【過去レコ】立山、剱岳(3日間)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,981m
- 下り
- 1,983m
コースタイム
天候 | 曇り→晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
4:44 自宅 発 7:28 梓川PA 着(朝食:和定食650円+豚汁定食600円、給油39ℓ税込4247円※) ※ガソリン単価104円、税は5% 8:05 豊科IC 降(高速代4450円) ※オリンピック道路(現:北アルプスパノラマロード)から北アルプスが良く見え 8:58 扇沢市営PA 着(PAの奥に駅への道あり) 9:30 扇沢 発(トロリーバス→ケーブルカー→ロープウェイ→トロリーバス) 11:30 室堂ターミナル 着 <帰9/1> 8:15 室堂ターミナル 発(トロリーバス) 8:50 大観峰 発(ロープウェイ) 9:10 黒部平 発(ケーブルカー) 10:05 黒部湖 発(トロリーバス) 10:20 扇沢 着(10:40発) 12:40 梓川PA 着(昼食:麻婆丼ミニうどん定食850円+カレーうどん800円) 15:30 帰宅 ※扇沢⇔室堂往復乗車券8500円×2人 4つの乗り物を乗り継ぐので待ち時間多し、約2時間要す |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
共同装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
|
---|---|
備考 | 当時は今のようなサポートタイツなどというものはなく、初めてキネシオテープを脚に貼っての登山。貼り方が結構難しく、数日そのままでもOKということだったので剣山荘では貼ったままにしておいた。かぶれることもなく、まあまあ効果があったのかなと思う。 剣山荘に荷物をデポして剣には身軽なサブザックだけで挑んだが、それでもカニのタテバイ、ヨコバイは怖かった。身軽にしすぎて山頂の寒さを考慮に入れなかったのは反省点。 |
感想
<雑感>
「立山はともかく剱なんて私には無理」と思っていたのにつれあいの「ルートを選べば剱といっても一般登山道で、いわゆる岩登りの技術は必要ないし、その一般道の中でも一番の難所と言われているカニのタテバイ、ヨコバイも皆気を付けるから事故はほとんどない」という言葉にそそのかされてきてみたものの。やっぱり怖かった…カニのタテバイ、ヨコバイ。ザイルやヘルメットもなく※てみんな、こんな怖い場所を通るの???特に下りに使う「カニのヨコバイ」で足がすくんでしまってあと5センチ下に降りることができないと泣きが入ったことを鮮明に覚えています。それなのに連れ合いはあそこが一番楽しかっただなんて。身長が違うと足場の確保の容易さが全然違うということが分からないのか?とマジで腹がたちました。
※当時は一般登山道でヘルメットをかぶったりロープで体を確保する、なんてことをやっている方は皆無だったと記憶しています。
3000m級であっても室堂まで乗り物でくることができるので、正直あまり高山にきているという感じは持ちにくい。山小屋にさえお風呂があるということで尚更その感が強い。それでつい気を抜いてしまいガスってきたりすると方向が分からなくなり、剣山荘手前で道が分からなくなったときは焦ったが、幸いつれあいの方向感覚の良さに助けられ、この時は感謝。
<花について>
もう夏の盛りは過ぎているのでちょっとさみしいですが、イワイチョウの葉が黄色く色づき、せり科の花々(多分、ミヤマゼンコ、ミヤマウイキョウ、ミヤマトウキ等々)が白く草原を彩っていました。室堂の道の端のエゾニュウは迫力あり。ウサギギクは終わりかけながら前剱辺りにはけっこう咲いていたし、リンドウ系の紫の花(ミヤマリンドウ、イワギキョウ、チシマギキョウ?)も美しかったです。イワツメクサ、シオガマはまだ咲き残っていました。
<立山黒部アルペンルートについて>
・扇沢→黒部ダム
5台のトロリーバス(2018年11月30日で運行終了、現在は電気バス)はすべて満員で立ち乗り。何回も通っている方にはおなじみで目新しさはないかもしれないが、黒部ダムの歴史を録音放送してくれていて興味深かったが、周囲の喧騒にかき消されよく聞えなかったのが残念。関電トンネルの中には2本の破砕帯(フォッサマグナ)の地層が通っており80mと50mという短距離にも関わらず7か月と12か月(だっけ?)を要したとのこと。行と帰では放送の内容が違っていて工夫されているなと思った。帰りは佐々成正のエピソードなども語られていた。
・黒部ダム→黒部湖
黒部湖の向こうには美しい赤牛岳が。周囲の山々がよく見え大迫力。(帰りは2000m付近から雲が湧いていて良く見えなかった)ダムの放出口付近にほとんど真円の虹が見えた。次のケーブルカーに乗るときは一般客と団体客とで列が分かれており団体ごとに改札を受けていた。1台に乗ることができるのはせいぜい200人くらいだろうから5台のトロリーバスできた乗客のボトルネックになってしまいドンドンたまってしまう。ケーブルカーの改札の際に次に乗車するロープウェイの整理券を渡される。(ちなみに25番であった。)ケーブルカー出発前に駅員の方が室堂の見所などを説明してくれるのだが最後に写真集の営業もするのはさすがに民間営業ですね。(話が終わるまで乗せてくれないのです。)
・黒部湖→黒部平
ロープウェイに乗るまで約40分待たされるので周囲をうろうろ。快晴の中、黒部平から立山連峰が美しく見えるが、山腹にトラバース道が見える。つれあい曰く大観峰から室堂に向かうトロリーバスに乗ってすぐのところからあのトラバース道をたどって東一ノ越に出る登山者のための途中下車できる「雷殿駅」※があるとのこと。
※この「雷殿駅」は翌年1998年8月に登山道が崩落して休止し2013年に正式に廃駅となった模様。
・黒部平→大観峰
そろそろ移動疲れが。それに通路もけっこう寒い。ロープウェイ乗車中は黒部湖を見下ろし絶好のシャッターチャンスではあるが、いかんせん、混んでいるので無理。でもスキー場のロープウェイだったらもっと寿司詰めにするのでまだ余裕があると思った。(帰りのロープウェイは空いていて車掌さんが話してくれたところによると、車内放送のテープには「天気の良いバージョン」と「天気の悪いバージョン」の2種類があるとのことで、帰りは「天気の悪いバージョン」の放送。霧の室堂から下ると逆に晴れてきて黒部湖が見えたときはちょっと感動。)
・大観峰→室堂
トロリーバスに乗り込んでちょっと行くとつれあいが話していた雷殿の降車場にさしかかり、車内放送で降りる人がいないか確認されたが一人もいなかったので、バスは止まらずそのままスルー。(室堂に降りてすぐのところに「玉殿の泉」というのがあったのだがこの時には気づかず、帰りに一口飲んでいった。)
<1日目の宿泊地■剣山荘>
1泊2食8400円×2
山荘に着く前に迷いそうになり、到着が予定より遅れてしまい5時直前。手続きをしていたら5時を過ぎてしまい、本当ならお風呂は5時までなのにご厚意で入れていただきとても感謝!
TVがあって気象状況も分かり本やビデオもたくさん置いてありました。
水が豊富で、トイレはきれいでトイレットペーパー備え付け、しかも水洗!
部屋は2段式の蚕棚、布団は一人一枚でスペースもゆったり。
朝は4:30から電気がついて助かります。
ビール500円×2、コーヒー500円×2
※最初、スタッフの方が「フレッシュを切らしています。」というのが理解できなくて何度も聞き返してしまいました。当時は中部・関西地方ではポーションタイプのコーヒー用ミルクを「フレッシュ」ということを知らなくて、カルチャーショックでした。そしてここは中部・関西圏なのだと妙なことで納得したものです。
※当時は小さいお風呂があったのですが、今は建て替えられたらしく個室が多くなりお風呂ではなくシャワーに変わったようですね。
<2日目の宿泊地■雷鳥荘>
個室1泊2食11500円×2
ガイド本には「大きなお風呂、新館、サイフォンで入れたコーヒー…」とあり期待大。ところが改築中だったので外見の雰囲気は「?」でしたが、部屋に入ると外の音はほとんどせず、きれいに清掃してあり清潔感があって◎。もちろん部屋にTVはありませんでしたが、電灯がありコンセントまである!お風呂はちょっとした源泉旅館のような趣あり。2Fにあるラウンジも素晴らしく食堂※もきれい。春スキーを楽しむベースに使われるだけあって山の写真はもちろんのこと、スキー関係の本もありました。
※8/31、この食堂にあったTVでダイアナ元妃が自動車事故で亡くなったというニュース速報が流れたときの衝撃は今でも覚えています。
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