感動の塩見岳(鳥倉林道からピストン)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 2,109m
- 下り
- 2,090m
コースタイム
2日目 4:10塩見小屋-5:15塩見岳西峰・東峰5:45-6:35塩見小屋7:10-7:18御右衛門山分岐-7:28ゴーロ-8:00立ち枯れ-8:20本谷山8:30-8:40三伏小屋分岐-9:07三伏山-9:20お花畑-9:25水場-9:33お花畑-9:43三伏峠小屋-9:55塩川小屋分岐-10:10水場-10:30豊口山間のコル-11:18登山口-11:50駐車場
天候 | 1日目 晴れのち曇り 2日目 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜三伏峠 木製の橋・階段は、水に濡れていると滑ります。所々道がザレているので注意が必要。 三伏峠〜塩見小屋 尾根道なので歩きやすい。 塩見小屋〜塩見岳 全般的に岩場なので注意が必要。落石に注意。鎖は設置されていませんので、三点確保が必要なところもあります。 |
写真
感想
30年以上前からいってみたかった塩見岳、平日に休みが取れたのでやっといってきました。
登山口までのアプローチが大変なので、車中泊にするか深夜発にするか結構なやみましたが、深夜発に決定。家を午前2:40に出発、松川ICを降りると、真新しいセブンイレブンがありました。大鹿村までは、道標に従い順調に行くことができますが、途中、猿が道路を占拠していたりします。猿は、車に動ぜず、ゆうゆうとしています。猿には注意です。
鳥倉林道の入口は大変わかりづらいです。私は、早朝だったため、幸いに第一村人を発見し道をたずねることができました。が、、第二村人に道を尋ねてやっと林道の入口へ行くことができました。村人の方々に感謝です。第二村人の人いわく、みんな間違えるそうです。深夜でなくてよかった。
林道は林道だけあって、狭いかんじです。対向車には十分注意が必要です。林道を結構進んで、やっと鳥倉林道駐車場に到着、平日だというのに結構車が止まっています。本当に休日ではなくてよかったなという感じです。
ゲートの脇にある登山ポストに登山カードを投入して出発。軽く登っていく感じで登山口までいきます。駐車場、登山口にトイレあります。
登山口からは、いよいよ登山道です。最初は、ちょっと急な道が続きますが、この斜面、緑とお花畑でとってもいい感じです。最初の登りなので、いっきに登れてしまいます。
しばらく緩やかな上りが続きますが、ザレたところがあったりして、ちょっと慎重になるところもありますが、トラロープや木柵などもあり大丈夫です。豊口山の山間のコルを過ぎると、木製の橋が現れてきます。丸太の橋なので、水に濡れていると滑ります。そんなに慎重にならなくても大丈夫ですが、下りでは注意したほうがいいです。ここからは、木製のはしごや階段が連続して現れます。しっかりしているので、構造物としては、大変信頼できるものです。
ときどき展望が開け格好いい山が見えますが、何の山かわかりません。でも新鮮な感じです。ちょろちょろと斜面から流れる貴重な水を水場とした水場が現れるので、遠慮なく一杯いただきました。
塩川小屋への分岐を過ぎると、三伏峠小屋まではすぐそこ、小屋から三伏山までは、もっと近いです。ここから、初めて塩見岳がお目見え。その後方には、仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳がしっかり見ることができました。
三伏山から本谷山までは、緩やかな尾根の下りと上りです。南アルプスって感じを味わえるのかな。本谷山からは、ちょっと下り。木の立ち枯れが現れるところからは、天狗岩と塩見岳が大きく見ます。
立ち枯れを過ぎちょっと下っていくと、ゴーロ?と呼ばれるちょっと石がごろごろしているようなところへでます。ここから、塩見小屋への上りの始まりです。ちょっときついですが、一歩一歩です。そうすれば塩見小屋に到着です。
塩見小屋では、先に到着した団体さんがトイレの使用方法の説明を受けている最中でした。ここの小屋では、自然環境の影響を考え、トイレは、へりで下界まで輸送するため、ごみ袋に紙おむつがついたような袋を便器に設置して使用します。一回一回個人で処理するためトイレは非常に清潔、臭いがしないので虫もいません。すごーくいいです。ちなみに袋は100円の有料販売ですが、小屋宿泊者には、1枚は無料で提供されます。
あれだけ晴れていた空も小屋に着くころにはガスだらけです。頂上まで行っても何も見えないだろうなと思いつつ、明日の下見を兼ねてアタック。天狗岩へは、最初は普通の上りだが、だんだんと急な岩場となります。黄色のペンキを頼りにいけばOKです。一度天狗岩を上りちょっと下ります。群青色?紺碧色?の平らな岩のかけらがちりばっているところを通過し再び急な上りです。三点確保が必要なところもありますが、慎重に行けば大丈夫です。急な岩場が終わるとそこには、塩見の西峰が現れます。あいにくのガスで、周りは真っ白です。続いて東峰、やっぱり真っ白です。西峰にもどり下山しようと思っていたら、後から団体さんが上ってきたので、一枚写真をお願いしました。
下山は、岩場ありアップダウンありで、上りとあまり変わらないコースタイム(10分差)でした。塩見あなどれません。
小屋の夕食は16:30、暖かいものは、暖かいうちにという小屋のコンセプトで、食事はおいしくいただけました。が、・・・ちょっと、私的には量が少なかったかな。ただ、ほかのお客さんは、満足していたみたいだけど。
この小屋に泊まってみたかった一番の理由が、夕暮れの塩見やその周辺の景色。今回は、結構ガスっていてだめがなっと思っていたら、いい感じで姿をあらわしてくれました。月あかりもいいじゃんって、星が見えない。
夜中に一度目を覚まし、外へ出ると小屋の中より暖かい。空には一面の雲。明日の天気は期待薄かな。
翌朝4時、小屋の電気が一斉に点灯し起床。外へ出てみるとやっぱり山のほうはガスっています。行こうか辞めようかちょっと迷いましたが、朝食をお弁当にしてもらったので思い切っていくことにしました。(ちなみに、朝食のお弁当、かわいらしいお稲荷さんが6個です。しょうが味、わさび味最高です。が、やっぱり量的にはちょっともの足りないかな。)
ヘッデンつけて二度目の頂上アタック。昨日一度通っている道なのでちょっと余裕。高度を稼ぐうちにガスも晴れてきました。東の空がオレンジ色に輝きだしヘッデンがいらなくなるころに真正面に大きな富士山が。圧巻です。圧倒されます。感動です。ちょと駆け足で西峰の頂上へ。そして、すぐに東峰へ。360度すばらし景色を独り占めです。影塩見まで堪能することができました。ただ、赤石方面は、雲の中でちょっと残念。
感動を胸に下山を開始。ホシガラスが朝食のため、ハイ松の実をついばんでいます。たなびくようなガスに光があたり、虹状に輝いています。頂上ではブロッケンが出現するかもしれせん。ブロッケン、ライチョウはこのところの山行のつきものとなっていますからね。
塩見小屋で、カップラーメンを作成し朝食終了。お稲荷さんは途中でいただくことにして出発。昨日塩見小屋で同宿した人に教えていただいた三伏峠のお花畑へ寄り道。水場の看板に誘われて水分補給のため水場まで降りることにしました。水場は、豊富な水が滔々と流れています。が、「熊に注意」の看板。いかにも熊がでてきそうな感じの場所です。500mlをいっきに飲み干し早々に退散です。
三伏峠小屋の手前で、熊ではなく小鳥に遭遇。道をちょろちょろしています。じっとしたところで、写真いただきました。
三伏峠小屋をすぎたところで、20名の団体さんに遭遇。今日は、塩見小屋泊まりだそうです。それにしても平日で、この人数です。塩見ってすごい。
やっと駐車場に到着すると車の台数は昨日より少なくなっていましたが、まだまだ結構駐車しています。
次にまたいつ来られるかわかりませんが、やっぱり平日狙いでないと大変だなとつくづく思うような山行でした。
ご来光、富士山、綺麗ですね。
お疲れさまでした。
あれれ〜ヤマレコチェックを少し怠っているすきに
またもや、連続の標高差1,300m越え
リーダーの気力・体力に脱帽です。
しかも、情報量はS級にランクされ、
記録の面でも、リーダーのリーダーたるところですね。
無事の完登
マルバダケブキに拍手しておきました。
「360度のすばらしい景色を独り占め」羨ましい
私には縁が無いのかも・・・
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