美瑛岳-美瑛富士
- GPS
- 05:54
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,586m
- 下り
- 1,566m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
アバレ川、オヤウシナイ滝、涸沢川の下部の徒渉はいずれも雪が残っているので問題なし。 |
写真
感想
the dayと噛み合った平日休み、どこに行くかニヤニヤしながら計画を建てる。この時が1番楽しいのかもしれない。当初、日本海側に行こうかと思っていたが白い美瑛岳に登っていない事を思い出したので美瑛富士とセットで周回する事にした。
雪が緩む時間に滑走する予定なので遅い時間に出発し、静かな春の森を抜け、森林限界を超えると美瑛ブラザースとご対面。しかし風下ため噴煙に巻かれて息が苦しくて辛い。
噴煙地帯を抜けると1350で急斜面に備えてボレーちゃん装着。北西面なのでカチカチは覚悟していたが、1450の日陰ではクトーの刃が刺さらない程に氷化していたのでシートラに換装した。バリズボもなく爪がしっかりと氷を噛むので気持ち良く登っていくが、上部に行くにつれてどんどん硬くなり爪が僅かに掛かっている程度になる。見下ろすと遥か下までテラテラに光っており落ちればタダでは済まない。時折ウィペットをブッ刺して差し込めるか確認しながら緊張の登りが続く。
肩に乗り上げて安堵するが足元を見ると数日前のアイゼンの足跡に入り交じって熊の足跡がピークまでしっかりと残っており驚いた。
山頂は風が弱く気温も上がってきたので半袖でも快適だった。写真を撮ったら美瑛富士に向かうが、残念ながら雪は緩むことがなくこちらもガリンガリン。1ヒャッホウの予定だったが、試練の滑走と脱着の時間を考えればこのまま降りた方が早そうなのでシートラのままコルまで下降し、そのまま富士に乗り上げた。
美瑛富士の台地を歩くのは初めてだが、十勝連峰と表大雪を見渡せる展望台の様な所で新鮮な景色だった。
やっと滑走するが目的の尾根には予想以上に雪が少なく、岩は露出しガリガリ氷化斜面なので慎重に安全地帯まで降りた。1200くらいからのメローな斜面と薄パウは気持ち良かったがすぐに終わり、森へ入るとストップ雪なのでまぁ楽ではない。
涸沢川は作業道を使って徒渉し、林道のトレースに戻ったら必死のバタフライで無事に帰還した。
良かったのは天気だけ。登りも滑りも緊張を強いられる場面が多く、久しぶりにシビれる山だったので距離と獲得標高は大したことはないが疲れた。しかし良い山だけやっていてはレベルアップしないので、経験値の底上げとしては良い山行だったと思う。
2000mのザラメはもう少し寝かせる必要があるだろう。尚、残雪期このエリアを狙っていたスキーヤー、ボーダーに告ぐ。今期の美瑛富士スキー場(特に1200mより上部)の営業は終了致しました。
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