御在所岳〜上水晶谷〜雨乞岳(イブネは諦め鉱山跡地で幕営)



- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,466m
- 下り
- 1,456m
コースタイム
湯ノ山温泉バス停 8:15 − 8:57中道登山口 − 9:39 4合目おばれ石9:46 − 10:12 キレット − 11:09山上公園11:34 − 11:49 国見峠
11:55 −13:13上水晶谷、根の平峠分岐 − 13:35 コクイ谷出会 −
14:42 鉱山跡地 14:47 −15:07 少し進み鉱山跡地に戻り幕営
27日
7:40 鉱山跡地 − 8:08杉峠 8:15 − 8:56雨乞岳9:06 −
9:25東雨乞岳9:40 − 10:08 七人山のコル 10:13 − 11:21 クラ谷、コクイ谷分岐 11:29 − 12:35武平峠(滋賀県)12:41 − 12:47 武平峠(三重県) − 13:38 登山道終了 − 14:05湯ノ山温泉バス停
天候 | 9月26日(水) 快晴 9月27日(木) 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
近鉄 名古屋駅 6:51発 四日市駅乗り換え、湯ノ山温泉駅 8:02着 830円 湯ノ山温泉バス停までタクシー 1,110円 帰り 湯ノ山温泉バス停 14:44発 近鉄 湯ノ山温泉駅 14:50着 260円 湯ノ山温泉 15:00発 四日市乗り換え、名古屋着16:06 830円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
湯ノ山温泉〜御在所岳〜国見岳 登山者多く、安心して歩ける 国見岳〜上水晶谷 急な谷をテープの目印に沿って下れば、迷うことない。道が整備されていないので、膝にくる 上水晶谷〜鉱山跡地 谷に沿って進む。渡渉が何度もあり、水量が多いと不安。幕営適地が多い。 鉱山跡地〜杉峠〜雨乞岳〜七人のコル 杉峠からは稜線上で眺めよく一本道。雨乞岳までは笹が茂り、朝露でズボンびしょ濡れ。ゲーターがあると良い。 七人のコル〜クラ谷経て武平峠〜湯ノ山温泉バス停 クラ谷を何度も渡渉、沢谷峠を過ぎれば歩きやすい。武平峠からは、急なところあるがわかりやすい。 |
写真
感想
4ヶ月前に杠葉尾から銚子ヶ口を経て、イブネに登り、そのすばらしさに惹きこまれ今回イブネで幕営計画を立てたが、到達できずに鉱山跡地での幕営となった。予定外であったが、ここは、前面が開けて水場もあり最高の幕営となった。
湯ノ山温泉バス停からはロープウエイが出ているが、やはり自分の足が基本なので歩いて中道を登ることにする。中道登山口からは、何人かの登山客が登って行き相変わらず人気の高さが窺える。いきなり、急登が続き17kgの荷が堪えるが効率よく高度を稼げるのでこれも良し。菰野、四日市の町並みが見渡せる4合目のおばれ岩で一息いれる。ロープーウエーが優雅に上を行き来する。他の登山客もここで一息いれるので、譲って先に進む。額の汗は流れるが、腕からは流れるほど出ない。快晴で空気が乾燥しているからだろう。夏のべったり山行と比べると爽快である。
すぐに、キレットが現れ少し下る。登り返して暫く進むと山上公園の舗装路にでる。ロープーウエーの観光客もいて、賑やかである。ここから、国見峠に向かうのだが分岐点を行き過ぎてしまい。うろうろして、20分弱ロスしてしまう。以前もここで探したことがあるのに、まったく学習効果のないことに我ながら呆れる。
国見峠には1グループが休んでいる。ここから水晶谷を下るが、ここからは、すれ違い人もおらず静かな山行となる。急な谷をテープを目印に下るが、足場が悪くてペースが上がらない。膝を労わりながら、1時間強で根の平峠分岐点に着く。ここをコクイ谷方面に進むが直進か右寄りに幕営できそうな広場もあり、様子見たら直進方面に看板があり、それに従う。
20分ほどで、コクイ谷出会いにでる。6年前コクイ谷を迷いながら通過したことを思い出す。ここの合流点を渡渉し杉峠に向かう。暫くすると、川沿いに真っ白いテントを張っている人がいるので少し話す。タイベック地の自作テントとのこと。軽量化できるし、私もいつかは、使いたいが不器用なので多分このままだろう。
これで少し元気でたが、重さのせいで足取りは重い。登山道脇に岩が積んであるところに出くわすと、鉱山跡だ。階段を少し上がると広い平面があり、テントがいくつも張れる広さだ。ここを少し進むと、前面が開けた正にテント最適地があり、10張り以上張れそうで、水場も近くここで幕営したくなるが、先に進むことにする。しかし少し進んで、イブネまで行くとすると17時近くになりゆったりできないので(本当は疲れていたからだけど)、先ほどの幕営地に戻ることにする。
幕営地は山肌に2段あり、水場がすぐ近くにある上段に設営する。気温も18度で眺めも良く、早速宴会の準備をする。水場で冷やしたビールは格別である。日が沈む頃は冷え込み上着を着る。今回軽量化のために持ってきたアルコールバーナーデビューだ。室内では、うまくいったが野外では風があり沸騰させるまで時間がかかり(ガスでもかかるが)、今後の課題とする。酔いが回り、辺りも暗くなり空を眺めるが、満月に近い明るさで星空は無くて残念だが、その分明るくて、まあこれも良しである。そういえば、後数日で中秋の名月だ。
テント内に早く潜るが、いつものようになかなか寝付かれず。せせらぎの音と鹿の鳴き声だけが、キィー、ヒューと時々山肌に響き渡る。夜間は思ったほど冷えみは無く、シュラフを上から被っただけで夜を明かした。
朝テントを開けようとすると、水滴がボトボトと垂れて雨が降ったように濡れている。グランドシートの裏側の然りである。これらを干していたためと寝坊のため出発は7:40になってしまう。
杉峠に向かうと朝露で草がびっしょり濡れている。イブネを諦めて雨乞岳に向かう。ここの最初の急登は、木の根っこに掴まりながら必死に登る。途中からイブネ方面はガスがかかってきたが、上りきり振り返るとイブネの台地が姿を現してくれる。ここからは稜線だが、笹の朝露でズボンはびしょ濡れである。ゲーターがあればよかったが、合羽を着るのも面倒なのでそのまま突き進む。
雨乞岳に着いて、イブネをじっくり見ようと思ったら、またガスで遮られる。だが、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳、鎌ヶ岳、仙ヶ岳、綿向山はきれいに姿を見せてくれる。脳裏に焼き付けて、東雨乞岳への笹のきれいな登山道を進む。東雨乞岳に着く頃はイブネのガスも晴れて360度全開だ。イブネに今回行けなかったが、この景色で満足であるとともに、ますますイブネが好きになる。
ここからは、七人のコルを経てクラ谷を通り、武平峠み向かう。クラ谷も何度も渡渉があり飽きてくると、沢谷峠をこえなだらかに武平峠へと続く。滋賀県側の武平峠にでるので、トンネルを通り三重県に渡る。すぐに湯ノ山温泉の看板があるので、車道から登山道に入る。この道も以外と急で、疲れた身には堪える。50分ほどで舗装路にでると、湯ノ山温泉には30分弱で着く。バス停には2人日帰り登山客が待っていた。雨乞岳で濡れたズボンも乾き、2日の事を思い出して感慨に耽っているとバスが来た。
総括
今回、軽量化のためガスバーナーをアルコールバーナーにして2kgほど軽くしたが、その分、水分(酒含む)を多く持ちすぎてしまった。ついつい人間のアルコール燃料に回ってしまったのがいけない。重さのせいで、ペースが鈍りイブネを諦めることになってしまった。しかし、これでまた行く口実ができたので、これはこれで満足行く山行であった。なによりも2日とも快晴であったこととゆったり幕営できたことは、これに勝るものはない。
はじめまして。
イブネまではいかれてないということですが、鈴鹿のレコも日増しに増えてきましたね
アルコールバーナーはトランギアですか?
私はトランギアユーザーです。軽量化というと、セット組してますので、普段はメスティンのなかに全部入るのに、テン泊だと、かなりかさばるので、難儀してます。〜アルコールバーナーセットの写真も気が向いたらアップしていただけたらなあって思いました。
11月半ばになったら、イブネで、テン泊を計画してます
edus4100さん
コメントありがとうございます。
あの写真だトランギアTRーB25のように見えたかもしれませんが、あれはビールの空き缶で作ったものです。といっても、ウルトラライトの本を見て真似て作っただけです。
風さえなければ、アルコール20mlあれば、300mlのお湯はできます。また、五徳はいらないのでガスバーナーに比べたら、重さはあってないようなものです。
欠点は、一度火が点いたら、アルコールがなくなるまで消せないことと、火力の調整ができないことです。もっぱら私は、お湯を沸かすだけだから、これで良いかなと思っております。
11月にイブネですか?空気も澄みきった時期で、良いテント泊ができると、思います。ヤマレコアップ楽しみにしております。
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