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Yamareco

記録ID: 2337365
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

鶏冠山 (南ア深南部)

2014年09月14日(日) 〜 2014年09月15日(月)
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:40
距離
12.1km
登り
399m
下り
2,017m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
1:29
休憩
1:03
合計
2:32
12:49
31
13:20
0:00
3
13:23
13:33
3
13:36
14:29
52
15:21
2日目
山行
4:39
休憩
0:22
合計
5:01
6:20
33
6:53
7:04
47
7:51
0:00
47
1872m
8:38
0:00
43
1586m
9:54
0:00
16
コルのある肩
10:10
0:00
40
尾根分岐
10:50
10:58
23
11:21
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
本記事は、南アルプス南部調査人のブログ 「鶏冠鶏冠山ルート記録 2014年9月14日現在」の移行です。

 南アルプス深南部にある鶏冠山は目立たない山ですが、池口集落をベースに池口岳と合わせて周回ルートを組むことが可能です。但し池口岳北峰から南は踏み跡の薄い深南部の典型で、リボン・ペイントも皆無の場所が多くエキスパートのみに許された山域です。その意味で本記事は記録に止めています。

 ポイントの解説は、全て写真のキャプションとして記述しています。特に注意を要するのは:
1.池口岳南峰からの下降点(トレースが行ったり来たりしています)
2.鶏冠山北峰への登りは踏み跡が全くない
3.犬切尾根の下降は、各肩で必ず方向を確認してください
4.標高1100mで一度沢筋に降り、左の尾根への乗換え
5.池口川に降りてからは、安全な徒渉点を臨機応変に探してください
 (GPSトレースは谷筋のため暴れています)
池口岳北峰からは、池口岳南峰を通る主稜線とその鞍部にある笹ノ平を俯瞰することができます。北峰からは踏み跡は消えて殆どありません
2014年09月14日 12:47撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
1
9/14 12:47
池口岳北峰からは、池口岳南峰を通る主稜線とその鞍部にある笹ノ平を俯瞰することができます。北峰からは踏み跡は消えて殆どありません
池口岳北峰から鞍部への降りは急勾配の笹原の斜面で非常にすべりやすく注意が必要です。北峰と南峰の中間にある小さなピークを含めてルートは殆ど稜線上又は稜線直下のガレと反対側の寸又川側にあります。部分的に痩せています。またガレの側に降りる踏み跡がありますので注意が必要です
2014年09月14日 13:16撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
9/14 13:16
池口岳北峰から鞍部への降りは急勾配の笹原の斜面で非常にすべりやすく注意が必要です。北峰と南峰の中間にある小さなピークを含めてルートは殆ど稜線上又は稜線直下のガレと反対側の寸又川側にあります。部分的に痩せています。またガレの側に降りる踏み跡がありますので注意が必要です
池口岳南峰は展望はありませんが、日当たりの良い気持ちの良い山頂になっています
2014年09月14日 13:25撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
1
9/14 13:25
池口岳南峰は展望はありませんが、日当たりの良い気持ちの良い山頂になっています
笹ノ平への降りは山頂ではなく、北峰へ標高差約30メートル降った地点から真西に伸びるガレの南側の尾根を降ります。この場所は非常に分かり難く注意が必要です。単純に言えば、長野県と静岡県の県界尾根ですので、地形図さえ確認すれば問題なく降ることができるでしょう。山頂から降った左折点にペイントを施しました
2014年09月14日 14:19撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
9/14 14:19
笹ノ平への降りは山頂ではなく、北峰へ標高差約30メートル降った地点から真西に伸びるガレの南側の尾根を降ります。この場所は非常に分かり難く注意が必要です。単純に言えば、長野県と静岡県の県界尾根ですので、地形図さえ確認すれば問題なく降ることができるでしょう。山頂から降った左折点にペイントを施しました
尾根は部分的に痩せてます。左側から沢音が聞こえてきますので、必要であれば取水してください。笹ノ平は一面の笹原ですので、幕営箇所は非常に限定されます。鞍部付近にもサイトはあります。ここに幕営する場合は、東に延びる緩やかな沢筋を降り、沢筋が南に曲がる地点から少し降った場所で取水が可能です。但し藪漕ぎですので往復30分弱かかります
2014年09月14日 15:13撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
1
9/14 15:13
尾根は部分的に痩せてます。左側から沢音が聞こえてきますので、必要であれば取水してください。笹ノ平は一面の笹原ですので、幕営箇所は非常に限定されます。鞍部付近にもサイトはあります。ここに幕営する場合は、東に延びる緩やかな沢筋を降り、沢筋が南に曲がる地点から少し降った場所で取水が可能です。但し藪漕ぎですので往復30分弱かかります
鶏冠山北峰への登りは、踏み跡は全くありません。適当に歩きやすい場所を探してシダの斜面を上へ上へと登ってください
2014年09月15日 06:41撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
9/15 6:41
鶏冠山北峰への登りは、踏み跡は全くありません。適当に歩きやすい場所を探してシダの斜面を上へ上へと登ってください
鶏冠山北峰も殆ど展望はありません。木々の間から仙丈ヶ岳が見えます。下山は木々を避けながら西北西に行きます。部分的に踏み跡があります
2014年09月15日 06:57撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
1
9/15 6:57
鶏冠山北峰も殆ど展望はありません。木々の間から仙丈ヶ岳が見えます。下山は木々を避けながら西北西に行きます。部分的に踏み跡があります
池口集落への尾根は犬切り尾根と呼ばれる長大な尾根で、尾根の分岐点では注意が必要です。2057mの尾根の肩で北西に方向が変わります。2020m地点で道なりに真っ直ぐに降りずに、再び西に進みます。1872m地点から尾根筋が不明瞭になりますが、幸い此処には明瞭な踏み跡がありますので、それに乗ってください。1720m地点に水場の標識があります。筆者は未確認です
2014年09月15日 08:04撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
9/15 8:04
池口集落への尾根は犬切り尾根と呼ばれる長大な尾根で、尾根の分岐点では注意が必要です。2057mの尾根の肩で北西に方向が変わります。2020m地点で道なりに真っ直ぐに降りずに、再び西に進みます。1872m地点から尾根筋が不明瞭になりますが、幸い此処には明瞭な踏み跡がありますので、それに乗ってください。1720m地点に水場の標識があります。筆者は未確認です
此処まで降れば後は忠実に尾根筋を歩けば問題はありません。1568m付近はブナの混じる大木の美しい森です
2014年09月15日 08:40撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
1
9/15 8:40
此処まで降れば後は忠実に尾根筋を歩けば問題はありません。1568m付近はブナの混じる大木の美しい森です
池口集落への最短ルートであるシャクナゲ沢ルートへは、1535.8m三角点の山頂部の西にある明瞭なピークの山頂部から北に降って行きます。山頂より少し先に標識がありますので、それを確認して下山を始めるのが確実です
2014年09月15日 09:22撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
9/15 9:22
池口集落への最短ルートであるシャクナゲ沢ルートへは、1535.8m三角点の山頂部の西にある明瞭なピークの山頂部から北に降って行きます。山頂より少し先に標識がありますので、それを確認して下山を始めるのが確実です
此処から下はリボンが各所にありますので、それを確認してください。注意点は1460mで北西へ、1350mで尾根なりではなく再度北西へ、1300mのコルを伴う肩でそのまま北西をキープします。この辺りから非常に急になりますので、滑落に最新の注意を払ってください。1100mの「尾根分岐点」標識地点で左に見える沢に降り、渡ってそのままトラバース気味に降ります。石がゴロゴロして非常に危ないですので注意が必要です
2014年09月15日 10:08撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
9/15 10:08
此処から下はリボンが各所にありますので、それを確認してください。注意点は1460mで北西へ、1350mで尾根なりではなく再度北西へ、1300mのコルを伴う肩でそのまま北西をキープします。この辺りから非常に急になりますので、滑落に最新の注意を払ってください。1100mの「尾根分岐点」標識地点で左に見える沢に降り、渡ってそのままトラバース気味に降ります。石がゴロゴロして非常に危ないですので注意が必要です
ここから先は写真を撮る余裕も持てない程急な坂道です。注意に注意を重ねて降ってください。890m地点で直進せずに右にトラバースしながら河原を目指します。河原に降りる地点は地形図のガレ表示の西端辺りです。
登山口の小さな標識のある地点で河原に降ると堰堤が見えます。堰堤越えの梯子は右岸ですので、適当な場所を探して渡渉が必要です。越えた後は河原に降りずに、擁堤の上を歩き、右が植林帯になったら一段上の道路に登ります。人家を通り抜けそのまま行くと、池口集落の池口岳登山ルートの林道に合流します
2014年09月15日 10:57撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
9/15 10:57
ここから先は写真を撮る余裕も持てない程急な坂道です。注意に注意を重ねて降ってください。890m地点で直進せずに右にトラバースしながら河原を目指します。河原に降りる地点は地形図のガレ表示の西端辺りです。
登山口の小さな標識のある地点で河原に降ると堰堤が見えます。堰堤越えの梯子は右岸ですので、適当な場所を探して渡渉が必要です。越えた後は河原に降りずに、擁堤の上を歩き、右が植林帯になったら一段上の道路に登ります。人家を通り抜けそのまま行くと、池口集落の池口岳登山ルートの林道に合流します
撮影機器:

感想

 多分堰堤から集落林道に出る何処かで「ヤマビル」に食われました。草原を歩く場合はスパッツ(ゲイター:無いよりは幾分マシ)を着装し、林道に出たら足元/靴の中を確認される事をお勧めします。「ヤマビル」は塩をかければ離れます。無理やり引きはがすと歯が残ってしまいますので、注意してください。なお血はほっておいてもなかなか止まりません、バンドエイド等を張ってください。

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