天狗岳-丸山-茶臼山-縞枯山-坪庭 冬期北八ヶ岳縦走


- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,567m
- 下り
- 1,166m
コースタイム
- 山行
- 4:05
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 4:50
- 山行
- 4:42
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 5:50
高見石小屋トイレ百円トイレットペーパーなし
茶臼山は大石峠から登りは直登の非常に急登 麦草峠から標高差250m
麦草峠から雨池経由雨池峠方面へ迂回ルートあり
出会いの辻・五辻ルートはノートレースの日もありそう
通常、冬季縦走はワカンやスノーシューズ必須と思われます
天候 | 曇りから快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
自家用車混雑時渋の湯駐車場満車の場合あり 唐沢鉱泉や手前の駐車場へ引き返しバス利用が必要な場合あり 女将も大変そうでしたので事前にアクセス情報要チェック 帰路は北八ヶ岳ロープウェイバス停から茅野1300円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
中山から坪庭縦走ルートは雪が少ないのと、連休のためトレースあり、踏み固まっており、12本アイゼンで行けましたが、膝から腰まで踏み抜くことありました。 急登ありなルートです。エネルギー補給や時間や体力の管理が必要。天候によりGPSルート管理必要 通常ワカンやスノーシュー必要なルート。連休でも雪が吹き溜まってルート不明瞭な箇所があり、ルート付近でも踏み抜くと腰まで埋まるのでソロはおすすめしません。条件がよく良いペースでしたが、途中で小屋泊もプランに入れてました。 |
その他周辺情報 | 黒百合ヒュッテは満杯の場合1人布団1枚ありますが幅がテントマット1枚分くらいになります。宿泊者のみ水無料。トイレきれい。 ルート中、高見石小屋、麦草ヒュッテ、縞枯山荘は営業してました。高見石小屋トイレットペーパー無し。 北八ヶ岳ロープウェイからのバス 小斉の湯を利用される方もいました。バスの運転手さんの案内によると滝の湯のバス停下車だと登らず下って行けるそうです。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
連休が取れたので、小屋泊でアクセスのよいハードすぎない雪山。
天気も良さそうなので、天狗岳に決定。
前に行ったことがあり、公共交通機関利用のせっかくの泊まりなので、あっけない天狗岳のみよりは別ルートへの縦走がよいなと思い、坪庭まで抜けられたら面白いなと計画。
ルートはワカン等が必要なルートとなるが、ワカンは持っていない。さぁ、どうしよう。天気予報はよく連休ということもあり、トレース頼りで時間切れになり次第、下山か小屋泊で行ってみよう。
1日目、茅野駅ー渋の湯の始発バスが長蛇の列、乗り切れず、臨時バスに乗り無事10時40分ころに渋の湯に到着。渋の湯の一般車用の駐車場は週末この時間当然満杯。どうしたらいいか忙しい渋の湯の女将に聞いている人もいたが、アクセス情報は前もって調べておくのが良い。今日は、晴れ予報なので黒百合ヒュッテでチェックインと余計な荷物をデポして天狗岳を目指す計画。
登山者が非常に多く、山登りを楽しむひとがこんなにいて活気があるのはいいなぁと思った。黒百合ヒュッテは超満員で名物のシチューなどお昼時の活気。受付で16:30から寝床の案内を開始すると告げられたが座敷も超満員で荷物の置き場もない。日帰り登山者が多いのかなと思い、コンロと食料だけ端っこにデポして、アイゼンをつけて出発。
晴れの予定が曇り。風もそこそこありそうだが晴れを予想して登り始めるとやはり雲が取れて晴れてくれた。東・西ともに登って16時前には黒百合ヒュッテに着。汗をかいた服の着替えや、ストーブで乾かそうと思っていた。が、しかし、お昼よりも混んでいる・・。連休にする人も多い今回の週末はすごい賑わいのようで、小屋は荷物は寝床に持っていけないシステム+寝床の案内まで一階で全員待機なので、座る場所も見つからないくらい混んでいた。着替えも乾かすのも諦め、狭い隙間で待機。
寝床は布団は一人一枚あったが、寝るスペースはテントマット1枚分くらいの間隔。予約はしていったがこの混雑は予想してなかった・・参ったな。トイレが水洗のバイオトイレ。テント泊ってやっぱいいなと思った。夜は曇ったので夜空はなし。明日は昼から天候が良くない予報だったので、さぁ、明日はどうしようか地図とにらめっこ。あまりゆったりできずにとにかく就寝し、よく寝れた。
2日目は、朝食を自炊。かろうじてストーブの円卓にスペースを見つけてアルファ米とフリーズドライの牛とじ丼。とある登山トキュメントでも登場した牛とじ丼のフリーズドライ最高にうまい。朝も小雪が舞っていたが小屋前で積雪は2、3センチ。最後まで縦走を迷っていた。
行けるところまで行こうと決め、準備を済ませて明るくなってからスタート。週末のおかげで、中山峠から先はトレースはがっつりあるが積もった雪には踏み跡なし。風の通りよい場所は吹き溜まりで20センチくらい積もり、見えなくなった踏み跡をはずすとズボッと落ち込む。一番怖かったのは中山の展望台。吹きっさらしのため、一部トレースが消えていた。展望台の標柱は見えているが、その手前で落ち、腰まで埋まりそうになった。慌てて膝を乗せて脱出。そのあとピンクテープを樹林帯に発見するが、そこまではピッケルで踏み固められたトレースを探った。高見石小屋まではまたトレースバッチリだったが、小屋と人が見えて安堵した。高見石小屋から丸山方面の道標はちょっとわかりづらい。ほんの少し進むと丸山方面の標識があり進む。まぁまぁいいペース。
この先は人が歩いていそうなので安心。麦草ヒュッテ手前はズボズボ。
そこから先はトレースのしっかりありそうな茶臼山へのルートを選択したが、この登りがえげつなかった。久々に登ったレベルの急登・直登。赤岳地蔵尾根の樹林帯をしのぐ急登(笑
途中でギンギンに冷えたアミノゼリーでエネルギー補給。
縞枯山への登りもまぁまぁあったが、さっきのに比べたら、と思えた。展望台まで来ると登山者の賑わいが復活し、縞枯山山頂でロープウェイの標識をみてやたら安堵した。
通常は、ワカンやスノーシュー必要なルートなので、雪が少なく、週末で踏み固まった今回の山行は時間的にも体力的にもだいぶ楽ができたが、途中の通年営業の小屋や下山も視野に入れて時間に余裕を持って敗退するつもりだった。坪庭まで歩けて楽しかった。
北横岳は往復2時間ほどだったが、縦走のアップダウンで飽きてしまい今回はパス。坪庭を歩いて、カップ麺を食べて、ロープウェイで楽チン下山。
北八ヶ岳ロープウェイも今シーズンで一番の混雑だったようで、バスもぎゅうぎゅうになるのは夏以外は珍しいそうだ。ロープウェイ駐車場着13:00、ぎりぎり13:05のバスに乗れて、茅野から臨時の特急あずさでゆったり座って帰路につけた。臨時特急は空いていた、ありがたや。ロープウェイ山頂駅ではビールはなく、ロープウェイ始点はすぐにバスに乗ったため、特急あずさでようやくビールにありついた。
アップダウンがあり、充実した縦走、長い時間アイゼンを使った歩行練習になったし、今度はワカンやテントもやってみたい。
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