快晴の仙丈、甲斐駒 芦安駐車場情報・北沢峠でテント泊
altair
- GPS
- 15:03
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 2,371m
- 下り
- 2,364m
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（2日目）4:25北沢駒仙小屋→4:40北沢峠4:50→5:35大滝ノ頭→6:10小仙丈ケ岳→6:45仙丈小屋分岐→7:05仙丈ケ岳8:05→8:34仙丈小屋→9:13馬ノ背ヒュッテ→10:54大平山荘→11:10北沢峠→11:18北沢駒仙小屋
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| 予約できる山小屋 |
|
写真
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川沿いにテントを張って、荷物をデポして身軽な装備で出発です。
日陰がありがたい。
直射日光に体力を奪われました。
キツイ！
久しぶりの本格登山なので、体力的にきつかったです。日々の基礎体力作りが大切だと痛感しました。
疲れている方は、仙水峠に下った方がいいと思います。
上のサイトは超満員ですが、第3サイトはガラガラです。
やっぱり朝は最高ですね、景色を十分眺め、リフレッシュ出来ました。
感想
三年ぶりの3000m級登山。
こんなに晴れたのは初めてです、最高の天気でした。
金曜の夜、最近できた中央道高尾山ICから高速にのり、勝沼ICで降りる。
※甲府昭和まで行くより高速代が安い＆深夜は20号もガラガラなのでちょっとでも節約したい人にはお勧めです。
東京方面からだと、国道20号の竜王立体で左折、コンビニは数件あります、
最後のコンビニ（ローソン）の信号を左折して、街灯のない山道をガンガンのぼります、車内からでも星が見えてくる、南アルプスの懐に入っていきます。
芦安村に0時頃到着、ここで反省、もっと他の人の記事を読んで下調べをすればよかった。
夏山シーズンは夜間でも案内人がいると聞いていたのだが・・・。
初めての方は戸惑うと思います、こんな山道を行くのかと。
初めての芦安村、夜間ということもあったので戸惑ってしまった。
温泉街の中にある駐車場のイメージが強かったので、こんな細い山道まで来てしまったのは、行き過ぎたのかと考えてしまい車を停車。
辺りを散策、ロータリーのあるバス停で案内図を発見する。
このロータリーのあるバス停兼、夜叉神観光案内所を過ぎ、西河原橋を渡ると「ここより先交通規制」の看板があるが、芦安駐車場はもっと先なので、進んでもOK。
結論として、後続車が来なかった＆夜間だったため辺りの様子がわからなかった。
案内所の地図を見るともっと先まで行っても良いようだったので車を走らせた。
すれ違いが厳しい山道をガンガン登っていくと『右折の案内』があり橋をまた渡る、そこがネットでも出てくる『山の神』と呼ばれる場所でした。
そこから先が本当の交通規制箇所でゲートがあり、夜叉神峠まで車で行きたい人は通過してもOKです。（深夜だと案内人というか門番はいません。）
わたしは、芦安の無料駐車場に止めたかったので、ゲート前の十字路を右折して坂を下りました。
すぐに左手に第一駐車場がありましたが、『満車の看板』（案内人いない）
さらに下ると、右手がバスターミナル、左手に第二駐車場、ここも『満車の看板』が出ていたが、10台くらい空いていました。
ひやひやしながら0時半頃芦安第二駐車場に到着。
さっそく付近を散策、バス停には野宿の人が数人いた。
バス停にはトイレがないです、第3駐車場にあるようですがこの時はわからず、
第2駐車場にある簡易トイレを使った。
帰りに気付いたのだが、このバス停には無料の足湯があった！！
満月が眩しい《つまり天の川は期待できない、でも山の空気で満足だ！》、夏の大三角が輝いている、空気も冷たい。 よし！！明日は快晴だー！ 仮眠する。
3時半頃起きるとすでに車の前に人が並んでいた！！
「バスは5時だよね？」と自問する。
とりあえず、急いで支度をする。並んでいる人に聞いてみると「乗合タクシーの行列」との事。みんな山の格好だな、私は子育て中で自分で使える小遣いが少ないので、ユニクロの速乾ポロシャツと、8年前にユニクロから発売された筋肉疲労を軽減させる今流行りの通称「スパッツ」、普段着の短パン。
15年前の60Lザックと、ニューバランスのスニーカーというスタイル。
でも、雨具は新調したので登山の危機管理は心得ているつもりです。
周りは今風の山スタイルだな〜と思って、ちょっと恥ずかしい（登山靴ほしいなぁ〜）
芦安から広河原までバスで行こうと思っていたので、出発の早いタクシーに乗れてラッキーでした。
料金は乗車時に払った。
1100円（100円は南アルプス協力費、夜叉神峠ゲートで運転手が支払っていた。）
タクシーはハイエースの10人乗り、私は4台目に乗車できた。合計で8．9台いたようだ。遅く来たひとは、タクシーに乗れずバスにのったようでした。
この乗合タクシー、助士席に座れたのでまさに○ィズニーランドのアトラクションを思わせるほどの乗り物でした。
気分は探検家、さっそく興奮してしまった。無灯のトンネル、断崖絶壁、うなるタイヤ。前に3台も大型のバンがいるので秘境を取材に行くキャラバン気分でした。
また、この運転手が攻めまくっている、ヤバいだろー車壊れちゃうよ！！
これで1000円は満足です。助士席お勧めです。カメラを用意しておきましょう。
私は、ザックにしまったままだったので、撮影出来ず、残念。
夜叉神峠ではゲート開門待ちで10分くらいストップしましたが、なが〜い夜叉神トンネルを越えると、アッというまに広河原到着しました。
広河原の乗り継ぎシステムは、初心者には分からない。
初心者向けにもっと案内を充実させて欲しいと思いましたので、説明します。
結論を言うと、�〇馨�屋風の案内所でチケットを買うために並ぶ
�▲船吋奪箸鮖�って、北沢峠行きのバス停に並ぶ
ここから、北沢峠へは市営バスに乗り換えます。
案内所でチケットを買います。チケット売り場のオープン時間は決まっていて、ここで行列ができています。
しかも、北沢峠行きのバス停に並んでいる人もいます。どうすりゃいいんだ。
とりあえず、ザックを置いて案内所へ、二階にいた案内係の山風な兄ちゃんに訪ねたが曖昧な返事でした。「下で聞いてください。」と・・・・。
自分で調べるしかない、チケット売り場で並んでいる人に聞くことに。
「チケットを買ってからバス停に並ぶ」のだと判明
グル―プで来ている人達は分かれて順番待ちをしている。
そういうことか・・・・。ちなみに案内所のトイレは綺麗な水洗でした。
往復分も含めて乗車券を2枚買いました。
北沢峠でも買えるのでここで買わなくても問題ないです。
6：40乗車、補助席までだして満員です、全員座れますのでご心配なく。
私は補助席でした、ザックを膝の上に置いていたので景色はたいして見れませんでしたが、渓谷をガンガン上っていく様子はわかりました。
ここからの方が道は舗装されていていたし、広かったです。
ところどころ工事中で重機とが置いてあります。
7：05 北沢峠到着。
駒仙小屋でテント泊なので、来た道を戻り、北沢駒仙小屋方面への横道に入ります、湧水が道路にあふれています、さすが天然水の山、保水力があるんだなぁ〜。
7：20 北沢駒仙小屋到着、標高2000m位、気温は10度前後でした。
小屋は工事中で、プレハブの横に机がありテント場申し込みの用紙に記入し、テント代の500円を払いました。
テント場は3段になっています。1段目（水場がある）と2段目はすでに75％以上の埋まりようでした、せっかく山にきたのだから静かに過ごしたいと思い、一番下の3段目にテントを張りました。私が来た時にはまだ誰もテントを張っていませんでした。でも、三段目では最近クマの目撃情報があるようです。
≪しかし、甲斐駒から帰ってきたら、グループが真近に張っていたのでショック！！ スペースはたっぷりあるんだからもっと空いてるところに張ってくれよなぁ〜、まあ、仕方がないフリーサイトのファミリーキャンプでもこういう事はよくあるし、人間は群れる生き物なのだから・・・・。≫
今回はテントをかついで登る必要がないので、3人用のテントを持ってきました。
川のまん前に張りプレイベートリバー状態です。
8：05 水場でガンガン流れている天然水を補給して仙水峠に向けて出発ー！
トイレの横には新しい小屋が建設中でした。
建設現場の人に「山行くの？ 今から？」と、こういう軽い他人との接点が好きです、山に着て良かった〜♪
苔むした樹林帯を進みます、小川沿いに登っていきます、
印と、道はしっかりしていて迷わず歩けました。
8：30 仙水小屋到着、噂の天然水前には人だかり、一口飲んで先に行きました。
テント場の中を進みます、そこを過ぎると先ほどまでとは違った風景になります、
北八の巨木の中を歩く感じです、樹高が高いので解放感があります。
樹林帯を抜けると岩だらけのガレ場（岩塊斜面）が現れます。
なんという快晴！ すっげー青空に感激、仙丈ヶ岳も見えます、サングラスと帽子、スカーフなしでは干乾らびそうな今年の直射日光！！
≪ダイソーの100円スカーフを持参、丈が短いです、そこが100円の証か？しかし、助かったのでいい買い物でした。≫
以前というか子供時代、北岳で首筋を守らずにいたら日射病（今でいう熱中症）になった思い出があるので、私にとって首のガードは欠かせません。
ガレ場は、ガイド本の写真で見た印象と違っていてました、
もっと全体的にコンパクトでルートもしっかりしているのだと思い込んでいた。
しかし、うぉー広大に広がっている！！
そして、明確な道がない！！ 目標はケルンだけ、ペイントマークはあまりありません。
そして足場の岩は大きいし、乗ると動くし、転んで磨りむいたら痛そうです。
ケルンがあるのでそれを目安にすすめますが、なぜかケルンが仙水峠ではなく、双子山の尾根方面に登っていくように置いてあり、途中で消えてしまいました。
前には誰もいない、後ろの人は自分に付いて来ているし、こういうのが遭難一歩手前なのでしょうか？
ルートファインティング技術が試される場面の登場です。
深呼吸！ 冷静に考えて、峠だからあの前方の谷間なのだろうかと思ったけど、心配だったので、後続の人に聞いてみました、彼らもあの谷間だろうと。
登った分下りながら谷間を目指しました。
ここのガレ場は、先行する人がいないと、初めて通る人は事前の情報収集をしっかりしていないと危険だと思いました、私も一瞬ですが道を失った時は、ドキっとしました。
事前に地形図を読んで頭に叩き込んでおけばOKだったのですが・・・。
メジャーコースという事もあり準備を怠ってしまった、反省点です。
9：00 仙水峠到着です。 すごい！ すごい！ これが噂の摩利支天なのか！
すごい迫力、後ろの白い山が甲斐駒です。鳳凰三山も見えます。
休憩している人たちがたくさんいました、ここまでが、観光コースなんですよね、
登山装備なしでもここまでなら来てよいと、でも、岩場は危険でしたよ。
ここからはまた樹林帯に入ります、直射日光からは逃れられますが、急登が始まります。
ところどころから仙丈ヶ岳の小仙丈カールが見えます。
晴れてて良かったー！！と思う瞬間です。
森林限界をこえてハイマツ帯となります。
10：00 駒ケ岳6合目（駒津峰）到着です。
ここからの景色が最高でした、中央アルプス、槍・穂高も見えました。
この時点で10時でしたので、ガイド本にあるように、以降徐々に雲が湧いて来てこの時の絶景がこの日では一番でした。（12時、甲斐駒山頂は雲の中でした。）
10：10休憩後、甲斐駒に向けて出発です。
六方石までは高度を下げていきます。
駒津峰から甲斐駒までは尾根道となり、鞍部でダケカンバの樹林帯が現れます。
樹林帯で登山人生初の渋滞に遭遇！
10分ほど足止めとなりましたが、日陰での休憩となり、体力の回復を図れました。
しかし暑い！！ 予想以上に体力を消耗しています、ゼリー飲料で補給。
単独行で来ている登り組は集団となり、ぞろぞろと歩いて行きます。
10：35六方石通過、せっかくなので、難しいという噂の直登ルートに進みました。
（レベル的には、八ヶ岳の権現岳から赤岳に登るときに通った、キレット小屋から赤岳への登り返しのコースの方が危なかったと思います。）
一か所、体全体で登る岩場がありますが、そこ以外はスムーズに進めました。
大学生？に登攀ルートを教えてもらってクリア、
晴れていたので、甲斐駒山頂を見ながらの全体的に楽しいコースでした。
11：10 甲斐駒ケ岳山頂に到着です。
良く登れたなぁという感想です。
やっぱり体力は落ちてるなぁ〜＆直射日光に体力を奪われた！！
ゼリー系栄養飲料で体力の回復をはかります。
私は昼食を取るとバテてしまった経験があり、それ以来、山行中は行動食をこまめに取るようにしていますので、今回も軽い行動食で済します。
しかし、ユニクロスパッツのおかげで筋肉疲労はなかったです。
ゆっくり過ごしたかったので、30分山頂に滞在。
写真と動画を撮り、山頂の空気を満喫しました。
隣の西峰、甲斐駒ヶ嶽神社本社にもよりました。立派な祠があります。
下りは、摩利支天方面の花崗岩の砕けた白い砂地をおりました。
ここを登ってくるツアーの団体が何組かいましたが、砂地に足を奪われ立ち往生している方がたくさんいました、ガイドさんが怒鳴ってヤキモキしてました。
直登ルートの方が距離も短いし滑らないから簡単なんじゃないかと登って来る人たちを見ていて思いました。
すでに山頂は雲の中、ガイド本にあるように甲斐駒は12時以降ガスに包まれてしまいました。私は山頂からの景色を満喫できたので良かったです。
12:12摩利支天分岐。
ガイド本には、摩利支天には行かない方が良いと書いてありましたが、道もしかりしていて、数人あるいていたので、立ち寄る事にしました。
ここも花崗岩の白い岩場をのぼります。けっこうザレているので、滑りやすかったです。甲斐駒山頂は曇ってはいるけど、照り返しと日差しで相変わらず暑い。
12：22摩利支天到着。
全体的に曇っていて景色は拝めませんでした。
八ヶ岳の権現岳みたいに、信仰の山でした。奉納された剣が目立ちます。
ちょっと休憩して下山開始。
白いザレた岩場を下っていき、砕けた砂がなくなったところで、断層のズレなのか、不思議な地層があらわれます、とっても印象的な地層でした。
こういう時、地質系の知識があると違った角度から山をみれて、登山がもっと好きになるんだろうなぁと思います。
下りは滑りやすかったです、転んだ時ガラス質の砂礫がとても痛いので、安い軍手で結構ですから装備した方がベターです。
まだ行ったことはないけれど、写真でみた燕岳のような岩場を乗り越えていくと、甲斐駒山頂きへの直登、巻き道の分岐に戻りました。
13：10駒津峰に戻ってきました。
甲斐駒は大変な山だったなぁーという印象です。
花崗岩の山は初めてでしたから、緊張しましたが、無事に下りてこれました。
双子山に行く計画だったので、双子山を目指します。
眼下にこれから歩く方向がわかります。
あのこんもりとした森の頂上が双子山だろうと・・・。
しかし、暑さでバテている人は、仙水峠に下った方がよさそうです。
東京高尾山の6号路（びわ滝コース）みたいな潤いを求めたい方は仙水峠に下ってください。
双子山から北沢峠までも、ずーっと森林の中なので、たのしくありません。
シラビソやカラマツの松ぼっくりをひろいながら、ゆっくり下山しました。
子どもたちへのお土産です。
私はドカドカ下っていくとヒザが痛くなるので、明日の仙丈を考えての行動です、このおかげで、ヒザの痛みもなく、筋肉痛にもならず、翌日を迎えられました。
のどが渇いて、どうしてもさっぱりしたお茶が飲みたかったので、北沢・長衛荘で
500mlのペットボトルを買いました、しかしテント場の方が50円安かったです。
第1、第2サイトは、超満員で張り綱をまたいで進みました。
第3サイトは10張り位で空いていましたが・・・・・。
4人組のグループに近所に張られてしまったので日が暮れるまでうるさかったです。
テント前の川で水浴びしました、冷たすぎて10秒も入っていられません。
しかし、この瞬間が好きです、自然との一体感を感じます。
持ってきたビールを川で冷やして早めの夕食にしました。
青空に旅客機が飛んでいきます。体もさっぱりしたし気持ちの良い夕べでした。
そのまま外で、ロールマットの上で爆睡してしましました。
気が付いたら、もうすっかり暗くなっていました。
満月を過ぎた月が上がってきます、月明かりが眩しくて天の川は期待できませんでしたが、天頂の夏の星座たちがまたたいています、明日も晴れでしょう。
外は結構寒かったので、明日の支度をして早々に眠りました。
＝＝2日目＝＝ 仙丈ヶ岳登山
四時半に出発予定だったのですが、周りにテントが少なかったためか、起こされることなく3:30まで熟睡できました。
でも寒かったです、防寒用にもってきたヒートテック風の温かい下着を着こみました。
（シュラフが貧弱な非登山メーカーの夏用コンパクトタイプだったので保温性はちっともありません、数年前海の日に登った五竜岳の時は寒すぎて寝れませんでした。）
昨日の下山中頭が痛かったのですが、起きたら治っていました。
寝不足が原因だったのでしょうか？
テントの外は月が綺麗です、隣の人も星見人か？ 写真を撮っていました。
4:45 朝食を食べて出発します。すでに夜明けの気配がしています。
もう少し、早く起きて準備すればよかったと後悔します。
北沢峠のトイレに寄るため、遠回りをしました、近道を行きたかったけどしょうがない。
5:00 北沢峠出発。ヘッドライトはもう必要ないくらい明るくなってきました。
出足が遅かったせいか、登山者が結構いました、この時間に下りてくる人がいて驚きました。稜線でご来光をみて帰ってきたのか？
北アルプス（穂高連峰）が遙か彼方に見える。
よーし今日も絶好の登山日和だ！！
樹林帯の登山道、標高をかせぐ、甲斐駒の疲れは残っていない。
今回は靴が良かった、まったく足のダメージがない！
new balanceのトレッキングシューズ風デザインの軽いスニーカーでしたが、
なかなかあなどれないなぁとおもいました。いつもの靴ずれもなく快調です。
でもそろそろ防水機能やビブラムソールの登山靴が欲しいなぁ〜、今回は晴れていたから助かったけど・・・雨が降ったらヤバい。
テント場からの近道と合流します、ここに2合目の道標があります。
5:35 大滝頭（5合目）に到着 北沢峠からずーっと登ってきましたが、涼しかったからでしょうか、清々しい気持ちのよい登りでした。
道が分かれます、直進が小仙丈ヶ岳、右は馬の背方面。
まだまだ登ります、甲斐駒に比べて森が鬱蒼としています、左手には北岳がたまに顔を出す、振り返れば木々の間から甲斐駒が見えたりします。
5:50 森林限界を超えます。あとは、絶景の広がる尾根歩きです。
雲ひとつないどこまでも広がる素晴らしい青空でした。
ガイド本には、薮沢尾根を登りルートに勧めているものが多いですが、断然、小仙丈尾根ルートをおすすめします。
薮沢ルートは、ずーっと谷間を歩くので早朝の絶景が見れないと思いますよ。
6:12 小仙丈ヶ岳(2855m)に到着です。
早朝の涼しい大気がおいしかったです。
先客は2人だけ、写真を撮りまくりましたが、写真の出来栄えは家に帰らないとわかりませんね。大仙丈カールを撮った写真に人が入り込んでいました。
北や中央、乗鞍の遠景や、自分撮りばかりしていたので、結局ここでのいい写真がありませんでした。
今回の山行を終えて、写真の構図も事前にリサーチしておかないと、好い写真が写せないんだなぁと考えさせられました。
昨日とは違い、大気が暑くなる前に行動しているので身体が軽い。
晴れているから、自分の歩くルートがわかる、晴れているとこんなにも安心できるのか、晴れた登山は嬉しいものです。山の神様に心から感謝。
歩きながら、写真に動画にたくさん撮った、危険な個所がないから、稜線歩きを満喫できる、人気の理由がわかった気がした、ここの稜線は歩いていること自体が楽しい。
稜線に出てしまうと、あっさりしているもので、
あっと言う間に、仙丈ヶ岳に到着です。
山頂は超満員、隙間を見つけて休憩する。
カールの高度感がすごい、山頂は狭いので気をつけましょう。
休むと寒い、でも1時間くらい山頂からの絶景を満喫しました。
次来る時は、となりの大仙丈ヶ岳も行ってみたいと思いました。
今回は事前リサーチをしていなかったので、時間はあるが止めました。
8:00頃下山開始。
人がいないところで写真を撮りながらのんびり下山しました。
8:30 仙丈小屋到着。
なんとここの風力発電を義理父が設計していたとは、この時は知る由もない。
高度を下げていきます、振り返ると小仙丈からの尾根を歩いて人たちが見えます。
9:00 森林限界に到達、高さのある灌木が増えてきました。
9:13 馬の背ヒュッテ到着
シカよけネットが、張られている場所をすぎると馬の背ヒュッテに到着します。
ヒュッテの裏からは、薮沢新道の雪渓歩きでした。
結構な量が残っていてビックリしました。
一時間位下っていくと、雪渓もなくなり登山道は、谷間のコースから樹林帯の中へ入っていきます。
このコースを登って来る人が20名位いましたが、直射日光が暑いので皆さんキツそうでした。頑張って下さい！！
10時の時点でここだと、山小屋泊まりの人なんでしょうか？日帰り？
このコースは、人気の仙丈にしては人が少ないので、まったり下りたい人にはオススメです。
10:56 太平小屋到着！！ 下り長かった〜！！
大平小屋の水がおいしかったです。どこの水よりもうまい！！
北沢峠に上がる登山道を進みました。地図を見る限りでは車道より断然近道でしょう。『第一種特別保護区』の看板の前で記念写真。
自分が景観を極力保護することが必要な場所でキャンプしていたのだと気づく。
将来、入場制限なんてことにならない事を祈る。
マナーの悪いキャンパーやハイカーはこんな山奥には来ないでしょうから。
テントの前の川で汗を拭く、あーっ終わった！！充実の2日間だった。
テントを片して、個人装備をザックにパッキングしていく、心も満タンに回復した
そしてまだ、夏休みは残っている。
再来週は八ヶ岳の高千穂高原でファミリーキャンプだ〜。
まだ夏休みは終わっていないのだ。
広河原行きのバスは、定刻より少し早く出発した。
自分は2台目に乗れたが、ザックを膝に抱えているので、またまた景色は見えず。
でも、バスはぐんぐん高度を下げて行く。
もう甲斐駒や仙丈は見えない。
広河原到着、バスを降りた目の前が乗合タクシーの乗車場だったので、なにも考えず並んだ。乗合タクシーは、次々に来るので人数が集まれば出発していく。
芦安に車を停めているなら、乗合タクシーの方が便利だと思う。
自分が停めた駐車場まで、乗せてくるようだ。
私は運良く第2駐車場に止めれたので、普通に降ろしてもらったが、他の方たちは下の方の駐車場まで乗せてもらったようだ。
去年の書き込みにあるような、ジュースの配布はなかった。
しかし、料金が100円安くなっていた、1000円でした。
まだ、昼過ぎで帰宅には早いので、無料の足湯につかる。
無事の下山に乾杯！
自動販売機でジュースを買ってしまった。
さっぱり洗い流された心が、どんどん下界の喧騒に飲み込まれようとしている。
そして昼飯を買いにコンビニにも寄ってしまった！！
下界の生活に戻ったのだ。
いつもの世界に戻ってしまった。
妻と子供に電話して、無事の下山を報告する。
これから静岡まで家族を迎えに行くので52号線を南下していく。
まだまだ、旅は終わらない。
ありがとう、南アルプス国立公園！
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