富士山(太郎坊発(日帰り)):4時間48分のトレイルラン
- GPS
- 04:52
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 2,414m
- 下り
- 2,416m
コースタイム
7:19 御殿場登山口出発 → 8:05 新五合目五尺 → 9:32 砂走館 → 9:47 赤岩八合館 → 10:24 御殿場コース終点(お鉢) → 10:34 剣ヶ峰 → 10:53 吉田口コース終点(お鉢) → 11:06 御殿場コース終点(お鉢) → 11:28 砂走館 → 11:41 宝永山 → 11:55 新五合目五尺 → 12:07 御殿場登山口帰着
備考:砂走館・御殿場登山道終点で食糧補給
天候 | 快晴(標高2,400m以下では一部ガス) |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所特になし。 さすがハイシーズンとありハイカーで溢れてました。駐車場は第一と第二が満車で第三駐車場まで車が停まってました。また、登山口近辺では無料の給水タンクや情報案内ブースなども特設されてました。 このコースはマイカー規制の影響なく入山できますが、ノーマルルートとしては最も長いコースです。体調に万全を期して確実に晴れる日を狙う事をオススメします。 1点だけ問題があります。富士吉田登山口終点にある山口屋(お土産兼飲食施設)ですが、あの周辺は糞尿の臭いがひどかったです。日本一高い山小屋の状況に富士山が泣いてます。 尚、今回砂走館上部でトレラン小川比登美さんとバッタリ会いました。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
夏休みも大詰めと言うところでしょうか。今年の夏休みは天気が不安定だったような気がします。夏休み時期最後となる本日、ホームグラウンドの富士山を目指しました。
それにしても、富士山は夏休みのこの時期、どこもかしこもマイカー規制です。唯一、開放されているのが御殿場口です。ここは、アクセスも比較的手頃で便利なのですが、問題は登山口から山頂までの距離と標高差です。登山口から山頂までは9kmはあります。また、登山口から山頂に至るまでも2,300m以上の高度を稼がなければなりません。「一生に一度は富士山に行ってみたい!」と言う人達には実は厳しいコースなのです。
しかし、登山口に着いてビックリ。駐車場がかなり埋まってます。第一駐車場と第二駐車場は一杯一杯でした。この時期足を運んだ事がほとんどなかったせいか「御殿場口もやるな!」と見直してしまいました。(登山口には無料の水や下山後の手洗い水等も準備されてました)
天気は快晴、山中腹以下は若干ガスが掛かったりしてましたが、上部は快晴でした。久しぶりの御殿場コースでしたが、今回は登山口からお鉢まで3時間切りを狙いました。
体調は万全、ペースも良かったです。グングン スピードを出して上がって行きます。
それにしても、このコースは何回来ても大変です。登山口から宝永山直下くらいまではひたすらつづら折りの上りです。しかも、日差しを遮る樹林もなし。金時山方面の展望は素晴らしいのですが、とにかくちっぽけな人間が巨大アリ地獄を歩かされているような状況です。
景色が大きく変わり始めるのは、宝永山が目線かそれ以下になった頃です。ここまで来れば前半終了です。
その後、日の出館、砂走館を通過していきます。徐々に山頂が見え始めます。赤岩八合館到着が9:47。登山口から2時間半掛かりました。この時お鉢まで30分しか残されていない事に気付きます。今回3時間切りは怪しくなってきました。実は、登山マップでは赤岩八合館からお鉢(登山道終点)までは50分とありますが、実際には一般中高年でも50分で上がるのは結構キツかったりします。実際には1時間プラスが妥当ではないかと思います。いづれにしても、そうなるとコースタイム1/2ペースの自分には30分でお鉢まで到着するのは厳しいのです。
最後のつづら折りの上りで何度ももがきます。ジョギングに切り替えるもののスグ息が切れます。結局、登山道終点が目と鼻の先に見えていたにも関わらず、お鉢到着には3時間5分掛かりました。目標は目標なのでまあ良シとします。
お鉢に到着した後、少しだけ休んで剣ヶ峰を目指します。すると、物凄いヒト、ヒト、ヒトでした。山頂碑で記念撮影をしようと20人以上が列を成して並んでました。こちらは、いつもの通り山頂碑の写真をすかさず一枚盗み撮りさせていただきお鉢めぐりに入りました。
お鉢で走ると面白いです。
酸欠気味なのか頭がフワフワしてきます。余り勢い付けてガンガン走ると失神でもしそうなのでゆったりジョギングペースで走りました。あのフワッとした感じは、空腹時にタバコを吸う感覚と似ているような気がします。(昔はそんな事もあったなぁ〜(笑))
お鉢一周を追え、再び御殿場登山道に戻ります。今後は下りです。下りは一気に行きました。途中、ハイカーを少し驚かせてしまいました(スミマセン)。あっという間に砂走館まで下りてきます。20分ちょっとで下りてきてしまいました。
気が付くとガスが宝永山辺りまで上がってきてます。再び日の出館に下り砂走りに入ります。更にペースを上げ、宝永山山頂に。ここでは、辛くも爆裂火口の写真を撮る事ができました。もう少しでガスに巻かれてしまいそうでした。
そして、最後のお楽しみ。大砂走りです。宝永山山頂直下から新五合目五尺まで10分弱ですが、一気にガツンと下らせていただきました。物凄いスピード感が正直病みつきになります。ハイカーの皆さんは歩いてらっしゃいましたが、ここはギューンと走って抜けると楽しいですよ。
最後は、そのままジョギングを続け登山口帰着。時計を見ると5時間を切ってました。お鉢から1時間で下ってきたみたいです。上りに3時間、下りに2時間と見てましたが、お鉢めぐりを入れても十分お釣りが来たので大満足でした。
この夏も富士山、行けましたね
しかし御殿場口からでも3時間とは・・・
恐れ入りますです
たくさんの人が山に入れば、やっぱりいろんな問題が
出てきてしまいますね
難しい話になってしまいそうです
>空腹時にタバコを吸う感覚と似ているような気がします。(昔はそんな事もあったなぁ〜(笑))
いやぁ存知あげませんで って自分、
走る前はなかなかのヘビースモーカーでした
走ったから辞めた?辞めたから走った?
そんなんで現在に至ってます
yamayoさんに続き何とか行くことができました。
昔は、富士山と言えば「御殿場口」と気張ってこのルートばかり目指した時期もあったんですよ。
しかし、余りに厳しいので変化の富むアルプスに浮気してしまったのです。
(このコースはトレーニングとしては最高だと思います。
富士登山競争の宮原さんもここを練習場にしているくらいです)
アルプスの山小屋を見てしまうと、富士山の山小屋は色々考えてしまう事が多いです。
山と言っても、立地条件・アクセス・(水場等の)環境自体が異なるので一概に比較は
できないのですけど。
確かに、走るのとタバコは相反する習慣ですね。
なるほど!タバコを辞めるには「走る」という手法もあるのですね。
ainuさん、こんばんは。
富士山好きな私としては
太郎坊?4時間48分?どこからどこまでと思って
読ませてもらったら、お鉢のおまけまでですか。
凄いとしか言葉が出ません。
今しかできないのでやっています。
ただ、タイムばかり気にしていたらそのうちイヤになってしまうので、他の楽しみ方も捜したいです。
ところで、金時山から富士山を目指すアイデアは、実はこちらも同じようなことを考えてました。
2年前の今頃の今日みたいな の日、御殿場コースにチャレンジしましたが、カンカン照りの下で登るのが嫌になり、8合目で撤退しました。
お鉢巡りでジョギングとか自分は頭痛くなって絶対無理です。
考えてみると、御殿場コースをホームにして修練しているってすごいことだなーと思います
富士登山競争前になると僅かな人たちですが、御殿場口で練習してたりします。
そういう人たちは、9合目あたりでも走っていたりします。
お鉢でジョギングできても、さすがに勾配のある9合目で走ることなんてできないですよ。
以前、宮原選手が練習しているのを見ましたが、7合目あたりでゼーゼーいいながら走ってました。
普通、上りで走れてもせいぜい数十mです。
ああいう人達はきっと2時間もあれば十分お鉢にあがってしまうと思います。
ホントすごいですね。
http://runnet.jp/trail/column/mytraining/main.php?_num=14
富士登山競争に出る人は、ここで練習しているのですね
フムフム参考になります。
お鉢でジョギング私もやってみたいのですが相当きつそうですね
来年のブームは金時山から富士山でしょうか
私も頭に入れておきます
ひとつエピソードがあります。
今回、9合目上部で横になっている中高年を見かけました。
この方は自分より早く上り始めたのでしょうけれど、山頂直下で自分が追い越す形になりました。
相当疲れていたのか眠り込んでいるような状態でした。
その後、こちらがお鉢めぐりをして下山に入った時に、またその方に会いました。
どうやら、その方は自分が最初に通過してからまた会うまで100-200m程度
しか歩けていなかったようです。
富士山で一番よろしくないのは、山頂付近で横になって眠り込んだり
不必要に山頂に長らく滞在することだと思います。
そういう方には、たいがい高度障害が出ています。
高度障害で一番いけないのは、そこにムダに居続けることです。
これには気をつける必要がありますね。
(自分の「フワっとする」感覚、実はこれにはそれ程息苦しさはないです。
ただし、明らかに注意力が低下しているような感覚があります。
脳ミソがパンパンしているのが分かります。これも異常な感覚ですね)
富士箱根トレイルですが、これは色々な攻略方法があるような気がします。
富士山頂絡めるもヨシ、箱根外輪山絡めるもヨシ。
楽しみ方が広がっていきますね。
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