記録ID: 226397
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無雪期ピークハント/縦走
剱・立山
欅平〜下ノ廊下と長次郎雪渓から剱岳を周回して温泉三昧(9/14-17)
2012年09月14日(金) 〜
2012年09月17日(月)
体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 28:27
- 距離
- 64.3km
- 登り
- 10,989m
- 下り
- 10,271m
コースタイム
【9/14】
欅平 8:56
トンネル(150m) 10:30
阿曽原温泉小屋 12:21
阿曽原ダム施設 13:12-13:15
仙人温泉小屋 15:49
(登山時間) 6:53
【9/15】
仙人温泉小屋 4:27
仙人池ヒュッテ 6:36-6:43
真砂沢ロッジ 8:23
剣沢雪渓長次郎谷分岐 8:55-9:02
八峰稜線休憩 11:23-11:30
熊の岩上部 11:55-12:01
長次郎の頭巻道合流 12:41
長次郎のコル 12:53
剱岳山頂 13:25-13:40
前剣山頂 14:28-14:33
一服剣山頂 15:03-15:10
剣山荘 15:22
剣御前小舎 16:25
雷鳥沢ヒュッテ 17:20
(登山時間) 12:53
【9/16】
雷鳥沢ヒュッテ 6:36
室堂ターミナル 7:14
(登山時間) 0:38
黒四ダム 8:54
内蔵助谷分岐 9:40
十字峡 12:09
阿曽原ダム施設 13:33-13:36
阿曽原温泉小屋 14:18
(登山時間) 5:24
【9/17】
阿曽原温泉小屋 6:26
トンネル(150m) 8:16
欅平 9:38
(登山時間) 3:12
欅平 8:56
トンネル(150m) 10:30
阿曽原温泉小屋 12:21
阿曽原ダム施設 13:12-13:15
仙人温泉小屋 15:49
(登山時間) 6:53
【9/15】
仙人温泉小屋 4:27
仙人池ヒュッテ 6:36-6:43
真砂沢ロッジ 8:23
剣沢雪渓長次郎谷分岐 8:55-9:02
八峰稜線休憩 11:23-11:30
熊の岩上部 11:55-12:01
長次郎の頭巻道合流 12:41
長次郎のコル 12:53
剱岳山頂 13:25-13:40
前剣山頂 14:28-14:33
一服剣山頂 15:03-15:10
剣山荘 15:22
剣御前小舎 16:25
雷鳥沢ヒュッテ 17:20
(登山時間) 12:53
【9/16】
雷鳥沢ヒュッテ 6:36
室堂ターミナル 7:14
(登山時間) 0:38
黒四ダム 8:54
内蔵助谷分岐 9:40
十字峡 12:09
阿曽原ダム施設 13:33-13:36
阿曽原温泉小屋 14:18
(登山時間) 5:24
【9/17】
阿曽原温泉小屋 6:26
トンネル(150m) 8:16
欅平 9:38
(登山時間) 3:12
天候 | 9/14-17ほぼ晴れ、9/15午後からのみ雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
室堂〜黒部湖 ロープウェイやケーブルカー。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
9月上旬の関西電力さんの整備がほぼ終わり、黒四ダム〜 阿曽原ダム〜欅平の「下ノ廊下」全区間が開きました。 昨年は欅平〜阿曽原ダム〜仙人温泉〜仙人池を歩いたとき 黒四ダム〜阿曽原ダムも歩きたいと思っていました。 それで9月の連休に有給休暇を1日もらって3泊4日の 山行を計画した。今回は黒部峡谷の「下ノ廊下」全区間の 踏破と、やはりピークがないのは寂しいので、剱岳に登り 周回するコースと、さらに温泉三昧を加えました。 【9/14】 朝早く宇奈月温泉まで車で行き、黒部峡谷鉄道の宇奈月駅 7:32発のトロッコ電車で欅平駅まで乗車しました。 欅平で準備して8:56に登山口から山歩きに出発した。 400m程の急登を登り切ると、水平歩道の始まりである。 岩壁を削った片側が切れ落ちた狭い歩道・・・・ 10m程の短いトンネルを数回越えると、長さ150mの真っ暗な トンネルに到着する。照明の持参は必須である。 トンネル内は涼しく、光苔だろうかライトを当てると壁が 光って見える。 しばらく進むと、高度感があって展望のよい大太鼓という 所を通過する。歩行も注意が必要である。 次には砂防堤となった20mほどのトンネルに到着する。 中は水が溜まっていたり、ぬかるんでいたりする。 水平歩道から高度を下げて急坂を下ると、阿曽原温泉小屋 に到着する。このあと再び急登が始まり、権現峠のトンネル など越えて、また高度を下げて急坂を下ると阿曽原ダムに 到着します。大きな牢屋のような扉を開けて、ダム施設内の 通路など標識に従って進むと、施設の屋上への階段を登り 黒四ダムと仙人池への分岐の標識があるので、見落とさない ようにして、コースは仙人池・仙人温泉へ向かいます。 しばらく土手沿いに狭い道を進み梯子などを上り仙人谷の 沢の橋を渡って、雲切新道の超急登尾根へ入っていく。 途中、3本連続した梯子を越えると峠は近い。下り始めると 山の中腹に仙人温泉小屋が見えてくる。 今日はこの仙人温泉のある小屋に泊まります。こだわりの ある料理が振舞われます。美味しかった・・・ 【9/15】 仙人温泉小屋は、朝の4:00に食事を作ってくれました。 準備して4:27に出発しました。周りはまだ真っ暗です。 しばらく沢に沿って登って行くと、昨年の秋にはなかった 雪渓を横切るところがあります。気づかないまま、間違って 右への沢を登っていってしまい、30分ほどロスりました。 雪渓は朝早いため凍っていて滑るし、注意が必要です。 しばらく左側の沢に沿って登っていき、仙人池ヒュッテの水場 を越えて木道などが現れると、仙人池ヒュッテに到着する。 さっそくザックを下ろして、仙人池で逆さ裏剱の写真を撮る。 先が長いのですぐに出発。仙人峠を経て仙人新道を通り、 途中のベンチから見える八ツ峰、三ノ窓雪渓は素晴らしい! 内蔵助平への分岐などを越えると、真砂沢ロッジに到着する。 この日はちょうど救助だろうか、ヘリが来ていた。 さぁこの先、剱沢雪渓が始まります・・・・ 雪渓の状態はよくなく、クレバスや崩壊したところがあった。 途中から長次郎谷(ちょうじろうたん)の長次郎雪渓を登った。 長次郎谷は、八ツ峰と源次郎尾根にはさまれた雪渓である。 宇治長次郎がガイドにて剱岳山頂へ導いた物語の舞台である。 雪渓の上部で、熊ノ岩という台地に出て左俣へ入って登れば バリエーションルート稜線上の長次郎のコルに到達したはず なのだが、熊ノ岩をそのまま直登したため長次郎ノ頭付近に 到達した。急下降や厳しい岩場を潜り抜け、長次郎のコルに 到着。ここから更に両サイドが切れ落ちた岩場などを通り、 ようやく剱岳山頂へ到着しました。 あれっ・・剱岳山頂にあった祠がないよ〜 看板だけ数枚置いてあるだけ。 途中から一緒になった方に聞いたら、雷が落ちてヘリで下ろし たそうです。しばらく話しをしながら・・・・ ゆっくりしてられません、雨が当たって来ました。 さぁっ、下山です〜 平蔵のコルへ向かいます・・・ そうです、久々に「カニのヨコバイ」を通ります。 メインルートの核心部です。人が少なかったので写真を念入り に撮って来ました。カニのヨコバイの足一歩が難しかったの ですが、わかり易いように赤い○でマーキングがしてありました。 垂直の梯子を降りると、トイレのある平蔵のコルに到着です。 結構、雨粒が大きくなってきました・・・ この後、前剱、一服剱を経て剣山荘へ。休憩せずに剱御前小舎 へ向かい、さらに雷鳥沢へ降りました。 この日は連休の初日とあって、ほとんどの山小屋は超満員にて 予約なしの場合は泊まれない旨の看板が立っていた。そのため、 みくりが池温泉へ泊まる予定でしたが、いっぱいだろうと思い この日は「雷鳥沢温泉」雷鳥沢ヒュッテへ泊まった。 ヒュッテ内にも内風呂があるが、温泉はヒュッテ横の外にある。 【9/16】 雷鳥沢から室堂バスターミナルへは地獄谷が通れないため、 1時近くかかる。朝一番のロープウェイやケーブルカーなどに 乗って、黒部湖まで移動しました。 黒四ダムは観光放水をしていました。 室堂からくると「下ノ廊下」の登山口はわかりにくい。 扇沢からきたトロリーバスの出口へ向かって入っていき、バス の道を左へ100m程進むと、登山者出口と書いた看板があるので 左へ曲がり、トイレの横を通って建物の出口へ進む。 建物の外へ出たら今度は右側へ坂を下っていく。どうやら、 ここから登山道であるようだ。 谷底まで下っていくと、黒部川を渡る木の橋があり、渡っている ときに、黒四ダムからの放水がよく見えます。 ここから阿曽原ダムへ向かって進みます。ところどころ、丸太木 にて道が補修されており、歩行には注意が必要です。 極めつけは、水平歩道の補修が一箇所困難な場所があって、 丸太木でやぐらを組んで崖の上部へ迂回させているところがあり 登って下るのに苦労するところがありました。 また昨年崩壊したところだろうと思われる場所も、補修されて 「立ち止まらずに、速やかにご通行下さい」と書かれていました。 また小さな滝を横切るところもあって、少し濡れながら通過必要。 黒部川を下って、白竜峡、十字峡、S字峡、半月峡などを通り、 阿曽原ダムに到着します。途中の十字峡や阿曽原ダム手前で吊橋 がありますが、よく揺れるし下も良く見えて慣れない人には怖い 橋である。特に長い阿曽原ダム手前の吊橋は恐怖かも?? 阿曽原ダムからは、往路で通った道と同じなので説明は省略します。 阿曽原ダムの施設内を通って、権現峠を通って阿曽原温泉小屋に 到着しました。今回最後の宿泊場所になります。 早く到着したのでゆっくり温泉にと思っていましたが、この露天風呂 は男女1時間の交代制となっていました。 宿泊者も多く、小さな露天風呂はいっぱいでした。 朝、日が昇る前にきたら、貸切状態の独り占めでした・・・約30分。 【9/17】 朝は6時からの朝食を食べてから出発した。水平歩道を通って欅平 まで戻ってきました。 10時前に到着し、「冷しそば」を速攻で食べて10:01発のトロッコ 電車に飛び乗った。すれ違う宇奈月からのトロッコ電車は超満員。 約80分で宇奈月駅に着きました。 今回頑張った自分へのご褒美に、宇奈月駅のレストランで「峡谷 グルメ御膳」(お品書き付き)を食べました。富山県の美味しいものが 盛り沢山でお薦めです。このあと、トロッコ電車から川の対岸に 見えた「とちの湯」へ寄って、トロッコ電車の通過を眺めながら 汗を流してから帰ってきました。 おしまい |
予約できる山小屋 |
剣山荘
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いやー、壮大なアドベンチャーですね
それに、一つの一つの写真とコメントがガイドのように分かりやすく、感心しながら拝見させて頂きました。
特に下ノ廊下、如何にも崩落しそうなところで怖いですねー
水平歩道もおっかないですねー
剱岳頂上の祠はなくなってしまったんですか・・・
横バイの様子、詳しくて分かりやすいですね
素晴らしい山行、素敵なレコ、思わずのめり込ませて頂き、ありがとうございました
こんばんは〜 初めまして
コメントありがとうございます。
写真など少しでも役に立てば幸いです。
下ノ廊下の水平歩道は、慣れるまで少しおっかない
かも知れませんね! 余り慣れてしまってもダメ
だと思いますが、慎重に歩けば楽しいところです〜
本当に剱岳の祠は立派な造りだっただけに残念です!
ありがとうございました。またお越し下さい。
今年は下の廊下全コース縦走 長次郎のコルからの
剱岳 温泉とうらやましい山行ですね
仙人池からの逆剣は行った人でないと見れない景色
ですね いつか下の廊下は歩いてミタイコースですね
写真とコメントが良く分かりますよ
こんばんは
まだ紅葉していない下の廊下では少し寂しいので
剱岳へも登って来ました。
剱岳山頂も祠がないので、華やかさはないように
感じました。
カニの近辺だと思うのですが、今年はそうとうな
数の事故が起こっているようです。
このコース・・・なかなかこんなに温泉のある
コースは少ないですね!
たくさん歩きましたが、山小屋4泊とちょっと
贅沢をしてしまったようです〜
ありがとうございました。
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