いよいよ登りが始まりました。

河原からいきなり露岩の急登。その後も鎖場混じりの登りが続きます。
木々に囲まれて風が通らず蒸し暑い…
氷砂糖をポリポリ食べながら登ります。美味いよ氷砂糖！

友人は部活の合宿明けで疲れているようなので、急がずのんびりペースで登ります。
俺的にはこのくらいが疲れなくて楽ですw普段は飛ばしすぎていかん…

しばらく登って、北西方向の展望が開けた場所に出たら山頂はもうすぐ。
あとは「丹沢名物」の木道を歩いて、檜洞丸山頂に到着！ふぅ〜
ここまで出会った登山者は3人だけ。静かな山域だな〜
静かな山は大好きなので、また別コースを登りに来たいと思いました。良いね西丹沢！

山頂で昼飯を食べたら、いよいよ今日の山場。檜洞〜蛭の「丹沢主稜」へ向かいます。
途中から見た感じでは、中々アップダウンがありそうでしたが…


やっぱりすごいアップダウンでしたw
檜洞から鞍部まで急降下し、小ピークをいくつか越えて臼ヶ岳への登り返し。
しかも途中ですれ違った人からは、
俺「蛭への登りはどんな感じなんですか？」
登山者「いやー結構きついよ〜　檜洞からの下りより長いしきついかもね〜」

…( ゜д゜ )

とにかく臼ヶ岳で小休止して回復し、いざ神奈川最高峰へ！

蛭ヶ岳直下の急登はやっぱりきつかったですw
しかも少しヤブっぽくなってて、茨の棘が刺さっていてえいてえ…
おまけにどんどんガスって来て、あたりは真っ白。展望なんてあるわけも無くw
山頂直下ではポツポツっと一瞬雨が降りかけて焦りましたが、すぐに止んでくれました。

どうにかたどり着いた山頂もガスの中で、達成感と言うよりやっと着いたか…って感じでした…
とにかく山荘にチェーック！イーーン！（うるせえよw）し、荷物を下ろしてコーヒーで一服。美味っ！
しばらくのんびりしてから夕飯。献立はカレーでした。
レトルトだけど、山で食うとおいしい！
食べながら山荘のおやっさんの本音トーク（？）で盛り上がりました。山小屋って良いね！

夕飯後、のんびりしていると少し日が差してきたので慌てて外へ。
すぐにガスに戻ってしまいましたが、せっかくなので粘る！夕日が見たい！
夕方の山は半袖一枚では寒いくらいでしたが、がんばって待っていると…

いきなりガスが切れてどーんと雲海が！すげー！
こんな綺麗な雲海は初めて。雲間から檜洞丸が現れ、遠くには富士山もぼんやりと。
沈む夕日を眺めながら、やっぱり山っていいな！と改めて思いました。
神奈川で一番高い所の夕日と雲海は最高に綺麗でした。

日が沈むとすぐに山頂は厚いガスに包まれ、元通りに。
夕日に満足して山荘に引っ込み、早めの就寝。明日は晴れるかな…（予報は雨だけど…）


翌日。
見事に寝坊し、起きたのは6時半。あれー！？
慌てて起き出して朝ごはん。献立はご飯と味噌汁、あと蒟蒻ゼリー。
テレビのニュースで男子サッカーの試合結果を知りました。残念…
天気予報では午後から崩れそう。慌てて支度して出発です。
外はあいにくのガス。まあ昨日の夕焼けが見れたしいっかな…
良い所だったんで、また来ます！今度は晴れてる初冬あたりに！

笹原の中の稜線を歩きます。晴れてたら景色が良いんだろうけど、ガスってても涼しくてこれはこれでいいな…
鬼ヶ岩ノ頭は意外に蛭から近くでしたが、ガイドブックにあるような写真は撮れず。蛭の方向には白があるだけです。

棚沢ノ頭など、チェックポイントで写真を撮りながらどんどん歩きます。昨日と比べてすごく楽チンww
丹沢山への登りではヤマオダマキも見れました。
丹沢山にあった百名山の木の看板は無くなってました。風で吹っ飛んだのかな…？

大して休憩もせずにどんどん歩き、塔ノ岳到着。ここからはどっちに行っても見知った道です。
天気が悪いなら大倉尾根か鍋割山稜へ行こうと思ってたんですが、どうにか持ちそうなので表尾根へ向かいます。が…

行者ヶ岳手前あたりでパラパラっと雨が。すぐに止みましたが、うーん…
政次郎尾根を下って戸川林道に逃げようかと思いましたが、雨具もあるしこのまま行っちゃえ！ってことに。

結局烏尾山あたりで雨が降り出し、三ノ塔への登りでは本降りに。うわああああ！
蒸し暑いけど、仕方なく雨具を着込んで逃げるように下山します。
二ノ塔からの下り道はもはや川状態。こけたら濡れ鼠なんで慎重に…

どうにかこけずに林道に出たときはホッとしましたw
あとはヤビツまで歩いて、濡れた服を着替えてバスに乗りました。
蓑毛まで下っても体力的には余裕でしたが、やる気が無かったのでw

今回は初の山小屋泊でしたが、無事に終わってよかったです。
装備も水を増やしたり、バーナーを入れたりで重くなりましたが、ほとんど重さによる負担は感じませんでした。
山小屋も楽しかったので、また行きたいな！