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Yamareco

記録ID: 220713
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

農鳥岳&広河内岳(残暑厳しく白峰南嶺はお預け)

2012年08月30日(木) 〜 2012年08月31日(金)
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
32:11
距離
27.8km
登り
3,294m
下り
3,306m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

30日
奈良田第2駐車場4:50−7:58大門沢小屋−11:25大門沢下降点(主稜線出合)−12:35農鳥岳頂上−14:21農鳥小屋泊
31日
農鳥小屋4:25−5:10西農鳥岳頂上5:41−6:25農鳥岳頂上6:41−7:07大門沢下降点−7:35広河内岳頂上8:04−8:29大門沢下降点−10:27大門沢小屋−13:02奈良田第2駐車場
天候 30日 曇り時々晴れ 主稜線上は霧
31日 快晴
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
平日は、奈良田・広河原間のバスが1日2往復しかなく縦走にはかなりの障害で、今回は奈良田からのピストンとしました
http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/2012hirogawara.htm

改修されて簡易トイレもついた、奈良田第2駐車場(無料)を利用しました(ログのスタート地点)・・本日はガラガラでした
コース状況/
危険箇所等
コース全体に、テープ・ペンキのマークが多く、特に迷うところはありません

危険箇所と思われるところも、十分整備されている印象です

奈良田と南ア主稜線出合の大門沢下降点間は標高差が2千m近くあり、ユックリペースをキープしたつもりでも最後は少々キツかったです

主稜線上の農鳥小屋〜広河内岳間も、ガレの多いアルプスの道ですが、ペンキマークが多く特に問題はありませんでした

改修されて簡易トイレもついた奈良田第2駐車場からスタート
2012年08月30日 04:49撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/30 4:49
改修されて簡易トイレもついた奈良田第2駐車場からスタート
工事用道路上から白峰南嶺
2012年08月30日 05:22撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/30 5:22
工事用道路上から白峰南嶺
2012年08月30日 05:26撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/30 5:26
最初の吊橋・・これは工事関係者も使うのか、頑丈でした
2012年08月30日 05:38撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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8/30 5:38
最初の吊橋・・これは工事関係者も使うのか、頑丈でした
現れる吊橋が次第に”揺れ大きく心細く”となります
2012年08月30日 05:52撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/30 5:52
現れる吊橋が次第に”揺れ大きく心細く”となります
振動周期と歩行リズムを合わせれば”楽しい道”です
2012年08月30日 05:59撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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8/30 5:59
振動周期と歩行リズムを合わせれば”楽しい道”です
手作り木橋も多数・・ロープタッチでバランスです
2012年08月30日 06:35撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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8/30 6:35
手作り木橋も多数・・ロープタッチでバランスです
2012年08月30日 07:47撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/30 7:47
水をタップリ補給できてありがたい大門沢小屋
2012年08月30日 07:58撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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8/30 7:58
水をタップリ補給できてありがたい大門沢小屋
2012年08月30日 09:10撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/30 9:10
2012年08月30日 09:11撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/30 9:11
2012年08月30日 09:12撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/30 9:12
2012年08月30日 09:13撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/30 9:13
2012年08月30日 09:14撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/30 9:14
写真がマズくて表現できていませんが、とてもいい森です・・ただし急登!
2012年08月30日 09:30撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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8/30 9:30
写真がマズくて表現できていませんが、とてもいい森です・・ただし急登!
およそ100m毎に標高の目安があり、励みになりました
2012年08月30日 09:49撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/30 9:49
およそ100m毎に標高の目安があり、励みになりました
結構喘いでいます・・急登の雰囲気を感じてください
2012年08月30日 10:25撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/30 10:25
結構喘いでいます・・急登の雰囲気を感じてください
2012年08月30日 10:49撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/30 10:49
2012年08月30日 10:58撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/30 10:58
2012年08月30日 10:59撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/30 10:59
2012年08月30日 11:00撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/30 11:00
いよいよ稜線近しか?
2012年08月30日 11:06撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/30 11:06
いよいよ稜線近しか?
大門沢下降点の鐘
2012年08月30日 11:26撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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8/30 11:26
大門沢下降点の鐘
主稜線上はガスガスです
2012年08月30日 11:30撮影 by  DSLR-A100, SONY
8/30 11:30
主稜線上はガスガスです
2012年08月30日 12:06撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/30 12:06
農鳥岳のよう
2012年08月30日 12:20撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/30 12:20
農鳥岳のよう
ガスの中、何とか頂上到着でき3千m峰21座完登です\(~o~)/
2012年08月30日 12:35撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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8/30 12:35
ガスの中、何とか頂上到着でき3千m峰21座完登です\(~o~)/
西農鳥岳
2012年08月30日 12:40撮影 by  DSLR-A100, SONY
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8/30 12:40
西農鳥岳
西農鳥岳から農鳥岳を振り返ります
2012年08月30日 13:33撮影 by  DSLR-A100, SONY
8/30 13:33
西農鳥岳から農鳥岳を振り返ります
標識やペンキマークは充実・・但し西農鳥岳の頂上標識は無し
2012年08月30日 13:46撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/30 13:46
標識やペンキマークは充実・・但し西農鳥岳の頂上標識は無し
ガスが一瞬薄くなり、間ノ岳が巨体を現しました
2012年08月30日 13:55撮影 by  DSLR-A100, SONY
8/30 13:55
ガスが一瞬薄くなり、間ノ岳が巨体を現しました
農鳥小屋到着・・本日の宿泊者4名ですが、テン場の方が賑わっていました
2012年08月30日 14:21撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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8/30 14:21
農鳥小屋到着・・本日の宿泊者4名ですが、テン場の方が賑わっていました
翌日未明は星空・・ご来光を狙ってイソイソと西農鳥岳へ
2012年08月31日 04:53撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/31 4:53
翌日未明は星空・・ご来光を狙ってイソイソと西農鳥岳へ
まず目に付くのはこのお山
2012年08月31日 05:12撮影 by  DSLR-A100, SONY
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まず目に付くのはこのお山
やはり天晴れです
2012年08月31日 05:12撮影 by  DSLR-A100, SONY
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やはり天晴れです
来ました
2012年08月31日 05:13撮影 by  DSLR-A100, SONY
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8/31 5:13
来ました
予定より4分早く・・標高が高いせいでしょうか?
2012年08月31日 05:13撮影 by  DSLR-A100, SONY
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予定より4分早く・・標高が高いせいでしょうか?
雲海も素晴らしい
2012年08月31日 05:13撮影 by  DSLR-A100, SONY
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雲海も素晴らしい
こちらは荒川・塩見方面
2012年08月31日 05:14撮影 by  DSLR-A100, SONY
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こちらは荒川・塩見方面
荒川三山の間に赤石岳
2012年08月31日 05:15撮影 by  DSLR-A100, SONY
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荒川三山の間に赤石岳
塩見岳の頭が輝きました
2012年08月31日 05:15撮影 by  DSLR-A100, SONY
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8/31 5:15
塩見岳の頭が輝きました
悪沢岳・赤石岳をズーム
2012年08月31日 05:16撮影 by  DSLR-A100, SONY
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8/31 5:16
悪沢岳・赤石岳をズーム
間ノ岳はスゴい存在感
2012年08月31日 05:16撮影 by  DSLR-A100, SONY
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間ノ岳はスゴい存在感
雲海に浮かぶ中央アルプス
2012年08月31日 05:16撮影 by  DSLR-A100, SONY
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雲海に浮かぶ中央アルプス
刻々と色を変える富士山
2012年08月31日 05:17撮影 by  DSLR-A100, SONY
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刻々と色を変える富士山
大満足の朝となりました
2012年08月31日 05:24撮影 by  DSLR-A100, SONY
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大満足の朝となりました
こちらは笊ヶ岳
2012年08月31日 05:46撮影 by  DSLR-A100, SONY
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こちらは笊ヶ岳
農鳥岳へと移動すると若干アングルも変わります
2012年08月31日 06:13撮影 by  DSLR-A100, SONY
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農鳥岳へと移動すると若干アングルも変わります
さすが日本第2位の高峰
2012年08月31日 06:14撮影 by  DSLR-A100, SONY
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さすが日本第2位の高峰
農鳥岳頂上標識と
2012年08月31日 06:26撮影 by  DSLR-A100, SONY
8/31 6:26
農鳥岳頂上標識と
雲もいい味を出しています
2012年08月31日 06:29撮影 by  DSLR-A100, SONY
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雲もいい味を出しています
頂上ケルンと荒川三山
2012年08月31日 06:30撮影 by  DSLR-A100, SONY
8/31 6:30
頂上ケルンと荒川三山
白峰南嶺と荒川三山
2012年08月31日 06:52撮影 by  DSLR-A100, SONY
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8/31 6:52
白峰南嶺と荒川三山
広河内岳は中々端正な姿
2012年08月31日 07:01撮影 by  DSLR-A100, SONY
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8/31 7:01
広河内岳は中々端正な姿
広河内岳頂上到着
2012年08月31日 07:41撮影 by  DSLR-A100, SONY
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広河内岳頂上到着
南アルプス南部が大分近くなった感じ
2012年08月31日 07:47撮影 by  DSLR-A100, SONY
8/31 7:47
南アルプス南部が大分近くなった感じ
用意した水が稜線上で涸れそうで、白峰南嶺は又の機会に
2012年08月31日 07:47撮影 by  DSLR-A100, SONY
8/31 7:47
用意した水が稜線上で涸れそうで、白峰南嶺は又の機会に
鳳凰山
2012年08月31日 07:47撮影 by  DSLR-A100, SONY
8/31 7:47
鳳凰山
広河内岳から一番目を引くのはこの山
2012年08月31日 07:57撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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8/31 7:57
広河内岳から一番目を引くのはこの山
塩見岳でした
2012年08月31日 08:00撮影 by  DSLR-A100, SONY
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塩見岳でした
2012年08月31日 11:01撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8/31 11:01

感想

先日のお盆連休にもトライした農鳥岳ですが、このときは悪天候のため縦走を断念し、北岳ピストンとなりました。

「農鳥岳登頂できず」が何度も続いて縁の無い感じですが、未踏の3千m峰のラスト1なので、現在の自分の“ターゲット優先順位No.1”となっていて、今回早速登頂チャンスが来ました。

今回は、初日に確実に登頂できるように奈良田からのピストンを選択し、翌日の天候次第では白峰南嶺を南下して笹山ダイレクト尾根から下山・・を考えていました。

泊ったのは農鳥小屋。ここの小屋番さんについては色々と書かれていますが、今回感じたのは、「安全山行のための親身で的確なアドバイスをしてくれる人」という印象です。

例えば、「広河内岳から先にガスがかかっていたら戻りなさい」、「笹山まで行くつもりなら4時には出発しなさい・・実際、3時半に起こしてくれました(いい意味でこんな親切な小屋は初めて)」、「水は沢山持って行きなさい」等々

実際全て正しく、広河内岳から先の白峰南嶺を進むのを中止した理由は、その“水”でした。

好天となった31日は朝から日差しがキツく残暑厳しい状態。2.5L(しかペットボトルを持っていなかった!)の半分近くが広河内岳到着時点で消費されていて、その先を突き進めば稜線上で干上がり、“熱中症でダウン→SOS状態”は目に見えており、大門沢経由の下山を決めました。

次回の挑戦時には、小屋番さんのアドバイスをしっかり生かし、十分な準備の下に白峰南嶺を歩いてみたいと思います。

何はともあれ、奈良田からの急登に喘ぎつつも、3千m峰21座の完登を果たせた山行でした。

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訪問者数:1035人

コメント

shtさんへ
はじめまして、LArcと申します。

3千m峰21座の完登、おめでとうございます!

先日、初めての3千m超えチャレンジで白峰三山縦走し、すっかり高山の魅力にとりつかれました。

今回、shtさんが白峰南嶺に進むのを断念した判断は勇気ある決断だと思います。

私は、多少無理かもしれないけど行っちゃえ、という猪突猛進型ですので、見習いたいと思います。

それと農鳥小屋の御主人に関する御感想も共感できました。

他のレコも大いに参考にさせていただきます。
2012/9/1 1:20
LArcさん こちらこそはじめまして!
LArcさん おはようございます shtと申します。

これまで農鳥岳には何回もフラれてきましたが、しつこく続けてトライして今回何とか登頂できました。

LArcさんも絶好の天気の下で縦走されたようで、レコを拝見し、素晴らしい天空稜線の様子が伝わりました。

アルプス歩きは、軟弱な自分にとってはキツいですが、歩き終えた後の満足感は格別ですね!

ご訪問ありがとうございました。
2012/9/1 6:48
朝の展望最高でしたね
shtさん、はじめまして!
massyと申します

農鳥小屋からの展望は最高ですね
塩見の朝焼けを見られるなんてウラヤマシイ限りです!

農鳥の小屋主さんは安全を第一に指導してくれる方だと私も思います
以前「広河内岳に行ったら素晴らしい眺めが待ってるぞ」と教えて頂いたり親切な方でしたよ

奈良田からのピストンでの3000M峰完登とのこと、感動も一塩でしょうね

お疲れさまでした!
2012/9/1 8:38
massyさん こちらこそはじめまして!
massyさん こんにちは shtと申します。

今回は夜明け時の天気に恵まれ、迫力ある南ア巨峰群の展望を楽しめました。

レコを拝見しましたが、massyさんも悪沢・赤石でのドピーカン大展望を堪能されたようで、ブルースカイの素晴らしい写真を楽しませていただきました。

アルプス山中泊は、天気に恵まれると堪えられないですね!

ご訪問ありがとうございました。
2012/9/1 13:05
プロフィール画像
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