また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 2159377 全員に公開 無雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜

【2007年8月】蓮華温泉から白馬岳・雪倉岳・朝日岳周回

情報量の目安: S
-拍手
日程 2007年08月08日(水) ~ 2007年08月10日(金)
メンバー
アクセス
利用交通機関

経路を調べる(Google Transit)

地図/標高グラフ


標高グラフを読み込み中です...
コース状況/
危険箇所等
★8月8日(水) 蓮華温泉から白馬岳へ
車  自宅 − 伊勢崎IC−北関東道〜上信越道− 糸魚川IC−(コンビニ) − 蓮華温泉
   0:10発  2:40 (264.7km)    5:25 (42km) 7:00

登山  蓮華温泉− 天狗の庭 − 白馬大池 −  小蓮華山 −  白馬岳 −  テント場
   7:35発  9:25/9:40 10:55/11:30 13:52/14:05 16:00/16:10 16:35

(朝食・昼食・行動食)コンビニおにぎり等 (夕食)おにぎり残り+サラダ他

・ 国道148号を右に分け,平岩駅前から県道入ノ平白馬線に入り蓮華温泉までは30分以上かかる長い山道であった。蓮華温泉駐車場は,収容70台のうち8割方が埋まっていた。駐車場のすぐ先には,手洗い場付きの水洗トイレが完備されていた。
・ 出発の支度を整え,7:35に駐車場(1470m)を出る。今年初めてのテント2泊3日の装備のため不安があったが,歩き出しは快調。急登なのでオーバーペースにならないように気を付けながら登る。天気は曇りだが,時折ガスが晴れ,雪倉岳から朝日岳の稜線が浮かび上がる。東側には,まだ雪田がたくさん残っている。
・ 9:25に天狗の庭(2093m)に到着。ここで15分ほど休憩とする。風が無くガスがかかって暑い。すっかり汗だくになり,ポカリスウェットで水分補給をする。今回の縦走では,ポカリの粉末を携帯したが,結果的にこれは大正解だった。
・ 天狗の庭の先からは傾斜がやや緩くなり,ダケカンバの林を過ぎるとまもなく白馬大池(2380m)に到着。時刻は10:55になっていたので,ここで昼食とする。池周辺はチングルマやヒオウギアヤメなど様々な高山植物がお花畑をつくっており,時間があればいつまでもノンビリしたいところだ。あまりに気分が良く,クーラーバッグに忍ばせていた缶ビールの栓を抜いてサンドイッチを肴にグイッといってしまったのが失敗の元。その後,睡眠不足にアルコールの酔いが加わり,疲れと眠気で足が上がらなくなって,小蓮華山への登りは,コースタイムを大幅にオーバーしてしまった。
・ 結局,小蓮華山頂(2769m)には13:52に到着。山頂部分は,先日の中越沖地震で長野側に大きく崩れ,立ち入り禁止となっていた。このあと三国境(2707m)までは緩いアップダウンの道を行き,その後230旦瓩づ个衒屬靴魴个凸椹悗糠鯒漏抻劃(2932m)に至るが,ガスでその姿は見えない。ただ,稜線上は数多くの花々が咲き乱れ,心を和ませてくれた。
・ ストックを重いザックの下支えにして何度も「1本」立てながら,白馬岳には16:03にようやく到着。予定時刻を1時間遅れている。山頂はガスに覆われ,視界が利かなかった。ケイタイが通じたので自宅に電話した後,三脚を取り出して恒例のセルフ写真を撮って早々に村営頂上宿舎のテン場に向かう。
・ 標識に矢印で示されたテン場の受付に行くと,そこには,レストラン建屋で受付中の張り紙。こんな張り紙は,標識に張り付けておくべきだ。とりあえずテント設営場所に荷物を置き,受付に。受付では,宿泊棟には絶対入らないよう注意を受ける。さらに,テン場用の水は,低い台に置かれたタンクに取り付けてある蛇口ひとつだけ。しかも位置が低くて,水筒がまっすぐ伸ばせない。まったくテント利用者をばかにしている。唯一評価できたのは,トイレの照明が一晩中点いていたことぐらいだ。
・ ビールの自販機で500ccの缶ビールを2本買い,コンビニで買ったサラダやタン,残っていた握り飯などで夕食を済ませ,午後8時に就寝。

★8月9日(木) 白馬岳から朝日岳へ

登山 テン場 − 白馬岳 − 三国境 − 雪倉岳 − 燕平 − 分岐 − 朝日小屋(テント泊)
  6:00発 6:50/7:15  7:45 10:35/11:10 12:20(20) 13:45  15:30

(朝食)なし (昼食・行動食)五目御飯・あんパン (夕食)親子丼・味噌汁ほか

・ 午前2時頃,頭痛で目が覚める。標高3000旦瓩い箸海蹐納鬚魄んだせいで,高度障害が出たようだ。胃が不快で食欲がない。トイレに行っても治らず,しばらくテントで横になっていたが,夜明けとともにほかのテントが次々となくなっていくのを見て,仕方なくテントをたたむことにした。朝食は食べる気にならなかったので,フリーズドライの五目御飯に水を入れ,いつでも食べられるように準備した。
・ 上空は青空が広がっている。今日は良い景色が期待できそうだ。ポカリスウェットを準備してからテント場を出て歩き始める。
・ 稜線に出ると,村営宿舎の南東側に遠く富士山が見えた。八ヶ岳や南アルプスの峰々も望めた。さらに白馬山荘まで来ると,剣岳や立山,さらには黒部五郎岳から鷲羽岳・水晶岳,槍ヶ岳などもはっきりと見えた。すごい展望である。山荘前の展望広場で三脚を立て,セルフ写真を撮る。宿泊客も素晴らしい展望に皆はしゃいでいた。
・ 白馬山荘から山頂までは15分ほどだが,その前に途中にある「松沢貞逸碑」に寄る。松沢貞逸は,白馬山荘の創設者だそうだ。この碑の脇から見上げる白馬岳はなかなか素晴らしい。長野県側が切れ落ちて絶壁となり,緩やかな富山県側と非対称山稜をかたちづくっている。南東には大雪渓も見えている。
・ 山頂は人が多く,満足な写真撮影はできなかった。三脚を立ててセルフ写真を撮り,本日の目的地である朝日岳方面を見ると,それははるかかなたにあった。本当に今日中に着けるのか?
・ それにしても,雪倉岳から朝日岳へと連なる山稜は,緑の中にところどころ残雪の白が美しく,とてもたおやかで優美な姿である。一方,鉢ヶ岳の鞍部から見上げる白馬岳とその隣に聳える旭岳の大陸的な迫力ある姿にも驚かされた。三国境から先のルートでは美しいお花畑やダイナミックな景色を見るたびに足が止まり,写真を撮っていてなかなか進まない。結局,雪倉岳には,コースタイムを1時間以上オーバーして10:35に到着した。
・ 雪倉岳山頂からの眺めも200名山の名に恥じない素晴らしいものだった。旭岳から不帰岳へと続く清水尾根の向こう側に,剣岳や立山連峰が顔をのぞかせている。朝日岳と小屋の立つ朝日平も近くなってきた。ここで食事と写真撮影のため,35分ほど休憩を取った。
・ 雪倉岳から先は,ツバメ平まで約600辰竜濤濂爾箸覆襦K迷斜面の大きな雪田と雪倉池を右に見ながら,どんどん下る。ツバメ平には水場があり,登山者が5〜6名休んでいた。皆,朝日小屋が本日の目的地のようである。20分ほど休憩をして,朝日小屋を目指す。
・ ツバメ平を出ると,傾斜がゆるくなっていたる所から沢が流れ落ち,周囲は湿原のようになってくる。登山道もほとんど木道を行くようになる。朝日岳直登コースと朝日小屋へ至る水平道の分岐は,トラバースルートである左の水平道を行く。ところが,このルート,「水平道」とは名ばかりで,沢を渡るたびに登降を繰り返すアップダウンの多いコースであった。1時間ほどで水平道が登りになり始めると,まもなく稜線ルートに合流し,朝日小屋のある朝日平には予定時刻の15:30に到着した。テントは10張りほどしか張られておらず,場所に余裕があったので,早速気に入ったところにテントを設営し,ビールタイムとしゃれ込む。
・ 小屋で冷えたスーパードライ500ccを2本購入し,テント脇に椅子を出してのんびり飲み始める。いつの間にかガスも晴れてきて,朝日岳が目の前に見えるようになった。時刻は16:30くらいだったろうか。突然,小屋の中から「夕食の準備ができましたー」と大きな声が聞こえてきた。外に出ていた宿泊客が一斉に小屋に戻っていった。こちらも頭痛が治まり,食欲が出てきた。ビールを飲み終わると,五目御飯の残りに親子丼の具をかけて早い夕食とする。
・ 疲れていたせいか,食事の後テントの中でラジオを聞いていたら,いつの間にか寝てしまった。就寝時刻は推定午後8時頃。

★8月10日(金)   朝日岳から蓮華温泉へ

登山 朝日小屋 − 朝日岳 − 吹上のコル − 白高地沢−瀬戸川橋−キャンプ場−蓮華温泉
5:35発  6:30/6:40  7:20(昼食40分)10:50 12:00(10) 13:20(20) 13:50

(朝食)スパゲッティ・コーヒー (昼食)ラーメン

車  蓮華温泉−小谷村温泉−穂高町キタムラ−長野市−笹ヶ峰キャンプ場(車中泊)
   14:10発  (入浴後)16:00 17:50/18:40 20:10   22:00

・ 03:45に,腕時計のアラームで目が覚める。今日は,頭痛も無く調子がよさそうだ。周囲のテントからは,すでに食事をする音が聞こえてくる。急いでシュラフを収納袋に押し込み,朝食の準備にかかる。本日の朝食は,カルボナーラスパゲティと野菜スープ,それに食後はドリップコーヒー。最近はゆで時間3分のパスタがあるので,調理も簡単だ。このテン場は,5つの蛇口をもつしっかりした水場と掃除の行き届いたトイレが整備されており,便利で快適であった。
・ 食後は手早くテントをたたみ,パッキングをする。自分では珍しくスピーディにできたつもりであるが,気が付くとすでに周囲にはテントはひとつもなくなっていた。時刻はまだ午前5時半である。朝日小屋で500ccの缶ビールを1本仕入れ,早々に出発する。
・ 天気は快晴。朝日岳への登りは約1時間ほど。登りの途中から白馬岳や剣岳などが望めて気分が良い。北側には,糸魚川市街とその向こうに日本海が見えている。小屋泊まりの登山者を何組か追い抜き,6:30に山頂に到着した。
・ 山頂からは,昨日歩いた山々が見渡せ,最高の気分だ。早速,カメラのシャッターを押す。と,次の瞬間,電池残量警告マークが表示された。やばい!とにかく撮れるだけ撮って,撮れなくなったら初日に交換した電池に戻してみることにした。山頂はやや風が強く気温も低いことが電圧低下に影響しているはずなので,このあと下りになり,気温が上がってくれば,電池が回復する可能性もあると考えたのである。結局,10枚ほど写真を撮ったところで,全く作動しなくなったので,以前の電池に入れ替えた。こちらも残量警告マークが表示されている。
・ 山頂をあとにし,東側に下り始めたところに,大きな雪田があった。ここで冷凍室などに使うフリーザーパックを取り出し,アーミーナイフについているノコギリで雪を切り出してビールと一緒にパックに詰め,携帯用クーラーバックに収納した。昼食時に冷えたビールを飲むためである。
・ 日本海に向かう栂海新道を吹上げのコルで左にわけ,花園三角点に向かって下る。ところどころに雪田があり,そこから冷たい雪解け水が沢となって流れ出している。水が豊富なので,ハクサンコザクラの群落など,いろいろな花も咲いていて,歩くのが楽しくなる。「五輪の森」の道標を過ぎると,いきなり下りが急になり,視界が開けてくる。五輪高原の湿原沿いに花園三角点に至る木道がどこまでも見渡せて素晴らしい。まるで桃源郷のような世界だ。その先には,2日前に登った白馬大池から白馬岳に至る稜線が高い。雪倉岳も残雪を従えてどっしりとした立派な姿を見せている。
・ 木道を早足で下っていると,気が付かないうちに三角点を過ぎて,潅木帯の中に入ってしまった。のぼりの途中で休んでいた若いカップルに尋ねると,ずっと上のほうのベンチのあった場所が三角点だという。日陰も無く暑そうだったので立ち止まらずに過ぎてしまったのであった。
・ ちょうど人一人が休めそうな日陰の場所を見つけ,ここでラーメン+ビールの昼食とする。残りまだ3時間程度歩かねばならず,最後はかなりの登り返しになるようなので,ここで飲んでも大丈夫だろうとの読みである。お湯を沸かし,ラーメンができるまでの間に,ビールの栓を開けてゴクリとやる。キンキンに冷えたビールが喉を潤し最高である。ウマイ!一人悦に入っていると,途中で追い抜いた登山者たちが次々にやってきて「うまそーだなー!ラーメンもビールも!」とうらやましげだ。ちょっぴり誇らしげに「最高っス!」と答える。まったく,これだから山歩きはやめられない。
・ 40分ほど昼食休憩とした後,また歩き始める。少し行くと,白高地沢という大きな沢に出た。ここには仮設の鉄パイプで組み上げた橋が渡されていた。これを渡ってさらに行くと,木製のベンチが設置された森の中の沢に出,中高年の夫婦がそこで休憩していた。ここならゆっくり休めるし,水も豊富だ。つめたい沢水で顔を洗い,先を急ぐ。
・ 1時間ほどで瀬戸川を渡る橋に出た。こちらは仮設ではなく,コンクリートで基礎を固めたしっかりした橋である。ここでアメを舐めて10分ほど休憩し,兵馬ノ平への約200辰療个衒屬靴鉾えた。兵馬ノ平は標高1300檀婉瓩帽がる高層湿原である。水が豊富で巨大な水芭蕉などもあった。時期がもう少し早ければ数多くの水生植物が花を咲かせていることだろう。
・ 兵馬ノ平からはまた木道が続き,うんざりするほど登り返すと,蓮華の森キャンプ場に出た。ここはトイレと水場だけのシンプルなキャンプ場であった。朝日小屋のテン場で見かけた単独行の登山者がテントを乾かしながらのんびりしていた。本日はここに泊まるということである。ここの水場でタオルをぬらし,体の汗を拭いて少し休憩し,蓮華温泉ロッジを目指す。ロッジには13:50に到着した。ここで温泉に浸かるつもりでいたが,カメラの電池をどうにかしなければならないことから,とりあえず小谷村まで降りて,道の駅の温泉に入り,そこで情報収集することとした。
・ 結局,小谷村周辺ではどうしようもなく,約50僧イ譴進羚眥のキタムラにて充電器を手にいれ,長野経由で火打山登山口である笹ヶ峰に向かった。笹ヶ峰の駐車場には午後10時に到着。車のシートをフラットにし,電動ポンプで膨らませたエアベッドを敷いて午後10時半に就寝。標高1300辰箸笋篦磴い里如ご┐はなく,フリースの毛布一枚で十分だった。
過去天気図(気象庁) 2007年08月の天気図 [pdf]

写真

お気に入り登録-
拍手した人-
訪問者数:144人

コメントを書く

この山行記録はコメントを受け付けていません。

この記録へのコメント

まだコメントはありません

この記録に関連する本

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートはまだ登録されていません。
登山 登山用品 山ごはん ウェア トレイルラン
トレッキング クライミング 富士山 高尾山 日本百名山
この記録は登山者向けのシステムヤマレコの記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら
ページの先頭へ