【過去レコ】白馬岳〜雪倉岳〜朝日岳


- GPS
- 56:00
- 距離
- 31.3km
- 登り
- 2,664m
- 下り
- 3,017m
コースタイム
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 5:20
- 山行
- 10:45
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 12:45
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪が多く夏道が隠れている所が有りアイゼンが欲しい所有り |
予約できる山小屋 |
蓮華温泉ロッジ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
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感想
今年は北アルプス、栂池高原から入山し、白馬大池〜小蓮華山〜白馬岳〜雪倉岳〜朝日岳〜蓮華温泉へ下山の二泊三日コースです。
本来ならば前夜の内に夜行で行きたかったのですが仕事がここ2ヶ月忙しくほぼ帰宅が22時過ぎ、仕方なく朝出発となってしまいました。
7月18日、自宅を5時45分出発、JR船橋駅へと異動、船橋駅発6:53発あずさ3号に乗車、このあずさ3号は唯一千葉駅始発で尚且つ松本の先、南小谷まで行ってくれる今回の山旅には打って付けの列車です。平日の早い時間で船橋駅乗車、余裕で座れると思っていましたから当然自由席、ところが立川や八王子への通勤客で空席はわずか、やっとのおもいでなんとか座席を確保、危ないと所でした。
11時28分、下車駅は「白馬(ハクバ)」初めてこの駅を降りた時は「信濃四谷」という駅名でしたがその後改名したようです。
当時その信濃四谷駅から乗ったバスはボンネットバス、観光用以外で最後に乗ったボンネットバスでした。
駅名は白馬駅(ハクバ)という名前ですが、山名は「白馬岳(シロウマ)」です。
ここで少し薀蓄ですが、このシロウマの読みは良いのですが本来は「代馬(シロウマ)」と地元では書いていたそうです。
代とは田んぼの事で、田んぼを耕す馬「代掻き馬(シロカキウマ)」から来ているそうで、昔国土地理院が地図を作成する時に地元の人に、あの山の名前は何かと尋ねたところ地元の方が「代馬(シロウマ)」と答え、それを聴き書き込んだ国土地理院の方が白馬と勘違いし今の山名の書きが「白馬」となったようです。ですからハクバなどと洒落た名前も同じような理由で付いた名前です。(観光事業の為?)
さて、山歩きですが本日のテント場は白馬大池山荘のキャンプ指定地、白馬駅から栂池自然園までは、バス、ゴンドラ、リフトと乗り継ぎ楽に標高を稼ぎます。ここ栂池自然園は遊歩道が整備されていて歩いた事はありませんが花が多く良い所だそうです。
13時20分、栂池自然園を歩き始める、標高がそこそこ有るため太陽が出ていますが暑さを感じません。
歩き始めの最初少しが急登、体を慣らすためにもゆっくりのんびりの歩みです、しばらく歩き後樹林帯を抜けた所が天狗原、天狗原の向こうには乗鞍岳が早くおいでとばかりに優しく見えています。這松や小鳥の声を聴きながら気持ちの良い山歩きが続きもう直ぐ乗鞍岳、その乗鞍岳手前までは晴れていましたが乗鞍岳山頂手前、白馬大池まで1時間を切った辺りから、ガス、風、雨と急変。眼下には白馬大池が見え隠れしています。その白馬大池を上から約半周するような形で降りて行き大きな岩の間や小さな雪渓を渡った所が白馬大池です。
17時丁度、白馬大池のキャンプ指定地着、管理費500円を小屋に支払いテント設営に取り掛かります。しかし、雨は大した事は無いのですが風が物凄いです。なんとか設営しようと思うのですが強風にテントを飛ばされそうでなかなか上手くいきません。やっとの思いでテントに潜りこんだのは17時45分ごろ、今回の食事メインはジフィーズ米、熱湯を注ぎ約20分で炊きたてご飯の出来上がりです。
18時45分過ぎには夕食も終えます。風の音とテントにぶつかる雨の音を聴きながら水割りを少し飲んだら明るいうちに意識が無くなってしまいました。
午前2時、のどの渇きで目覚める。風の音は相変わらずだが雨の音が聞こえません。テントから顔をのぞかせると、青、赤、黄色、白、そして薄っすら天の川らしき物も見えます。そのとてつもなく大きな星空をしばらく見続けていると・・・・・
「満点の星を頂く果てしない光の海を豊かに流れ行く風に心を聴けば、きらめく星座の物語も聞こえてくる。夜の静寂のなんと饒舌なことでしょうか」
若い頃聞いていたラジオのナレーションが思い出され、ほんとうだな〜なんて思ってしまいました。結局もう少し寝ている時間は有りましたがそのまま起床、朝食、テント撤収などを行い、4時20分本日(19日)の行動を開始しました。
なだらかな明るい尾根を小蓮華山に向かいます風が相変わらず強く稜線上では飛ばされそうな程です。6時15分小蓮華山山頂着、そのまま三国境に向かい7時15分三国境着。ここにザックを置いて空身で白馬岳にピストン、白馬岳は今回の縦走中最も標高の高い所(2932m)記念撮影をと思っていましたが誰も居ません、誰も来ません、残念な思いを抱きながら三国境へ引き返しました。
三国境から雪倉岳へ向かいます。雪倉岳は高山植物が多い事で知られている山ですが今年は思ったほどではなかったようです。それでも 高山植物の女王コマクサ 、ウルップソウなど沢山の種類が咲いています。
途中、雪倉岳非難小屋(無人小屋)で昼食を済ませ、11時45分雪倉岳山頂着。
雪倉岳から朝日岳へはせっかく稼いだ標高をがっかりさせるほど下り、また登り返さなければなりません。
膝に持病が有る私は持病が出ないよう下りはかなり気を使いながら歩く為時間が掛かってしまいます。この下りで体力を消耗し、朝日岳へは水平道(山頂に上らず山腹を廻っている道)を通り朝日平へ向かう予定でしたが今年は残雪が多くまだ危険箇所が有り通行禁止となっていた為仕方なく山頂経由で朝日平に向かいます。所がこの山頂への登りが急な上、直登に近い状態、完全にバテてしまい後半は20歩歩いては止まり、10歩歩いては止まりを繰り返しますがなかなか山頂に着きません。一人でぶつぶつ誰にでもなく文句を言いながらそれでも歩き続けます本当に嫌になってしまいました。
朝日岳山頂着、16時50分、少しの休憩の後キャンプ指定地の朝日平に通常の1.5倍の時間を掛け到着。
朝4時20分から歩き始め朝日小屋前キャンプ指定地着17時50分。行動時間13時間30分、本日の行動やっと終了となりました。
縦走3日目、20日。起床2時半、食事、テント撤収を行い4時25分下山口の蓮華温泉を目指します。
まづは昨日ぼろぼろ状態で降りてきた朝日岳を1時間掛けて登り返します。
判りにくいですが富山湾が見えます。
朝日岳からは残雪が多く一部では未だに冬道を歩かされアイゼンが欲しい所も有る位です。
下山路の五輪尾根はいたるところ支沢が有り水に困りません、何度かは沢の中を歩かされます。
残雪、地塘、湿原、お花畑、白高知沢、瀬戸川などを越えて途中倒木で歩きずらい道を上り下りを繰り返しながら高度を下げていきます。
大分下ったところに兵馬ノ平と言う所が有ります。ここは昔兵馬という役人の屋敷が有ったとされていますが今は湿地帯、本当かなです。まあ水の豊富な所ではなくては人は生きていかれませんから少しは納得です。
13時時丁度、蓮華温泉に到着いたしました。バスの時間は13時35分、当然間に合います。しかし、今回の山旅の楽しみの大きな部分がここ蓮華温泉の露天風呂、迷うことなく次の16時5分発のバスと割り切り露天風呂周りを致しました。
四つの露天風呂は全て混浴、全て脱衣場無し、本当に温泉が有るだけです。4湯有る内の3つに入湯し大満足して今年の山旅が終了いたしました。
蓮華温泉発、16時5分のバスから始まり、実にバス2回、電車6回を乗り継ぎ自宅着は0時20分。
来年は何処に行こうか計画を立てるだけで楽しいです。
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