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Yamareco

記録ID: 215517
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
北陸

鷲羽岳・水晶岳 新穂高から日帰り

2012年08月14日(火) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県 岐阜県
 - 拍手
GPS
14:11
距離
42.9km
登り
3,098m
下り
3,105m

コースタイム

2:48 新穂高
5:26 鏡平山荘
6:36 双六小屋 6:50
8:13 三俣山荘
8:54 鷲羽岳
10:17 水晶岳
11:49 黒部源流地点
12:09 三俣山荘テン場の分岐地点
13:35 双六小屋 13:45
14:48 鏡平山荘
16:59 新穂高

上り 7時間29分
下り 6時間42分
合計 14時間11分
(休憩含む)
天候 大雨〜雨と強風、のち雨時々晴れ。
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新穂高無料駐車場(深山荘奥)に駐車
コース状況/
危険箇所等
登山道は標識も豊富で、よく整備されております。

鏡平までの道は今回のような大雨のときは登山道が沢状態となる箇所が複数あり、注意が必要です。(登山靴はすぐ中までビショビショになりました。)

人気のコースで今回のようなピーク時は登山客が多く、ハイマツ帯の登山道は狭く譲り合いが必要。高山植物が踏まれているのも見受けられたので、すれ違い時に踏まないよう気をつけましょう。

水晶小屋から少し進んだところから上部はちょっとした岩稜帯となっており、ザックは小屋にデポし、ストックを岩稜帯が始まる手前にデポしていく方が多かったです。(水晶小屋で指導してるのでしょうか?)
今年初の新穂高です。
登山センターは上部に移転したようです。
左手に進んで橋を渡り、左俣林道方面へ進みます。
2012年08月14日 02:48撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 2:48
今年初の新穂高です。
登山センターは上部に移転したようです。
左手に進んで橋を渡り、左俣林道方面へ進みます。
林道ゲート。ここで登山届を出します。
(新しい登山指導センターでも出せます。)
左俣林道・右俣林道とも、数年前から自転車進入禁止となっていますので、自転車を持ち込まないように。(今回も1台持ち込んでいる方がいましたが・・・)

2012年08月14日 02:56撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 2:56
林道ゲート。ここで登山届を出します。
(新しい登山指導センターでも出せます。)
左俣林道・右俣林道とも、数年前から自転車進入禁止となっていますので、自転車を持ち込まないように。(今回も1台持ち込んでいる方がいましたが・・・)

鏡平着。この天気では当然何も見えず。
ここまで、土砂降りにつき、写真ゼロです。(写真に雨粒が写ってますが、雨脚強し)
鏡平に来るまで、何度も帰ろうかと思いました。
2012年08月14日 05:26撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 5:26
鏡平着。この天気では当然何も見えず。
ここまで、土砂降りにつき、写真ゼロです。(写真に雨粒が写ってますが、雨脚強し)
鏡平に来るまで、何度も帰ろうかと思いました。
弓折乗越着。
2012年08月14日 05:58撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 5:58
弓折乗越着。
雷鳥発見!しかし、雨がひどく、雷鳥も止まってくれず、ブレブレの1枚。
2012年08月14日 06:07撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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8/14 6:07
雷鳥発見!しかし、雨がひどく、雷鳥も止まってくれず、ブレブレの1枚。
双六小屋着。テン場は結構賑わっていますが、昨夜は大雨と強風で眠れなかったとのこと、双六小屋からの多くの下山者うちの1人の方に聞きました。
双六小屋で小休止。
2012年08月14日 06:36撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 6:36
双六小屋着。テン場は結構賑わっていますが、昨夜は大雨と強風で眠れなかったとのこと、双六小屋からの多くの下山者うちの1人の方に聞きました。
双六小屋で小休止。
双六岳方面ですらこの視界。他の方面を雨の中わざわざ写す気は起きません。
2012年08月14日 06:41撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 6:41
双六岳方面ですらこの視界。他の方面を雨の中わざわざ写す気は起きません。
体は自然に巻道ルートを選択。(この天気では稜線ルートに行ってもねぇ・・・)
2012年08月14日 07:02撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 7:02
体は自然に巻道ルートを選択。(この天気では稜線ルートに行ってもねぇ・・・)
三俣山荘。停滞している方が多い様子。
双六小屋付近で弱かった雨風がまた強まってきました。体が冷えるので、スルーして先へ進む。
2012年08月14日 08:13撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 8:13
三俣山荘。停滞している方が多い様子。
双六小屋付近で弱かった雨風がまた強まってきました。体が冷えるので、スルーして先へ進む。
鷲羽岳山頂着!
鷲羽岳の上りでは三俣山荘からの空身の下山者と多くすれ違いましたが、自分が着いたときは誰もおらず、雨と風が強く三脚が使えないので、自分の写真は撮れず・・・。
2012年08月14日 08:54撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
2
8/14 8:54
鷲羽岳山頂着!
鷲羽岳の上りでは三俣山荘からの空身の下山者と多くすれ違いましたが、自分が着いたときは誰もおらず、雨と風が強く三脚が使えないので、自分の写真は撮れず・・・。
ワリモ岳
2012年08月14日 09:25撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 9:25
ワリモ岳
雷鳥発見。本日2号です。
雨でレンズがおかしくなってきてますが、なんとか止まってくれて写せました!
2012年08月14日 09:34撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
1
8/14 9:34
雷鳥発見。本日2号です。
雨でレンズがおかしくなってきてますが、なんとか止まってくれて写せました!
水晶岳へ。ガス・雨ひどいです。
2012年08月14日 09:35撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 9:35
水晶岳へ。ガス・雨ひどいです。
水晶小屋着。ザックをデポしてる人多いです。
2012年08月14日 09:56撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 9:56
水晶小屋着。ザックをデポしてる人多いです。
本日の目的地(水晶岳)着!
運よく、頂上に人がおられたので、写してもらいました。(この撮影距離でもぼやけるほど、ガスが濃かったです(笑))
2012年08月14日 10:17撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
3
8/14 10:17
本日の目的地(水晶岳)着!
運よく、頂上に人がおられたので、写してもらいました。(この撮影距離でもぼやけるほど、ガスが濃かったです(笑))
ワリモ北分岐。
2012年08月14日 11:00撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 11:00
ワリモ北分岐。
岩苔乗越。
黒部源流方面へ。
2012年08月14日 11:05撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 11:05
岩苔乗越。
黒部源流方面へ。
沢を下ります。下り始めしばらくすると、水場の標識がありました。
2012年08月14日 11:07撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 11:07
沢を下ります。下り始めしばらくすると、水場の標識がありました。
登山道のお花畑に癒されます。
2012年08月14日 11:17撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 11:17
登山道のお花畑に癒されます。
源流へ下り始めると、雨と風が止み、視界も少し開けてきました。
2012年08月14日 11:17撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 11:17
源流へ下り始めると、雨と風が止み、視界も少し開けてきました。
ハクサンイチゲ
2012年08月14日 11:20撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 11:20
ハクサンイチゲ
オタカラコウ
2012年08月14日 11:26撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 11:26
オタカラコウ
2012年08月14日 11:27撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 11:27
ハクサンフウロ
2012年08月14日 11:28撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 11:28
ハクサンフウロ
2012年08月14日 11:29撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 11:29
エゾシオガマ
2012年08月14日 11:30撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 11:30
エゾシオガマ
2012年08月14日 11:31撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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8/14 11:31
トリカブト
2012年08月14日 11:32撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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8/14 11:32
トリカブト
クルマユリ
2012年08月14日 11:33撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 11:33
クルマユリ
イワオトギリ
2012年08月14日 11:34撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 11:34
イワオトギリ
源流付近の雪渓
2012年08月14日 11:38撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 11:38
源流付近の雪渓
シナノキンバイ
2012年08月14日 11:41撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 11:41
シナノキンバイ
2012年08月14日 11:42撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 11:42
ハクサンイチゲ
2012年08月14日 11:45撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
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8/14 11:45
ハクサンイチゲ
ウサギギク
2012年08月14日 11:46撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 11:46
ウサギギク
源流標識。三俣山荘方面に分岐してちょっと入ったところにありました。
2012年08月14日 11:49撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 11:49
源流標識。三俣山荘方面に分岐してちょっと入ったところにありました。
チングルマ(実)と三俣蓮華岳
2012年08月14日 11:52撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 11:52
チングルマ(実)と三俣蓮華岳
源流から三俣山荘テン場に上ってきました。
2012年08月14日 12:09撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 12:09
源流から三俣山荘テン場に上ってきました。
三俣テン場から。
右手に上った鷲羽岳。左手に下った黒部源流方面。
(これでも、この時間帯が本日一番天気が良かった頃でした)
2012年08月14日 12:11撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 12:11
三俣テン場から。
右手に上った鷲羽岳。左手に下った黒部源流方面。
(これでも、この時間帯が本日一番天気が良かった頃でした)
ミヤマダイコンソウ
2012年08月14日 12:22撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 12:22
ミヤマダイコンソウ
ハクサンフウロ
2012年08月14日 12:22撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 12:22
ハクサンフウロ
鷲羽方面、帰りくらいガスが晴れることを期待しましたが、期待は裏切られ、逆にガスが濃くなってきました。また、雨がくる・・・。
2012年08月14日 12:23撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 12:23
鷲羽方面、帰りくらいガスが晴れることを期待しましたが、期待は裏切られ、逆にガスが濃くなってきました。また、雨がくる・・・。
巻道を双六へ。
2012年08月14日 12:43撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 12:43
巻道を双六へ。
ハクサンイチゲ
2012年08月14日 13:03撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 13:03
ハクサンイチゲ
シナノキンバイ
2012年08月14日 13:03撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 13:03
シナノキンバイ
巻道は快適な遊歩道です。
2012年08月14日 13:18撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 13:18
巻道は快適な遊歩道です。
2012年08月14日 13:19撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 13:19
ミヤマダイコンソウ
2012年08月14日 13:19撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 13:19
ミヤマダイコンソウ
分岐から双六岳。
2012年08月14日 13:26撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 13:26
分岐から双六岳。
双六小屋で休憩。雨が止んでいるので、雨具を脱ごうとしましたが、脱ぎはじめるとまたパラパラ着たので、やっぱり脱げず。
2012年08月14日 13:35撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 13:35
双六小屋で休憩。雨が止んでいるので、雨具を脱ごうとしましたが、脱ぎはじめるとまたパラパラ着たので、やっぱり脱げず。
双六からの下山時、双六方面を振り返り。
2012年08月14日 13:49撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 13:49
双六からの下山時、双六方面を振り返り。
下山方面。ガスが晴れてると気持ちの良い稜線ですが・・。
2012年08月14日 13:49撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 13:49
下山方面。ガスが晴れてると気持ちの良い稜線ですが・・。
2012年08月14日 13:56撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 13:56
イワオトギリ
2012年08月14日 13:57撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 13:57
イワオトギリ
カラマツソウ
2012年08月14日 13:59撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 13:59
カラマツソウ
クロユリベンチ。
クロユリの花はもう終わっているようでした。
このあたりから、またガスに巻かれ、雨に打たれます。
2012年08月14日 14:03撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 14:03
クロユリベンチ。
クロユリの花はもう終わっているようでした。
このあたりから、またガスに巻かれ、雨に打たれます。
ゴゼンタチバナ
2012年08月14日 14:13撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 14:13
ゴゼンタチバナ
花見平には雪渓が残っていました。
2012年08月14日 14:16撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 14:16
花見平には雪渓が残っていました。
ハクサンイチゲのお花畑。
2012年08月14日 14:17撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 14:17
ハクサンイチゲのお花畑。
ミヤマキンバイのお花畑。
2012年08月14日 14:17撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 14:17
ミヤマキンバイのお花畑。
シナノキンバイ
2012年08月14日 14:17撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 14:17
シナノキンバイ
イワカガミ。
2012年08月14日 14:18撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 14:18
イワカガミ。
鏡平山荘。
2012年08月14日 14:48撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 14:48
鏡平山荘。
帰りもガスに包まれる鏡池。
2012年08月14日 14:49撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 14:49
帰りもガスに包まれる鏡池。
熊のおどり場。
2012年08月14日 14:59撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 14:59
熊のおどり場。
枯れそうな、最後の一輪のニッコウキスゲ。
2012年08月14日 15:09撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 15:09
枯れそうな、最後の一輪のニッコウキスゲ。
シシウドヶ原
2012年08月14日 15:12撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 15:12
シシウドヶ原
無事下山完了。
2012年08月14日 16:59撮影 by  DMC-FX77, Panasonic
8/14 16:59
無事下山完了。
撮影機器:

感想

一ヶ月ぶりの登山。
予報ではこの日は前線の影響で荒れる天候とのことで、中止も考えたのですが、この日を逃すと一日フリーで登山できる日がとれそうになかったので、新穂高着いてから登山の可否と目的地を決めようってことで、雨の中の20時半新穂高着。

新穂高無料駐車場は天気予報が悪いせいか、思ったよりも空いていて(20台くらいの空きあり)すんなり一番奥の駐車場に停めることができました。ビールとチューハイで1人宴会後横になる。日中の仕事の疲れもあったので、熟睡したかったのですが、雨粒が車の屋根を叩く音が大きく、なかなか眠れなかったが、その後就寝。

周りの車の物音に反応して、気がつくと午前2時、雨の中準備をしている様子。それを見て自分も山行決行を決意し、準備を始める。このとき、腕時計を忘れたことに気づき、意気消沈。

時計は出しづらいが携帯で代用するとして、ヘッドライトを付けて新穂高を出発。行先は槍(飛騨沢ピストン)と迷った挙句、左俣林道へ。ゲートを過ぎてしばらく歩くと、クロスバイクがデポしてあった。(自転車は右俣林道共々進入禁止となっております)
林道を歩いていると、笠ケ岳登山口があり、「笠ケ岳だけピーク踏んで帰ろうか」と、雨の中弱気な考えが浮かぶが、林道を進む。

わさび平小屋をスルーして、小池新道登山口から登山道となる。ここで気合を入れなおして進む。雨足は強く、防水仕様でないマイカメラでは撮影する気にならない。

秩父沢は、大雨で滝のような流れとなっていたが、慎重に渡渉。
岩場の登山道も川のようになっているところが多数あり、間もなく靴は中までビショ濡れになる。

鏡平手前で明るくなってきてヘッドライトを消す。鏡平まで、登山者も下山者も1人も合わず、こんな悪天の中さすがに行動している人は少ない様子。

鏡平から双六小屋までのルートでは双六小屋朝発の多くの下山者とすれ違う。小屋でも夜は凄い雨と風だったとのこと、この後の天気の行方が気になる。
雨の中、ガスに包まれた稜線を進んで、ようやく双六小屋へ。テン場には結構な数のテントが張ってある。

小屋の外は雨風が酷く、外にいる人の数はまばらな状況。当然眺望もなく、休憩して行動食を詰め込み、惰性で先へ進むとする。(双六岳稜線ルートではなく巻道ルートに自然に足が向く)

巻道ルートを歩いている途中、すれ違った団体さんと談笑。日帰りで水晶岳まで行く話しをすると、驚かれるが、こんな悪天時に日帰りをしているバカは自分くらいであろうと思う。

三俣山荘に着くころは雨にも増して西からの風が強くなってきて、気分を滅入りさせるが、気合で先へ。
鷲羽岳の上りはダラダラした単調な上りでつまらない。三俣山荘から鷲羽岳のピークを踏みに行ったと思われる空身の下山者と多くすれ違う。

鷲羽岳ピークでは自分が着いたときは誰もおられず、写真撮って貰うことができず。雨風が酷すぎて三脚の設置も諦めて、先へ進む。

水晶岳へは鷲羽の下り後のワリモへの上り返しもあり退屈しないルート。ワリモから水晶小屋までは平坦な登山道が多く、歩きやすい。途中本日2羽目の雷鳥も見られました。

水晶小屋に着くと、ザックをデポしてある方が多い。水晶小屋まで帰ってくる方ならば、最後の岩稜の上り下りを考えるとデポしたほうが安全かもしれません。
自分は日帰り装備なのでデポせず、山頂へ。岩稜帯が始まる手前に今度をストックが数組デポしてありましたが、多分水晶小屋で指導されているのだと思われます。

岩稜の上りは整備もされており、危険箇所はありませんが、風雨に注意して山頂へ。山頂に着くと幸いにも水晶小屋に泊まられるご夫婦がおられたので、写真を撮って頂くことに。せっかく長い道のりを歩いてきたのに、記念写真ができてよかったです。あのときのご夫婦、ありがとうございました。

下山は、黒部源流ルートへ。源流へ下り始めると沢のガスが晴れて雨も止み、快適な遊歩道歩きができました。源流への道はお花畑が素晴らしく、長距離歩きの疲れを癒してくれます。

黒部源流標識に寄って、三俣山荘へ上り返し、分岐着。悪天だった朝より天気がましになってきて、三俣山荘テン場からは鷲羽岳中腹あたりまでは見ることができました。

三俣分岐からの帰りは再び巻道へ。行きは雨風酷く、カメラを出せませんでしたが、帰りはお花畑の撮影を楽しみながら歩くことができました。

巻道歩行中、雨に当たることがなかったので、双六小屋に着いて合羽を脱ごうと思って脱ぎ始めましたが、またパラパラと雨粒を感じ、再装着。

双六〜小池新道登山口まではガスに包まれて雨が降ったり止んだり。特に鏡平から先の沢沿いの岩場の下りは滑りやすくなっており、注意して進みました。

新穂高には17時前に着。無事帰ってくることができました。

悪天のため、最後まで迷った山行でしたが、無事ピークは踏んでくくることができて良かったです。

先月の剱岳に引き続き、単なる体力づくりになった感は否めませんが・・・(笑)


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コメント

すごすぎますね!!
初めまして!
40km以上を悪天候の中、日帰り・・しかも余裕で明るい時間に帰着とは・・
凄過ぎですね!!
自分をバカ呼ばわりできるこんな記録が私は大好きです。

私も最近忙しく日帰り山行しかできないので、
sanchan346さんの記録をみて勇気が湧きました。。。
2012/8/15 11:20
Mahito さん
Mahitoさん、初めまして!
コメントありがとうございます。
忙しくて山に行くのが月イチペースとなってしまっているのですが、せっかくならということで欲張りな行程を選んでしまうのです・・・。

でも、Mahitoさんのヤマレコ見せていただきましたが、凄いです!残雪の飛騨沢を冬装備もろもろ+スノボで往復とは・・・。スキーを持っているのにあえて、スノボを選ばれるとはやりますね!(結構おバカ度数高いと思いますよ(笑))

今後ともよろしくお願いします!
2012/8/15 12:25
えっ!!!!
sanchan346さん  はじめまして

皆さんのレポをローリングしていたら、<鷲羽・水晶の日帰り>に目が留まりました

この天気の中をよく行かれましたね
靴の中はビショビショだし、よく気力が続いたもんです

ちょっとベクトルの方向は違う様ですが、お馬鹿さん度合いは近いものがあるかも・・・(笑)

またお邪魔しますね
2012/8/15 14:11
凄いですね!!
sanchan346さん、初めまして

いつかはやってみたいと思っている水晶日帰り。
14時間余の行程でしかも雨の中とは凄いです!
レコ大変参考になります そして、長丁場お疲れ様でした
2012/8/15 20:50
ButaModernさん
ButaModernさん、初めまして!

コメントありがとうございます!

トレランをされているようで、富士登山競争5回完走で10回を目指しておられるとは凄いですね!

先月、剱岳(早月尾根)を歩いていてトレランの方に軽く抜かれましたが、自分なんかはトレランは別次元の世界に思います。

今後もチェックさせていただきます!
2012/8/15 21:51
kiyoponさん
kiyoponさん、初めまして!

コメントありがとうございます。

実は今回の山行計画をしている時に、kiyoponさんが今月上旬に行かれた高天原を含めた1泊2日のヤマレコをヨダレを垂らしながら、大変参考にさせていただきました!
自分もあのような素晴らしい眺望を期待していたのですが・・・。

あちこち頻繁に山行しておられるようで、うらやましいです!

今後もチェックさせていただきますね!
2012/8/15 22:06
観音湯、行ってきました
sanchan346さん おはようございます。

鷲羽、水晶の日帰りとはスゴイですね、お疲れさまでした。

※報告が遅れましたが、8/18にご紹介戴いた観音湯に行ってきました
5時過ぎに行ったんですが結構空いてまして、ゆっくりと汗を流す事が出来ました
値段も400円と良心的で良かったです。

ありがとうございました。
2012/8/22 6:42
amakawayaさん
amakawayaさん、お盆休みの北アルプス縦走レコ、楽しく拝見させていただきました
後半は天気に恵まれて、良かったですね !
観音湯で、汗を流されたようで、紹介したものとしては大変嬉しく思いました。

また次回のレコも楽しみにしております!
2012/8/22 21:48
この日、双六から下りてきた人が大勢いたのに。。。
sanchan346さん、こんばんは。

この日はファミリー登山の為、新穂高に移動して泊まりましたが、双六から下りてきた人が大勢、後から泊まりにきました。

前日は凄い雨と風で、この日の予報もあまり良くなかったので、予定を変更して下山したと言っていました。

そんな日にこのロングをやるとは凄いですね kankotoさんが2年前にやったルートですね。kankotoさんより少し遅いですが、この天候を考慮すると凄いです

これからも面白いレコ、期待しています
2012/9/1 20:40
RE:Futaroさん
Futaroさん、あの日は午前中は本当に最悪な天候で、下山者と停滞者が多かったです。
そんな中、ロングルートを敢行して、決して褒められるようなものではなく、おバカ山行の部類です

自分の体力の範囲内で常に撤退も考えて安全登山を心がけて楽しんでいるつもりです
2012/9/1 21:18
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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
4/5
体力レベル
5/5
ハイキング 甲信越 [2日]
双六岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [5日]
笠ヶ岳・水晶岳
利用交通機関:
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
高天原と雲ノ平
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
未入力 槍・穂高・乗鞍 [2日]
鏡平往復
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

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