絶景の稜線歩き🎶 塩見岳・間ノ岳・北岳

2025年07月29日(火) 〜 2025年08月01日(金)

• GPS: 31:17
• 距離: 36.7km
• 登り: 3,511m
• 下り: 3,636m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:08
• 休憩: 0:45
• 合計: 8:53

距離 12.4km 登り 1,605m 下り 500m

5:20 スタート地点
5:21 5:24 鳥倉林道ゲート（駐車場）
6:17 6:23 鳥倉林道登山口
7:34 7:38 豊口山のコル
8:38 8:42 ほとけの清水
9:19 9:38 塩川・鳥倉ルート合流点
9:59 10:08 三伏峠小屋
10:11 塩見・烏帽子分岐
10:32 三伏山
11:47 本谷山
13:49 塩見新道分岐
14:13 塩見小屋

2日目

• 山行: 7:19
• 休憩: 0:59
• 合計: 8:18

距離 10.0km 登り 728m 下り 901m

4:48 塩見小屋
6:25 6:26 塩見岳西峰
6:29 6:58 塩見岳
7:32 7:38 北俣岳分岐
8:23 8:32 雪投沢源頭水場下降点
8:49 8:50 2719ケルン
9:17 北荒川岳キャンプ場跡地
9:34 9:43 北荒川岳
10:55 10:57 新蛇抜山
11:31 11:32 竜尾見晴
12:26 12:27 安倍荒倉岳
13:06 熊の平小屋

3日目

• 山行: 9:08
• 休憩: 2:19
• 合計: 11:27

距離 11.0km 登り 1,080m 下り 1,435m

4:13 熊の平小屋
5:08 5:14 三国平
6:32 6:41 三峰岳
7:54 8:06 間ノ岳
9:11 中白根山
9:45 9:59 北岳山荘
10:34 10:40 トラバースルート分岐
11:06 11:12 吊尾根分岐
11:43 12:19 北岳
12:44 12:49 両俣分岐
12:58 13:23 北岳肩ノ小屋
13:47 13:57 小太郎尾根分岐
14:03 14:13 草すべり分岐
15:40 白根御池小屋

4日目

• 山行: 2:11
• 休憩: 0:19
• 合計: 2:30

距離 3.4km 登り 98m 下り 800m

5:31 白根御池小屋
6:28 6:33 第二ベンチ(2059ｍ)
6:53 6:58 第一ベンチ(1880ｍ)
7:27 7:34 白根御池分岐
7:51 7:53 旧広河原山荘
7:55 広河原・吊り橋分岐
8:00 広河原インフォメーションセンター
8:01 ゴール地点

天候

晴れ☀️

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

【行き】毎日アルペン号で鳥倉駐車場へ（バスはガラガラで快適）
【帰り】広河原から甲府へのバス（10:00発）はすいてました。

コース状況／危険箇所等

南アルプスなので、全体的にアップダウンが多く、急坂・岩場もけっこうあります。
特に危険度高いと思ったのは、三国平から三峰岳への岩陵地帯💦 マークをよく見ながら慎重にルートを見定める必要があります。
塩見岳への登りも岩場が続きしんどい💦 でも鎖があるので逆に安心感がありました。

その他周辺情報

【塩見小屋】塩見岳登山にはロケーション抜群。トイレが携帯式だが、全く問題なく使えました。就寝スペース（特に荷物置場）が狭い。
【熊ノ平小屋】食事提供なく素泊まりのみ。すぐ近くの水場がジャブジャブ使えて良い。また、小屋番のお姉さんは気さくで感じ良い。
定員30人のところ、宿泊者5人（ソロの男性）でゆったり、和気あいあいと過ごしました。翌日仙丈ヶ岳経由で下山する人や黒戸尾根で甲斐駒ヶ岳に10回ほど登った人など、皆さん強者。
【白根御池小屋】大きな山小屋。コロナ禍を経て６年前より1人当たりのスペースが広くなって、ゆったりできた。
【広河原山荘】シャワーを利用（山荘の受付で料金を払って利用する。シャンプー、ボディーソープ付き。9時から）。10分（目安）で800円は高いけど、下山後にシャワーできるのはありがたい。

写真

7/29 6:20

毎日アルペン号は鳥倉駐車場までしか入れないので、鳥倉登山口まで50分の歩き。ベンチやトイレもあるので、ここで朝食にすればよかったか（駐車場にはトイレはあるけどベンチなしだった）。

7/29 6:43

三伏峠までの合目看板。
去年の赤石岳は出だしから汗だくだったけれど、スタート時間が早いせいかだいぶ凌ぎやすいように感じる。

7/29 7:59

苔がきれいな森を進みます。

7/29 8:39

だんだん道が険しくなってきて、壊れかけた階段が多数現れる。意外と足の置場はあるので問題ないです。
しかし重いザックがしんどい💦

7/29 8:41

ほとけの清水、ちょろちょろですが出てました。

7/29 10:00

三伏峠到着

7/29 10:00

小屋の前のベンチでおやつ休憩

7/29 10:27

三伏山到着、思いのほかいい眺めです♪

7/29 10:30

【三伏山から】ドーンといかつい姿の塩見岳

7/29 10:30

【三伏山から】白根三山もくっきり

7/29 10:48

またしばらく我慢の樹林帯歩き

7/29 11:45

本谷山は地味な山頂。
陽が高くなり、暑い💦

7/29 12:21

ところどころで眺望開ける、塩見岳が近くなってきた。

7/29 12:22

悪沢岳も大きいなぁ。

7/29 13:22

塩見小屋まで40分の看板、しんどいけど頑張ろう！

7/29 14:12

やっとのことで塩見小屋到着〜！

7/29 14:59

後半バテバテでした💦
ビールが染みわたる〜♪

7/29 17:11

携帯トイレブース

7/29 17:38

夕食、品数豊富です。

7/30 4:02

小屋の朝食は5時からなので、早出のためにお弁当にしてもらいました。小屋前で食べて出発！
熊の平小屋まで水場がないので、前日2リットルのペットボトルを買って自分のボトルに詰め替えしていきます。購入した空ボトルは縦走の人のみ小屋で回収してくれます。

7/30 4:52

朝陽に染まる塩見岳

7/30 5:04

間ノ岳・農鳥岳をシルエットに日の出！

7/30 5:30

最初の鎖場。ここでストックをしまったけれど、ここはストック持ったままでもよかったか（この後しばらく鎖場とぎれるので）。

7/30 5:46

険しそう〜！

7/30 5:55

岩場始まる。

7/30 5:57

ここから鎖場の連続。2か所ほど難儀したところはあったけれど、ほかは鎖を補助的に使う程度で行けた。

7/30 6:04

登ってきた道を振り返る。眼前は下から見えた岩峰かな、右下に小さく塩見小屋。我ながら、よく登ってきたものだと思ってしまう。

7/30 6:15

山頂は近い。

7/30 6:23

塩見岳（西峰）到着〜！
山頂標は何日か前の雷で割れたらしいです、雷おそるべし😱

7/30 6:26

すぐそこに最高点の東峰

7/30 6:30

塩見岳（東峰）到着〜！
南アルプスの名だたる山々が一望です♪

7/30 6:34

【塩見岳から】左に悪沢岳、右は赤石岳

7/30 6:34

【塩見岳から】雲海に浮かぶ富士山

7/30 6:35

【塩見岳から】白根三山と甲斐駒、仙丈ケ岳

7/30 6:38

いざ仙塩尾根へ！

7/30 7:03

仙塩尾根と左奥には明日通る間ノ岳、遠いなぁ〜！

7/30 7:16

ミヤママンネングサ

7/30 7:25

塩見岳はこちらから見ても迫力ある姿

7/30 7:31

蝙蝠岳への道との分岐

7/30 7:50

少し進んだところで道間違い😢　ガレ場を下ってしまい、登り返すことになってしまった。

7/30 7:56

このマークを✕と間違えて道を逸れてしまった。ペンキが薄くなって○だか✕だか判別できないけれど・・・

7/30 7:57

数歩進むとこんな景色が見えた、確認不足でした。トホホ・・・
それにしても、北荒川岳への稜線、奥には間ノ岳、仙丈ケ岳、甲斐駒の素晴らしい眺め♪

7/30 8:42

振返って塩見岳

7/30 8:49

崩壊地が荒々しい北荒川岳が近づいてきた。

7/30 8:59

一旦、崩壊地近くの稜線から離れて進みます。

7/30 9:20

稜線に復帰しました。

7/30 9:33

北荒川岳到着〜！

7/30 9:32

【北荒川岳から】大迫力の塩見岳

7/30 9:33

【北荒川岳から】これから歩く稜線と、右に農鳥岳、左に間ノ岳。
間ノ岳の左側の稜線にちょこんと尖っているのが三峰岳のようです。あの斜面を明日登ると思うと不安になる。

7/30 10:07

北荒川岳からは樹林帯歩きが長い。

7/30 10:58

新蛇抜山はパス

7/30 11:10

竜尾見晴（南峰）の岩場

7/30 11:17

緊張する岩場下りでした💦

7/30 11:27

ホッとしたのもつかの間、少し進むともう一度岩場へ。

7/30 11:29

こちらは竜尾見晴（北峰）のようです。南峰よりは緊張感はない。

7/30 11:31

【竜尾見晴から】大迫力の農鳥岳、西農鳥岳

7/30 11:31

【竜尾見晴から】間ノ岳

7/30 12:25

眺望なく、ちょっとがっかりな安倍荒倉岳

7/30 12:35

明日登る間ノ岳と三峰岳。近づくとギザギザが目立つよ、不安増します😱

7/30 13:06

熊の平小屋到着〜！

7/30 13:43

遅めの昼食、ビール付き♪

7/30 14:11

小屋からは農鳥岳の雄姿

7/30 14:21

広々とした就寝スペース

7/30 14:21

7/30 17:05

夕食

7/31 3:14

朝食

7/31 4:53

ヘッデンで歩きはじめて、ようやく明るくなってきた。
塩見岳に陽が当たりだす。

7/31 4:53

中央アルプスの夜明け

7/31 5:00

三国平、なんと気持ちの良いところ〜♪

7/31 5:05

夜明けの農鳥岳

7/31 5:05

塩見岳もだいぶ明るくなってきた。左奥は悪沢岳。

7/31 5:11

三国平を振り返る。歩いてきた仙塩尾根と塩見岳も見える。

7/31 5:25

オオー、突然ライチョウさん現れる♪

7/31 5:25

ヒナもいる。

7/31 5:26

親子

7/31 5:26

ヒナ

7/31 5:26

うわー、ヒナがたくさん出てきた♪

7/31 5:26

かわいいですね〜。なんとラッキー、早起きした甲斐がありました♪

7/31 5:32

ライチョウに元気貰ったので頑張ろう！

7/31 5:35

農鳥岳と富士

7/31 5:39

三峰岳の岩々が見えてきた。このあたりですれ違った人に聞くと「下りでも容易じゃなかったのでお気をつけて」と言われビビる。

7/31 5:49

まさか直登じゃないよね・・

7/31 5:57

あと一息💦

7/31 5:58

岩峰のてっぺん近くは巻けました。

7/31 6:07

ホッとするチングルマ

7/31 6:16

山頂はもう少し先だった。

7/31 6:21

歩いてきた道を振り返る。
直下には岩々の道、遠く塩見岳へと続く稜線、よくここまで来れたなぁ♪

7/31 6:30

三峰岳到着〜！
ここも360度の絶景、険しかっただけに感慨もひとしおです♪

7/31 6:31

【三峰岳から】塩見岳への稜線、奥には悪沢岳と赤石岳

7/31 6:31

【三峰岳から】農鳥岳

7/31 6:32

【三峰岳から】仙丈ケ岳へと続く仙塩尾根

7/31 6:32

【三峰岳から】甲斐駒と鋸岳

7/31 6:34

【三峰岳から】間ノ岳は逆光

7/31 6:38

下りも岩々の急坂だった💦

7/31 6:46

三峰岳を振り返る。

7/31 7:17

この岩場は巻いて行けました、しかし眩しい。

7/31 7:49

間ノ岳到着〜！
6年前はガスと烈風で山頂を踏んだだけだったけど、今回はなんと素晴らしい間ノ岳♪

7/31 7:55

【間ノ岳から】堂々たる塩見岳

7/31 7:55

【間ノ岳から】農鳥岳

7/31 7:55

【間ノ岳から】富士山

7/31 7:56

【間ノ岳から】鳳凰三山と奥には奥秩父

7/31 7:57

【間ノ岳から】これを見たかった！北岳と甲斐駒

7/31 7:57

【間ノ岳から】仙丈ケ岳も入れて。

7/31 8:10

北岳へと続く稜線もカッコいい♪

7/31 9:11

中白根山到着〜！
ここも良い眺め♪

7/31 9:11

【中白根山から】間ノ岳

7/31 9:11

【中白根山から】富士山と山なみが美しい。

7/31 9:11

【中白根山から】ドンと北岳

7/31 9:42

北岳山荘のベンチで小休止、水も補給

7/31 10:05

ラスボスの北岳、威圧感あるなぁ！

7/31 10:19

7/31 10:30

間ノ岳も良い姿

7/31 10:30

タカネツメクサ

7/31 10:46

傾斜きつい〜💦

7/31 10:54

お花畑と富士山

7/31 10:54

タカネコウリンカ

7/31 11:08

ミネウスユキソウ

7/31 11:15

木の柵の急なジグザグ道がキツイ、最後の頑張りどころ💦

7/31 11:31

ようやく山頂が見えてきた♪

7/31 11:38

北岳到着〜！やった〜♪

7/31 11:39

この時間でもほとんど雲がなく大絶景です♪

7/31 11:45

【北岳から】富士山

7/31 11:45

【北岳から】鳳凰三山

7/31 11:45

【北岳から】甲斐駒と鋸岳

7/31 11:46

【北岳から】仙丈ケ岳

7/31 11:48

【北岳から】北アルプス槍穂高も見えた。

7/31 11:53

【北岳から】間ノ岳

7/31 12:03

下り始めるも、あれれ・・さっき登ってきた木のジグザグ道？？下に見えるのは北岳山荘ではないですか！
山頂から来た道を戻るという大失態😭 30分くらいロスして北岳に引き返します。北岳登頂で浮かれすぎたか？

7/31 12:20

本来のルートに復帰、甲斐駒と仙丈ケ岳の方に進みます。

7/31 12:33

肩の小屋が見えてきた。

7/31 12:51

激下りでした💦

7/31 12:59

肩の小屋到着〜！

7/31 13:06

お腹空いた〜、小屋のカレーライスが美味い♪

7/31 13:26

さてもう一頑張り、北岳をあとに御池小屋目指します。

7/31 13:36

暑くて登ってくる人は大変そうだ。

7/31 13:47

小太郎尾根分岐、いつか行ってみたいな。

7/31 13:48

道間違いはあったけど最高の北岳だった♪

7/31 14:06

ここから草すべりの急坂、お花を見ながらゆっくり行きます。

7/31 14:20

マルバタケブキ

7/31 14:40

タカネナデシコ

7/31 15:04

正面にはずっと鳳凰三山

7/31 15:09

オトギリソウ？

7/31 15:11

ハクサンフウロ

7/31 15:12

タカネグンナイフウロ

7/31 15:18

シモツケソウ

7/31 15:20

タカネグンナイフウロ

7/31 15:40

白根御池小屋到着〜！

7/31 17:05

夕食

8/1 4:38

朝食

8/1 5:18

就寝スペースは比較的ゆったり、荷物置場が広くて使いやすい。

8/1 5:43

最終日は広河原までの下山のみ。
最初のトラバース道、意外と小さな上り下りが多い。

8/1 5:49

クガイソウ

8/1 6:04

長い急下りに入ります。

8/1 6:15

8/1 6:53

第一ベンチまでかなりの急坂でした💦

8/1 7:11

第一ベンチを過ぎると少し歩きやすくなる。

8/1 7:52

旧広河原山荘跡地、建物はなく今はキャンプ施設になってるみたいです。

8/1 7:54

吊橋

8/1 7:59

新しい広河原山荘

8/1 9:23

山荘建物の裏手のシャワー施設でサッパリできました。

8/1 12:35

甲府駅からは特急電車で。4日間の余韻に浸りながらお楽しみのひと時〜♪

撮影機器：

Canon EOS R10 Canon

感想

ぽんた

去年の赤石岳・悪沢岳に続き、南アルプス塩見岳・間ノ岳・北岳にチャレンジしました！
間ノ岳から農鳥岳へのルートも検討しましたが、大門沢の激下りに恐れをなしてやめました。北岳・間ノ岳は6年前に行ったもののガスと強風で景色を楽しめず再訪したかったので、こちらに決定。

このコースの難しさは、標高差や険しい岩陵もさることながら、2泊目の熊ノ平小屋での食事道具と水場も豊富でないので水を多めに背負わなければならないことでした。出発前にザックの重さを計ると13kgもあって、ずっしり😅
歩き始めると背筋痛も出てきてスローペースになりましたが、計画には比較的余裕があったので、何とか歩ききれました。

ラッキーだったのはお天気！稜線歩きの2日目と3日目は、南アルプスにしては珍しく午後もほぼ晴れ☀️初めての塩見岳、前回残念だった間ノ岳と北岳、稜線からの素晴らしい眺望で、厳しくも楽しい山旅になりました♪