白馬三山 (日帰り)


- GPS
- 10:37
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 2,227m
- 下り
- 2,223m
コースタイム
天候 | 曇時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
第二駐車場も50台程駐車が出来ます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
下山後はみみずくの湯(500円)がおすすめです。 |
写真
感想
[12日(金曜)]
仕事が定時に終わったので
夜バスケしようか、
28日に控えるフルマラソンの練習しようか、
登山仕度して移動しようか…を悩み
「一日置きに全部やる!!」と決める。
今回の登山は先週の雨飾山があまりにも簡単で不完全燃焼だったため
もっとガッツリ登山をしたい!という流れでした。
あちらこちら調べる時間も
バスケが終わって22時帰宅の時点であまりなくって、
天気予報から絞ってみることにした。
新潟雨…秋田曇…関東晴…長野晴…
狙い目は行きやすい北アルプスだけど、那須岳周回もいいなぁ。
3合炊いてall若芽おにぎりを作りつつ白馬に未練があることを思い出して白馬三山日帰りを決意する。
[13日(土曜)]
0:10 出発、もちろん下道で国道8号線。
3:00 猿倉第二駐車場到着。
到着したら寒い寒い…5度?(゜ロ゜)体感は0度くらい。
星がすごく綺麗で見惚れてたいけどすぐに鳥肌…寝る。
4:00 エンジン切って寝てたから寒くて起きる。
Au IPHONEで白馬三山日帰りを調べてたら、
みなさん朝3〜4:30には出発してるみたい。
(´□`)え…でも…秋に出会う熊は怖いよな…。
とりあえずまだ寝ていたい体を起こして出発準備。
4:50 出発。寒いじゃん!フリースとペタッと晴れるカイロを装着していざ出発
暗い暗い登山道、すぐに鑓温泉・大雪渓の分岐。
こないだ白馬岳から見た杓子〜鑓ヶ岳を思い出したら
白馬でまた引返してしまうんじゃないかと思って鑓温泉コースを選択。
まだまだ暗い登山道を駆け抜ける。
中山沢過ぎたところでモルゲンロート!おまけに紅葉がすんばらしい!
こんなプレゼントをくれる北アルプスがやっぱり大好きです。
6:00 小日向のコル
紅葉を探しに来た甲斐がある場所だった。
しかしこのコース長いですね(=_=;)
鑓温泉まですぐだと思ってたのにガンジロに着いた時点で息が上がってるし
前日バスケした影響からか、太ももが悲鳴をあげてる気がした。
薄っすら見える八ヶ岳を見ながら三浦雄一郎語録を思い出した。
「呼吸は吸うのではない。吐くものだ」と。
なに言ってるんだ?と過去何度か試したことがあるけど全く意味が分からなかった。
でも今回もやってみたら出来た。
呼吸は疲れてなくても大きく吸う&吐くを出来るだけ素早く大袈裟に繰り返すと酸素が多く取り込まれるので長い時間休憩無しに歩ける仕組み。
吐く動作は体の毒を出すとわかったので三浦さんの意図がわかった気がした。
お陰様でガンジロに辿り着いた時にへばりついてた乳酸が居なくなった。
(この後もこの呼吸法で楽々だった)
7:25 鑓温泉
あぁぁぁ…浸かりたい。
これから登る白馬も、
明日走るマラソン練習なんていいから今の疲れを癒したい…
入浴してたお兄さんたちはテント2泊で鑓温泉満喫ですって…羨ましすぎる。
誘惑を抑え込み出発。
その温泉すぐ上で沢が流れてる場所がありコースアウト。
間違いに気付いたのは登れなさそうな滝があったので引返しましたが、
下りで滑って左手小指を強打。ぶつけました。
折れてはなさそうだけど軍手が紅葉してます。
あのまま気づかず登ったら危なかったな…。
大出原あたりで3人に出会う。
みなさん稜線はすごい雪で風もすごい。
景色なんかもちろん楽しみなくてただ歩いてるだけでしたよ…と言う。
白馬山荘も今日(13日)でクローズになるとのこと。
おじさんに危ない行程だよとやんわり言われてる気がした。
まあ、体験してきた方々が言うなら楽しくなさそうだな(´〜`;)
温泉に行くのもありだけど、3人目のお兄さんに危険個所聞き込みしたら
踏み外したら崖に落ちるという危険個所もないらしいのでホッとする。
決意揺らいだけど。やると決めればやる!と奮起する。
天狗〜温泉〜白馬鑓分岐
稜線に出ただけで噂通りの冷たい風、積もった雪、ガスで視界不良…
分岐から2m下れば風は止み秋を感じられるような場所です。
寒いのでレインウェアを装備して鑓ヶ岳を目指す。
雪の足跡を発見してついていく。
積雪は10cm〜15cmはあったかな。もう冬なんだなぁ。
黙黙と足跡を頼りに鑓ヶ岳山頂到着(9:40)。(なぜにハングル語標記なんだろう?)
寒いので足早に杓子へ。
晴れ間がちらちら出てきた時に杓子がみえた(^^)すぐじゃん。
10:20杓子岳山頂到着。
景色が残念だったけど、もうしばらくは来ないかな…。
杓子から下りが続く…
晴れた!と視界を遮ってた山肌が姿を現した。
コルがあって心臓破りの坂道が白馬岳へと続いてるらしい。
もちろん眉間に皺を寄せる(笑
その坂道に2人発見!1人は登り終えて杓子とこちらを見てる黒い人。
もう一人は赤いザックをしょってる人。
どちらかの人が迷いやすい雪道を足跡でここまで導いてくれた。
本人は知らずともお礼が言いたいなー。
黒い人は識別できなそうだから赤い人に決定(^^)
さあ、追いつくように登ろう。
さすがに白馬三山。易々とは登らせてくれませんね。
ヒーハーヒーハー三浦式で山頂小屋手前の丸山で腰を下ろす(10:50)
赤い人居た!けど少し休もう…。
残すは白馬岳、もうちょっとだがあとちょっとが遠い。
山頂小屋分岐まで下りだから呼吸を整えつつゆっくり歩いてみたらすぐに着いた。
ここまで来て11時なら下りは余裕。一回登っておいて良かった。
11:18に白馬山荘。
赤いザックの人発見!とお喋りしたら猿倉大雪渓ピストンの人でした…。
山頂かな?と山頂目指す。
山頂に行くまでの間、前にhariさんと来たときは楽しくお喋りしてあっという間に着いたのに1人だとすごくすごく長く感じました。
(11:33)山頂に着いた時に栂池から来たおじさんがポツンと居ました。
滋賀県から来たそうです(^^;遠方からお疲れ様でした。
写真を撮ってもらいました。
けど辺りはガス。
晴れそうな気配があり5分くらい待ってみたけど晴れは来ず、
お腹が空いたから白馬山荘でお昼することにしました。
(11:45)一服しようと山荘前にある喫煙場所に赤いザックのお兄さんがタバコ吸ってました。
「どちらから来ましたか?」
「鑓温泉からです」
出会えた!この人だ〜。
足跡の恩人に感謝を告げて下山も同じルートだったので一緒させてもらうのをOKしてくれました。
お兄さんはこれから頂上というので、赤いザックを見守りつつ山荘脇のテーブル付ベンチで昼ごはん。
しかし杓子辺りから手先が痺れていた。血行障害なのか凍傷なのかわからない。
ジェットボイルで体が温まりそうなカレーヌードルとおにぎりを頬張る。
晴れ間が杓子と鑓ヶ岳を照らし出す。
あそこから来たんだなぁってあんまり信じられない。
コーヒーを飲みつつ一服。でも痺れは取れない。下れば治るのかな…
早く下りたいなとお兄さん待ってたら来ました(^^;ナイスタイミング。
お兄さんは茨城から来たというアウトドアショップの店員さんでした。
羨ましすぎます(゜ロ゜)社員割引…ぶつぶつ
でも夏シーズンが繁忙期で休めないらしく、
シーズン終わりの秋口がねらい目なんだってね。
ちなみにこの人は猿倉→鑓温泉1泊→鑓→杓子→白馬→大雪渓で下山。
朝7時少し前に温泉スタートだったみたいです。
さて、12:35下山開始。
下りつつ年齢確認…同い年でした笑
でも引き続き丁寧語で話す。
下山ルートは暖かい陽気で紅葉真っ盛り。
でも痺れが取れないので問題がザックにあるのかな?と歩きながら問題点を探す。
憶測から脇を絞めつけていたショルダーを緩ませてみた。
効果覿面。原因はこれだったんだね。
雪渓上部末端???どこだ。
ガスで確認できない。
ガスは岩室付近の雪渓が溶けて作られたものだよね?と教えられて、下ればすぐに視界が開けた。
これが大雪渓?小さい人がぴょんぴょん跳ねてる笑
どうやらクレパスがあるらしい。
ずいぶん溶けたなぁ。それに砂利だ岩が散らかってて汚いw
前に来た時よりもだいぶ下にありました。
アイゼン装着してクレパス回避体験(^^;薄っすら筋が入ってます。
雪渓もすぐ終わり、細かい砂利道を恐る恐る下る。
これがまた崩れやすく滑りやすくて歩きにくい。
登りルートでここ選んでたらやる気なくしてピストンだったな…。
白馬尻山荘に到着(14:30)
一服しながらお兄さんがバドワイザーを美味しそうに飲む。
「登ったらもちろん飲むよね」(´▽`)とか幸せそうな顔してました。
山頂付近ですれ違わなかったのは山荘でビールを飲んでいたそうです。
登山の幸せは各々あるけど、飲んで登山する人は感心してしまいます。
20分ほど休憩して楽々の下山しながら林道で楽しく会話。
やっぱり一人歩きでもこんな風にナンパして歩くのは私の中で醍醐味なのかもしれません。
15:28猿倉山荘GOOL!!
お兄さんほんとにありがとう(^-^)
握手を誘われて軍手じゃ…軍手脱いで握手。
ここでお別れ。
さて、レコ見てくれたかなw
朝9時に大出原で出会ったおじさんが駐車場に居て手を振ってくれた。
もちろん無事でしたよ〜。
山荘から下り道、追い越し追い越されデッドヒートをしていたソロの人が第二駐車場まで下ってきた。
車のナンバー見て「長岡から来たんですね!」と意気揚々。
実家が新発田で今の住まいは宮城だそう。
新発田に嫁・子ども置いて白馬に来たそうです笑
相当好きですね(^^)
帰り道にローソンでカラアゲ君頬張りながら白馬を振り返る。
食べても眠たくなかったので、みみずくの湯に浸る。
(17時)国道8号線で帰る。やっぱり下道で。
21時眠たさ満点の中帰宅してホットモットの弁当食べて片付けずに寝る…。
〜追記〜
今年一番?なんじゃないかな。
飯豊山日帰りや遅刻スタートでやっつけた岩手山を凌ぐすごい山行でした。
白馬はご褒美をくれる山ですね。
次は猿倉→鑓温泉→白馬鑓→唐松下山もいいなぁ。
そういえば、山頂小屋手前の丸山ですれ違ったトレランの人が「唐松行ってきます!」と言ってました…。唖然。
モンスターがどこにでもいる北アルプスはやっぱりすごいですね。
帰宅後のホットモットの件で「激走!日本アルプス大縦断(録画)」を観たら自分の山行がちっぽけに見えてきました(^^;
でもトレランはレースなので私はしません。
花・景色・温泉に紅葉、それに登山で出会う登山中毒者さんとの会話がなんて楽しい。
ぼくはそんな登山がしたい。していきたい。
これから出会う人、過去に出会った人に感謝します。
いやはや本当に地球人なのか!?
アルプス大縦断もう一回観ちゃったよ。
正式名称はトランス・ジャパン・アルプス・レースという。
このトレラン8日で415キロとかむりだ。一日52キロ走らなきゃいけないってことか。
優勝賞金はなんと!!…でないらしい。名誉が貰えます。
ルートは日本海から北/中央/南アルプスの名峰を経て太平洋ゴール。
各所行われるトレランの大会で上位入賞を繰り返すと28名様に声がかかるらしい。
バケモノだわぁ笑
pennylaneさんコンバンワです。
負傷した手は大丈夫ですか?この日の天候で三山の稜線歩きは大変だったのではないでしょうか?(散々?なんてね)でも感想と画像から楽しんでいる雰囲気が、ビシバシ伝わって来るのは何故なのでしょうか?やはり出身地の根性が座っているか
他の山行も同様なのですが、通常一泊二日の工程を一日で歩いていますね。
稜線の天候が悪い割には、素晴らしい風景の画像が幾つも有り、素んばらしいと感じました。
八方尾根から眺めた白馬三山は終始雲の中にいましたね。
kintakunteさんこんばんは〜。
コメントありがとうございますm(u_u)m
散々ではなく三山楽しかったですよ
お初の方に負傷の手も気遣ってくれるなんてありがたい…。
まだぶつかったらビリビリ痛いですけど折れてはなさそうです(^^;
出身地の根性って面白いですね
そうなのかな…地元でも特質な性格だったのかもしれませんが…。
天気予報で白馬晴れ!と言ってましたが間違いですよね
でも、垣間見る山肌を撮れたのはラッキーでした。
白馬から唐松方面は見れなかったですけど、kintakunteさんの写真で八方や遠目からの三山満喫してました。
見れて良かったです(^-^)ありがとうございます。
もちろん1泊2日の山行は憧れますヨ!テントあればどこでも行けますもんね!
2泊で剣から薬師通って槍とかやってみたいです笑
pennylaneさん今晩は
白馬山頂の写真を撮らさせていただいたyosshyです。
白馬鑓ヶ岳も凄そうですね。
三国境〜白馬山頂も同じような状況でした。
pennylaneさんの言葉で白馬鑓ヶ岳あきらめて正解だったようです。
それにしても私のほうが早く下山を開始したのに
猿倉到着は2時間近くも違っているのは驚きですね。
またどこかの山でお会いしたときよろしく。
yosshyさんこんばんは(^o^)
写真撮影ありがとうございました〜。
白馬鑓に行く予定だったんですね
あの天候考えて白馬岳から鑓まで行くのに3時間か3時間半ですかねぇ。
下って暖かい温泉テン泊か、寒い天狗でテン泊か…
夕方迎えてからのテント設営を考えると…天狗(^^;
雪渓下ったのは好判断だったのではないでしょうか。
yosshyさんのページを拝見したのですが、9月16日に白馬岳来てるんですね
私は猿倉⇔白馬岳ピストンでしたけど同じ日に2度も笑
2度あることは3度あるらしいので、こちらこそまたどこかでお会いしたらコーヒーでも淹れさせていただきます
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